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新たな火種
10 孫、敗れる!
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「ぐ……」
「ぬぅん!」
「がああ!」
俺は今、船倉で一人の男と対峙していた。
既に俺の全身は満身創痍と言った様相で、服は斬り刻まれ、所々肌が露出している。有り体に言えばピンチである。
そもそも何故俺がこのような状況に陥っているかと言うと、ルカを囮とし、ガイルと共に船内に突入。船内に残っていた人攫いの奴等を昏倒させ、船倉に囚われていた女子供を見つけて、見事に開放した時だった。
突如、天井をぶち破って現れたソイツに、俺とガイルは襲撃された。
『随分と好き勝手やってくれたな』
仮面のせいでくぐもって聞こえる男っぽい声で喋るソイツが剣を抜き、俺に飛び掛かって来たのだ。
そこにガイルが横から割り込んで殴り飛ばそうとしたが、逆にカウンターで殴り飛ばされてしまった。
船の壁をぶち破りながらぶっ飛んで行ったガイルを心配する中、鉄仮面の男は一瞬で俺に肉薄し、凄まじい剣撃で俺を圧倒し始めたのだ。
「くそ!いい加減頭に来たぞ!」
「…………」
「この動きが見切れるか!〈クロックアップ〉!」
俺はスキルを発動し、自身の時間を早める!
周囲の景色がゆっくりと流れる中、俺は一瞬の内に鉄仮面の前へと移動して、剣を袈裟斬りに振り抜いた──が
キン!
「んな!」
「この程度の児技で何を驚いている?」
仮面の男はクロックアップで俺以外は加速世界から取り残されるはずだというのに、まるで当たり前のように同じ加速時間に存在して、俺が両手で振り下ろした剣を自身の剣で、しかも片手で悠々と受け止め、弾き飛ばした。
「小僧が使う程度のスキルを、まさか他人が使えないとは思うまいな?」
「くッ……なんなんだお前は!」
「答える義務はない。〈アクセル〉」
男の力ある声と同時に、俺の腹に熱い何かが生えた。
え?と顔を下に向けると、仮面の男が先程まで手に持っていた剣が背後から、背を貫いて腹から生えていたのだ。
「グフォ……」
込み上げる熱い液体を撒き散らし、俺は膝から崩れ落ちそうになるが、腹に刺さった剣がそれを許さない。
ガクガクと震える膝に腹から止めどなく溢れる血が床を赤黒く染めていく。
「……余りにも弱い」
背後からため息混じりで聞こえた一言に、俺の心は怒りに支配された。
「ぬああああ!」
俺は刺さった剣から抜け出すために、膝が震える中、全力で前に飛んだ!
ズボッ!と腹に突き刺さっていた異物が抜け、俺は勢いのまま前に転がって立ち上がった。
「ほぅ……護符か?」
俺の腹に開いた風穴は、剣が抜けた事によって一瞬のうちに塞がった。
これはプレイヤーが必須とする〈護符〉という一定量のダメージを肩代わりしてくれるアイテムが、俺の受けたダメージを肩代わりしてくれた証拠。
その光景を見て、鉄仮面が最初に思いついた事が〈護符〉……つまり
「お前……プレイヤーか?」
「さて……それはどうかな?……しかし、貴様をいくら傷付けても動きが鈍らない理由がわかった。護符ならば納得だ」
「はん!仮に護符だとして、お前が俺を倒す方法があるのか?無いならいずれ体力が尽きるお前に勝ち目はないぜ!」
俺は自分の有利を悟り、鉄仮面を煽ると、鉄仮面は無造作に自分の腕を斬り飛ばした!
「んな!」
俺が驚きで両目を見開いている中、鉄仮面の斬り飛ばされた腕は、ヒュン!と飛んできて、何事も無かったかのように切断面にピタリと着いた。
俺が驚きに声すら出ずにいる中、くっ着いた腕をワキワキと動かしてみせる鉄仮面に俺は腹の底から何かが湧き上がって来るのに気が付かないフリをしていた。
「何度も言うが……小僧。貴様が使える物が俺に使えないと何故思う?」
そう嘲るような声色に、俺の足が無意識に一歩、また一歩と下がっている事に気が付いた。
認める。俺は目の前の鉄仮面に恐怖していると。
「なんだ?ついに実力差を理解したのか?ならば──」
おとなしく死ね──
鉄仮面は剣を振りかぶり、俺の首筋へと無造作に振り抜こうとしたその時!
「うおおお!」
昏倒から復帰したガイルが鉄仮面に背後から組み付いた!
「む……」
「逃げろ小僧!」
「そうやすやすと……くっ」
「おおおお!」
鉄仮面はガイルの羽交い締めから抜け出そうと力を込めているようだが、ガイルは更なる力を持って必死に拘束する!
