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15.ある日『縁切りの神社』
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とある土曜日のことだ。俺は朝から、ある場所に一人で来ていた。それは都内でも有名な縁切りの神社と言われている場所である。なんでもここでお願いをすると怖いほど高確率で縁を切ることが出来るという。
「神様、お願いします。俺とあつ子の縁を切ってください」
賽銭箱の前でも、絵馬を書きながらも、俺は心の中で願った。
家を出る時、あつ子にどこに行くのかと尋ねられたが俺は無視をした。話したくなかったのだ。
どうして、こんなにもあつ子のことを考えると心がモヤモヤするのだろうか。どうして、後輩なんか消えれば良いと思ってしまうのだろうか。……いや、大丈夫だ。あつ子と離れれば、きっとこの複雑な気持ちも消えるのだから。
帰りの鳥居を潜る時、一際強い風が一度だけ吹いた。神様は願いを聞き入れた時や歓迎した時、反応を返すという。だから、きっと――。
◆ ◆ ◆
家に帰った途端、縁切りの効果は発動されていた。
「靖彦、ここに座りなさい」
外向きな顔でオネおじが、リビングの椅子に座るように廊下を歩く俺に言ってきた。珍しく俺の名をちゃんと呼んでいる。変だ。言われた通り、椅子に座ろうとして気付く、向かい側の椅子には五十手前くらいの男女二人が座っていた。
――この二人……、どこかで見たことがある。
どちらも物静かな一般家庭の人間という感じだ。
「靖彦、こちら、仲川夫妻だ」
俺の隣に座ったあつ子が、少し緊張した空気を纏って目の前の男女を紹介してくる。
「……こんちは」
取り敢えず、軽く挨拶をした。すると、女の方が先に口を開いた。
「靖彦くん、覚えてる? 私たち、あなたのご両親のお葬式で会ったわよね?」
急に嫌な記憶に引き摺り戻される感覚に落とされる。
「あの時はごめんな。引き取ってやれなくて。やっと娘たちが成人したから、良かったらうちに来ないかと思って、今日は話しに来たんだ」
今度は男の方が口を開いた。その言葉を聞いて、思い出した。この人たちは葬式に集まった遠い親戚の人間だ。四年前、波が引くように皆が俺を引き取ることを拒否し、避けた。何の言葉もなく、だ。
あの時、追い払ったくせに。邪魔そうな目をしたこと、俺は覚えてるぞ?
だが、あつ子はこの人たちを家の中に入れ、話を聞こうと思った。ということは、俺のことをもう見放そうとしているのだろうか?
そうだよな、今の俺、面倒くせぇよな……。どうせ、この人たちにお願いしますと頭を下げるんだろう?
自分から離れることを望んでおいて、いざ離れるって時になると、どうしてこんなに嫌な気持ちになるんだろうな?
「俺は……」
横を見ると、あつ子と目が合った。真面目な外向きな顔で、何も感じ取れない。本当のことが何一つ分かりそうにない。
「俺は敦彦さんの意見を聞きたい」
正面を向いて、俺は言った。オネおじの本名を口にしたのはひどく久しぶりな気がする。
この二人にお願いするならすれば良いし、まだ俺と一緒に居てくれるなら居てくれれば良い。
「靖彦……」
隣であつ子が溜息交じりに俺の名を口にした。呆れているのかもしれないし、困っているのかもしれない。それでも、俺は答えが聞きたいのだ。俺、本当は……
「靖彦くん、聞いてくれ。敦彦くんには悪いが彼には良い噂がないし――」
「お父さん、そうじゃないでしょ? 敦彦くんもこれから恋人が出来たり、彼自身の生活もあるんだから……」
そう言ってあげないと……と言っているように聞こえた。どうして、あつ子が悪いみたいに言いやがるんだよ?
「なんで、んなこと言うんだよ?」
「え?」
ぼそりと呟くと目の前に座る二人が怪訝そうな顔をした。
「この人はな! すげぇ優しくて愛情やばくて、いつも完璧で、なんかよく分かんねぇけど、俺は……この人が好きなんだよ! だから、悪く言われる筋合いもねぇし、離れたくもねぇ! 早く帰れ!」
怒鳴りながら勢い良く立ち上がると後ろでガタンと椅子が倒れる音がした。俺の弾丸みたいな言葉に二人はポカンという顔をしている。
「へ?」
自分が何を言ったのか理解する前に、俺は隣で立ち上がったあつ子に肩を抱き寄せられていた。
「靖彦は俺の大事な家族なんです。お話を聞くとは言いましたが、この子を渡す気はありません。お帰りください」
身体が密着するほどに強く片腕で抱き寄せられている。あつ子の心臓の音が聞こえそうだと思った。
「……」
ガタガタと椅子を後ろに乱暴に引いて、二人はあからさまに機嫌の悪い顔で何も言わずに帰って行った。
「はぁ……、やこ……」
深く溜息を吐きながら、あつ子が俺の頭を優しく撫でた。
「ベタベタくっ付くなよ!」
肘を張ってなんとか奴から離れようとしたが、今度は正面から抱き締められて逃れられなくなった。
「まったく……、素直じゃないんだから……」
顔は見えないがホッとしたようで、悲しそうな声音だった。言わないが、後に続くのは「無いとは思ってたけど居なくなってしまうのかと心配した」だろう?
「……分かってんなら、どうしてあの人たちの話を聞いたんだよ?」
俺があの人たちについて行かないって分かってたんだろう? 信じてたんだろう? なのに、どうして……。
「確かめなきゃいけないと思ったのよ」
あつ子が身体を離して見つめてくる。俺の両肩を掴んだ手に力が籠った。
「俺の心を? それともあんたのか? さよならするかどうか、最初からあんたが決めれば良かっただろう?」
離れようと決断すりゃ、おめぇのこと嫌いになれると思ったのに……、全然意味ねぇよ。
「アタシ、あんたに嫌われたみたいだったから、自分はどうしたいのかなって考えたの。あんたが離れたいと思ってるなら、その意思を尊重しようと思って……、でもね? 四年も一緒に居るのよ? 離れられるわけないじゃない。今日、確信したわ、アタシはやこが居ないと駄目なんだって」
「そういうこと言うなよ……」
不覚にも泣きそうになる。視線を合わせるのが気まずくて、目を逸らした。
「あんたもそうなんでしょ? 凄く可愛いこと言ってたけど」
「なっ」
ハッとして、逸らした視線を直ぐに回収される。ニヤリと笑った目元から目が離せなくなった。
「確か、すげぇ優しくて愛情やばくて、いつも完璧で、なんかよく分かんねぇけど、俺は……この人が好きなんだよ! だから、悪く言われる筋合いもねぇし、離れたくもねぇ! だっけ?」
「なああああああああ!」
あつ子の発言を阻止しようとして大声を上げてみたが、無意味だった。肺活量が足りなかった。
この記憶力オバケめ!! 穴があったら入りてぇ!!
「あんた、アタシのこと本当に好きなのね」
口元に手を当てて、あつ子が揶揄うように言ってくる。だが、調子に乗るんじゃねぇぞ? あれは口が滑っただけだ、誤作動だ。
「ちげぇよ! 俺は、あつ子を……あの後輩に取られたくねぇだけだ……」
この胸にある感情の意味はよく分かんねぇが、ちゃんと伝えれば気が楽になると思って、正直に言ってやった。確かに楽になった。胸も苦しくなくなった。
「なぁに? やけに素直じゃな~い、可愛い~」
「うっせ」
胸元を人差し指で突かれて、俺は吐き捨てた。
「後輩くんに負けない男になりなさい」
「なるかよ」
――なんだ、そうか、あの人に負けねぇ男になりゃ良いのか。(※間違った方に納得したやこである)
心の中では、ぜってぇあの人に勝ってやろうと思った。
「なんか親戚に仲の良さを見せつけたかっただけみたいになったわね」
苦笑いを浮かべながら、あつ子が「でも……」と付け足した。そして……
「ちゃんと言えて偉かったな、やこ」
イケメンな顔して笑って、俺の頭をワシャワシャと両手で乱した。
「……!」
――はああああ! ズリぃ! これ、ぜってぇ、わざとやってんだろ! あ……、やべぇ……、心臓やべぇ、あ……、やっぱ、好きかもしんねぇ……。これ、恋だ……ぜってぇそうだ。
この後、部屋に籠って瞑想した。扉越しに「今日、どこに行ってたの?」とあつ子に聞かれて、正直に答えたら「危なっかしいことするんじゃないわよ!」つって、すげぇ怒られた。当分、学校以外で一人で外出するのを禁止された。結局、瞑想にならなかった。胸が苦しい。
結論、俺とあつ子は縁切りの神様に勝った。
全世界の俺が隠れて泣いた。
「神様、お願いします。俺とあつ子の縁を切ってください」
賽銭箱の前でも、絵馬を書きながらも、俺は心の中で願った。
家を出る時、あつ子にどこに行くのかと尋ねられたが俺は無視をした。話したくなかったのだ。
どうして、こんなにもあつ子のことを考えると心がモヤモヤするのだろうか。どうして、後輩なんか消えれば良いと思ってしまうのだろうか。……いや、大丈夫だ。あつ子と離れれば、きっとこの複雑な気持ちも消えるのだから。
帰りの鳥居を潜る時、一際強い風が一度だけ吹いた。神様は願いを聞き入れた時や歓迎した時、反応を返すという。だから、きっと――。
◆ ◆ ◆
家に帰った途端、縁切りの効果は発動されていた。
「靖彦、ここに座りなさい」
外向きな顔でオネおじが、リビングの椅子に座るように廊下を歩く俺に言ってきた。珍しく俺の名をちゃんと呼んでいる。変だ。言われた通り、椅子に座ろうとして気付く、向かい側の椅子には五十手前くらいの男女二人が座っていた。
――この二人……、どこかで見たことがある。
どちらも物静かな一般家庭の人間という感じだ。
「靖彦、こちら、仲川夫妻だ」
俺の隣に座ったあつ子が、少し緊張した空気を纏って目の前の男女を紹介してくる。
「……こんちは」
取り敢えず、軽く挨拶をした。すると、女の方が先に口を開いた。
「靖彦くん、覚えてる? 私たち、あなたのご両親のお葬式で会ったわよね?」
急に嫌な記憶に引き摺り戻される感覚に落とされる。
「あの時はごめんな。引き取ってやれなくて。やっと娘たちが成人したから、良かったらうちに来ないかと思って、今日は話しに来たんだ」
今度は男の方が口を開いた。その言葉を聞いて、思い出した。この人たちは葬式に集まった遠い親戚の人間だ。四年前、波が引くように皆が俺を引き取ることを拒否し、避けた。何の言葉もなく、だ。
あの時、追い払ったくせに。邪魔そうな目をしたこと、俺は覚えてるぞ?
だが、あつ子はこの人たちを家の中に入れ、話を聞こうと思った。ということは、俺のことをもう見放そうとしているのだろうか?
そうだよな、今の俺、面倒くせぇよな……。どうせ、この人たちにお願いしますと頭を下げるんだろう?
自分から離れることを望んでおいて、いざ離れるって時になると、どうしてこんなに嫌な気持ちになるんだろうな?
「俺は……」
横を見ると、あつ子と目が合った。真面目な外向きな顔で、何も感じ取れない。本当のことが何一つ分かりそうにない。
「俺は敦彦さんの意見を聞きたい」
正面を向いて、俺は言った。オネおじの本名を口にしたのはひどく久しぶりな気がする。
この二人にお願いするならすれば良いし、まだ俺と一緒に居てくれるなら居てくれれば良い。
「靖彦……」
隣であつ子が溜息交じりに俺の名を口にした。呆れているのかもしれないし、困っているのかもしれない。それでも、俺は答えが聞きたいのだ。俺、本当は……
「靖彦くん、聞いてくれ。敦彦くんには悪いが彼には良い噂がないし――」
「お父さん、そうじゃないでしょ? 敦彦くんもこれから恋人が出来たり、彼自身の生活もあるんだから……」
そう言ってあげないと……と言っているように聞こえた。どうして、あつ子が悪いみたいに言いやがるんだよ?
「なんで、んなこと言うんだよ?」
「え?」
ぼそりと呟くと目の前に座る二人が怪訝そうな顔をした。
「この人はな! すげぇ優しくて愛情やばくて、いつも完璧で、なんかよく分かんねぇけど、俺は……この人が好きなんだよ! だから、悪く言われる筋合いもねぇし、離れたくもねぇ! 早く帰れ!」
怒鳴りながら勢い良く立ち上がると後ろでガタンと椅子が倒れる音がした。俺の弾丸みたいな言葉に二人はポカンという顔をしている。
「へ?」
自分が何を言ったのか理解する前に、俺は隣で立ち上がったあつ子に肩を抱き寄せられていた。
「靖彦は俺の大事な家族なんです。お話を聞くとは言いましたが、この子を渡す気はありません。お帰りください」
身体が密着するほどに強く片腕で抱き寄せられている。あつ子の心臓の音が聞こえそうだと思った。
「……」
ガタガタと椅子を後ろに乱暴に引いて、二人はあからさまに機嫌の悪い顔で何も言わずに帰って行った。
「はぁ……、やこ……」
深く溜息を吐きながら、あつ子が俺の頭を優しく撫でた。
「ベタベタくっ付くなよ!」
肘を張ってなんとか奴から離れようとしたが、今度は正面から抱き締められて逃れられなくなった。
「まったく……、素直じゃないんだから……」
顔は見えないがホッとしたようで、悲しそうな声音だった。言わないが、後に続くのは「無いとは思ってたけど居なくなってしまうのかと心配した」だろう?
「……分かってんなら、どうしてあの人たちの話を聞いたんだよ?」
俺があの人たちについて行かないって分かってたんだろう? 信じてたんだろう? なのに、どうして……。
「確かめなきゃいけないと思ったのよ」
あつ子が身体を離して見つめてくる。俺の両肩を掴んだ手に力が籠った。
「俺の心を? それともあんたのか? さよならするかどうか、最初からあんたが決めれば良かっただろう?」
離れようと決断すりゃ、おめぇのこと嫌いになれると思ったのに……、全然意味ねぇよ。
「アタシ、あんたに嫌われたみたいだったから、自分はどうしたいのかなって考えたの。あんたが離れたいと思ってるなら、その意思を尊重しようと思って……、でもね? 四年も一緒に居るのよ? 離れられるわけないじゃない。今日、確信したわ、アタシはやこが居ないと駄目なんだって」
「そういうこと言うなよ……」
不覚にも泣きそうになる。視線を合わせるのが気まずくて、目を逸らした。
「あんたもそうなんでしょ? 凄く可愛いこと言ってたけど」
「なっ」
ハッとして、逸らした視線を直ぐに回収される。ニヤリと笑った目元から目が離せなくなった。
「確か、すげぇ優しくて愛情やばくて、いつも完璧で、なんかよく分かんねぇけど、俺は……この人が好きなんだよ! だから、悪く言われる筋合いもねぇし、離れたくもねぇ! だっけ?」
「なああああああああ!」
あつ子の発言を阻止しようとして大声を上げてみたが、無意味だった。肺活量が足りなかった。
この記憶力オバケめ!! 穴があったら入りてぇ!!
「あんた、アタシのこと本当に好きなのね」
口元に手を当てて、あつ子が揶揄うように言ってくる。だが、調子に乗るんじゃねぇぞ? あれは口が滑っただけだ、誤作動だ。
「ちげぇよ! 俺は、あつ子を……あの後輩に取られたくねぇだけだ……」
この胸にある感情の意味はよく分かんねぇが、ちゃんと伝えれば気が楽になると思って、正直に言ってやった。確かに楽になった。胸も苦しくなくなった。
「なぁに? やけに素直じゃな~い、可愛い~」
「うっせ」
胸元を人差し指で突かれて、俺は吐き捨てた。
「後輩くんに負けない男になりなさい」
「なるかよ」
――なんだ、そうか、あの人に負けねぇ男になりゃ良いのか。(※間違った方に納得したやこである)
心の中では、ぜってぇあの人に勝ってやろうと思った。
「なんか親戚に仲の良さを見せつけたかっただけみたいになったわね」
苦笑いを浮かべながら、あつ子が「でも……」と付け足した。そして……
「ちゃんと言えて偉かったな、やこ」
イケメンな顔して笑って、俺の頭をワシャワシャと両手で乱した。
「……!」
――はああああ! ズリぃ! これ、ぜってぇ、わざとやってんだろ! あ……、やべぇ……、心臓やべぇ、あ……、やっぱ、好きかもしんねぇ……。これ、恋だ……ぜってぇそうだ。
この後、部屋に籠って瞑想した。扉越しに「今日、どこに行ってたの?」とあつ子に聞かれて、正直に答えたら「危なっかしいことするんじゃないわよ!」つって、すげぇ怒られた。当分、学校以外で一人で外出するのを禁止された。結局、瞑想にならなかった。胸が苦しい。
結論、俺とあつ子は縁切りの神様に勝った。
全世界の俺が隠れて泣いた。
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