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第二章 中二病には罹りません ー中学校ー
第248話 蠢くモノたち (3)
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「はい、良いわよ~、そこでターン。ポーズは任せるから、あなたも大分場に慣れて来た様だし、そろそろ自分なりの表現を模索してもいいんじゃないかしら?」
「はい、大崎先生ありがとうございます。」
俺は今会場リハーサルの真っ最中。そんな事していて大丈夫なのかって?大丈夫なんだよ、のっぺり佐々木でやってるから誰も”Noir”だと思わないんだよ。
これ、ここで大声カミングアウトしても誰も信じないんじゃないかな?
それだけイメージの乖離が激しいようです。人間本当に信じられないモノって、認識出来ない様になってるんですね。俺は妖怪ぬらりひょんか何かか?気にしたら負けだな、うん。
「じゃあ、後は本番だけね。今回も衣装チェンジとメイクは自分でやって頂戴、理由は言わなくても分かると思うけど、念の為人の出入りには気を付けて。
出番は中盤とラストよ、気合を入れて挑んで。」
「はい、分かりました!」
本番前の控室、メイクも終わり衣装も着替えた。あとは集中するのみ。
「大丈夫かな、なんか緊張するんだけど。」
「大丈夫でございます。Saki様でしたら必ずショーを成功させると信じております。」
うゎー、なに、えっ、何でノエルさんがいるの、さっきまで俺一人だったよね、って言うかいつの間にこの国に来てたのよ!
「はい、つい先ほど到着いたしましてございます。お母様より、手伝いに行くように申し使っておりますので何なりとお申し付け下さい。」
ノエルさんの相変わらずの神出鬼没ぶりに、先程までの緊張が嘘のように晴れて行くのが分かる。
よし、行くか。
「ノエルさん、逝ってくるよ。バックアップはよろしく。」
「はい、お任せくださいませ。」
優雅にカーテシーを決めるメイド。じゃあ俺は何をする?
舞台はそこ、決めて見せようか。
(side:K)
”K、応答せよ。こちらB、ウサギは籠に入った。これよりウサギの確認を行う、待機状態を継続せよ。”
”こちらK、了解。待機を続行する。”
今回の任務は非常に厄介な物であった。
事の始まりはベッキンガム宮殿で行われたファッションショー、そこに黒き六枚の翼をもつ天使が降臨したと言う話が入って来た事であった。
すぐに会場で実際に見たという関係者に事情聴取が行われ、複数の矛盾する事のない目撃情報から、それが真実であるとの結論がつけられた。その天使はショーのモデルとして登場し、その名を”Noir”と名乗ったと言う。その影響力はすさまじく、王宮で確認されていた第一級怪異をはじめとした複数の怪異及び澱みと呼ばれる特異点の消失、王宮全体の完全浄化が観測された。このままでは人々の信仰に大きな不信を与える恐れがある、異端審問審議会は今回のターゲットは排除すべきと結論付けた。
この決定は教皇猊下の支持のもと各国の異端審問官に伝えられ、世界規模での”Noir”捜索が行われた。
そしてついにフロンティアにおいて、彼のモデル”Noir”がショーに出ると言う情報が入ったのであった。
これまでも”Noir”の偽情報は複数存在したが、今回決め手になったのは事前に発売された写真集であった。そこに写る”Noir”はこれまでのどの情報にもない存在感を放っており、ここフロンティアで行われるショーに彼の者が出演すると言う情報が真実であることを物語っていた。
”Noir”の存在は複数の宗教組織、裏組織、国家組織の標的として認識されていた。
排除する者、取り込もうとするもの、傍観する者。
今その全ての目が、このビックバレー国立公園に集まっているのだ。
”こちらB、ターゲットを確認。その存在はこれまでの情報の遥か上を行く。我らが神の導きを汚す存在である、失敗は許されない。”
”こちらK、狩場に移動する。引き続き連絡を求む。”
”こちらB、了解。”
私はあらかじめ準備していたヒットポイントに移動、その瞬間をじっと待った。
”カツンッ、カツンッ”
世界から音が消えた
鳴り響くは彼の靴の音
突然ランウェイに乱入する複数の人物、その服装は様々、スタッフの格好の者、報道陣に紛れていた者、ドレスを纏う者、一様にその手に銃を持ち、銃口を彼の者へ向ける。
”カツンッ、カツンッ”
静寂の世界
その歩みは止まらない
彼は闖入者の頭に軽く触れるとそのまま歩を進み続ける。
”カツンッ、カツンッ”
”こちらB、作戦の変更。この会場はすでに汚染された、全てを殲滅する。Kはターゲットの排除を優先されたし。”
”こちらK、会場殲滅は許可されていない、繰り返す、作戦を中止しすぐに撤退せよ、B、応答しろ、人々を巻き込むな、作戦は中止だ、己の信仰を汚すな!”
”アハハハ、もう終わりだ全ては破壊され浄化されるのだ!”
”やめろ~、B~!”
Bの行った作戦の変更、それは昨日私が反対したモノだった。Bの合図と共に事前に興奮剤を摂取された動物が一斉に脱走、誘導電波が出された会場になだれ込むアニマルパニック、会場は逃げる事の出来ない地獄と化す。
私たちは異端審問官ではないのか、これではただのテロリストではないか!
任務に感じる矛盾、優先すべきは人々の安寧、決して異分子の排除ではない!
”何か分かりませんが、信念を持っていれば道は開けます、頑張ってください。”
その時私の脳裏には、なぜか昨日出会ったオタクの国の少年の言葉が甦っていた。
”ドガンッ、グォー------!!”
Bの無線越しに聞こえる猛獣の雄たけび、スコープ越しに見えるのは侵入してきたであろう巨大なトラ。
興奮し観客に飛び掛かろうとするその瞬間、私はトラの眉間に銃弾を撃ち込んだ。
”ドサッ”
倒れ込むトラ、そのトラにゆっくりと近づく標的。
彼はトラの顔にそっと手を添え、優しく撫でつけた。
”ブワッ”
突然膨らむ気配、辺り一面が深い悲しみに包まれているかのような感覚、上空に現れた巨大な六枚の翼。
空より舞い降りるこれは、黒き羽根。
囚われし者よ
身体が、心が、魂が
その全ての柵から
今こそ解放しよう
この世界を覆いし数多の柵も
この世界を縛りしその心根も
その全てを打ち砕き
今こそ自由を約束しよう
我が名は”Noir”
世界を開放する者なり
彼の者はその腕を天高く翳した。
”バリーーーーーーーーーーーーーン”
空間が世界がその身を縛っていた全ての柵が、
音を立てて消え去っていった。
今ここに世界は解放された
お前たちは自由だ
彼の御方はそう言い残しランウェイを戻られていった。
私はただその場に佇むことしかできなかった。
「はい、大崎先生ありがとうございます。」
俺は今会場リハーサルの真っ最中。そんな事していて大丈夫なのかって?大丈夫なんだよ、のっぺり佐々木でやってるから誰も”Noir”だと思わないんだよ。
これ、ここで大声カミングアウトしても誰も信じないんじゃないかな?
それだけイメージの乖離が激しいようです。人間本当に信じられないモノって、認識出来ない様になってるんですね。俺は妖怪ぬらりひょんか何かか?気にしたら負けだな、うん。
「じゃあ、後は本番だけね。今回も衣装チェンジとメイクは自分でやって頂戴、理由は言わなくても分かると思うけど、念の為人の出入りには気を付けて。
出番は中盤とラストよ、気合を入れて挑んで。」
「はい、分かりました!」
本番前の控室、メイクも終わり衣装も着替えた。あとは集中するのみ。
「大丈夫かな、なんか緊張するんだけど。」
「大丈夫でございます。Saki様でしたら必ずショーを成功させると信じております。」
うゎー、なに、えっ、何でノエルさんがいるの、さっきまで俺一人だったよね、って言うかいつの間にこの国に来てたのよ!
「はい、つい先ほど到着いたしましてございます。お母様より、手伝いに行くように申し使っておりますので何なりとお申し付け下さい。」
ノエルさんの相変わらずの神出鬼没ぶりに、先程までの緊張が嘘のように晴れて行くのが分かる。
よし、行くか。
「ノエルさん、逝ってくるよ。バックアップはよろしく。」
「はい、お任せくださいませ。」
優雅にカーテシーを決めるメイド。じゃあ俺は何をする?
舞台はそこ、決めて見せようか。
(side:K)
”K、応答せよ。こちらB、ウサギは籠に入った。これよりウサギの確認を行う、待機状態を継続せよ。”
”こちらK、了解。待機を続行する。”
今回の任務は非常に厄介な物であった。
事の始まりはベッキンガム宮殿で行われたファッションショー、そこに黒き六枚の翼をもつ天使が降臨したと言う話が入って来た事であった。
すぐに会場で実際に見たという関係者に事情聴取が行われ、複数の矛盾する事のない目撃情報から、それが真実であるとの結論がつけられた。その天使はショーのモデルとして登場し、その名を”Noir”と名乗ったと言う。その影響力はすさまじく、王宮で確認されていた第一級怪異をはじめとした複数の怪異及び澱みと呼ばれる特異点の消失、王宮全体の完全浄化が観測された。このままでは人々の信仰に大きな不信を与える恐れがある、異端審問審議会は今回のターゲットは排除すべきと結論付けた。
この決定は教皇猊下の支持のもと各国の異端審問官に伝えられ、世界規模での”Noir”捜索が行われた。
そしてついにフロンティアにおいて、彼のモデル”Noir”がショーに出ると言う情報が入ったのであった。
これまでも”Noir”の偽情報は複数存在したが、今回決め手になったのは事前に発売された写真集であった。そこに写る”Noir”はこれまでのどの情報にもない存在感を放っており、ここフロンティアで行われるショーに彼の者が出演すると言う情報が真実であることを物語っていた。
”Noir”の存在は複数の宗教組織、裏組織、国家組織の標的として認識されていた。
排除する者、取り込もうとするもの、傍観する者。
今その全ての目が、このビックバレー国立公園に集まっているのだ。
”こちらB、ターゲットを確認。その存在はこれまでの情報の遥か上を行く。我らが神の導きを汚す存在である、失敗は許されない。”
”こちらK、狩場に移動する。引き続き連絡を求む。”
”こちらB、了解。”
私はあらかじめ準備していたヒットポイントに移動、その瞬間をじっと待った。
”カツンッ、カツンッ”
世界から音が消えた
鳴り響くは彼の靴の音
突然ランウェイに乱入する複数の人物、その服装は様々、スタッフの格好の者、報道陣に紛れていた者、ドレスを纏う者、一様にその手に銃を持ち、銃口を彼の者へ向ける。
”カツンッ、カツンッ”
静寂の世界
その歩みは止まらない
彼は闖入者の頭に軽く触れるとそのまま歩を進み続ける。
”カツンッ、カツンッ”
”こちらB、作戦の変更。この会場はすでに汚染された、全てを殲滅する。Kはターゲットの排除を優先されたし。”
”こちらK、会場殲滅は許可されていない、繰り返す、作戦を中止しすぐに撤退せよ、B、応答しろ、人々を巻き込むな、作戦は中止だ、己の信仰を汚すな!”
”アハハハ、もう終わりだ全ては破壊され浄化されるのだ!”
”やめろ~、B~!”
Bの行った作戦の変更、それは昨日私が反対したモノだった。Bの合図と共に事前に興奮剤を摂取された動物が一斉に脱走、誘導電波が出された会場になだれ込むアニマルパニック、会場は逃げる事の出来ない地獄と化す。
私たちは異端審問官ではないのか、これではただのテロリストではないか!
任務に感じる矛盾、優先すべきは人々の安寧、決して異分子の排除ではない!
”何か分かりませんが、信念を持っていれば道は開けます、頑張ってください。”
その時私の脳裏には、なぜか昨日出会ったオタクの国の少年の言葉が甦っていた。
”ドガンッ、グォー------!!”
Bの無線越しに聞こえる猛獣の雄たけび、スコープ越しに見えるのは侵入してきたであろう巨大なトラ。
興奮し観客に飛び掛かろうとするその瞬間、私はトラの眉間に銃弾を撃ち込んだ。
”ドサッ”
倒れ込むトラ、そのトラにゆっくりと近づく標的。
彼はトラの顔にそっと手を添え、優しく撫でつけた。
”ブワッ”
突然膨らむ気配、辺り一面が深い悲しみに包まれているかのような感覚、上空に現れた巨大な六枚の翼。
空より舞い降りるこれは、黒き羽根。
囚われし者よ
身体が、心が、魂が
その全ての柵から
今こそ解放しよう
この世界を覆いし数多の柵も
この世界を縛りしその心根も
その全てを打ち砕き
今こそ自由を約束しよう
我が名は”Noir”
世界を開放する者なり
彼の者はその腕を天高く翳した。
”バリーーーーーーーーーーーーーン”
空間が世界がその身を縛っていた全ての柵が、
音を立てて消え去っていった。
今ここに世界は解放された
お前たちは自由だ
彼の御方はそう言い残しランウェイを戻られていった。
私はただその場に佇むことしかできなかった。
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