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クズの日記

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「クズばっか」
友達が言った。

聞けば恋愛が上手く行かなすぎているらしい。
それに加え、人間関係も上手くいってないらしい。

「それはクズ。」
俺もその意見に乗った。
人の感性を疑うほどにクズだったからだ。

世の中はそんなもんで、きっとクズばっかだ。
こんなの比にならないくらいのクズもきっとそのうち生きてれば現れる。
でも、自分のことを大切してくれて、信頼し合える素敵な存在も同じくらいいると俺は思う。

だって、俺は見てきたんだ。あいつのこと。
陰ながらだけど、慕ってくれて、大切にしてくれる人は大勢いる。
俺も、、その1人になれてるといいんだけど。。
ってキモっ!!これあいつに見られたらどうすんだ、、
まぁいいか。日記なんて人に見せるものじゃないし。

いつかきっと、生きてれば本当の幸せってもんがわかる時が必ずくる。この世のことは好きじゃないし信用してない。神も仏もうんざりだ。
だけど、それは信じてる。自分で幸せを掴み取るその日まで、泣いて、苦しんで、もがけばいい。
その日まで生きてきた自分を褒めてあげて、しっかりと目の前の幸せを抱いてあげよう。
さぁ、その日まで辛抱だ。
その日まで、耐えるんだ。
それまでに小さな幸せってのがある。嬉しかったり楽しかったり。必ずある。それを取りこぼさないように必死になって生きていこう。

あぁ、もう腕が疲れた。今時手書きの日記ってどうなんだ?
ま、自分でやり始めたことだけどさ。
じゃ、また明日。2020,12-18
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