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恋愛感情

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『アオハルかよ。』
その言葉がピッタリと自分に当てはまる時が来るとは思ってもいなかった。
「じゃあ、またね~」
そう言って通話を切ったのはつい数時間前の話だ。

気になっている、いや、好きな人との3時間にわたる幸せの一時を過ごした。
彼女は可愛い。
声や、発言まで全てが可愛い。
笑い声なんか最高だ。

でもきっと、彼女にその気は無い。
俺のことが好きでもなければ嫌いでもない。
きっかけは同一の趣味からだった。
学校で話すようになって3年、通話を今までしたことがなかった。
今日が2度目。一回目の時には感じなかった不安や悲しみなどの胸の痛みがあることに気がついた。

きっと、拒絶されるのが怖いのだろう。
彼女の知る自分でいなければ。
嫌われたくない。そんな思いが心を痛めつけているのだろう。

こっちが頑張って話を繋いでも結局途切れてしまう。
沈黙は3時間中30分はあっただろうか。
でもそれでも良かった。繋がっていられる。一緒にその時間を過ごし、話したくなったら話して、それだけ。
それだけがとてつもなく幸せだった。

ただ、今は寂しい。苦しい。恋とはこんなにも辛いものだったのかと後悔までしそうだ。
繋がる幸せ。一緒の幸せ。でももう感じられないんじゃないかと、そんな被害妄想が耐えなくなる。
泣きたい。泣きたいのかもしれない。
もう会えなかったら。喋れなかったら。
大切な存在になりすぎて、これからがとてつもなく不安だ。

彼女が俺をどう思ってるのかはわからない。そんな素振りもない。
これから分からないことだらけだ。
けど、前向きに捉えて、生きていきたいとそう思う。
でも、こうやって書いたって、胸のこのモヤモヤは、無くなったりはしないんだ。



















「アオハルかよ。」
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