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Side―B 第五章 プレゼント
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「手術、6日後にするんだ。」
翔太は、次の日も、舞の所へ、お見舞いに行っていた。
そして、舞は昨日の夜、医師に言われたことを、かいつまんで翔太に話した。
「そっか。もう少しの辛抱だね。頑張ってね、舞。」
「うん。私、頑張るね!」
「ようしその意気!
ちなみに今日は、アップルパイを2つ、買って来たんだ。」
「わあ~ありがとう!
それ、2つとも私にくれるの?」
「いや1個は僕のものだよ…。」
「冗談冗談。分かってますって。
そんなに食い意地張ってないからね!」
「そうだね!」
こう言って2人は、笑った。
「そうだ、僕、舞にとっておきのプレゼントがあるんだ。
一応、退院前祝いということで。」
「えっ、とっておきのプレゼント?何何?」
「それはまだ秘密。また、手術が近づいたら、持ってくるよ。
一応、前日だと渡しそびれるかもしれないから、…2日前には、持ってくるからね!
楽しみにしててね!」
「何だろうなあ~。ホントに楽しみ!」
舞はそう言って、無邪気に笑った。
―手術2日前―
「こんにちは、舞。」
「こんにちは、翔太。」
いよいよ、手術が迫ってきた。
「確か、明後日が舞の手術の日、だよね?
ごめん、明日は、ちょっと用があって、お見舞いには来れないんだ。
でも、心の中ではもちろん、応援してるから。手術の間ずっと、舞の側にいるからね!」
「ありがとう翔太。私、頑張るね。」
「あっそれと…、
はい、約束のプレゼント!退院前祝いということで!」
翔太が差し出した手の先には、少し大きめの箱があり、そこには赤いリボンがくくりつけられてあった。
「ありがとう、翔太。」
「あと、ちょっと恥ずかしいから、このプレゼントは、舞が1人の時に開けてね。」
「分かった。」
「じゃあ今日は、これで帰るね。
またね、舞!」
「またね、翔太!」
その後、舞は病室に1人きりになった。そして舞は、プレゼントのひもを、解いた。
翔太は、次の日も、舞の所へ、お見舞いに行っていた。
そして、舞は昨日の夜、医師に言われたことを、かいつまんで翔太に話した。
「そっか。もう少しの辛抱だね。頑張ってね、舞。」
「うん。私、頑張るね!」
「ようしその意気!
ちなみに今日は、アップルパイを2つ、買って来たんだ。」
「わあ~ありがとう!
それ、2つとも私にくれるの?」
「いや1個は僕のものだよ…。」
「冗談冗談。分かってますって。
そんなに食い意地張ってないからね!」
「そうだね!」
こう言って2人は、笑った。
「そうだ、僕、舞にとっておきのプレゼントがあるんだ。
一応、退院前祝いということで。」
「えっ、とっておきのプレゼント?何何?」
「それはまだ秘密。また、手術が近づいたら、持ってくるよ。
一応、前日だと渡しそびれるかもしれないから、…2日前には、持ってくるからね!
楽しみにしててね!」
「何だろうなあ~。ホントに楽しみ!」
舞はそう言って、無邪気に笑った。
―手術2日前―
「こんにちは、舞。」
「こんにちは、翔太。」
いよいよ、手術が迫ってきた。
「確か、明後日が舞の手術の日、だよね?
ごめん、明日は、ちょっと用があって、お見舞いには来れないんだ。
でも、心の中ではもちろん、応援してるから。手術の間ずっと、舞の側にいるからね!」
「ありがとう翔太。私、頑張るね。」
「あっそれと…、
はい、約束のプレゼント!退院前祝いということで!」
翔太が差し出した手の先には、少し大きめの箱があり、そこには赤いリボンがくくりつけられてあった。
「ありがとう、翔太。」
「あと、ちょっと恥ずかしいから、このプレゼントは、舞が1人の時に開けてね。」
「分かった。」
「じゃあ今日は、これで帰るね。
またね、舞!」
「またね、翔太!」
その後、舞は病室に1人きりになった。そして舞は、プレゼントのひもを、解いた。
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