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第2章

〜戸惑い〜 #14

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「は、は?
ほ、本気で言ってんのか?」
「うん。
お父さんの出張でちょっと。」
「そ、そうなんだ。」
「彼女さんと楽しんでね。
話それだけ?」
「あ、あぁ。
や、でも!」
「じゃっ!
気をつけて。バイバイ!」

〖翌日〗
【教室 3-B】

「さっすが日向!!w」
「あいつはもう勝手にしろだねww」
「つーか好きなったって最低かよ!」
「ひなたのこと置いてさぁ!?」
「でも、海外は流石すぎw」
「嘘にはもってこいだねw」
「え、嘘じゃないよ?」
「........」
「........」
「え?」
「まじで?」
「うん、、」
「「えぇー!?」」
「嘘でしょ!?」
「じゃあ、お父さんの出張ってのも、、」
「ほんと。」
「「えぇー!?」」
「漫才やってんの?」
「もう、決めたの?」
「うん、行くことにした。」
「卒業は?」
「残念だけど...」
「そんなぁ。。」
「ごめんね。」
「でも、日向の人生だもんね。
うちは応援するよ。」
「あ、ずるい!
私も!」
「ありがとう...!」

【教室 3-A】

「どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう」
「ちょ、うるさいんだけど。」
「だって日向が海外行くんだぞ!?俺のせいだ、、やりすぎたのか?」
「はぁ、やっぱあんたみたいな意気地無しに協力するんじゃなかった。」
「はぁ!?誰が意気地無しだよ!」
「おめぇだよ、人に頼りっぱなしの弱虫!」
「うっせぇー!ギャラ払ってんだからいいだろ!」
「、、、
缶ジュース1本でどんだけやらしてんだよ。」
「金無いんだよ!」
「ス タ バ!ス タ バ!」
「コールすんな。無理。」
「お願い♡♡」
「行こうか。スタバ。」
「チョロw」

「で、私はどうしたらいいの?」
「琳には、あいつを引き止めてほしい。」
「引き止めんのは颯太でしょ。」
「頼むって!」
「あの子さ、私の体通用しないんだよね。
胸もお尻もサラサラ興味無いって感じ。それよりもなんか、男子の腹筋とかの方が好きそう。」
「なんかわかる。」
「っていうか、そろそろ彼のこと話してくれてもよくない?日向くんのこと知りたいんだけど。」
「だーめ。基本情報以外流用禁止。」
「基本情報って、男で15歳で大人しいってだけでしょ!?」
「十分だろ!」
「ぶぅー。
あ、じゃあ颯太のこと教えてよ。」
「え?」
「せっかく付き合ってる設定なんだし。」
「あくまで設定だから。実際には付き合ってない。」
「へぇー。そんなに素っ気なくしちゃっていいんだ?
あぁーもう協力しなぁーい。」
「面倒臭い。」
「おめぇのがめんどいわ。」
「女の子がおめぇとか言うな。」
「はい出た男女差別。日向くんに嫌われるよ?ってかあの子ほんと女子より女子だよねぇー!女装姿とか見てみたぁーい♡」
「お前は女子じゃねぇだろ。」
「なんか言った?」
「いいえ、なんも。」

【有川家】

「じゃあ、行くのね?」
「う、うん。」
「まだ、迷ってるの?」
「え?あ、まぁ。ちょっと心残りが。。」
「まぁ、まだ時間はあるからゆっくりと考えなさい。お父さんにはそう言っておくからね。」
「うん、ありがとう。」

........................
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