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ラヴィア公国と発生した魔物
3 孫、ゼリーを喰わせる!
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「う~ん!ミルフィーユ美味しい~」
「気に入ってくれて嬉しいわ」
サロンに着いた二人は、早速ケーキをオーダーし、一口食べたルカは「頬がとろける~」とほっぺに手を当てて幸せを噛み締める中「何個でも食べていいのよ?」というカスミの誘惑にまんまと乗ってしまい、今ルカの目の前にはミルフィーユの皿が山のように積み上がっている。
「やめられない!とまらない!」
ハグハグと口を動かしながら、片手に握ったフォークは既に次の獲物を刺して、いつでも口に入れる準備を整えている。
「なぁルカ?」
「んぐ……なぁにグレイブ?食べたいの?ほら、口開けて~」
「いや、そうじゃなくてだな──「はいあ~ん」むぐ!」
俺が何か言う前に、口の中にフォークを突っ込んでくるルカ。
「美味しい?」
上目遣いで聞いてくるルカに、俺はドギマギしながらも、素直な感想を言おうと口を開く。
「美味ひぃぃ!」
訂正。開こうとした口は、正面から当てられたドス黒い殺気によって貝のように閉じられてしまった。
なんだかカスミの目が血走っているように見えるのは気のせい……ではないな。俺……なんかしたのかな?
「そう言えば今何か言おうとしなかった?」
「ん?あぁ、ケーキってカロリー高いんだぜ?」
「かろりーって何?」
「簡単に言えば栄養だな。んで、それ一個でご飯一杯分の栄養があるんじゃないか?つまりお前は今、途轍もない量の栄養を摂取している!」
「ふ~ん……で?」
まるで興味がない様子のルカは、俺の話をスルーして新たなミルフィーユにフォークを突き刺している。このおバカに早く……早く真実を教えてやらねば!
「使い切れない栄養ってのは腹の周りに肉となって現れる……つまりデブる!」
俺の間を置いた一言に、ルカは表情をピシッ!と凍りつかせ、ギギギッとまるで油が足りない金属製品のような音を立てながらカスミの方に顔を向けると、嘘でしょ?嘘だよね?といった様子で問いかける。
「デブ……る?カスミ……これ……沢山食べるとデブるの?」
その時のカスミの表情はまるで童話に出てくる悪い魔女のようだったとはルカの後日談。
目尻を垂らし、三日月に割れた口、組んだ手の上に顎を乗せ、愉しそうに嗤い
「んふ……そうねぇ……明日にはルカちゃんはデブルカちゃんになってるかもしれないわね?」
ご愁傷様~という悪い笑みに、ピシャーン!と雷に打たれたかのようなショックを受けた顔で固まるルカ。
「ググ、グレイブ……私……デブっちゃうの?明日には豚みたいに醜くなっちゃうの?」
「ああ……残念だが……明日には丸々と肥えた豚のようになっているだろう……」
「肥えた豚は出荷するのが公国の決まりなの。このままでは明日にも食肉用として出荷されてしまうわね」
オロオロと狼狽えるルカが少し可愛くて、つい俺は意地悪をしてしまったのだが、カスミもそれに悪ノリするように続くと、ルカは金の中にある黒い瞳から大粒の涙を流しはじめてしまった。
「ぇぇぇ……どどどどうしよう。私、食べられちゃうの?ねぇ!食べられちゃうの?!そんなのやだぁぁぁぁ」
全力で泣きじゃくり始めたルカに、俺は流石にやり過ぎた!と慌ててフォローに入る!
「泣くなルカ!冗談だ!冗談!」
「うぇぇぇ……出荷されるぅぅ」
「出荷しない!第一そんな直ぐに太らない!安心しろ!な?!そうだろ?カスミ!」
俺はカスミに顔を向け、お前も必死にフォローしろ!とアイコンタクトを試みると、カスミはこくりと首肯した。どうやら通じたらしい!頼む!泣き止んでくれ!
「ええそうよ。安心して食肉になって来なさい」
そう言ってルカの頭を優しく撫でるカスミ。
「なに言ってんだテメェェェェ!」
「うぇぇぇぇん!」
ビービーからギャンギャンにパワーアップしたルカを俺が必死に宥める中、カスミは不機嫌そうに鼻を鳴らしてそっぽを向いて我関せずと紅茶を啜っている。
「おいカスミ!いい加減手伝えよ!お前ほんっと性格捻くれてるな!」
「ふん!」
「そんなんだから適齢期なのに相手の一人もいねーんだろ!」
「別にいいもん」
「良かねーよ!とにかく手伝えよ!でないともう一緒に稽古してやらないぞ!」
流石に本気で怒る俺に、カスミは渋々といった形でルカに向き直り、頬を優しく撫で
「……ルカちゃん。出荷は嘘だから、心配しなくていいよ?」
「うぅ……出荷はイヤ……出荷はイヤ」
「……こりゃダメね」
「諦めんなよ!もっと頑張れよ!」
「無理ー」
肩を竦めて簡単に諦めたカスミに、俺はもっと熱くなれよと説得するが、カスミは素知らぬ顔で再び紅茶を啜りはじめてしまった。
「ああもう!仕方ない!こうなったらお爺ちゃんに万が一のためにと渡された、状態異常回復ゼリーを使うしかない!」
俺はアイテムBOXから一つの青いゼリーが入った容器を取り出した!
「なにそれ?ってか今それ何処から出したの?」
「そんなの何処でもいいだろ!これはな、精神にトラウマを植え付けられるような精神異常から麻痺に石化、毒などの、あらゆる異常を回復するらしい!」
「へぇ……」
興味深そうに俺の手に出現したゼリーの容器を見つめるカスミを押し退けて、俺はルカの前に立つ。
「出荷はイヤ……出荷はイヤ……」
既に死んだ魚のような目をしてブツブツと呟くだけの壊れた人形のようになってしまっているルカの鼻を摘み、空気を求めて開いた口の中に、俺は意を決してゼリーを投入した!
「喰らえぇぇぇぇい!」
「ぐむッ?!むごーーー!」
口の中に無理やりゼリーを突っ込まれると、ルカは苦しそうに呻いて白目を剥いて気絶したのだった。
「気に入ってくれて嬉しいわ」
サロンに着いた二人は、早速ケーキをオーダーし、一口食べたルカは「頬がとろける~」とほっぺに手を当てて幸せを噛み締める中「何個でも食べていいのよ?」というカスミの誘惑にまんまと乗ってしまい、今ルカの目の前にはミルフィーユの皿が山のように積み上がっている。
「やめられない!とまらない!」
ハグハグと口を動かしながら、片手に握ったフォークは既に次の獲物を刺して、いつでも口に入れる準備を整えている。
「なぁルカ?」
「んぐ……なぁにグレイブ?食べたいの?ほら、口開けて~」
「いや、そうじゃなくてだな──「はいあ~ん」むぐ!」
俺が何か言う前に、口の中にフォークを突っ込んでくるルカ。
「美味しい?」
上目遣いで聞いてくるルカに、俺はドギマギしながらも、素直な感想を言おうと口を開く。
「美味ひぃぃ!」
訂正。開こうとした口は、正面から当てられたドス黒い殺気によって貝のように閉じられてしまった。
なんだかカスミの目が血走っているように見えるのは気のせい……ではないな。俺……なんかしたのかな?
「そう言えば今何か言おうとしなかった?」
「ん?あぁ、ケーキってカロリー高いんだぜ?」
「かろりーって何?」
「簡単に言えば栄養だな。んで、それ一個でご飯一杯分の栄養があるんじゃないか?つまりお前は今、途轍もない量の栄養を摂取している!」
「ふ~ん……で?」
まるで興味がない様子のルカは、俺の話をスルーして新たなミルフィーユにフォークを突き刺している。このおバカに早く……早く真実を教えてやらねば!
「使い切れない栄養ってのは腹の周りに肉となって現れる……つまりデブる!」
俺の間を置いた一言に、ルカは表情をピシッ!と凍りつかせ、ギギギッとまるで油が足りない金属製品のような音を立てながらカスミの方に顔を向けると、嘘でしょ?嘘だよね?といった様子で問いかける。
「デブ……る?カスミ……これ……沢山食べるとデブるの?」
その時のカスミの表情はまるで童話に出てくる悪い魔女のようだったとはルカの後日談。
目尻を垂らし、三日月に割れた口、組んだ手の上に顎を乗せ、愉しそうに嗤い
「んふ……そうねぇ……明日にはルカちゃんはデブルカちゃんになってるかもしれないわね?」
ご愁傷様~という悪い笑みに、ピシャーン!と雷に打たれたかのようなショックを受けた顔で固まるルカ。
「ググ、グレイブ……私……デブっちゃうの?明日には豚みたいに醜くなっちゃうの?」
「ああ……残念だが……明日には丸々と肥えた豚のようになっているだろう……」
「肥えた豚は出荷するのが公国の決まりなの。このままでは明日にも食肉用として出荷されてしまうわね」
オロオロと狼狽えるルカが少し可愛くて、つい俺は意地悪をしてしまったのだが、カスミもそれに悪ノリするように続くと、ルカは金の中にある黒い瞳から大粒の涙を流しはじめてしまった。
「ぇぇぇ……どどどどうしよう。私、食べられちゃうの?ねぇ!食べられちゃうの?!そんなのやだぁぁぁぁ」
全力で泣きじゃくり始めたルカに、俺は流石にやり過ぎた!と慌ててフォローに入る!
「泣くなルカ!冗談だ!冗談!」
「うぇぇぇ……出荷されるぅぅ」
「出荷しない!第一そんな直ぐに太らない!安心しろ!な?!そうだろ?カスミ!」
俺はカスミに顔を向け、お前も必死にフォローしろ!とアイコンタクトを試みると、カスミはこくりと首肯した。どうやら通じたらしい!頼む!泣き止んでくれ!
「ええそうよ。安心して食肉になって来なさい」
そう言ってルカの頭を優しく撫でるカスミ。
「なに言ってんだテメェェェェ!」
「うぇぇぇぇん!」
ビービーからギャンギャンにパワーアップしたルカを俺が必死に宥める中、カスミは不機嫌そうに鼻を鳴らしてそっぽを向いて我関せずと紅茶を啜っている。
「おいカスミ!いい加減手伝えよ!お前ほんっと性格捻くれてるな!」
「ふん!」
「そんなんだから適齢期なのに相手の一人もいねーんだろ!」
「別にいいもん」
「良かねーよ!とにかく手伝えよ!でないともう一緒に稽古してやらないぞ!」
流石に本気で怒る俺に、カスミは渋々といった形でルカに向き直り、頬を優しく撫で
「……ルカちゃん。出荷は嘘だから、心配しなくていいよ?」
「うぅ……出荷はイヤ……出荷はイヤ」
「……こりゃダメね」
「諦めんなよ!もっと頑張れよ!」
「無理ー」
肩を竦めて簡単に諦めたカスミに、俺はもっと熱くなれよと説得するが、カスミは素知らぬ顔で再び紅茶を啜りはじめてしまった。
「ああもう!仕方ない!こうなったらお爺ちゃんに万が一のためにと渡された、状態異常回復ゼリーを使うしかない!」
俺はアイテムBOXから一つの青いゼリーが入った容器を取り出した!
「なにそれ?ってか今それ何処から出したの?」
「そんなの何処でもいいだろ!これはな、精神にトラウマを植え付けられるような精神異常から麻痺に石化、毒などの、あらゆる異常を回復するらしい!」
「へぇ……」
興味深そうに俺の手に出現したゼリーの容器を見つめるカスミを押し退けて、俺はルカの前に立つ。
「出荷はイヤ……出荷はイヤ……」
既に死んだ魚のような目をしてブツブツと呟くだけの壊れた人形のようになってしまっているルカの鼻を摘み、空気を求めて開いた口の中に、俺は意を決してゼリーを投入した!
「喰らえぇぇぇぇい!」
「ぐむッ?!むごーーー!」
口の中に無理やりゼリーを突っ込まれると、ルカは苦しそうに呻いて白目を剥いて気絶したのだった。
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