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第一章 男女比世界へようこそ
第17話 俺様の名は"木村英雄"だ (3) (side:木村英雄)
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「木村様、昼食をお持ち致しました。
配膳の仕度を致したいのですが、お起きに為られますでしょうか?」
すっかり寝ていた様だ。
ナースの西城が昼食を告げる声に、段々と意識が覚めてきた。
「あぁ、すまん。すっかり寝ていた様だ。直ぐ準備してくれて構わない。」
何故か西城がこちらを見つめてきたが、俺の顔に何か付いていたのだろうか?
「申し訳有りません、直ぐにご用意をさせていただきます。本日のメインは、昨晩木村様からご要望がございました、"鮭のホイル焼き"でございます。」
「そうか、そう言えばそんな事を言っていたな。無理をさせた様だ、すまなかったな。」
西城は一瞬目を見開いたが、その表情はいつもの固さが取れ、柔和なものになっていた。
面会の時間になり、俺は西城の案内で男性専用の応接室に向かった。男性専用と謳うだけあり、内装はそれなりに凝った造りをしている。
「それでは、待機室でお待ちに為られているご家族をお呼びして参ります。
こちらのお部屋で少々お待ち下さい。」
深々と礼を述べ、部屋を出ようとする。
「あっ、」
俺は咄嗟に彼女の裾を掴んでいた。
「大丈夫ですよ。西城が側に居りますから。」
突然の事に驚きの表情を見せたものの、彼女は優しく俺を抱きしめてくれた。
温かい。
幼い頃に感じた温もりを思い出し、気持ちが楽になるのを感じたのだった。
「英雄ちゃん、お母さん心配しちゃって!!
大丈夫?何処か痛くない?
何でも言って、お母さん絶対どうにかしてあげるから!」
部屋の扉が開いたと思ったら、急に母親が抱き付いてきた。いつもなら床に投げ飛ばしている所だが、今は身体が硬直し、まるで動かない。
「あ、ご免なさい!!
急に抱き付いたりして、気持ち悪かったわよね。お母さん気が動転しちゃって、英雄ちゃんの嫌がる事しちゃって、お願いだから嫌いにならないで!」
怯えた様な顔で引き下がる母親。何で彼女はこんなにも怯えているんだ?
昨日から解らない事だらけだ。
「あぁ、大丈夫だ。
それより母さんには随分心配を掛けた様で、すまなかった。
姉さん達にも"俺は大丈夫だから"と伝えてくれないか?」
俺は母さんの肩に手をやり、言葉を伝えた。
「え、英雄ちゃん、今なんて…」
「英雄様、お顔の色が優れないご様子。今日の面会はここまでにして、お部屋にお戻りになりましょう。」
西城に言われて始めて、足がふらついているのに気が付いた。手も若干震えている様だ。
「そうだな、母さんすまない。
今日はここで失礼する。
来てくれてありがとう。
また顔を出してくれると助かる。」
俺は口を開けたまま硬直する母親を残し、応接室を後にするのだった。
(Side:木村紗枝)
私には大好きな人がいる。
もちろん愛息の英雄ちゃんだ。
英雄ちゃんには上に二人の姉がいる。どうしても男の子が欲しかった私が、人工受精を繰り返した結果だ。
二人の娘も当然愛しているが、英雄ちゃんは特別だ。
私の様な親は結構多く、女性の増加に拍車を掛けていると言われている。
我が家の生活は当たり前だが、英雄ちゃんを中心に回っている。食べる物、着る物、部屋の内装まで。
英雄ちゃんの幸せが私達の幸せなのだ。
娘がかわいそうなどと、意味の解らない事を言う人もいるが、"英雄ちゃんの一番は私だ"と妄言をはいて喧嘩する娘達だ。その心配は要らないだろう。
英雄ちゃんの一番は母親である私に決まっているのに。
無駄に争う二人は微笑ましい。
英雄ちゃんが倒れたと聞いた時は、絶望で目の前が真っ暗になった。
あれは英雄ちゃんの転校初日、彼をクラス担任の美穂先生に預けた後、木村菜々子校長先生と今後の方針について話し合っている時だった。
前の学校では、英雄ちゃんはクラスの中心だった。クラスメートの女の子達は、みんな彼にかしずいていた。それも当然、だって英雄ちゃんだもの。
この学校でもそう、女の子は英雄ちゃんにメロメロになるに決まっている。
校長先生には、英雄ちゃんが好き過ぎて暴走する生徒が出ないように、対応策をお願いしていた。
彼女が何故か苦笑いを浮かべていたのが気になって、何かあるのか聞こうとした時、先ほど別れた美穂先生が"英雄君が倒れました"と報せてきたのだ。
直ぐに救急車が呼ばれ、緊急入院が決まった。私は英雄ちゃんの側から離れたくなかったのだが、病院から面会謝絶が告げられ、泣く泣く家に帰るのであった。
学校から帰った娘達に英雄ちゃんが倒れたこと、入院していて面会謝絶であることを告げた。
彼女達はなにやら半狂乱になって騒いでいたが、帰宅以降の記憶が曖昧で余り覚えていない。
翌日、担当医師の鈴木恵子先生から英雄ちゃんの容態についての説明があった。
「木村英雄君の容態は、現在落ち着いており、緊急的な疾患も見受けられません。
ですが、何らかの精神的損傷が診られ、しばらくの入院が必要です。」
どういう事なの?英雄ちゃんは大丈夫なの?私は泣きそうになるのを必死に堪え、話の先を促した。
「精神的損傷の治療は大変デリケートなものになります。お母様としては心苦しいとは存じますが、こちらの指示に従っていただきたく、ご協力をお願い致します。」
鈴木先生は男性専用の医師として特別な資格を取得しており、今は先生に頼るしか道は有りません。
「失礼します。
英雄君の準備が整いました。ご家族の方は、応接室へ移動をお願いします。」
ナースの案内で応接室に入ると、そこには英雄ちゃんが立っていた。
やってしまった…。
感極まった私は、気付けば英雄ちゃんに抱き付いてしまったのだ。
"嫌われる"
血の気が引くのが解る。私は全力で懇願したのだった。
でも、その願いは最高の形で裏切られた。
英雄ちゃんは許してくれた。それどころか私達家族の心配までしてくれた。
これは夢?
夢ならお願いだから覚めないで!!
「そうだな、母さんすまない。
今日はここで失礼する。
来てくれてありがとう。
また顔を出してくれると助かる。」
え、何が起きてるの?
英雄ちゃんが「母さん」って、「来てくれてありがとう」って、「また顔を出してくれると助かる」って。
私、死ぬの?死んじゃったの?
これは神様が最後に見せてくださったプレゼントなの?
私以外、誰も居なくなった応接室。
溢れ続ける涙を止めるものは誰もいなかった。
配膳の仕度を致したいのですが、お起きに為られますでしょうか?」
すっかり寝ていた様だ。
ナースの西城が昼食を告げる声に、段々と意識が覚めてきた。
「あぁ、すまん。すっかり寝ていた様だ。直ぐ準備してくれて構わない。」
何故か西城がこちらを見つめてきたが、俺の顔に何か付いていたのだろうか?
「申し訳有りません、直ぐにご用意をさせていただきます。本日のメインは、昨晩木村様からご要望がございました、"鮭のホイル焼き"でございます。」
「そうか、そう言えばそんな事を言っていたな。無理をさせた様だ、すまなかったな。」
西城は一瞬目を見開いたが、その表情はいつもの固さが取れ、柔和なものになっていた。
面会の時間になり、俺は西城の案内で男性専用の応接室に向かった。男性専用と謳うだけあり、内装はそれなりに凝った造りをしている。
「それでは、待機室でお待ちに為られているご家族をお呼びして参ります。
こちらのお部屋で少々お待ち下さい。」
深々と礼を述べ、部屋を出ようとする。
「あっ、」
俺は咄嗟に彼女の裾を掴んでいた。
「大丈夫ですよ。西城が側に居りますから。」
突然の事に驚きの表情を見せたものの、彼女は優しく俺を抱きしめてくれた。
温かい。
幼い頃に感じた温もりを思い出し、気持ちが楽になるのを感じたのだった。
「英雄ちゃん、お母さん心配しちゃって!!
大丈夫?何処か痛くない?
何でも言って、お母さん絶対どうにかしてあげるから!」
部屋の扉が開いたと思ったら、急に母親が抱き付いてきた。いつもなら床に投げ飛ばしている所だが、今は身体が硬直し、まるで動かない。
「あ、ご免なさい!!
急に抱き付いたりして、気持ち悪かったわよね。お母さん気が動転しちゃって、英雄ちゃんの嫌がる事しちゃって、お願いだから嫌いにならないで!」
怯えた様な顔で引き下がる母親。何で彼女はこんなにも怯えているんだ?
昨日から解らない事だらけだ。
「あぁ、大丈夫だ。
それより母さんには随分心配を掛けた様で、すまなかった。
姉さん達にも"俺は大丈夫だから"と伝えてくれないか?」
俺は母さんの肩に手をやり、言葉を伝えた。
「え、英雄ちゃん、今なんて…」
「英雄様、お顔の色が優れないご様子。今日の面会はここまでにして、お部屋にお戻りになりましょう。」
西城に言われて始めて、足がふらついているのに気が付いた。手も若干震えている様だ。
「そうだな、母さんすまない。
今日はここで失礼する。
来てくれてありがとう。
また顔を出してくれると助かる。」
俺は口を開けたまま硬直する母親を残し、応接室を後にするのだった。
(Side:木村紗枝)
私には大好きな人がいる。
もちろん愛息の英雄ちゃんだ。
英雄ちゃんには上に二人の姉がいる。どうしても男の子が欲しかった私が、人工受精を繰り返した結果だ。
二人の娘も当然愛しているが、英雄ちゃんは特別だ。
私の様な親は結構多く、女性の増加に拍車を掛けていると言われている。
我が家の生活は当たり前だが、英雄ちゃんを中心に回っている。食べる物、着る物、部屋の内装まで。
英雄ちゃんの幸せが私達の幸せなのだ。
娘がかわいそうなどと、意味の解らない事を言う人もいるが、"英雄ちゃんの一番は私だ"と妄言をはいて喧嘩する娘達だ。その心配は要らないだろう。
英雄ちゃんの一番は母親である私に決まっているのに。
無駄に争う二人は微笑ましい。
英雄ちゃんが倒れたと聞いた時は、絶望で目の前が真っ暗になった。
あれは英雄ちゃんの転校初日、彼をクラス担任の美穂先生に預けた後、木村菜々子校長先生と今後の方針について話し合っている時だった。
前の学校では、英雄ちゃんはクラスの中心だった。クラスメートの女の子達は、みんな彼にかしずいていた。それも当然、だって英雄ちゃんだもの。
この学校でもそう、女の子は英雄ちゃんにメロメロになるに決まっている。
校長先生には、英雄ちゃんが好き過ぎて暴走する生徒が出ないように、対応策をお願いしていた。
彼女が何故か苦笑いを浮かべていたのが気になって、何かあるのか聞こうとした時、先ほど別れた美穂先生が"英雄君が倒れました"と報せてきたのだ。
直ぐに救急車が呼ばれ、緊急入院が決まった。私は英雄ちゃんの側から離れたくなかったのだが、病院から面会謝絶が告げられ、泣く泣く家に帰るのであった。
学校から帰った娘達に英雄ちゃんが倒れたこと、入院していて面会謝絶であることを告げた。
彼女達はなにやら半狂乱になって騒いでいたが、帰宅以降の記憶が曖昧で余り覚えていない。
翌日、担当医師の鈴木恵子先生から英雄ちゃんの容態についての説明があった。
「木村英雄君の容態は、現在落ち着いており、緊急的な疾患も見受けられません。
ですが、何らかの精神的損傷が診られ、しばらくの入院が必要です。」
どういう事なの?英雄ちゃんは大丈夫なの?私は泣きそうになるのを必死に堪え、話の先を促した。
「精神的損傷の治療は大変デリケートなものになります。お母様としては心苦しいとは存じますが、こちらの指示に従っていただきたく、ご協力をお願い致します。」
鈴木先生は男性専用の医師として特別な資格を取得しており、今は先生に頼るしか道は有りません。
「失礼します。
英雄君の準備が整いました。ご家族の方は、応接室へ移動をお願いします。」
ナースの案内で応接室に入ると、そこには英雄ちゃんが立っていた。
やってしまった…。
感極まった私は、気付けば英雄ちゃんに抱き付いてしまったのだ。
"嫌われる"
血の気が引くのが解る。私は全力で懇願したのだった。
でも、その願いは最高の形で裏切られた。
英雄ちゃんは許してくれた。それどころか私達家族の心配までしてくれた。
これは夢?
夢ならお願いだから覚めないで!!
「そうだな、母さんすまない。
今日はここで失礼する。
来てくれてありがとう。
また顔を出してくれると助かる。」
え、何が起きてるの?
英雄ちゃんが「母さん」って、「来てくれてありがとう」って、「また顔を出してくれると助かる」って。
私、死ぬの?死んじゃったの?
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私以外、誰も居なくなった応接室。
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