上 下
89 / 101
創生の杖

16 孫、脅威の新人現る!

しおりを挟む
『えー……続きまして本戦ベスト4決定戦……第二試合を始めたいと思います……』
『何度も何度も……異臭攻撃……挙句縮れた毛を口の中に放り込まれるなんて……』

 解説の娘とサーリアはどんよりとした空気を放ちながらも、なんとか解説としての責務を全うしようと頑張っている。

 俺はそんな二人の様子を、舞台袖から眺めた後、次の対戦相手になるであろうこの一戦の勝者を観察すべく、舞台の上へと注意を戻した。

 舞台の上には既に一人の優男風の者が立っていた。
 優男風……なぜ疑問系なのかと言うと、単に目の前で立つ彼はフードを目深に被っていて、見た目が細身だということと、腰に片手剣を下げている事しか分からなかったからだ。
 そんな中、解説席でやる気なく座るサーリアが、突然大声を上げた!

『え~……と……はぁ?!ちょっと!これホント?!ベスト16の時と名前が違くない?!』

 その声に俺を含めたすべての観客の視線が解説席に注ぎ込まれる。

『え~……ああ。フードを深く被っていたから分からなかったのと……偽名を名乗っていたのをやめたそうですね』
『う~……納得行かない!だいたいこんなヤツ見たことない!』

 もう一人の解説の娘が資料を手に取ってそう説明するが、サーリアは手をワナワナと震わせて、解説席の机をドン!と叩く。

 それを見て、横に座る解説の娘は軽く息を吐いた後、声高に選手のコールを告げる。
 
 そのコールに俺は驚愕する事となった。

『ええと……伝説の傭兵!スズキコウタの孫!バスク!グレイブと続き!3人目の登場だああ!スズキソウタ!』

 その娘のコールに会場はどよめきに包まれる。
 そんな中、目の前のスズキソウタという彼は目深に被ったフードをバサッと脱いだ。
 現れたのはスズキ家の家系でも血を濃く残した者に受け継がれる緑髪を中央から2つに分けた髪、そして額には──

「あのバンダナは……」
『お爺ちゃんのバンダナ……』

 そう。スズキソウタと名乗った男が額に巻いていた布は、お爺ちゃんの若き日の肖像画や、伝記の数々に描かれていた物そのものだ。

 一瞬帝都で販売されている英雄グッズかもと疑ったが、視力を強化して見れば、そのバンダナの質感は帝都で売っているような劣化コピーの紛い物と明らかに違うのがわかる。

 チラリと解説席に座る従妹の表情を盗み見ると、どうやら彼女も同じ判断を下したのか、苦虫を噛み潰した表情で歯軋りをしている。

 多分この光景を見ていたら恐らくバスク兄さんもサーリアと同様に歯軋りして悔しがるだろう。

「ヤツが真の後継者ってことか……」

 ヤツが着けているバンダナは、以前にお爺ちゃんが一人の後継者を決めた時に贈ると言っていた、この世で一つの英雄の証なのだから……

 ギリッ──

「ッ────」

 どうやら俺も知らず知らずに歯を食いしばっていたらしい。
 余りにも強く噛み締めたせいで歯が欠けてしまったのか、口の中がザラザラする。
 やむなく俺は回復スキルを使いつつ、目の前のスズキソウタに意識を集中させる。

『えー……対するは北方で知らぬ人無し!北方不敗!マスターガリナ』
 
 相手は毎年上位入賞をしてくるガリナの戦士。
 無手から繰り出される数々の武技は惚れ惚れとする程だ。
 運良くここ数年、毎年バスク兄さんと当たってくれているお陰で俺は当たってなかったが、もしも当たっていたのなら、去年までの俺では太刀打ちなぞ出来なかっただろう最強クラスの一人だ。

 この人にもしもスズキソウタが勝つようならば、いよいよ本物の可能性が出て来るというものだ。

『それでは!始め!』

 開始の合図がかかるが、マスターガリナは油断なく構えているだけで自分から攻める気配を見せない。

 彼の戦闘スタイルは後の先を取る。今年も変わらず同じスタイルみたいだなと、俺は視線をスズキソウタの方へと向ける。

 腰に下げている片手剣からして、剣使いなのだろうと思っていたのだが、その腰の剣を抜く気配がまるでない。
 一体どうするのか?と注目していると、目の前のヤツはニヤリと不適な笑みを浮かべた。

「俺が剣を抜くまでもないな。よし、前日に誰だったかがこんな事をしていたな!」

 そう言うや、腰の剣を掴むと、鞘ごと舞台の上から放り投げた!

 その光景を油断なく構えたまま見ていたマスターガリナだが、放つ殺気がにわかに強まってくるのがわかる。

「…………貴様、俺を侮辱する気か?」
「侮辱もなにも、俺が剣を使えばお前なぞ赤子以下だからな。もっとも、素手でも変わらないけどな」
「ッ────この若造が!」

 スズキソウタの余りにもの暴言に、マスターガリナは額に青筋を浮かべて怒り狂うが、流石は歴戦の猛者。
 自分の戦闘スタイルを崩してまで前に出る事をしない。
 それを見てスズキソウタは「はん!」と鼻で笑ってこう続けた。

「オッサンは威勢がいいだけで攻めて来ないじゃないか。仕方ないから俺が先に手を出してやるけど──しっかりと防げよ?」

 その言葉が終わると同時に、俺の瞳の中に光が奔った。

 正確にはスズキソウタがマスターガリナの目の前に、瞬時に移動しただけなのだが、俺の瞳にはただ光が奔った風にしか見えなかっただけだった。ただそれだけの事だ。

 マスターガリナも、当然のように突然目の前に現れたスズキソウタに対する反応が遅れた。
 その驚愕に目を見開く様をゆっくりと目に焼き付けたスズキソウタは、拳を引き絞ると風を斬り裂くなどと表現するには生易しい程の速度で拳を撃ち出した!

「オラァ!」

 ドゥゥン!

 そんな大砲を撃ち出した時のような重く激しい音が、マスターガリナの耳を掠め、その背後の壁にぶち当たる。
 すると、それが当たった壁は大砲の直撃を受けたかのように爆発四散。

「うん。この程度なら取り敢えず即死はしないだろ?」

 大丈夫だよな?と言いたげに顎をしゃくりあげる格好でマスターガリナを見下ろすように見やるスズキソウタに、引き攣った笑みを浮かべるマスターガリナ。

 正直俺が全力でガードしたら防げるレベルの一撃を、容易く振るい、それすらも適当に手加減しましたと宣うスズキソウタに、マスターガリナの勝ち目など既に欠片もない。だが──

「例え負けるとしても!無様に降参などもってのほか!喰らえい!〈デッドリーウェーブ〉!」

 ギン!と瞳に力を宿し、マスターガリナはスキルを放つ!

 目と鼻の先で無防備な姿を晒しているスズキソウタに、流れるような動きで額、鼻下、喉、心臓、鳩尾と拳を叩き込む!
 ぐらりと崩れそうになるスズキソウタ目掛け、マスターガリナは両足を揃え、腹から力を吐き出すような発勁をスズキソウタの胸に叩き込んだ!

『マスターガリナの必殺技あああ!』
『なんだ。大したことないじゃん!やっぱり偽物じゃん!』

 その全てを無抵抗に喰らったスズキソウタはガクリと膝を折って舞台上に突っ伏────さない?!

「うん。いい感じに体内の力を使っているみたいだな。これなら剛体術も使えるんだろ?」

 明らかに膝を折って、今にも舞台上に倒れ込みそうになっていたハズのスズキソウタは、折った膝をまるで屈伸でもするかのように伸ばし、平然と立ち上がった。

 これにはマスターガリナどころか解説席で偽物コールをしていたサーリアも絶句。

「よしよし。お互いに一撃ずつ打ち込んだ事だし、次行こうか!俺は全力で胸目掛けて拳を突き出すぞ?しっかりとガードするか、必死に避けないと胸に大きな風穴が空く事になるから注意しろよ?」

 と、ユーモア溢れる説明をするスズキソウタだが、まるで笑えない!言われた通り、全力でガードするか必死に避けないとマジで風穴空く未来しか見えない!

 マスターガリナは構えたままだが、額にはびっしょりと脂汗を浮かべている。
 後の先を得意とするマスターガリナだが、先の先とも言える見えない一撃にはどうにもならないに違いない。

「いくぞー?覚悟を決めろよー?オオォォォラゥァアア!」
「ご!〈剛体術〉!」

 スズキソウタはマスターガリナの目の前で、拳をゆっくりと引き絞り、ズン!と片足を前に踏み出し、必殺の一撃を撃ち出した!

 そして砲弾のような拳は辛うじて腕をクロスした所に撃ち込まれた。

 べギャベギャ──────ゴゥゥン!

 骨が砕ける音が大きく聞こえた瞬間、その音を掻き消すように風を斬り裂いた音が響き渡る。

 そして、舞台の上で拳を受け止めたマスターガリナの姿は既にそこには無かった。

「まさか粉微塵?!」
「そんな訳あるか!しっかりと舞台下に転がってるだろ!」 
 
 ガヤガヤとざわめく会場の中で、俺の声を耳聡く聞き分けたスズキソウタは俺に向かって顔を向けて舞台の外を指差した。

『えぇ……マスターガリナ場外!よって!スズキソウタ選手の勝ち抜きとなります!』

「やべえええ!あいつバスクより強えぞ!」
「孫ランクに変動が?!」
「これはカスミやサーリアちゃんも危ういか?!」

 勝ち名乗りに合わせて舞台上から観客席に向かって手を振るスズキソウタに、観客席からは喝采の嵐が降り注ぐ。しかし────

「……俺の名は?」

 誰も俺の名前だけは比較対象に上げてくれなかった。
 悔しくなんかないんだからなッ!



 

  
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界転生したらよくわからない騎士の家に生まれたので、とりあえず死なないように気をつけていたら無双してしまった件。

星の国のマジシャン
ファンタジー
 引きこもりニート、40歳の俺が、皇帝に騎士として支える分家の貴族に転生。  そして魔法剣術学校の剣術科に通うことなるが、そこには波瀾万丈な物語が生まれる程の過酷な「必須科目」の数々が。  本家VS分家の「決闘」や、卒業と命を懸け必死で戦い抜く「魔物サバイバル」、さらには40年の弱男人生で味わったことのない甘酸っぱい青春群像劇やモテ期も…。  この世界を動かす、最大の敵にご注目ください!

お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜

双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。 勇者としての役割、与えられた力。 クラスメイトに協力的なお姫様。 しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。 突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。 そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。 なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ! ──王城ごと。 王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された! そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。 何故元の世界に帰ってきてしまったのか? そして何故か使えない魔法。 どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。 それを他所に内心あわてている生徒が一人。 それこそが磯貝章だった。 「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」 目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。 幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。 もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。 そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。 当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。 日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。 「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」 ──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。 序章まで一挙公開。 翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。 序章 異世界転移【9/2〜】 一章 異世界クラセリア【9/3〜】 二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】 三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】 四章 新生活は異世界で【9/10〜】 五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】 六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】 七章 探索! 並行世界【9/19〜】 95部で第一部完とさせて貰ってます。 ※9/24日まで毎日投稿されます。 ※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。 おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。 勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。 ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。

【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断

Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。 23歳の公爵家当主ジークヴァルト。 年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。 ただの女友達だと彼は言う。 だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。 彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。 また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。 エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。 覆す事は出来ない。 溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。 そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。 二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。 これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。 エルネスティーネは限界だった。 一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。 初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。 だから愛する男の前で死を選ぶ。 永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。 矛盾した想いを抱え彼女は今――――。 長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。 センシティブな所へ触れるかもしれません。 これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。

俺のチートは課金ショップ?~異世界を課金アイテムで無双する~

GARUD
ファンタジー
 俺の名前は鈴木幸太。年は35才。自他共に認める中年だ。  アパートで一人暮らしの俺の私生活は、会社とアパートの往復と、夜中にやるVRMMORPGだけ。  彼女?年齢=彼女居ない歴だが文句あるか?  んで、俺は今日も夜にVRMMORPGにログイン。飛行スキルで空を飛んでいたら、仕事の疲れで寝落ちしていたのか、たまたまアプデで実装予定の土地に突き刺さってしまっていた。よくある侵入禁止エリアだ。  実際、意識を取り戻した俺の脳内には侵入警告アナウンスが流れている。  俺はヤレヤレと言った具合で肩を竦めて禁止エリアから出る為にテレポートの巻物を使ったのだが──  主人公鈴木幸太がテレポートしたのはまさかの異世界?!  ログアウトもGMコールも使えない!  使えるシステムコンソールは課金ショップだけ!  見た事もない建物に見た事もない魔物!極めつけは何故か自分のLvと装備がリセットされている事だった!  課金ショップを駆使して異世界を生きていく!変則系異世界無双ファンタジー!    画像はゆうひなさんのブログから。  二次転用は禁止となっております。    

異世界でのんびり暮らしてみることにしました

松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。

漆黒の私刑人〜S級パーティーを追放されたので今度は面倒事から逃げてのほほんとしたいのに・・・〜

KeyBow
ファンタジー
 この世界では15歳になった秋に何かしらのギフトを得る。  ギフトを2つ得たランスタッドは勇者パーティーに入るも7年経過したある日、嫉妬からパーティーを追放され、ショックから腐っていく。  ギフトを2つ持つ者は記録になかったが、期待外れとされた。  だが、皮肉にもそれにより第2のギフトが覚醒。それは超チートだった。    新たに修行で得た力がヤバかった。 その力を使い秘密の処刑人になり、悪を断罪していく。  また、追放されて腐っている時に知り合ったルーキーを新たな仲間とし、立ち直ろうと足掻く。そして新たな出会い?    悪い奴は情け容赦なくぶった斬る!  夜な夜な私刑を行う。表の顔はお人好しな中級〜上級冒険者!  ここにダークファンタジー開幕!

ポニーテールの勇者様

相葉和
ファンタジー
※だいたい月/木更新。 会社を辞めて実家に帰る事にした私こと千登勢由里。 途中で立ち寄った温泉でゆっくり過ごすはずが、気がつけば異世界に召喚され、わたしは滅びに瀕しているこの星を救う勇者だと宣告されるが、そんなのは嘘っぱちだった。 利用されてポイなんてまっぴらごめんと逃げた先で出会った人達や精霊の協力を得て、何とか地球に戻る方法を探すが、この星、何故か地球によく似ていた。 科学よりも魔力が発達しているこの世界が地球なのか異世界なのか分からない。 しかしこの星の歴史と秘密、滅びの理由を知った私は、星を救うために頑張っている人達の力になりたいと考え始めた。 私は別に勇者でもなんでもなかったけど、そんな私を勇者だと本気で思ってくれる人達と一緒に、この星を救うために頑張ってみることにした。 ついでにこの星の人達は計算能力が残念なので、計算能力向上のためにそろばんを普及させてみようと画策してみたり・・・ そんなわけで私はこの星を救うため、いつのまにやら勇者の印になったポニーテールを揺らして、この世界を飛び回ります!

転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ?

N
ファンタジー
目が覚めたら…目の前には白い球が、、 生まれる世界が間違っていたって⁇ 自分が好きだった漫画の中のような世界に転生出来るって⁈ 嬉しいけど…これは一旦落ち着いてチートを勝ち取って最高に楽しい人生勝ち組にならねば!! そう意気込んで転生したものの、気がついたら……… 大切な人生の相棒との出会いや沢山の人との出会い! そして転生した本当の理由はいつ分かるのか…!! ーーーーーーーーーーーーーー ※誤字・脱字多いかもしれません💦  (教えて頂けたらめっちゃ助かります…) ※自分自身が句読点・改行多めが好きなのでそうしています、読みにくかったらすみません

処理中です...