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プロローグ
3 孫、お爺ちゃんに会う!
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「お爺ちゃん!」
俺はお爺ちゃんの私室の扉を開けて中に入ると、二人の老人がテーブルを囲ってお茶を飲んでいる最中だった。
「おお!バストールか?」
俺の声に顔を向けた緑髪の細身の老人、俺のお爺ちゃんで生きる英雄の[スズキコウタ]お爺ちゃんは人の良い笑顔を向けて……盛大に俺の名前を間違えた。
「いやいや、バスク兄さんは旅に出たきり帰って来てないでしょ!」
「グレイブ。そちらのお嬢さんはどなた?」
俺のツッコミを無視するような形でテーブルに座るもう片方の老人から声がかかる。
長い透き通るような金髪で、翡翠色の瞳をした老人……と言うには若すぎる、きめ細やかな肌に未だに若き日の肖像画と同じスタイルを維持している俺のお婆ちゃんこと[イザベラ=ギュスターヴ=ブリガント]
ホントにこの人50代後半か?と会う度に思う。身内の俺が言うのもなんだが、世間で言う美魔女って感じだ。
「あッ!こいつは──「初めまして。私は女神ルカと申します。母である女神ナアオの使いで来ました」
そう言ってキレイなお辞儀したルカは、いつの間にか背中の翼をしまっていて、見た目はただの美少女になっていた。
「ふむ……」
そのルカの名乗りを聞いたお爺ちゃんのエメラルドの目が一瞬ギラッと鋭い光を放った。
その視線は誰に向けられたわけでもないというのに、俺とルカのゴクリと唾を飲む音が部屋に響いた気がした。
「ナアオちゃんって何処のお店の子だっけかなぁ!」
はて~?と首を傾げるお爺ちゃんに、俺とルカは思わずズッコケでしまった。
ズッコケついでにチラリと横に居るルカを見れば「あはは……」と表情を引き攣らせていた。
そして部屋にいたお婆ちゃんは──
「あらアナタ……いい歳してまだ夜のお店に行かれるんですか?」
ゴオオオオと凍てつくような波動を全身から放ち、お爺ちゃんを強烈に威圧していた。その放たれる圧力に、関係のない俺やルカも思わず一歩ニ歩と後退ってしまう。
「い、いやいや!冗談だよイザベラ!ちょっとした老人ジョークじゃん!」
「本当かしら……」
「ももももちろんだ!ああ!ルカちゃんだっけ?女神ナアオと魔王ブァアミリオンは元気?!まさかあいつらが真剣に子作りしてたなんて知らなかったよ!あはははは!」
ものすごく慌てたお爺ちゃんは、なんとか話題を変えるべく、ルカへと視線を向けた。
「えっと……母から手紙を預かってまして……」
「あの駄女神……手紙なんて書けたんだなぁ……」
ルカが、おずおずといった感じで差し出した封筒を懐かしそうに受け取ったお爺ちゃんは、封を開けて中の手紙を取り出した。
直ぐに読み終えたお爺ちゃんの表情は険しく、眉間にシワが寄っていた。
「……済まないがイザベラとグレイブは席を外してくれないかな?」
それまでの巫山戯たトーンとは別の声を出すお爺ちゃんに、お婆ちゃんは「はぁ……」と軽く息を吐いて席を立つ。
「なにやら込み入った感じですね。ほら、グレイブ。サロンへ行きますよ」
「は、はい!お爺ちゃんは後で話を聞かせてよ!」
「おーおー。後でな~」
俺はお婆ちゃんに引かれるように部屋を出てサロンへと向かったのだった。
「さて……ルカちゃんだったね。俺が君のご両親の……ゆう……友人の鈴木幸太だ……手紙にはこう書いてある」
そう言って目の前にいるスズキさんは私に手紙を見せてくれました。
『ヤドロクが油断したスキに負けちゃって、創生の杖を盗まれちゃった!でもでも!私達はなんとか力を合わせてスズキが居る世界に飛ばして封じ込めたから!後はそっちでなんとかしてくれる?!』
「正直、君の両親にはかなり面倒をかけられたんだけど……そして今現在進行形で迷惑をかけられそうなんだけど──今なにしてんの?」
そう言って、ニコニコと笑いながら話しかけるスズキさんですが……私は気が付いてしまいました。この人……目が笑ってません。私は言い様のない恐怖を感じながら最後にママに聞いた話をそのまま伝えました。
「今はその……私を送り込んだ後、必死に世界の扉を封印しているはずです……」
「なるほどね……あの駄女神に百万馬鹿!どんだけ俺に迷惑かければ気が済むんだ!」
「ヒッ!」
ゴオオオオ!と全身を真っ赤に光らせたスズキさんは、とても老人とは思えない気迫の篭ったオーラを全身から放ちました!そのオーラの影響か、部屋の食器もガタガタと音を立てて震えています!
「なーにが!『Ps.女神見習いの娘を宜しくね♪』だ馬鹿野郎!次に会ったら前にチャラにした報酬を絶対に取り立ててやる!百万馬鹿の野郎は首をねじ切って封印して漬物石にしてやるぞ!覚えてろよ!糞夫婦!」
そう叫ぶと、スズキさんは窓を開け放ち、斜め上空へ向けて手のひらからギャオン!と熱線を放ちました。
「フハハハハ!次元の狭間までとどけえええい!」
その狂った笑いとともに放たれた熱線は雲を突き破り、空に大きな赤い穴を開けました……バリバリ!と震える大気と吹き付ける突風に、正直恐怖の余りおしっこを漏らしそうです。いえ、既に手遅れでした……
女神と魔王……しかも世界を統べる神々の娘として産まれ育った私が、まさか一日の間にこんなにも連続で死の恐怖を感じる事になろうとは、ここに来るまではこれっぽっちも想像していませんでした……
そしてひとしきり吼え、暴れて満足したのか、スズキさんは私の方に振り返ると「久々にやったら腰が……」と腰をさすりながらも満足したような表情で、何処からとなく新品の下着を取り出しました。
「驚かせてゴメンね」
と謝り、ちょっぴりお漏らししてしまった私の下着をバレないようにと交換してくれました。
ニコニコしている分にはとても優しそうな、いいお爺さんという感じがしました。
交換した下着は後でこっそりと処分してくれるらしいので安心です。
俺はお爺ちゃんの私室の扉を開けて中に入ると、二人の老人がテーブルを囲ってお茶を飲んでいる最中だった。
「おお!バストールか?」
俺の声に顔を向けた緑髪の細身の老人、俺のお爺ちゃんで生きる英雄の[スズキコウタ]お爺ちゃんは人の良い笑顔を向けて……盛大に俺の名前を間違えた。
「いやいや、バスク兄さんは旅に出たきり帰って来てないでしょ!」
「グレイブ。そちらのお嬢さんはどなた?」
俺のツッコミを無視するような形でテーブルに座るもう片方の老人から声がかかる。
長い透き通るような金髪で、翡翠色の瞳をした老人……と言うには若すぎる、きめ細やかな肌に未だに若き日の肖像画と同じスタイルを維持している俺のお婆ちゃんこと[イザベラ=ギュスターヴ=ブリガント]
ホントにこの人50代後半か?と会う度に思う。身内の俺が言うのもなんだが、世間で言う美魔女って感じだ。
「あッ!こいつは──「初めまして。私は女神ルカと申します。母である女神ナアオの使いで来ました」
そう言ってキレイなお辞儀したルカは、いつの間にか背中の翼をしまっていて、見た目はただの美少女になっていた。
「ふむ……」
そのルカの名乗りを聞いたお爺ちゃんのエメラルドの目が一瞬ギラッと鋭い光を放った。
その視線は誰に向けられたわけでもないというのに、俺とルカのゴクリと唾を飲む音が部屋に響いた気がした。
「ナアオちゃんって何処のお店の子だっけかなぁ!」
はて~?と首を傾げるお爺ちゃんに、俺とルカは思わずズッコケでしまった。
ズッコケついでにチラリと横に居るルカを見れば「あはは……」と表情を引き攣らせていた。
そして部屋にいたお婆ちゃんは──
「あらアナタ……いい歳してまだ夜のお店に行かれるんですか?」
ゴオオオオと凍てつくような波動を全身から放ち、お爺ちゃんを強烈に威圧していた。その放たれる圧力に、関係のない俺やルカも思わず一歩ニ歩と後退ってしまう。
「い、いやいや!冗談だよイザベラ!ちょっとした老人ジョークじゃん!」
「本当かしら……」
「ももももちろんだ!ああ!ルカちゃんだっけ?女神ナアオと魔王ブァアミリオンは元気?!まさかあいつらが真剣に子作りしてたなんて知らなかったよ!あはははは!」
