暗い夜を見つめながら今日も生きる意味を探している。

ぼっち

高校1年、新入生。

ぼっち。

そう、ぼっち。


僕はきっと、ずっとぼっちだ。
喋ることのできる人は、いる。
だけど、、
「友達」
の定理が分からないから、友達と呼べる人がいない。

どこまでが他人で、どこからが友達なのか。
それがわかる人なら、きっとタスクをクリアすることは容易いのだろうけど。
僕にはその知識も、答えもない。
だから、ぼっちだ。

でも、いいではないか。
周りに合わせることなく、1人で自由に生きていける。
好きなことを縛られず、好きにできる。
余計な関係がないから、友達"付き合い"に悩まなくていい。
変な期待も、無駄な価値観も、自分の世界で完結すればそれほど楽なものは無い。
いいじゃないか。1人だって。
周りが遊びや部活に必死な中、勉強やバイト、資格にライトを当てることが出来る。
必要のない関係を断てば、別のものにライトが当たる。
僕はその明るい自分の道を肯定しながら進む。

だって影を見てもしょうがないじゃないか。
影を見ても見える世界は、自分が迷う未来だけ。
自分が胸を張って生きていける世界。
それは自分で作り出すしかないんだ。
陰キャも陽キャも関係ない。

自分が生きる世界は、自分の道は、自分で切り開かなければ、どうするかは自分で決めなければ、自分という存在が消えてしまう。
まだ、人生はある。
その、たった通過点に過ぎない。
今日も、明日も、次の日になれば全て過去だ。
生きていこう。ゆっくりと。


(友達いいなぁ。)