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Another Last

女子に間違えられました、、

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〖6年後〗

久々だなぁ。
日本に帰ってきた。。
6年前のクリスマス、僕は日本を離れた。
たまたま帰ってこなきゃいけない用事があって、それを連絡したらみんなで会おうということになった。


【居酒屋】

「あぁー!ありなぁー!!」
「あぁー!久しぶりぃ!元気だった!?」
「元気だよぉ!!」
「あぁー!!2人ともぉ!!」
「琳ちゃーん!!」
「元気ぃ!?」
「元気元気!!」
「颯太も!」
「元気そうでなによりだわw」
「みんな相変わらずだね!」
「あれ?そういえばどうして2人一緒?」
「あれ?愛理奈知らないの!?」
「えへへ。。実は私たち、、」
「付き合ってんだよ。」
「あぁー!もぉ颯太!!なんでいいとこ取るの!?」
「えぇー!?いつよぉ!そんな雰囲気じゃなかったのに!」
「大学まで一緒でそこからなんだって!」
「ラブラブカップルでぇーす!」
「そんなラブラブじゃない!」
「家ではデレデレなくせにぃ~w」
「えぇー!颯太のデレデレ姿見たぁーい!w」
「やめろ!///」
「へぇー!
でもいーなー!」
「非リア充~!」
「いいもんね~!私たちは非リアの今を楽しんでるんだもんねー!
ね、愛理奈?」
「え、うち彼氏いるよ?」
「....」
「。。。」
「、、、、」
「え、私帰った方が良くね?(泣)」
「「「まぁまぁまぁw」」」
「ってか、日向はまだなんだ。」
「うん。さっき空港から出てこっちのバス乗ったって。」
「じゃあもうちょいかかるな。」
「それまで先に飲んでましょー!!」
「綾芽、一応聞くけど何杯目?」
「レモンサワー2の、ビール1のウーロンハイ3で、今追いレモンサワー飲んでる。」
「「「え。やば。」」」
「飲みすぎだろ。」
「えへへ~///」
「じゃねぇよ。」


「遅くなっちゃったな...
早く行かないと、、」

「あれ?日向ちゃん、、」
「え?
せ、先輩。。」
「だよね!!そうだよね!」
「どうして、、」
「日向ちゃんが久々日本に帰ってくるって元町から連絡もらって。」
「それで!?」
「そうだよ?」
「なんか、すいません。。」
「謝んないで!俺が会いたかっただけだからw
さ、みんな待ってるし、行こうか!」
「はい!」


「へぇー、海外で。」
「はい。父の出張だったんですけど、その成り行きで。」
「すごいなぁ。」
「そんな大したことはしてないんですけどねw」
「いやいや、海外で働いてるってだけですごいよ!
憧れだな、、」

こう言ってくれるがやってることは酷い。
ほとんど事務作業だ。海外の男性はガタイのいい人が多く、僕には力仕事は任せられないのだとか。
どこに行っても女子扱いなのだ。

「あ、あの、、せ、先輩。」
「ん?」
「あの、、
今彼女って、、?」
「あぁwいるよ。
正式には奥さんだけど。」
「え!!結婚なさってたんですか!?」
「まぁねwもうすぐ子供も生まれる。」
「そうなんですね!おめでとうございます!」
「ありがとう!//でもなんか意外だな。。」
「え?何がですか?」
「もうちょっとガッカリされると思ってたw」
「もうそんな子供じゃないですよ!w
先輩のおかげで、異性を異性として見ることができるようになりました。」
「そうなの?」
「はい。ちゃんと、自分も周りも見れてます。」
「そっか。あの時のは、間違えた選択じゃなかったんだね。」
「ほんとはもう少し一緒にいたかったですけどね?」
「え?」
「あ、冗談です///」
「ふふっw
今、彼女は?」
「います!大学で知り合った子です。」
「じゃあ向こうの。」
「はい。色んな世界を触れることができて、ほんとに良かったです。
そのおかげでその子とも巡り会えましたし。」
「大きくなったね、日向ちゃん。」
「親戚の人みたいなこと言わないでください!w
あと、、[ちゃん]も。。」
「あ、そっか。もうそう呼ばなくていいんだね...」
「いやだって!w
小っ恥ずかしいです。。」
「なんか、変な感じだね。」
「ほんとですね。。」
「なんか、知らない間に大きくなってたなぁ。色んな面で。」
「え?」
「深く、強く。今の君の姿を見るとそれがよくわかる。
次会ったら改めて謝りたかった。ごめん。当時は俺のせいで、、」
「違います!!先輩のおかげで、ここまで来れたんです。
先輩があの時、女子に間違えてくれなかったら、、
ここまで成長出来ませんでした。」
「でも、、」
「あ、先輩が卒業されたあとの文化祭で、あ、その時もコンテスト出たんですけど、、」
「え!?そうなの!?」
「はい、、
正式には無理やりやらされたって感じですけど。。」
「それで!?」
「廊下で肩がぶつかった人がいて。」
「俺たちの出会いと、同じ。」
「はい。なんか寂しくなりました。
あの変な出会いが、僕を育ててくれたきっかけです。」
「きっかけ。。」
「だから謝る必要も、申し訳なく思う必要もありません。
僕にとって、最高の高校2年の年でした。」
「それは、俺も一緒。こんなに素敵な高校生活は初めてだった。」

先輩があの時あの廊下でぶつかって間違えてくれたから、ここまで来れた。それだけだった。
先輩の思ってくれる気持ちが心の底から嬉しかった。

「ここだ!」
「あ、せんぱ、、い。。」
「ひなたぁー!!!!」
「久しぶりぃ!」
「元気してたか?」
「怪我はない?」
「セクハラされてない?」
「ブラックじゃない?」
「うん、畳み掛けんな?
すごい、、もう、聖徳太子より大変な状況だから。」
「そんで俺への歓迎はないのね。」

「えぇ、みんなリア充かぁ」

「今年は日向のおかげでクリぼっちじゃなくなったね!w」

「全員揃ったし乾杯しよ!」

「「「「「かんぱぁーい!!」」」」」






「飲みすぎだって、、もぉ!!」
「大丈夫そう...?」
「うちが何とかする、、みんな気をつけてお先!!」
「お疲れ様~!」
「颯太達もタクシー?」
「いや、俺らはすぐだから。
こいつ持って帰んないと。。おもっ..」
「あぁー、、おんなにょこ、のこと、、重いって、、言ったら、、いけないんだよzzZ」
「おめぇも飲みすぎ。。
じゃ、ごめん、先!」
「うん。。気をつけてね...!」
「おう。じゃな!」
「おやすみ~。」
「それぞれ大変だ。」
「僕達も帰りましょう。」
「うん。
あれ、今日ホテル?」
「はい!ここの近くです。」
「そっか。
送って、、行かない方がいいよね?w」
「もう彼女じゃないですからね!w」
「茶化さないで!w」
「じゃ、また今度!」
「はい!おやすみなさい。」
「おやすみ。」


「先輩!!」
「ん?」
「僕は、女子に間違えられました、、
けど!!
最高に、幸せでした!」











































女子に間違えられました、、
FIN.
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