ものすごく慌てたお爺ちゃんは、なんとか話題を変えるべく、ルカへと視線を向けた。
「えっと……母から手紙を預かってまして……」
「あの駄女神……手紙なんて書けたんだなぁ……」
ルカが、おずおずといった感じで差し出した封筒を懐かしそうに受け取ったお爺ちゃんは、封を開けて中の手紙を取り出した。
直ぐに読み終えたお爺ちゃんの表情は険しく、眉間にシワが寄っていた。
「……済まないがイザベラとグレイブは席を外してくれないかな?」
それまでの巫山戯たトーンとは別の声を出すお爺ちゃんに、お婆ちゃんは「はぁ……」と軽く息を吐いて席を立つ。
「なにやら込み入った感じですね。ほら、グレイブ。サロンへ行きますよ」
「は、はい!お爺ちゃんは後で話を聞かせてよ!」
「おーおー。後でな~」
俺はお婆ちゃんに引かれるように部屋を出てサロンへと向かったのだった。
「さて……ルカちゃんだったね。俺が君のご両親の……ゆう……友人の鈴木幸太だ……手紙にはこう書いてある」
そう言って目の前にいるスズキさんは私に手紙を見せてくれました。
『ヤドロクが油断したスキに負けちゃって、創生の杖を盗まれちゃった!でもでも!私達はなんとか力を合わせてスズキが居る世界に飛ばして封じ込めたから!後はそっちでなんとかしてくれる?!』
「正直、君の両親にはかなり面倒をかけられたんだけど……そして今現在進行形で迷惑をかけられそうなんだけど──今なにしてんの?」
そう言って、ニコニコと笑いながら話しかけるスズキさんですが……私は気が付いてしまいました。この人……目が笑ってません。私は言い様のない恐怖を感じながら最後にママに聞いた話をそのまま伝えました。
「今はその……私を送り込んだ後、必死に世界の扉を封印しているはずです……」
「なるほどね……あの駄女神に百万馬鹿!どんだけ俺に迷惑かければ気が済むんだ!」
「ヒッ!」
ゴオオオオ!と全身を真っ赤に光らせたスズキさんは、とても老人とは思えない気迫の篭ったオーラを全身から放ちました!そのオーラの影響か、部屋の食器もガタガタと音を立てて震えています!
「なーにが!『Ps.女神見習いの娘を宜しくね♪』だ馬鹿野郎!次に会ったら前にチャラにした報酬を絶対に取り立ててやる!百万馬鹿の野郎は首をねじ切って封印して漬物石にしてやるぞ!覚えてろよ!糞夫婦!」
そう叫ぶと、スズキさんは窓を開け放ち、斜め上空へ向けて手のひらからギャオン!と熱線を放ちました。
「フハハハハ!次元の狭間までとどけえええい!」
その狂った笑いとともに放たれた熱線は雲を突き破り、空に大きな赤い穴を開けました……バリバリ!と震える大気と吹き付ける突風に、正直恐怖の余りおしっこを漏らしそうです。いえ、既に手遅れでした……
女神と魔王……しかも世界を統べる神々の娘として産まれ育った私が、まさか一日の間にこんなにも連続で死の恐怖を感じる事になろうとは、ここに来るまではこれっぽっちも想像していませんでした……
そしてひとしきり吼え、暴れて満足したのか、スズキさんは私の方に振り返ると「久々にやったら腰が……」と腰をさすりながらも満足したような表情で、何処からとなく新品の下着を取り出しました。
「驚かせてゴメンね」
と謝り、ちょっぴりお漏らししてしまった私の下着をバレないようにと交換してくれました。
ニコニコしている分にはとても優しそうな、いいお爺さんという感じがしました。
交換した下着は後でこっそりと処分してくれるらしいので安心です。
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