52 / 525
第一章 男女比世界へようこそ
第52話 木村君ちに行ってきました (4)
しおりを挟む
「おはよう…。」
元気に朝のご挨拶、って眠い…。
あ~、凄いだるい。
お、ソコに居おられるは逃亡者ども。何だその"俺たちの判断は間違ってはいなかった。昨日の自分、good job!"って顔は。
まぁ、概ねその通り何だけどね、反論の余地も無いから責められないんだけどね。
どうだったかって?
君たちの想像の三倍キツかったと言っておこう。
ラスボスはなんと言っても木村君のお母さん。敬意を込めて"英雄ちゃんママ"とお呼びしよう。
まずは自宅から西城さんにドナドナされて、木村宅(タワマン)に到着。開口一番、英雄ちゃんママのお出迎え。
リビングにご案内からのお茶会(負けイベント)。
ワイ、聞き疲れ(HPレッド)からのソファーにダイブ(ブラックアウト)。
気が付けば夜、夕食お呼ばれイベントにて木村姉二名追加、後方支援(マミーからの帰還命令)はメイドにより封鎖。
ワイ、孤立無援。
何ドン引きしてんの。君たちの尊い犠牲よ、奢りの豚たまもんじゃ、揚げ玉とベビースター追加ね。
昨日は本当にキツかった。あの後夕食をお呼ばれしたんだけど、英雄ちゃんママ・月子お姉さんに続いて長女陽子さんが登場、三人して英雄ちゃん自慢の嵐。
しかも英雄ちゃんフィルターが掛かっているからか、やたらこっちの好感度高いし。
無下にもできず、結果無限地獄…。
本当何なん彼処の人達、全員"英雄ちゃん"好き過ぎだろ。(西城さん込み)
「おはよう。
昨日は本当に楽しかった、礼を言う。」
お、噂をすれば木村君。こっちこそご馳走になっちゃって、迷惑掛けてなかった?遠慮しないで言ってね。
はい、ソコ、"よそ様の家で寝こけるなんてあり得無い"なんて言わない。クリティカルヒットだから、本人大変気にしてます。
「いや、迷惑なんて無い、母さんも凄く喜んでいたぞ。
ただ月子姉さんが…。
"今度はいつ来る?"としつこくてな。」
あ~、月子さんか~。(遠い目)
君たちも、かわいそうなものを見るような目でこっちを見ない。ご冥福を祈らない。
肩をポンポン叩くな~!!
(side: 木村月子)
「どうしたのよツッキー、朝から偉くご機嫌何だけど。」
「…ん。昨日良い事があった。」
「うゎ、マジ?何考えてるのか分かりにくいあんたが、あからさまにご機嫌だから、クラス中騒然としてるんだけど。一体何があったの?」
「英雄君がお友達連れてきた。」
「えっ?
英雄君ってあんたの所の"俺様"な弟じゃない、友達なんていたんだ。」
「む、英雄君は良い子。友達いるのは当然。」(威張り顔)
「はいはい、あんたの"弟大好き"は分かったから。弟君の友達って事は、当然男の子よね?
それでイケメン?あんた上機嫌だし相当格好良かったとか?」
「ん?のっぺり顔。」
「は?あんたの弟、性格は別にしてイケメンじゃん。
その友達がのっぺりって、弟のプライドが許さないんじゃないの?
もしかしなくても下僕かなんか?」
「む、英雄君の性格は悪くない。
むしろ貴公子。謝罪の上、訂正を要求。」
「はいはい、ごめんなさい。
でもその友達がのっぺりって、無いわ~。」
「ん、ハニワ見たい。かわいい。(お花)」※1
「お、おう。
あんたの趣味って解らないわ。」
(  ̄  ̄ ; )
___________
※1 文化遺産オンライン 「埴輪 男子農夫像」参照
元気に朝のご挨拶、って眠い…。
あ~、凄いだるい。
お、ソコに居おられるは逃亡者ども。何だその"俺たちの判断は間違ってはいなかった。昨日の自分、good job!"って顔は。
まぁ、概ねその通り何だけどね、反論の余地も無いから責められないんだけどね。
どうだったかって?
君たちの想像の三倍キツかったと言っておこう。
ラスボスはなんと言っても木村君のお母さん。敬意を込めて"英雄ちゃんママ"とお呼びしよう。
まずは自宅から西城さんにドナドナされて、木村宅(タワマン)に到着。開口一番、英雄ちゃんママのお出迎え。
リビングにご案内からのお茶会(負けイベント)。
ワイ、聞き疲れ(HPレッド)からのソファーにダイブ(ブラックアウト)。
気が付けば夜、夕食お呼ばれイベントにて木村姉二名追加、後方支援(マミーからの帰還命令)はメイドにより封鎖。
ワイ、孤立無援。
何ドン引きしてんの。君たちの尊い犠牲よ、奢りの豚たまもんじゃ、揚げ玉とベビースター追加ね。
昨日は本当にキツかった。あの後夕食をお呼ばれしたんだけど、英雄ちゃんママ・月子お姉さんに続いて長女陽子さんが登場、三人して英雄ちゃん自慢の嵐。
しかも英雄ちゃんフィルターが掛かっているからか、やたらこっちの好感度高いし。
無下にもできず、結果無限地獄…。
本当何なん彼処の人達、全員"英雄ちゃん"好き過ぎだろ。(西城さん込み)
「おはよう。
昨日は本当に楽しかった、礼を言う。」
お、噂をすれば木村君。こっちこそご馳走になっちゃって、迷惑掛けてなかった?遠慮しないで言ってね。
はい、ソコ、"よそ様の家で寝こけるなんてあり得無い"なんて言わない。クリティカルヒットだから、本人大変気にしてます。
「いや、迷惑なんて無い、母さんも凄く喜んでいたぞ。
ただ月子姉さんが…。
"今度はいつ来る?"としつこくてな。」
あ~、月子さんか~。(遠い目)
君たちも、かわいそうなものを見るような目でこっちを見ない。ご冥福を祈らない。
肩をポンポン叩くな~!!
(side: 木村月子)
「どうしたのよツッキー、朝から偉くご機嫌何だけど。」
「…ん。昨日良い事があった。」
「うゎ、マジ?何考えてるのか分かりにくいあんたが、あからさまにご機嫌だから、クラス中騒然としてるんだけど。一体何があったの?」
「英雄君がお友達連れてきた。」
「えっ?
英雄君ってあんたの所の"俺様"な弟じゃない、友達なんていたんだ。」
「む、英雄君は良い子。友達いるのは当然。」(威張り顔)
「はいはい、あんたの"弟大好き"は分かったから。弟君の友達って事は、当然男の子よね?
それでイケメン?あんた上機嫌だし相当格好良かったとか?」
「ん?のっぺり顔。」
「は?あんたの弟、性格は別にしてイケメンじゃん。
その友達がのっぺりって、弟のプライドが許さないんじゃないの?
もしかしなくても下僕かなんか?」
「む、英雄君の性格は悪くない。
むしろ貴公子。謝罪の上、訂正を要求。」
「はいはい、ごめんなさい。
でもその友達がのっぺりって、無いわ~。」
「ん、ハニワ見たい。かわいい。(お花)」※1
「お、おう。
あんたの趣味って解らないわ。」
(  ̄  ̄ ; )
___________
※1 文化遺産オンライン 「埴輪 男子農夫像」参照
1
お気に入りに追加
49
あなたにおすすめの小説
可愛すぎるクラスメイトがやたら俺の部屋を訪れる件 ~事故から助けたボクっ娘が存在感空気な俺に熱い視線を送ってきている~
蒼田
青春
人よりも十倍以上存在感が薄い高校一年生、宇治原簾 (うじはられん)は、ある日買い物へ行く。
目的のプリンを買った夜の帰り道、簾はクラスメイトの人気者、重原愛莉 (えはらあいり)を見つける。
しかしいつも教室でみる活発な表情はなくどんよりとしていた。只事ではないと目線で追っていると彼女が信号に差し掛かり、トラックに引かれそうな所を簾が助ける。
事故から助けることで始まる活発少女との関係。
愛莉が簾の家にあがり看病したり、勉強したり、時には二人でデートに行ったりと。
愛莉は簾の事が好きで、廉も愛莉のことを気にし始める。
故障で陸上が出来なくなった愛莉は目標新たにし、簾はそんな彼女を補佐し自分の目標を見つけるお話。
*本作はフィクションです。実在する人物・団体・組織名等とは関係ございません。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた
楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。
この作品はハーメルン様でも掲載しています。
元おっさんの幼馴染育成計画
みずがめ
恋愛
独身貴族のおっさんが逆行転生してしまった。結婚願望がなかったわけじゃない、むしろ強く思っていた。今度こそ人並みのささやかな夢を叶えるために彼女を作るのだ。
だけど結婚どころか彼女すらできたことのないような日陰ものの自分にそんなことができるのだろうか? 軟派なことをできる自信がない。ならば幼馴染の女の子を作ってそのままゴールインすればいい。という考えのもと始まる元おっさんの幼馴染育成計画。
※この作品は小説家になろうにも掲載しています。
※【挿絵あり】の話にはいただいたイラストを載せています。表紙はチャーコさんが依頼して、まるぶち銀河さんに描いていただきました。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
髪を切った俺が『読者モデル』の表紙を飾った結果がコチラです。
昼寝部
キャラ文芸
天才子役として活躍した俺、夏目凛は、母親の死によって芸能界を引退した。
その数年後。俺は『読者モデル』の代役をお願いされ、妹のために今回だけ引き受けることにした。
すると発売された『読者モデル』の表紙が俺の写真だった。
「………え?なんで俺が『読モ』の表紙を飾ってんだ?」
これは、色々あって芸能界に復帰することになった俺が、世の女性たちを虜にする物語。
※『小説家になろう』にてリメイク版を投稿しております。そちらも読んでいただけると嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる