異世界転移の特権!能力が付与されなかった俺~召喚されたら、俺でなく自転車が最強になっていた件、しかし俺も得意の弓で脅威を倒す!~

俺の人生……THE END……

 そう諦めかけた瞬間、声が聞こえた。

「成、諦めたら駄目」

ばあちゃんの声だった。

主人公の成は14歳、彼の家は母子家庭。
成は、新聞配達で家庭を支える、いたって真面目で家族想いの少年。
ある日遅刻しそうになり、山道で自転車をとばしていると、目の前にトラックが。
何とか避けたものの、ガードレールに突っ込み、崖の下へ真っ逆さま。
もう終わりかと思いきや、召喚士により異世界へ召喚され助かった。
けれど、元居た世界に帰るには、この国の脅威や魔王を倒さなければならないという。
しかし、召喚された時の付与能力は、何故か自分では無く自転車にいき、最強の自転車爆誕!? けれど、自分は魔力20と低くこのままではどうにもならない。

付与魔力20からスタートした主人公、しかも修行の為属性判定をすると、珍しい光属性の反応が……!?

この話は、最強自転車と魔法、得意の弓で仲間達と国の脅威や魔王を倒すお話です。

※この話はカクヨムで掲載中の短編『自転車勇者は帰りたい』を長編に書き直した話です。
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