83 / 170
第17章 物語と記者。
1 蜘蛛の夢。
しおりを挟む
先日載ってらっしゃった、毒蛾の夢についてです。
実は僕も、同じ様な商人、似て非なる事を経験致しました。
僕は、顔の良い方で、その事で酷く苦労していたんです。
《私を、好いているって言って頂戴》
最初は、女教師でした。
子供の頃の僕は、酷い不真面目で。
宿題を適当にする事も良く有り、その当時は居残りをさせられていました。
そして。
「イヤです!」
何とか女教師から逃げ出し、走って家まで逃げました。
そして母親に縋ろうとした時、僕は、母に触れる事が出来なくなっていました。
「ちょっとアンタ、どうしたって言うんだい」
「ぼ、僕、先生に」
今なら、それなりに新聞にも載っていますが。
当時は、男が襲われるだなんて有り得ない、そう思われている時代で。
「全く、宿題をやらないからだよ」
「違う、本当に、先生が」
「はいはい、それで逃げ出して鞄も何も持って来なかったのね。明日には謝りに行ってあげるから、アンタもちゃんと謝んなさい」
「イヤだ、行きたくない」
「またそんな事を言って、なら農作業の手伝いをさせるよ」
「する!するから、もう学校は嫌だ」
母は当時、僕の様子がおかしいとは察していたそうですが。
大の大人が、しかも既婚者の女が、子供の男を襲うだなんて有り得ない。
そう本気で思っており、それが当たり前だからと。
単に、女教師が酷く怖くなって逃げ出しただけだろう、そう思っていたそうです。
「なぁ、アンタ、本当に」
「もう、言いたくない」
僕は学校に行かないで済むなら、あんな怖い思いをするならと。
必死に、真面目に農作業をしました。
そうやって体を動かしていれば、何とか幾ばくか忘れられた事も大きいです。
その時まで、母の体を奇妙だとは思っていませんでしたが。
もう既に、当時は女性の体が奇妙で怖く、一緒に風呂には入れなくなっており。
近付く事も、出来なくなっていたのです。
『来なさい』
そして幾ばくか過ぎた頃。
出稼ぎから帰って来た父に呼び出され、僕はどうせ信じて貰えないだろうと思いながらも、本当の事を話しました。
ですが、父は信じてくれました。
丁度その時、御社から出た本に、実際にも有った出来事として載っていたそうで。
「本当に」
『不真面目だったお前が農作業を真面目にして、甘えん坊だったお前が母さんにも甘えない。なら、そう言う事なのだろう』
僕は大泣きしました。
ずっと、ずっと苦しかったんです。
大好きな母に近付けもしない。
大好きな母に信じて貰えない。
それが本当に、とても辛くて。
けれどもどうしようも無くて。
とてもとても、ずっと、辛かったんです。
「ごめんよ、まさかそんな事が本当に有るだなんて」
「ううん、僕は、不真面目だったし。僕も、ごめんなさい」
「良いのよ」
「ひっ」
和解は出来ました。
けれど、僕は相変わらず、母が怖かった。
今思えば分かるのですが、似た年頃だったので、それが特にダメだったのだと思います。
それからも、相変わらず辛い日々が続きました。
母は信じなかった事を後悔し、僕は母に未だに甘えられない事を後悔し。
そうして何ヶ月か過ぎた頃、僕は家を出ました。
父の伝手で、僧院に入る事になったのです。
男ばかりの僧院ですから、僕は安心しました。
ですが子供だったものですし、父もまさかと思ったそうです。
まさか、今度はそこで男に襲われるとは。
僕も、そう思っていましたから。
『お前にも、何か隙が、悪い所が有ったんじゃないのか』
僕は、絶望しました。
ただ他と同じ様にしていただけの筈が。
何も悪い事をしていないのに、責められた。
また、僕は逃げ出しました。
泣きながら、どうやって死のうか考えました。
もう、それしか考えられませんでした。
『いらっしゃい、他の僧にでも虐められたか』
その声は男か女か分からない声で、容姿も、どちらか分からない容姿でした。
「うん」
『気晴らしに見ていきな、何が気になる』
「コレは何?」
『あぁ、生き達磨だったモノだよ、骨も内臓も抜いてあるから縮んでコレだ』
「何に使うんです?」
『憎い男に渡すんだ、そうして暫くすると女と致せなくなる』
僕は欲しくなると同時に、諦めました。
「なら、男とは出来るんですね」
『あぁ、そう言う事か、ならコレだ』
その商人が差し出したのは、瓶に入った大きな蜘蛛でした。
あまりに大きいので、瓶の口からは出せそうも無い程、大きな蜘蛛でした。
「どうやって出してやるんですか?」
『ふふふ、良い子なのにね、可哀想に。お前さんの好きにしな』
「でも、僕」
『この世には出世払いってのが有るんだ、ただね、他所様の場合だと高く付く事になるけれど。コレも運、お前さんには等価の出世払いにしといてやる。なに、いつか大きくなったらで良いって事だよ』
「大きくなったら、またココに来れば良いですか?」
『あぁ、そうだね、払える様になったら。おいで』
僕はまだまだ子供で、しかも田舎では誰にでも親切にされていたので。
全く、何も疑う事も無く、その瓶を持ち帰りました。
けれど、途中で気が付いたんです。
あの僧も、父も居るのだと。
僕は足を止め、蜘蛛が怪我をしない様にと瓶を割り、藪に逃がしました。
そうして近くの川に行き、そのまま川に入りました。
ですが苦しくて、直ぐに泳いでしまいました。
なので力尽きるまで泳ぐ事に、川を下りました。
疲れた、苦しい。
けれどもう、逃げる場所も無い。
どんどんと水を飲んで、僕はいつしか気を失いました。
『あぁ、起きたかい』
お婆さんなのかお爺さんなのか、良く分からない、皺々の老人が目の前に居ました。
なので僕はつい、やっと、極楽浄土に行けたのかと。
「すみません、三途の渡し賃を持っていなくて」
『ふっふっふっ、アンタ、そんなに若いのに死のうとしてたのかい。残念だけれど、ココはまだ現世だ、アンタにはまだやる事が有るって事だね』
僕は、大泣きしました。
まだ、何かやらなければならない事が有るのか、と。
こんな、地獄の様な場所で。
何処にも、誰も味方が居ない場所で。
「いやだぁ」
悔しくて怖くて、もう嫌で嫌で堪らなかった。
あんなに苦しい思いをしたのに、どうして死ねなかったんだと。
僕は泣きながら怒り、畳を殴り続けました。
『坊主、坊主はまだ若い、だから幾らでもやり直せる。仕返しだって何だって簡単だろう、なんせ体力も有るんだ、まだまだ幾らでも出来る事が有るんだよ。手伝ってやるから、もう少しだけ、やれる事をやってみるんだよ。アンタと同じ子を、出さない様に』
復讐は何も生まない。
仕返しをしてはならない、許しなさい。
それらとは全て反対の事を、老人は僕に話しました。
そして僕は、生きる事にし、暫くして違う寺に戻りました。
「宜しくお願い致します」
老人が言っていた通り、僕は何も尋ねられる事無く、受け入れられました。
もう既に噂は広まっており。
寺としては、受け入れるしか無かったからです。
そうして僕は、恩人への恩返しだとして。
週に1回、老人の家に教えを請いに行きました。
『体も鍛えなさい』
「はい」
学も付け、体を鍛え、道理を学びなさい。
老人は僕に何か有ったのかを、尋ねはしませんでした。
けれども決して僕には近付かず、避けもせず、良く話をしてくれました。
子供ながらに、きっと自分と似た様な事を経験したのだろう。
僕はそう思いました。
その老人の顔には、幾ばくか酷い傷が有ったからです。
きっと、顔を潰そうとしたのだろう、と。
ですが、僕も尋ねませんでした。
僕も、未だにそうした事を尋ねられるのは、あまり良い気はしませんから。
『泣くな泣くな、コレは寿命、老衰と言うんだよ。やっとだ、やっと、お迎えに来て貰えた。きっと坊主のお陰だろうね、ありがとう、しっかりやるんだよ。はぁ、疲れた、疲れたよ』
その後に分かった事ですが、彼は、詐欺師でした。
女も男も騙していた、指名手配犯でした。
そう知ったのは、彼が残していた手帳から。
処分してしまえば良かったのに、敢えて彼は残していた。
長い知り合いですし、僕は許してしまいました。
そして、その日記のせいでも有ると思います。
細かい字でびっしりと書かれた、分厚い日記を、僕は全て書き写し。
大学へと、匿名で贈らせて頂きました。
きっと、当時でも良く調べれば、僕の事も分かっただろうとは思います。
けれどその大学の教授は、それらを本にし、出してくれました。
そこでやっと、僕は彼の供養を終えられたと、そう思いました。
そして、コレで少しは、世がマシになるのではと。
けれど、大して良くはなりませんでした。
だからこそ、消えていた筈の炎をが、また強さを増していきました。
《お願い、一緒になって》
僕はもう、全てが虫だと思う様になっていました。
偶に益虫は居ても、殆どが害虫。
それも随分と偏った見方だと、今なら分かるのですが。
世に生きる以上、そう思う他に無かったのです。
「僕は御仏に仕える身です、どうかご理解下さい。お布施が無くては、生きてはいかれませんので」
根腐れを起こした、どうしようも無い花であるにも関わらず、虫は寄って来る。
雄も雌も関係無く、見目が良いからと、僕の気も知らずに。
相反する教えを持ち続け。
また、僕は死にたくなりました。
来世こそ、償いをしますから。
どうか穏やかに死なせて下さい。
ですが、それが無理な事で有るとも、考えていました。
僕は至って健康で。
偶に来る両親からの手紙でも、血筋からして健康であると分かっていたからです。
ですから、僕は病気を貰う事にしました。
実は僕も、同じ様な商人、似て非なる事を経験致しました。
僕は、顔の良い方で、その事で酷く苦労していたんです。
《私を、好いているって言って頂戴》
最初は、女教師でした。
子供の頃の僕は、酷い不真面目で。
宿題を適当にする事も良く有り、その当時は居残りをさせられていました。
そして。
「イヤです!」
何とか女教師から逃げ出し、走って家まで逃げました。
そして母親に縋ろうとした時、僕は、母に触れる事が出来なくなっていました。
「ちょっとアンタ、どうしたって言うんだい」
「ぼ、僕、先生に」
今なら、それなりに新聞にも載っていますが。
当時は、男が襲われるだなんて有り得ない、そう思われている時代で。
「全く、宿題をやらないからだよ」
「違う、本当に、先生が」
「はいはい、それで逃げ出して鞄も何も持って来なかったのね。明日には謝りに行ってあげるから、アンタもちゃんと謝んなさい」
「イヤだ、行きたくない」
「またそんな事を言って、なら農作業の手伝いをさせるよ」
「する!するから、もう学校は嫌だ」
母は当時、僕の様子がおかしいとは察していたそうですが。
大の大人が、しかも既婚者の女が、子供の男を襲うだなんて有り得ない。
そう本気で思っており、それが当たり前だからと。
単に、女教師が酷く怖くなって逃げ出しただけだろう、そう思っていたそうです。
「なぁ、アンタ、本当に」
「もう、言いたくない」
僕は学校に行かないで済むなら、あんな怖い思いをするならと。
必死に、真面目に農作業をしました。
そうやって体を動かしていれば、何とか幾ばくか忘れられた事も大きいです。
その時まで、母の体を奇妙だとは思っていませんでしたが。
もう既に、当時は女性の体が奇妙で怖く、一緒に風呂には入れなくなっており。
近付く事も、出来なくなっていたのです。
『来なさい』
そして幾ばくか過ぎた頃。
出稼ぎから帰って来た父に呼び出され、僕はどうせ信じて貰えないだろうと思いながらも、本当の事を話しました。
ですが、父は信じてくれました。
丁度その時、御社から出た本に、実際にも有った出来事として載っていたそうで。
「本当に」
『不真面目だったお前が農作業を真面目にして、甘えん坊だったお前が母さんにも甘えない。なら、そう言う事なのだろう』
僕は大泣きしました。
ずっと、ずっと苦しかったんです。
大好きな母に近付けもしない。
大好きな母に信じて貰えない。
それが本当に、とても辛くて。
けれどもどうしようも無くて。
とてもとても、ずっと、辛かったんです。
「ごめんよ、まさかそんな事が本当に有るだなんて」
「ううん、僕は、不真面目だったし。僕も、ごめんなさい」
「良いのよ」
「ひっ」
和解は出来ました。
けれど、僕は相変わらず、母が怖かった。
今思えば分かるのですが、似た年頃だったので、それが特にダメだったのだと思います。
それからも、相変わらず辛い日々が続きました。
母は信じなかった事を後悔し、僕は母に未だに甘えられない事を後悔し。
そうして何ヶ月か過ぎた頃、僕は家を出ました。
父の伝手で、僧院に入る事になったのです。
男ばかりの僧院ですから、僕は安心しました。
ですが子供だったものですし、父もまさかと思ったそうです。
まさか、今度はそこで男に襲われるとは。
僕も、そう思っていましたから。
『お前にも、何か隙が、悪い所が有ったんじゃないのか』
僕は、絶望しました。
ただ他と同じ様にしていただけの筈が。
何も悪い事をしていないのに、責められた。
また、僕は逃げ出しました。
泣きながら、どうやって死のうか考えました。
もう、それしか考えられませんでした。
『いらっしゃい、他の僧にでも虐められたか』
その声は男か女か分からない声で、容姿も、どちらか分からない容姿でした。
「うん」
『気晴らしに見ていきな、何が気になる』
「コレは何?」
『あぁ、生き達磨だったモノだよ、骨も内臓も抜いてあるから縮んでコレだ』
「何に使うんです?」
『憎い男に渡すんだ、そうして暫くすると女と致せなくなる』
僕は欲しくなると同時に、諦めました。
「なら、男とは出来るんですね」
『あぁ、そう言う事か、ならコレだ』
その商人が差し出したのは、瓶に入った大きな蜘蛛でした。
あまりに大きいので、瓶の口からは出せそうも無い程、大きな蜘蛛でした。
「どうやって出してやるんですか?」
『ふふふ、良い子なのにね、可哀想に。お前さんの好きにしな』
「でも、僕」
『この世には出世払いってのが有るんだ、ただね、他所様の場合だと高く付く事になるけれど。コレも運、お前さんには等価の出世払いにしといてやる。なに、いつか大きくなったらで良いって事だよ』
「大きくなったら、またココに来れば良いですか?」
『あぁ、そうだね、払える様になったら。おいで』
僕はまだまだ子供で、しかも田舎では誰にでも親切にされていたので。
全く、何も疑う事も無く、その瓶を持ち帰りました。
けれど、途中で気が付いたんです。
あの僧も、父も居るのだと。
僕は足を止め、蜘蛛が怪我をしない様にと瓶を割り、藪に逃がしました。
そうして近くの川に行き、そのまま川に入りました。
ですが苦しくて、直ぐに泳いでしまいました。
なので力尽きるまで泳ぐ事に、川を下りました。
疲れた、苦しい。
けれどもう、逃げる場所も無い。
どんどんと水を飲んで、僕はいつしか気を失いました。
『あぁ、起きたかい』
お婆さんなのかお爺さんなのか、良く分からない、皺々の老人が目の前に居ました。
なので僕はつい、やっと、極楽浄土に行けたのかと。
「すみません、三途の渡し賃を持っていなくて」
『ふっふっふっ、アンタ、そんなに若いのに死のうとしてたのかい。残念だけれど、ココはまだ現世だ、アンタにはまだやる事が有るって事だね』
僕は、大泣きしました。
まだ、何かやらなければならない事が有るのか、と。
こんな、地獄の様な場所で。
何処にも、誰も味方が居ない場所で。
「いやだぁ」
悔しくて怖くて、もう嫌で嫌で堪らなかった。
あんなに苦しい思いをしたのに、どうして死ねなかったんだと。
僕は泣きながら怒り、畳を殴り続けました。
『坊主、坊主はまだ若い、だから幾らでもやり直せる。仕返しだって何だって簡単だろう、なんせ体力も有るんだ、まだまだ幾らでも出来る事が有るんだよ。手伝ってやるから、もう少しだけ、やれる事をやってみるんだよ。アンタと同じ子を、出さない様に』
復讐は何も生まない。
仕返しをしてはならない、許しなさい。
それらとは全て反対の事を、老人は僕に話しました。
そして僕は、生きる事にし、暫くして違う寺に戻りました。
「宜しくお願い致します」
老人が言っていた通り、僕は何も尋ねられる事無く、受け入れられました。
もう既に噂は広まっており。
寺としては、受け入れるしか無かったからです。
そうして僕は、恩人への恩返しだとして。
週に1回、老人の家に教えを請いに行きました。
『体も鍛えなさい』
「はい」
学も付け、体を鍛え、道理を学びなさい。
老人は僕に何か有ったのかを、尋ねはしませんでした。
けれども決して僕には近付かず、避けもせず、良く話をしてくれました。
子供ながらに、きっと自分と似た様な事を経験したのだろう。
僕はそう思いました。
その老人の顔には、幾ばくか酷い傷が有ったからです。
きっと、顔を潰そうとしたのだろう、と。
ですが、僕も尋ねませんでした。
僕も、未だにそうした事を尋ねられるのは、あまり良い気はしませんから。
『泣くな泣くな、コレは寿命、老衰と言うんだよ。やっとだ、やっと、お迎えに来て貰えた。きっと坊主のお陰だろうね、ありがとう、しっかりやるんだよ。はぁ、疲れた、疲れたよ』
その後に分かった事ですが、彼は、詐欺師でした。
女も男も騙していた、指名手配犯でした。
そう知ったのは、彼が残していた手帳から。
処分してしまえば良かったのに、敢えて彼は残していた。
長い知り合いですし、僕は許してしまいました。
そして、その日記のせいでも有ると思います。
細かい字でびっしりと書かれた、分厚い日記を、僕は全て書き写し。
大学へと、匿名で贈らせて頂きました。
きっと、当時でも良く調べれば、僕の事も分かっただろうとは思います。
けれどその大学の教授は、それらを本にし、出してくれました。
そこでやっと、僕は彼の供養を終えられたと、そう思いました。
そして、コレで少しは、世がマシになるのではと。
けれど、大して良くはなりませんでした。
だからこそ、消えていた筈の炎をが、また強さを増していきました。
《お願い、一緒になって》
僕はもう、全てが虫だと思う様になっていました。
偶に益虫は居ても、殆どが害虫。
それも随分と偏った見方だと、今なら分かるのですが。
世に生きる以上、そう思う他に無かったのです。
「僕は御仏に仕える身です、どうかご理解下さい。お布施が無くては、生きてはいかれませんので」
根腐れを起こした、どうしようも無い花であるにも関わらず、虫は寄って来る。
雄も雌も関係無く、見目が良いからと、僕の気も知らずに。
相反する教えを持ち続け。
また、僕は死にたくなりました。
来世こそ、償いをしますから。
どうか穏やかに死なせて下さい。
ですが、それが無理な事で有るとも、考えていました。
僕は至って健康で。
偶に来る両親からの手紙でも、血筋からして健康であると分かっていたからです。
ですから、僕は病気を貰う事にしました。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる