162 / 525
第二章 中二病には罹りません ー中学校ー
第162話 佐々木、引っ越しするってよ。
しおりを挟む
「おはようございます。
昨日は宴会の手配、ありがとうございました。お母様は"hiroshi"様の酒宴にご出席とか。今朝は軽くお茶漬けにでもなさいますか?」
いや~、昨日の宴会は本当に楽しかった。そんな宴会を手配してくれたマイマザーには大感謝、全力で媚びを売りますとも。支援者にはしっぽマン振り、どうも、俺です。
今日はお休み、昨日の疲れもあってゴロゴロしたいのは山々ですが、今回色々骨を折ってくれたマイマザーにはサービスする事やぶさか無しです。
「おい息子、あんたに頼みがあるんだが、ちょっといいかい?」
へいお母様、あっしに何なりとお申し付けください。
「そいつは助かる。やらないといけない祠の掃除があってね、本当ならあたしが行かないといけないんだが、スタジオの仕事で抜けれないんだ。お前さん行って来てくれないかい?」
祠の掃除?マイマザー時々そんな事やってたの?どこかの神社の氏子でもやってるのだろうか?
俺っちも前世でやってたから知ってるけど、年に何度か掃除してるんだよね。綺麗な神社や祠は地元住民の手で維持されている。お参りの際は感謝しないと。
そう言う事なら了解です、お任せくださいマム。(敬礼)
「あぁ、助かるよ。増山が迎えに来るから一緒に行って来ておくれ、掃除道具はリュックに入れて玄関に置いてあるよ。」
何と準備が良いようで。
それじゃ、増山のおっちゃんが来るまでのんびりして”ピンポ~ン”って早くない?
は~い。
おっちゃん、おはようございます。
「おう、坊主おはよう。姐さんから話は聞いてる、今日はよろしくな。」
お母さんから聞いたんだけど祠の掃除なんでしょ?
おっちゃんも神社の氏子かなんかなの?
「まぁ、似たようなもんかな?結構幅広くやらせてもらってる。」
?よく分からないけど、おっちゃん、今日はよろしくお願いします。
「じゃ、早速出発するぞ。荷物持って車に乗り込みな。」
は~い。
ねぇ、おっちゃん。
「なんだ坊主。」
ココって滝行やってる山だよね。
「そうだな、お前は確か二回来てたか。」
そんで俺、ここで祠って言うと一か所しか心当たりないんだけど、まさかそんな事ないよね?
「正解だ、よく分かったな。」
No~、なんてこった。
遠いだろ、めちゃくちゃ遠いだろ。マミー絶対面倒くさいからって俺に振っただろ。
ハメられた~!!
「坊主、早くしないと日が暮れちまうぞ。今回は掃除だけ、滝行が無いだけましだろうが。さっさと行くぞ。」
了解おっちゃん、今行きます。(涙目)
(二時間後)
うん、思ったほどじゃなかった。
俺ってめちゃくちゃ体力付いてた。
って言うかここまで来て全然余裕って、鬼ごっこ同好会の活動ってどんだけだよって感じ。一度アイツら滝行させてみようかな、ここまでのルートも訓練にはもってこいだし。タイムトライアルも面白そう、夢が膨らむな~っておっちゃんどうしたの?
珍しくへばってるじゃん。
「坊主、お前めちゃくちゃ早くなってないか?こっちは付いて行くのがやっとだったんだが。」
まぁ、なんやかんや言って三回目だし?道に慣れたからじゃない。
去年の夏に行った霊峰?より全然近いしねココ。夜道じゃないってこんなに楽なのね♪
「流石姐さんの息子。お前さんかなり一般からずれて来ているからな?少し自覚しといた方がいいぞ。」
?うん、心に留めておく。それよりはやく掃除しようか、ってまずは草刈りからだね。大分草が伸びてるみたいだし。
「そ、そうだな。早速始めよう。(しかし何でこいつはこの場所に来ても全然平気なんだ?俺なんかすでにきついって言うのに。何にしてもさっさと終わらせるに限るな。)」
おお、やっぱり道具があると違う。今回は軍手着用だし根切り鎌超便利。刃の部分のギザギザが良いんだよね、固い根っ子もザクザク切れる。普通の鎌だとこうは行かないもんね。刈った草は端に避けて山にしておけばいいか、こんなところ誰も来ないしね。
ジャジャ~ン、万能のこぎり~。(折り畳み式)
持ち運び便利、太い枝もガンガン切れる優れもの。
そこは鉈じゃないのかって?馬鹿野郎、鉈は難しいんだよ。素人がおいそれと扱える代物じゃないんだよ、第一山の中で怪我なんてしたらシャレにならないから。
こちとら一般人、ただの中学生、ボーイスカウトなんか入ってないの。
ちまちまのこぎりで切るのがお似合いなのさ、それでも細心の注意で扱わないと怪我するってのに。(ぷんすか)
うし、あらかた片付いた。草も根から抜いたから当面大丈夫でしょう。っておっちゃん大丈夫か?なんか顔色悪いぞ。そっちの岩の所で少し休憩しときなって、雑草は俺が片しておくから。
まぁ、片付けると言っても林の中に山にするだけなんだけどね。ん?なんか黒い塊って犬じゃん。去年のワンワンと言い、野良犬凄いな。野犬の野は野生の野だな、本当。にしてもえらい痩せてるなこいつ、飯食べてないのか?