「お嬢ちゃん連れて逃げろ!コイツはヤバイ!元々無関係のお前はさっさと逃げろ!」
「くそ!」
「早く行けえええ!」
俺は穴が開いた天井から飛び上がり、飛剣に乗って空から無双を続けるルカを回収して一目散に飛び去ったのだった。
「ぬぅん!」
「がああ!」
俺は今、船倉で一人の男と対峙していた。
既に俺の全身は満身創痍と言った様相で、服は斬り刻まれ、所々肌が露出している。有り体に言えばピンチである。
そもそも何故俺がこのような状況に陥っているかと言うと、ルカを囮とし、ガイルと共に船内に突入。船内に残っていた人攫いの奴等を昏倒させ、船倉に囚われていた女子供を見つけて、見事に開放した時だった。
突如、天井をぶち破って現れたソイツに、俺とガイルは襲撃された。
『随分と好き勝手やってくれたな』
仮面のせいでくぐもって聞こえる男っぽい声で喋るソイツが剣を抜き、俺に飛び掛かって来たのだ。
そこにガイルが横から割り込んで殴り飛ばそうとしたが、逆にカウンターで殴り飛ばされてしまった。
船の壁をぶち破りながらぶっ飛んで行ったガイルを心配する中、鉄仮面の男は一瞬で俺に肉薄し、凄まじい剣撃で俺を圧倒し始めたのだ。
「くそ!いい加減頭に来たぞ!」
「…………」
「この動きが見切れるか!〈クロックアップ〉!」
俺はスキルを発動し、自身の時間を早める!
周囲の景色がゆっくりと流れる中、俺は一瞬の内に鉄仮面の前へと移動して、剣を袈裟斬りに振り抜いた──が
キン!
「んな!」
「この程度の児技で何を驚いている?」
仮面の男はクロックアップで俺以外は加速世界から取り残されるはずだというのに、まるで当たり前のように同じ加速時間に存在して、俺が両手で振り下ろした剣を自身の剣で、しかも片手で悠々と受け止め、弾き飛ばした。
「小僧が使う程度のスキルを、まさか他人が使えないとは思うまいな?」
「くッ……なんなんだお前は!」
「答える義務はない。〈アクセル〉」
男の力ある声と同時に、俺の腹に熱い何かが生えた。
え?と顔を下に向けると、仮面の男が先程まで手に持っていた剣が背後から、背を貫いて腹から生えていたのだ。
「グフォ……」
込み上げる熱い液体を撒き散らし、俺は膝から崩れ落ちそうになるが、腹に刺さった剣がそれを許さない。
ガクガクと震える膝に腹から止めどなく溢れる血が床を赤黒く染めていく。
「……余りにも弱い」
背後からため息混じりで聞こえた一言に、俺の心は怒りに支配された。
「ぬああああ!」
俺は刺さった剣から抜け出すために、膝が震える中、全力で前に飛んだ!
ズボッ!と腹に突き刺さっていた異物が抜け、俺は勢いのまま前に転がって立ち上がった。
「ほぅ……護符か?」
俺の腹に開いた風穴は、剣が抜けた事によって一瞬のうちに塞がった。
これはプレイヤーが必須とする〈護符〉という一定量のダメージを肩代わりしてくれるアイテムが、俺の受けたダメージを肩代わりしてくれた証拠。
その光景を見て、鉄仮面が最初に思いついた事が〈護符〉……つまり
「お前……プレイヤーか?」
「さて……それはどうかな?……しかし、貴様をいくら傷付けても動きが鈍らない理由がわかった。護符ならば納得だ」
「はん!仮に護符だとして、お前が俺を倒す方法があるのか?無いならいずれ体力が尽きるお前に勝ち目はないぜ!」
俺は自分の有利を悟り、鉄仮面を煽ると、鉄仮面は無造作に自分の腕を斬り飛ばした!
「んな!」
俺が驚きで両目を見開いている中、鉄仮面の斬り飛ばされた腕は、ヒュン!と飛んできて、何事も無かったかのように切断面にピタリと着いた。
俺が驚きに声すら出ずにいる中、くっ着いた腕をワキワキと動かしてみせる鉄仮面に俺は腹の底から何かが湧き上がって来るのに気が付かないフリをしていた。
「何度も言うが……小僧。貴様が使える物が俺に使えないと何故思う?」
そう嘲るような声色に、俺の足が無意識に一歩、また一歩と下がっている事に気が付いた。
認める。俺は目の前の鉄仮面に恐怖していると。
「なんだ?ついに実力差を理解したのか?ならば──」
おとなしく死ね──
鉄仮面は剣を振りかぶり、俺の首筋へと無造作に振り抜こうとしたその時!
「うおおお!」
昏倒から復帰したガイルが鉄仮面に背後から組み付いた!
「む……」
「逃げろ小僧!」
「そうやすやすと……くっ」
「おおおお!」
鉄仮面はガイルの羽交い締めから抜け出そうと力を込めているようだが、ガイルは更なる力を持って必死に拘束する!
「お嬢ちゃん連れて逃げろ!コイツはヤバイ!元々無関係のお前はさっさと逃げろ!」
「くそ!」
「早く行けえええ!」
俺は穴が開いた天井から飛び上がり、飛剣に乗って空から無双を続けるルカを回収して一目散に飛び去ったのだった。
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