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第2章

2 - 7 少女達を助けたはいいけど……

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「とりあえず部屋の扉を手当たり次第開けて行くしかないようだな」

俺はバルナバスを逃がした後…捕まっている少女達を探すべく、屋敷内をハイドにて移動。脳内の地図をみて、ある程度人のマーカーが纏まって表示の部屋に移動し──こっそり開けて中を覗く、これを繰り返して監禁場所を探そうっていう算段だ。

なぜこっそりかって?そりゃ…少女達が人質になったりして危害が及ばないためだ。

その後俺は姿が見えないことをいいことに、手当たり次第作戦を敢行!

開けては覗いて、開けては覗いてを繰り返す。

たまに「何だ!?」と見られたりもしたが、どーせ見えてないのでそのままスルー。

いちいちお仕置きするの面倒だしね…

そうして何部屋か扉を開けていくうちに───


入り口に警備であろう男が立っている部屋を発見したのだ。


俺は音を立てずゆっくりと男の正面まで移動し──ブウウン!

男の側頭部に強烈なフックを叩き込むと男は地面でワンバウンドして動かなくなる。


それを見て「なっ!なんだ!?おい!どうした?おい!」と隣の男は動揺する──

ハイドが解けた俺は動揺しているもう一人の男にも同様に拳を振るい意識を刈り取った。



そして部屋へと入ると───そこには数人の少女が鎖に繋がれていた。

「?」「え」と一部の少女達が声を上げる。

鎖で繋がれていた少女は皆最低限の布切れしか身に纏っていない。しかもその内の数人のお腹はボテッと膨れている──そして極めつけはその部屋の臭い……飛び散った汁から漂う据えた異臭に顔をしかめざるおえない。


「これは……」俺はその光景に言葉が詰まる───


急いで外で伸びている男の服をまさぐり、鎖の鍵を手に入れた。

そして俺は少女達を安心させるために言葉を紡ぐ。

「俺は君たちを助けに来たんだ。今から順番に鎖の鍵を外すから静かに待っていてくれないかな?──あと勝手に飛び出していかないで欲しい」部屋の外はまだ安全じゃないから──と俺が言うと部屋に居た少女たちは皆静かに待ってくれる。


「全員外れたかな?それじゃ脱出しよう!みんな、ゆっくりでいいから俺に着いてきてくれ」

とそうして少女達を後ろに連れて外までの通路を地図に表示されているマーカーに注意しながら歩きだす。


そうして進みながらマーカーに当たる度に対象をなぎ倒して進み外へと脱出。

その後皆で馬車へと辿り着くとカナも起きていて、三人で出迎えてくれた。

俺たちは少女達を馬車で休ませ、車外で話し合いをしている……

「雷斗さん……妊娠している子が数人居ます」

「そうか……」俺は腸が煮えくり返る思いで……脳内の地図で執拗に動き回るマーカーをチェック……

「雷斗さま……何人かは産みたくないって……」とやはり悲しそうな瞳で俺の処に報告にくるカナ……少し前までの自分と重ねてしまったのだろう……「私だったら……」と素が出てしまう位考え込んでいる。

「とりあえず話をする」と俺は立ち上がり、馬車内で軽い食事を取っている少々達の元へと移動し───


「妊娠していて産みたくない子は俺の所へ来てくれ……」と俺は声をかける───すると少女二人が立ち上がり俺の元へと来る……

《こんな幼い少女を拐い、無理矢理犯して孕ませるなんて……許されない悪行です……》女神さまの声は怒りで震えている……
(ああ……この子達……今のカナと大差ないのに……不憫だな……)

「いいかい…今から君たちを妊娠する前の体に戻す。その時少しばかり若返ってしまうが……それは諦めて欲しい」それでもいいかい?
と問うと───二人の少女はコクリと首肯した。


「じゃあ……行くぞ!二人とも妊娠する前……拐われる前の自分を思い出してくれ……【リバイブ】!」そう言うと俺は魔法を発動させる!


二人の少女は目を瞑り…自分がまだ拐われていない、幸せだった頃を思い浮かべ……目尻から雫が流れる───そんな少女達を俺の魔法の光が暖かく包み───光が収束した後には元のスマートなお腹に戻っている二人。

それを見て……もういいよ。よく頑張ったね。と頭を撫でると…二人の少女は目を開き、恐る恐るお腹を擦り……二人の少女は瞳を決壊させ、大粒の涙を流すのだった───

(あれは喜んで泣いたのか……お腹の子に詫びて泣いたのか……)

《どちらにしてもやるせないですね……》(ええ……)

その後───「さて…彼女達を送り届けなければならないが……」

そう。今回捕まっていた少女達は色々な土地から拐われていて、俺だけの力ではどうにもならない感じがした。

「三人とも…何かいい案はないかな?……」とアンナ・ミレーヌ・カナに聞いてみると───

「では…冒険者ギルドに行ってみましょう。」

「冒険者ギルド?」と俺はアンナの提案を聞き返す。

そもそも冒険者ギルドなんて住んでる街にあったっけか……
《ありましたよ?雷斗さんが気が付かなかったのは事あるごとに女性に手を付けて街を探索してないからですよ?》(ぬぅ……)

「はい。彼女達は貴族の娘ばかりです…冒険者ギルドに行けば、もしかしたら親が捜索依頼を出しているかもしれません」


アンナの提案に「なるほど」と納得し───
「では…宿屋に戻って夜が明けるまで休憩。日が昇り次第冒険者ギルドへと向かう。アンナとカナは俺についてきてくれ、ミレーヌは宿屋に残って彼女達と一緒に居てあげて欲しい」


そして時が過ぎ朝日が昇り出したのを見計らい俺とアンナは冒険者ギルドへと出発した!

「雷斗さまー!カナこのまちきたことあるよ!ぼーけんしゃギルドまでのみちもしってるから~カナがつれてってあげるねっ!」

「おお!カナたんってすごいんだね~抱っこしてあげるから手で方向を教えてね~」「うん!まかせて!」

はぁぁ……カナたんマジ天使だわ!腹黒いけど……でも女神さまとは比べ物にならんな!…

っは───

《そんなロリコンな人にはお仕置きが必要ですね……というかカナさんズルいですよね……17才の頭脳を持つ腹黒幼女とか…そんなもんチートとかチーターやろ!ってやつですよ……こんなのキバOーさんも真っ青ですよ!》どうすればいいんですか!───と……悩み出してしまわれた。

まぁ……ほうって置こう《少しは構ってください!》放置放置


俺とアンナはカナに案内されるがまま移動し難なく冒険者ギルドへと辿り着く───

「さすがカナさんですね。雷斗さんに先頭を任せて居たら恐らく辿り着けなかったでしょう」「ええ!?アンナさんや…いくらなんでも……」───俺の抗議の声はアンナの鋭く冷徹な眼差しで貫かれ───「着いたんですから何時までもカナさんを抱っこしてないで、さっさと下ろしたらどうなんですか?」ギンッ!───


ものすごい圧の眼光に俺は思わずビクッとなり…すごすごとカナを下ろす。───《アンナさん……一皮剥けましたね……》───
どうやら女神さまも眼光に貫かれたのか…疲れた声が脳内に響く。

俺は気を取り直して、冒険者ギルドの戸を開けた。

「すいませーん!お尋ねしたいことがあるのですが~!」と声をあげると

「小僧が子供連れてなんの用だ?あ?」と何処かでよく見る定番のセリフを吐くのは──
やはり何処にでもいるモブ用スキンヘッド…所謂モブA

「すいません。迷子の少女を保護したので、捜索依頼依頼が出ていないか確認に来たのですが……なにぶん初めてですので……」───と下手に出て教えを請うも───

「あ?んじゃよ、俺が見といてやるからその拾った子供を置いて小僧はとっとと帰んな!」──そう言うとモブはカナに手を出そうとする───バチィン!──凄く痛そうな音がモブから聞こえた!──カナが伸びてきた男の手首を掌で叩いたのだ。

「うお!このガキ!なにしやがる!」おー痛てて!と手を振るモブA

「カナ……ダメだぞ。こんなハゲに触ったらハゲが移るかもしれないよ?あっちで手をキレイキレイしような~」とカナを連れて行こうとすると───

「おい!テメー!舐めた口聞きやがって!」──と立ち上がるモブAの友達?よく見るとホール内全員が殺気を振り撒いている。

「はぁぁ……」と俺はため息一つ。モブAを片手で掴み上げ──
「【ウォーターバブル】」と唱え……モブAの顔面に水の玉を精製

「ガボガボガボ」と苦しみ…俺の手から逃れようと必死にもがき…殴る蹴るを繰り返し───動かなくなる。

俺はモブAを床に投げ捨て腹を踏みつけ水を抜く──その光景に凍り付くかの如くモブの友達?は固まり動けなくなる。

「まだ生きてるが……全員で来るなら容赦できないから……塵一つ残らない感じになるけどいいか?」こんな感じに──【サンドストーム】とモブAの服だけを器用に砂塵へと変えると────

「いやいやいやいや!俺達は旦那の!そう!旦那の用件を手伝おうと……なぁ!みんな!」
「おっおう!」「そうだ!その通り!」「そんなハゲなんて知りませんぜ!」

《この変わり身の早さには好感が持てますね!面白すぎます……ぷぷっ》(相変わらず黒いっすね~ホントに善行の女神さまなんですかね~?)《───なにか……いいましたか?》(いいえ!)

気を取り直して──「んじゃ…迷子の捜索系の依頼が出てないか調べたい。とりあえず係りの人って居ないの?」

「こっちですよ旦那!ここは裏のバーなんで!」と俺の問に気持ちのいい位の掌クルーを見せる。


「ささ、こっちですよ旦那!」とモブBに連れられて表に回れば、しっかりとした作りのカウンターに座るおっさんが居る。

「よう、フォルカー!お客様を連れて来たぜ!」

「なんだヨハンか……んで、客ってのはその小僧か?」

ギラッ!とフォルカーと呼ばれた男の眼が鋭く光る。

「じゃ、旦那!あっしは裏のバーに戻りますんで!」ノシと手を振りモブB改めヨハンは一目散に走り去る。

(とりあえず……カウンターへ行くか……)《ですね!》

「ども、俺は久世 雷斗と言います。今日は迷子或は失踪者などの捜索依頼みたいなのが現在でてないかな?と思い此方へ来たのですが……現在はそういった依頼は出てますか?」

「お前…ギルドカードは持ってるか?」

「ギルドカード?」フォルカーの問に解らず問い返してしまう。

「小僧…お前冒険者ギルドは初めてか?」

「はい。宜しければご教授願えますか?」

俺のお願いに気分を害することもなく、淡々と説明してくれる。

冒険者ギルドにはランキング制度というものがあり

F~Aの順に評価が上がり、殿堂入りになるとSやSSと言ったクラスを特別に授かるそうだ。

そして一番重要なのが受託できる依頼は現在のランクと一つ上のランクまでとなっていて、飛び越して上のランクを受託することが出来ない──ということだ。


「解りました。んで…結局失踪などの捜索依頼は結局出てるんですか?」という俺の問に「悪いがギルド外の人間には教えられない決まりなんだ。」と言われてしまい───
《入ればいいじゃないですか。冒険者ギルド》(ええー……)
《やってみたい!って言ってたじゃないですか!ぜひやってみましょう!そうしましょう!》(ノリノリですね……まっいいですけど…)

「んじゃ…登録お願いします」

「身分証はあるか?」と聞かれ、俺は身分証を取り出し提出……

「なっ!」なぜか驚きの声を上げ目を見開き俺を見るフォルカー……なぜだ?《なぜ?もなにもそのカードには執行者の表記が書いてあるじゃないですか~お馬鹿さんだから忘れちゃったんですね!まるでボケ老人です♪》うふふっ!と楽しそうに笑う女神さま……たが!(それはあんただろ!おばあちゃん女神!)

《おばあちゃんじゃないもん!あれは仮の姿なんだもん!》
(黙らっしゃい!毎日毎日テレビばっか見て食っちゃ寝してたんだろ!でなければあの無駄な知識は納得できないぞ!)ついに言ってやったぜ!

《ぐぬぬ……だって!暇なんだもん!しょうがないじゃないですか!テレビと漫画だけが唯一の楽しみだったんですよ……》ぐすっと脳内で泣き出す女神さまに少々の罪悪感を覚えつつ──

「あー……なんだ…そういうことで、捜索依頼がないか聞いてたんだが……どうだ?」とフォルカーに返答を促す。

「あ…ああ。今は何件か出てるな……」驚きからまだ復活仕切れていないのか、フォルカーの声は少し震えている──

「実はな────」と俺はバルナバス男爵邸においての一件を所々省きつつ、簡単な詳細を告げる───

「なんてこった……まさかここの領主が……すまんが少し待っていてくれないか?」とフォルカーは言うや俺の返事を待たず裏に引っ込んでしまった。



それから待つこと数十分「雷斗さまー、カナのどかわいたなー」
とか「雷斗さまー、カナ疲れたから抱っこー!」とか……カナの我が儘を聞きながら───もといアンナに睨まれながら───待っていること数分。フォルカーが別の男を連れて戻ってきた。


「どうも初めまして。私はここのギルドの長をしているヘルムートと申す者です……フォルカーから話を聞かされましたが……奥で詳しく聞かせてもらえませんか?」というヘルムートの申し出を断ると話が進まないので、やむなく奥へ着いていくことにした。



そしてフォルカーにした説明とほぼ変わらない説明をヘルムートにすると「そうですか……お話は解りました。現在出ている失踪者の捜索依頼はこの3件ですね」と出された依頼対象の名前を見て────ビンゴだった!

早速その事をヘルムートに伝えると…ギルドに連れて来てくれれば、依頼完了として報酬が出ますとの事で、明日にも連れてくることを約束する。

最後に今回被害にあった少女達は全員貴族の娘ということもあり、ギルドから王国に報告を上げ残った少女達は一旦ギルドで預り、順次返還するという事で話が決まった。


俺達は冒険者ギルドを後にして宿屋で待つミレーヌと合流。

その後…少女達に無事帰れる手配が出来たことを伝えると、少女達は皆一様に涙を流すのだった────


そして夜も更け……皆が寝静まった頃───

(バルナバスのマーカーが止まってるな……何処かに逃げ込んだか……《或は犯罪仲間と合流したか……ですね。》

(んじゃ……行きますか!)

俺は闇夜の空に飛び出した────
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