39 / 101
激闘!帝国武術大会
2 孫、カスミと一緒に修行する!
しおりを挟む
「ちょっと……爺ちゃん休憩……」
「ダメだ!キツくなってからが本当の修行ってどっかの山で霊能力の師範が言ってた!」
「ハァハァ……れいのう……なにそれ?」
「ゴーストやゾンビ系の不死属性を持った魔物を狩る人達だな。たぶん」
「多分って……」
「こうあれだ!極楽へ逝かせてやるぜ!みたいなヤツだな!」
ブンブン!と片手剣を振り回して舞う齢60を越えたお爺ちゃんのくせに、流麗な剣舞を舞う。俺と同じだけ動いているのに汗一つかいていない。
少しテンションが高まっているのか、口調が若返っている。
ほんと、バケモノだ。
「しかし……本当に才能ないな。お前本当に俺の孫か?」
「ひどい!」
「ハハハ!冗談だ。そら、カスミと交代して、お前はモニカの方で遠距離スキルの練習を見てもらえ」
「は~い」
お爺ちゃんに言われて俺がカスミの方へ行くと、カスミは待ってました!と言わんばかりにお爺ちゃんの方へと駆けて行った。
流石は16才世代トップの脳筋だと思ったが口には出せない。
「お願いします!」
「おう!カスミと訓練するのは6年ぶりくらいか?まぁ、とりあえず今の実力を見せてもらうぞ?」
「はい!」
ドゴン!と大地を蹴ったカスミがお爺ちゃんに迫り、両手に握った大剣を袈裟斬りに振り下ろす。
お爺ちゃんは目の前に迫った大剣を、ヒョイッと横に躱したが
「まだまだぁ!」
カスミは振り下ろしている大剣の軌道を腕力のみで修正し、横薙ぎの振り払いに移行した。
俺が「なんつー無駄な筋肉してんだよ」と感心している中、大剣が迫ったお爺ちゃんは、華麗な側宙で迫った大剣を飛び越える。
「まだよ!〈ランページサークル〉!」
カスミは前に見せた高速回転による薙ぎ払いのスキルを発動し、側宙で回避したお爺ちゃんの着地を狙う!
「う~ん……やっぱりそのスキルはスキが多いんだよなぁ」
お爺ちゃんは大剣が迫る瞬間、身体を沈めて足払いを放った!
コマのように回っていたカスミは、回転の軸を失い、自分の遠心力で地面をゴロゴロと転がっていってしまった。
「あわわわわ!」
そうして転がったカスミは、壁に背中を強打して涙目になっている。
「ほら。寝ていると風邪ひくぞ?〈エアトスハンマー〉」
お爺ちゃんは風を操り、不可視の槌を寝転がったままのカスミに打ち付け、自分の方に吹き飛ばすと、お姫様抱っこでキャッチして優しく降ろしてやっていた。
「イタタ……全然歯が立たないや……」
「サークル系はスキが多いからな。特に大剣は、近距離で出すとああやって足を払われるか、頭を取られて先に潰されちゃうから気を付けないとダメだぞ?」
「はい!」
「ちなみに、最もスキがないのが小太刀やナイフの二刀流で放つバニシングサークルだな」
「どんなやつなんですか?!」
「そうだな……えっと……あったあった。実際に見せよう」
そう言ってお爺ちゃんはカスミから距離を取ると、アイテムBOXから短剣を2本取り出して、両手を水平に構えた。
「〈バニシングサークル〉!」
短剣を水平に構えたお爺ちゃんは、ギュギュン!と高速で回転を始めた!
「カスミ!大剣を縦に構えて防御しておけ!」
お爺ちゃんはそう言うと、かなり離れた位置からスタートしたのにも関わらず、ギュルルン!ともの凄い速さでカスミに迫り、慌てて防御の姿勢を取ったカスミの大剣をガリギリと削る!
カスミはバックステップでサークルから逃れると、大剣の長さを利用した足払いを放った!
先程自分のサークルが潰されたお礼をしてやろうと思ったのだろう。
しかし、お爺ちゃんは高速回転したまま、その大剣をピョン!と軽くジャンプして回避。
そのまま再びカスミに迫り、薄皮一枚の所でスキルを解除した。
「大剣と違って高速移動が出来るのと、武器が短いから角度の調整が出来て、武器が軽いからジャンプもデキルのが魅力だ。なにより大剣よりも高速回転だから、まさに触れば消滅すると言ってもいいくらい、斬り刻まれる事になる。今回は手加減してたから大剣が折れる事もなかったけどな」
「凄いですね!──でも、私はパパ譲りの大剣技と、ママから貰ったこの大剣で勝負したいんです!」
「──ああ。確かカスミのお父さんは皇太子になる前に大剣技を使ってたなぁ……よく大剣で稽古つけてやったっけな」
「パパも言ってました!コウタさんは凄まじく強かったって!」
「俺は大剣自体は得意じゃ無かったけどな」
「パパも言ってました。大剣苦手だって言いながらもあの強さは卑怯だって!」
そう言って「ハハハ」と二人は笑い合うのを眺めていると──
「グレイブ!何時までボケッとしてるのさ!さっさとこっち来て、遠距離スキルの練習だよ!」
モニカお婆ちゃんの怒声に顔を向けた瞬間──パシュン!と俺の全身を水柱が包んだのだった。
「ダメだ!キツくなってからが本当の修行ってどっかの山で霊能力の師範が言ってた!」
「ハァハァ……れいのう……なにそれ?」
「ゴーストやゾンビ系の不死属性を持った魔物を狩る人達だな。たぶん」
「多分って……」
「こうあれだ!極楽へ逝かせてやるぜ!みたいなヤツだな!」
ブンブン!と片手剣を振り回して舞う齢60を越えたお爺ちゃんのくせに、流麗な剣舞を舞う。俺と同じだけ動いているのに汗一つかいていない。
少しテンションが高まっているのか、口調が若返っている。
ほんと、バケモノだ。
「しかし……本当に才能ないな。お前本当に俺の孫か?」
「ひどい!」
「ハハハ!冗談だ。そら、カスミと交代して、お前はモニカの方で遠距離スキルの練習を見てもらえ」
「は~い」
お爺ちゃんに言われて俺がカスミの方へ行くと、カスミは待ってました!と言わんばかりにお爺ちゃんの方へと駆けて行った。
流石は16才世代トップの脳筋だと思ったが口には出せない。
「お願いします!」
「おう!カスミと訓練するのは6年ぶりくらいか?まぁ、とりあえず今の実力を見せてもらうぞ?」
「はい!」
ドゴン!と大地を蹴ったカスミがお爺ちゃんに迫り、両手に握った大剣を袈裟斬りに振り下ろす。
お爺ちゃんは目の前に迫った大剣を、ヒョイッと横に躱したが
「まだまだぁ!」
カスミは振り下ろしている大剣の軌道を腕力のみで修正し、横薙ぎの振り払いに移行した。
俺が「なんつー無駄な筋肉してんだよ」と感心している中、大剣が迫ったお爺ちゃんは、華麗な側宙で迫った大剣を飛び越える。
「まだよ!〈ランページサークル〉!」
カスミは前に見せた高速回転による薙ぎ払いのスキルを発動し、側宙で回避したお爺ちゃんの着地を狙う!
「う~ん……やっぱりそのスキルはスキが多いんだよなぁ」
お爺ちゃんは大剣が迫る瞬間、身体を沈めて足払いを放った!
コマのように回っていたカスミは、回転の軸を失い、自分の遠心力で地面をゴロゴロと転がっていってしまった。
「あわわわわ!」
そうして転がったカスミは、壁に背中を強打して涙目になっている。
「ほら。寝ていると風邪ひくぞ?〈エアトスハンマー〉」
お爺ちゃんは風を操り、不可視の槌を寝転がったままのカスミに打ち付け、自分の方に吹き飛ばすと、お姫様抱っこでキャッチして優しく降ろしてやっていた。
「イタタ……全然歯が立たないや……」
「サークル系はスキが多いからな。特に大剣は、近距離で出すとああやって足を払われるか、頭を取られて先に潰されちゃうから気を付けないとダメだぞ?」
「はい!」
「ちなみに、最もスキがないのが小太刀やナイフの二刀流で放つバニシングサークルだな」
「どんなやつなんですか?!」
「そうだな……えっと……あったあった。実際に見せよう」
そう言ってお爺ちゃんはカスミから距離を取ると、アイテムBOXから短剣を2本取り出して、両手を水平に構えた。
「〈バニシングサークル〉!」
短剣を水平に構えたお爺ちゃんは、ギュギュン!と高速で回転を始めた!
「カスミ!大剣を縦に構えて防御しておけ!」
お爺ちゃんはそう言うと、かなり離れた位置からスタートしたのにも関わらず、ギュルルン!ともの凄い速さでカスミに迫り、慌てて防御の姿勢を取ったカスミの大剣をガリギリと削る!
カスミはバックステップでサークルから逃れると、大剣の長さを利用した足払いを放った!
先程自分のサークルが潰されたお礼をしてやろうと思ったのだろう。
しかし、お爺ちゃんは高速回転したまま、その大剣をピョン!と軽くジャンプして回避。
そのまま再びカスミに迫り、薄皮一枚の所でスキルを解除した。
「大剣と違って高速移動が出来るのと、武器が短いから角度の調整が出来て、武器が軽いからジャンプもデキルのが魅力だ。なにより大剣よりも高速回転だから、まさに触れば消滅すると言ってもいいくらい、斬り刻まれる事になる。今回は手加減してたから大剣が折れる事もなかったけどな」
「凄いですね!──でも、私はパパ譲りの大剣技と、ママから貰ったこの大剣で勝負したいんです!」
「──ああ。確かカスミのお父さんは皇太子になる前に大剣技を使ってたなぁ……よく大剣で稽古つけてやったっけな」
「パパも言ってました!コウタさんは凄まじく強かったって!」
「俺は大剣自体は得意じゃ無かったけどな」
「パパも言ってました。大剣苦手だって言いながらもあの強さは卑怯だって!」
そう言って「ハハハ」と二人は笑い合うのを眺めていると──
「グレイブ!何時までボケッとしてるのさ!さっさとこっち来て、遠距離スキルの練習だよ!」
モニカお婆ちゃんの怒声に顔を向けた瞬間──パシュン!と俺の全身を水柱が包んだのだった。
0
お気に入りに追加
489
あなたにおすすめの小説
異世界転生したらよくわからない騎士の家に生まれたので、とりあえず死なないように気をつけていたら無双してしまった件。
星の国のマジシャン
ファンタジー
引きこもりニート、40歳の俺が、皇帝に騎士として支える分家の貴族に転生。
そして魔法剣術学校の剣術科に通うことなるが、そこには波瀾万丈な物語が生まれる程の過酷な「必須科目」の数々が。
本家VS分家の「決闘」や、卒業と命を懸け必死で戦い抜く「魔物サバイバル」、さらには40年の弱男人生で味わったことのない甘酸っぱい青春群像劇やモテ期も…。
この世界を動かす、最大の敵にご注目ください!
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
俺のチートは課金ショップ?~異世界を課金アイテムで無双する~
GARUD
ファンタジー
俺の名前は鈴木幸太。年は35才。自他共に認める中年だ。
アパートで一人暮らしの俺の私生活は、会社とアパートの往復と、夜中にやるVRMMORPGだけ。
彼女?年齢=彼女居ない歴だが文句あるか?
んで、俺は今日も夜にVRMMORPGにログイン。飛行スキルで空を飛んでいたら、仕事の疲れで寝落ちしていたのか、たまたまアプデで実装予定の土地に突き刺さってしまっていた。よくある侵入禁止エリアだ。
実際、意識を取り戻した俺の脳内には侵入警告アナウンスが流れている。
俺はヤレヤレと言った具合で肩を竦めて禁止エリアから出る為にテレポートの巻物を使ったのだが──
主人公鈴木幸太がテレポートしたのはまさかの異世界?!
ログアウトもGMコールも使えない!
使えるシステムコンソールは課金ショップだけ!
見た事もない建物に見た事もない魔物!極めつけは何故か自分のLvと装備がリセットされている事だった!
課金ショップを駆使して異世界を生きていく!変則系異世界無双ファンタジー!
画像はゆうひなさんのブログから。
二次転用は禁止となっております。
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
漆黒の私刑人〜S級パーティーを追放されたので今度は面倒事から逃げてのほほんとしたいのに・・・〜
KeyBow
ファンタジー
この世界では15歳になった秋に何かしらのギフトを得る。
ギフトを2つ得たランスタッドは勇者パーティーに入るも7年経過したある日、嫉妬からパーティーを追放され、ショックから腐っていく。
ギフトを2つ持つ者は記録になかったが、期待外れとされた。
だが、皮肉にもそれにより第2のギフトが覚醒。それは超チートだった。
新たに修行で得た力がヤバかった。
その力を使い秘密の処刑人になり、悪を断罪していく。
また、追放されて腐っている時に知り合ったルーキーを新たな仲間とし、立ち直ろうと足掻く。そして新たな出会い?
悪い奴は情け容赦なくぶった斬る!
夜な夜な私刑を行う。表の顔はお人好しな中級〜上級冒険者!
ここにダークファンタジー開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる