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~~1人~~
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~逢魔が時~
日常と非日常が移り変わる不思議な時間帯・・・
目の前のモノが現実かそれとも違うモノか・・・
人か人為らざるモノなのか
すべては自分で確かめてごらん
さあ、こちらへおいで
~~~~~~~~~~~
夕暮れ時、公園の人影がどんどん減っていきます
1人、また1人いなくなっています
残りの人影が後、5人、4人、3人、2人
そして・・・
もうくらくなってきた
どんどん友だちがお家にかえっていく
でも、ぼくはまだかえりたくなくてひとりでブランコにのっている
キィ~・・・ キィ~
ブランコの音だけが暗くなりかけた公園に響いている
みんなはいいな~ かえるお家があって
ぼくは、おとうさんにおこられてお家にかえれない・・・
さみしいよ、おとうさんむかえに来てよ
かえりたくないけどかえりたい・・・
ひとりはいやだよ
思わずナミダが出そうになる
でもぼくはもう大きいんだから、はずかしくてついまわりをみまわした
「泣いてるの?どこか痛いの?」
ぼくより少し大きいくらいの女の子が心配そうにぼくをみている
なきそうな所をみられた!
ぼくははずかしくて下をむき
「いたくない」
とだけいった・・・
「そう、ならもう暗くなるよ
逢魔が時って言って、お化けとかに会いやすくなるんだって
もう帰った方がいいよ」
女の子はそうゆうけど、女の子もかえらずにブランコにのりだした
「おねえちゃんはかえらないの?」
ぼくも女の子にそうきくと
「ママは私の事が嫌いなの・・・
怒ってばかりいるからお家に帰れないの」
女の子はさみしそうにそういった
ぼくと同じだ!
ぼくもお家にかえれない
でもひとりはいやだよ
「おねえちゃんぼくと同じだ
じゃあ、いっしょにあそぼうよ!
ずっといっしょにあそぼう・・・」
ぼくは女の子に手を差し出した
お家にかえれないどうし、いっしょにいようよ
「いっしょ・・・」
女の子はすこしかんがえていたけど、えがおでぼくの手をにぎってきた
「うん!私、ずっと1人ぼっちで寂しかったの」
『2人でずっといっしょにあそぼう・・・』
ぼくと女の子は手をつないで走りだした
もう1人ぼっちじゃない
ずっといっしょにいようね・・・
黄昏時の公園に人影1つ・・・ クルクル回ってる
2つじゃないの?
いえいえ、もともと1つだよ
だって、もう1つは土の中・・・
影なんかできないよ
~終わり~
日常と非日常が移り変わる不思議な時間帯・・・
目の前のモノが現実かそれとも違うモノか・・・
人か人為らざるモノなのか
すべては自分で確かめてごらん
さあ、こちらへおいで
~~~~~~~~~~~
夕暮れ時、公園の人影がどんどん減っていきます
1人、また1人いなくなっています
残りの人影が後、5人、4人、3人、2人
そして・・・
もうくらくなってきた
どんどん友だちがお家にかえっていく
でも、ぼくはまだかえりたくなくてひとりでブランコにのっている
キィ~・・・ キィ~
ブランコの音だけが暗くなりかけた公園に響いている
みんなはいいな~ かえるお家があって
ぼくは、おとうさんにおこられてお家にかえれない・・・
さみしいよ、おとうさんむかえに来てよ
かえりたくないけどかえりたい・・・
ひとりはいやだよ
思わずナミダが出そうになる
でもぼくはもう大きいんだから、はずかしくてついまわりをみまわした
「泣いてるの?どこか痛いの?」
ぼくより少し大きいくらいの女の子が心配そうにぼくをみている
なきそうな所をみられた!
ぼくははずかしくて下をむき
「いたくない」
とだけいった・・・
「そう、ならもう暗くなるよ
逢魔が時って言って、お化けとかに会いやすくなるんだって
もう帰った方がいいよ」
女の子はそうゆうけど、女の子もかえらずにブランコにのりだした
「おねえちゃんはかえらないの?」
ぼくも女の子にそうきくと
「ママは私の事が嫌いなの・・・
怒ってばかりいるからお家に帰れないの」
女の子はさみしそうにそういった
ぼくと同じだ!
ぼくもお家にかえれない
でもひとりはいやだよ
「おねえちゃんぼくと同じだ
じゃあ、いっしょにあそぼうよ!
ずっといっしょにあそぼう・・・」
ぼくは女の子に手を差し出した
お家にかえれないどうし、いっしょにいようよ
「いっしょ・・・」
女の子はすこしかんがえていたけど、えがおでぼくの手をにぎってきた
「うん!私、ずっと1人ぼっちで寂しかったの」
『2人でずっといっしょにあそぼう・・・』
ぼくと女の子は手をつないで走りだした
もう1人ぼっちじゃない
ずっといっしょにいようね・・・
黄昏時の公園に人影1つ・・・ クルクル回ってる
2つじゃないの?
いえいえ、もともと1つだよ
だって、もう1つは土の中・・・
影なんかできないよ
~終わり~
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