本当は野生動物にエサやるのって駄目なんだけどな~、こんな衰弱し切った姿見ちゃうと良心の呵責が…。昼飯の御裾分けで悪いけど食べるかお前?ここ置いておくから好きにしな。
お、警戒しつつも食べたじゃないか。よく見ると目が理性的だし、元飼い犬か何か、しかもいい所のお犬様と見た。
そんじゃ、俺は行くけど頑張って生き残れよ、ブラザー。
おっちゃん、片付け終わったよ~。あとは祠にお供えして早く帰ろうか。
って本当大丈夫?マミーみたいに気合入れてやろうか?まあ出来ないけど。
こないだ床屋のおばちゃんに教わった背中ポンポン叩く奴なら出来るぞ、あれって掌を少し丸めるのがコツなんだってさ、チョッと背中向けてみ?
”パンパンパンパンパンッ、パンパンッ”
ね?結構すっきりするでしょ?床屋のおばちゃんにも才能あるって褒められたんだよね。んでどうよって顔色良くなってるじゃん。
これなら帰りも大丈夫じゃね?
さっさとお参りして帰るべ帰るべ。
”パンパン“
祠の神様、どうか安らかにお過ごしください。
帰りの道中もよろしくお願いします。
”ワォーーーーンッ“
”ブワッ”
うわ、突風?おっちゃん大丈夫?凄い風だったね。
ん?辺りなんか明るくない?
日差しは変わってないのに妙にキラキラして見えるんだけど、気のせい?
「・・・・・・」
ま、いいか。おっちゃん早く帰ろうぜ~♪
ん、もう到着したの?
あ、ごめんね俺すっかり寝てたみたい。ってここ何処?おっちゃん家?
お、マイマザー。おっちゃん家にまでお迎えご苦労様です。
「は?何言ってんだい息子、ここが我が家だよ。」
いやいやいや、何馬鹿言ってるの?どう見たって人の家じゃん、忙し過ぎてとうとうボケた?
「おい息子、大事な事だからよく聞けよ。
我が家は引っ越しました。」
・・・・・はぁ~!?
昨日は宴会の手配、ありがとうございました。お母様は"hiroshi"様の酒宴にご出席とか。今朝は軽くお茶漬けにでもなさいますか?」
いや~、昨日の宴会は本当に楽しかった。そんな宴会を手配してくれたマイマザーには大感謝、全力で媚びを売りますとも。支援者にはしっぽマン振り、どうも、俺です。
今日はお休み、昨日の疲れもあってゴロゴロしたいのは山々ですが、今回色々骨を折ってくれたマイマザーにはサービスする事やぶさか無しです。
「おい息子、あんたに頼みがあるんだが、ちょっといいかい?」
へいお母様、あっしに何なりとお申し付けください。
「そいつは助かる。やらないといけない祠の掃除があってね、本当ならあたしが行かないといけないんだが、スタジオの仕事で抜けれないんだ。お前さん行って来てくれないかい?」
祠の掃除?マイマザー時々そんな事やってたの?どこかの神社の氏子でもやってるのだろうか?
俺っちも前世でやってたから知ってるけど、年に何度か掃除してるんだよね。綺麗な神社や祠は地元住民の手で維持されている。お参りの際は感謝しないと。
そう言う事なら了解です、お任せくださいマム。(敬礼)
「あぁ、助かるよ。増山が迎えに来るから一緒に行って来ておくれ、掃除道具はリュックに入れて玄関に置いてあるよ。」
何と準備が良いようで。
それじゃ、増山のおっちゃんが来るまでのんびりして”ピンポ~ン”って早くない?
は~い。
おっちゃん、おはようございます。
「おう、坊主おはよう。姐さんから話は聞いてる、今日はよろしくな。」
お母さんから聞いたんだけど祠の掃除なんでしょ?
おっちゃんも神社の氏子かなんかなの?
「まぁ、似たようなもんかな?結構幅広くやらせてもらってる。」
?よく分からないけど、おっちゃん、今日はよろしくお願いします。
「じゃ、早速出発するぞ。荷物持って車に乗り込みな。」
は~い。
ねぇ、おっちゃん。
「なんだ坊主。」
ココって滝行やってる山だよね。
「そうだな、お前は確か二回来てたか。」
そんで俺、ここで祠って言うと一か所しか心当たりないんだけど、まさかそんな事ないよね?
「正解だ、よく分かったな。」
No~、なんてこった。
遠いだろ、めちゃくちゃ遠いだろ。マミー絶対面倒くさいからって俺に振っただろ。
ハメられた~!!
「坊主、早くしないと日が暮れちまうぞ。今回は掃除だけ、滝行が無いだけましだろうが。さっさと行くぞ。」
了解おっちゃん、今行きます。(涙目)
(二時間後)
うん、思ったほどじゃなかった。
俺ってめちゃくちゃ体力付いてた。
って言うかここまで来て全然余裕って、鬼ごっこ同好会の活動ってどんだけだよって感じ。一度アイツら滝行させてみようかな、ここまでのルートも訓練にはもってこいだし。タイムトライアルも面白そう、夢が膨らむな~っておっちゃんどうしたの?
珍しくへばってるじゃん。
「坊主、お前めちゃくちゃ早くなってないか?こっちは付いて行くのがやっとだったんだが。」
まぁ、なんやかんや言って三回目だし?道に慣れたからじゃない。
去年の夏に行った霊峰?より全然近いしねココ。夜道じゃないってこんなに楽なのね♪
「流石姐さんの息子。お前さんかなり一般からずれて来ているからな?少し自覚しといた方がいいぞ。」
?うん、心に留めておく。それよりはやく掃除しようか、ってまずは草刈りからだね。大分草が伸びてるみたいだし。
「そ、そうだな。早速始めよう。(しかし何でこいつはこの場所に来ても全然平気なんだ?俺なんかすでにきついって言うのに。何にしてもさっさと終わらせるに限るな。)」
おお、やっぱり道具があると違う。今回は軍手着用だし根切り鎌超便利。刃の部分のギザギザが良いんだよね、固い根っ子もザクザク切れる。普通の鎌だとこうは行かないもんね。刈った草は端に避けて山にしておけばいいか、こんなところ誰も来ないしね。
ジャジャ~ン、万能のこぎり~。(折り畳み式)
持ち運び便利、太い枝もガンガン切れる優れもの。
そこは鉈じゃないのかって?馬鹿野郎、鉈は難しいんだよ。素人がおいそれと扱える代物じゃないんだよ、第一山の中で怪我なんてしたらシャレにならないから。
こちとら一般人、ただの中学生、ボーイスカウトなんか入ってないの。
ちまちまのこぎりで切るのがお似合いなのさ、それでも細心の注意で扱わないと怪我するってのに。(ぷんすか)
うし、あらかた片付いた。草も根から抜いたから当面大丈夫でしょう。っておっちゃん大丈夫か?なんか顔色悪いぞ。そっちの岩の所で少し休憩しときなって、雑草は俺が片しておくから。
まぁ、片付けると言っても林の中に山にするだけなんだけどね。ん?なんか黒い塊って犬じゃん。去年のワンワンと言い、野良犬凄いな。野犬の野は野生の野だな、本当。にしてもえらい痩せてるなこいつ、飯食べてないのか?
本当は野生動物にエサやるのって駄目なんだけどな~、こんな衰弱し切った姿見ちゃうと良心の呵責が…。昼飯の御裾分けで悪いけど食べるかお前?ここ置いておくから好きにしな。
お、警戒しつつも食べたじゃないか。よく見ると目が理性的だし、元飼い犬か何か、しかもいい所のお犬様と見た。
そんじゃ、俺は行くけど頑張って生き残れよ、ブラザー。
おっちゃん、片付け終わったよ~。あとは祠にお供えして早く帰ろうか。
って本当大丈夫?マミーみたいに気合入れてやろうか?まあ出来ないけど。
こないだ床屋のおばちゃんに教わった背中ポンポン叩く奴なら出来るぞ、あれって掌を少し丸めるのがコツなんだってさ、チョッと背中向けてみ?
”パンパンパンパンパンッ、パンパンッ”
ね?結構すっきりするでしょ?床屋のおばちゃんにも才能あるって褒められたんだよね。んでどうよって顔色良くなってるじゃん。
これなら帰りも大丈夫じゃね?
さっさとお参りして帰るべ帰るべ。
”パンパン“
祠の神様、どうか安らかにお過ごしください。
帰りの道中もよろしくお願いします。
”ワォーーーーンッ“
”ブワッ”
うわ、突風?おっちゃん大丈夫?凄い風だったね。
ん?辺りなんか明るくない?
日差しは変わってないのに妙にキラキラして見えるんだけど、気のせい?
「・・・・・・」
ま、いいか。おっちゃん早く帰ろうぜ~♪
ん、もう到着したの?
あ、ごめんね俺すっかり寝てたみたい。ってここ何処?おっちゃん家?
お、マイマザー。おっちゃん家にまでお迎えご苦労様です。
「は?何言ってんだい息子、ここが我が家だよ。」
いやいやいや、何馬鹿言ってるの?どう見たって人の家じゃん、忙し過ぎてとうとうボケた?
「おい息子、大事な事だからよく聞けよ。
我が家は引っ越しました。」
・・・・・はぁ~!?
1
お気に入りに追加
36
あなたにおすすめの小説
腐女子転生 ~異世界で美少年になりました~
木兎ゆう
ファンタジー
こんにちは、腐女子です。異世界転生して美少年になりました。
そう、自分で言うのもナンだが、かなりの美少年だ。銀の髪に青い瞳で、お肌も白くてつるつるだ。
……と言いながら、実はもうすぐ十一歳になる今もまだちょっと半信半疑ではある。何故なら神様らしきものにも会ってないし、チート能力も授かっていない。ちなみに死因は病死だ……。
★転生前の腐女子の様子は、公開中のBL小説『猫の王様の、なんでもない話』にある「腐女子とリアルでファンタジーな話」でチェック! こちらは腐女子視点によるライトなBLです。完全独立の短編なので、これだけ読んでも楽しめます!
*今後も公開日程が決まり次第お知らせするので、どうぞよろしくお願いします。
ふざけんな!と最後まで読まずに投げ捨てた小説の世界に転生してしまった〜旦那様、あなたは私の夫ではありません
詩海猫
ファンタジー
こちらはリハビリ兼ねた思いつき短編の予定&完結まで書いてから投稿予定でしたがコ⚪︎ナで書ききれませんでした。
苦手なのですが出来るだけ端折って(?)早々に決着というか完結の予定です。
ヒロ回だけだと煮詰まってしまう事もあるので、気軽に突っ込みつつ楽しんでいただけたら嬉しいですm(_ _)m
*・゜゚・*:.。..。.:*・*:.。. .。.:*・゜゚・*
顔をあげると、目の前にラピスラズリの髪の色と瞳をした白人男性がいた。
周囲を見まわせばここは教会のようで、大勢の人間がこちらに注目している。
見たくなかったけど自分の手にはブーケがあるし、着ているものはウエディングドレスっぽい。
脳内??が多過ぎて固まって動かない私に美形が語りかける。
「マリーローズ?」
そう呼ばれた途端、一気に脳内に情報が拡散した。
目の前の男は王女の護衛騎士、基本既婚者でまとめられている護衛騎士に、なぜ彼が入っていたかと言うと以前王女が誘拐された時、救出したのが彼だったから。
だが、外国の王族との縁談の話が上がった時に独身のしかも若い騎士がついているのはまずいと言う話になり、王命で婚約者となったのが伯爵家のマリーローズである___思い出した。
日本で私は社畜だった。
暗黒な日々の中、私の唯一の楽しみだったのは、ロマンス小説。
あらかた読み尽くしたところで、友達から勧められたのがこの『ロゼの幸福』。
「ふざけんな___!!!」
と最後まで読むことなく投げ出した、私が前世の人生最後に読んだ小説の中に、私は転生してしまった。
ようこそ、ここは君が主人公の世界です
かかし
BL
―――俺はよくある異世界転移者だ。
とはいえ別にトラックに轢かれたとかじゃないし、すっごいチートを持ってる訳じゃない。
誰かの転移に巻き込まれた訳じゃないし、異世界転移した先にあったのは煌びやかな王宮でもなかった。
じゃあ真っ暗な森の中で、魔獣に襲われそうになったのかと言われるとそうでもない。
(本編抜粋)
※差別的な表現があります。ご注意ください。
どこにでもあるような、異世界転移の物語に巻き込まれた主人公(モブ)の話。
主人公は自分じゃないということだけを明確に感じながら、
それによって拗れたり卑屈になったりしながらも本人なりに懸命に生きていく話。
はたして【主人公】は誰なのか。
………に、なれば良いなぁと思いながら書きました。
ん?これどっかで見たことあるかもしれないをテーマに書きました。
既視感が多数あるやもしれませんが、これだけは言えます。
パクリとかは、絶対にしてないです。
エールやブクマ、本当にありがとうございます!
毎日のモチベーションにしております!!
完結保証、毎日8:00に更新されます!
私とお母さんとお好み焼き
white love it
経済・企業
義理の母と二人暮らしの垣谷操。貧しいと思っていたが、義母、京子の経営手腕はなかなかのものだった。
シングルマザーの織りなす経営方法とは?
婚約も結婚も計画的に。
cyaru
恋愛
長年の婚約者だったルカシュとの関係が学園に入学してからおかしくなった。
忙しい、時間がないと学園に入って5年間はゆっくりと時間を取ることも出来なくなっていた。
原因はスピカという一人の女学生。
少し早めに貰った誕生日のプレゼントの髪留めのお礼を言おうと思ったのだが…。
「あ、もういい。無理だわ」
ベルルカ伯爵家のエステル17歳は空から落ちてきた鳩の糞に気持ちが切り替わった。
ついでに運命も切り替わった‥‥はずなのだが…。
ルカシュは婚約破棄になると知るや「アレは言葉のあやだ」「心を入れ替える」「愛しているのはエステルだけだ」と言い出し、「会ってくれるまで通い続ける」と屋敷にやって来る。
「こんなに足繁く来られるのにこの5年はなんだったの?!」エステルはルカシュの行動に更にキレる。
もうルカシュには気持ちもなく、どちらかと居言えば気持ち悪いとすら思うようになったエステルは父親に新しい婚約者を選んでくれと急かすがなかなか話が進まない。
そんな中「うちの息子、どうでしょう?」と声がかかった。
ルカシュと早く離れたいエステルはその話に飛びついた。
しかし…学園を退学してまで婚約した男性は隣国でも問題視されている自己肯定感が地を這う引き籠り侯爵子息だった。
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★8月22日投稿開始、完結は8月25日です。初日2話、2日目以降2時間おき公開(10:10~)
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
悪役令息の従者に転職しました
*
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました!
スパダリ(本人の希望)な従者と、ちっちゃくて可愛い悪役令息の、溺愛無双なお話です。
ハードな境遇も利用して元気にほのぼのコメディです! たぶん!(笑)
「自重知らずの異世界転生者-膨大な魔力を引っさげて異世界デビューしたら、規格外過ぎて自重を求められています-」
mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
ネットでみつけた『異世界に行ったかもしれないスレ』に書いてあった『異世界に転生する方法』をやってみたら本当に異世界に転生された。
チート能力で豊富な魔力を持っていた俺だったが、目立つのが嫌だったので周囲となんら変わらないよう生活していたが「目立ち過ぎだ!」とか「加減という言葉の意味をもっと勉強して!」と周囲からはなぜか自重を求められた。
なんだよ? それじゃあまるで、俺が自重をどっかに捨ててきたみたいじゃないか!
こうして俺の理不尽で前途多難?な異世界生活が始まりました。
※注:すべてわかった上で自重してません。
愛されていないはずの婚約者に「貴方に愛されることなど望んでいませんわ」と申し上げたら溺愛されました
海咲雪
恋愛
「セレア、もう一度言う。私はセレアを愛している」
「どうやら、私の愛は伝わっていなかったらしい。これからは思う存分セレアを愛でることにしよう」
「他の男を愛することは婚約者の私が一切認めない。君が愛を注いでいいのも愛を注がれていいのも私だけだ」
貴方が愛しているのはあの男爵令嬢でしょう・・・?
何故、私を愛するふりをするのですか?
[登場人物]
セレア・シャルロット・・・伯爵令嬢。ノア・ヴィアーズの婚約者。ノアのことを建前ではなく本当に愛している。
×
ノア・ヴィアーズ・・・王族。セレア・シャルロットの婚約者。
リア・セルナード・・・男爵令嬢。ノア・ヴィアーズと恋仲であると噂が立っている。
アレン・シールベルト・・・伯爵家の一人息子。セレアとは幼い頃から仲が良い友達。実はセレアのことを・・・?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる