彼女のdiary

べいかー

文字の大きさ
上 下
61 / 66

ライバル 六

しおりを挟む
 再び家に帰った優は、史香の伝言や、さっきの占い師の言葉について、考えを巡らせていた。
「史香は、俺が日記帳を読んだことを、知っている。そして史香は、俺に伝言を残した。さらに、日記ののりづけされたページには、占いに行くことが、書かれていた。そして、史香は占いに言った…。」
これは、史香の方に、何か秘密があるに違いない。優は探偵になった気持ちで、知恵をしぼった。
「待てよ?そもそもこの日記、不自然なところがある。…頑張れ、自分。もう少しだ。」
そして優は、史香に「別れよう。」と言われてから、今までの自分の行動を、思い返してみた。
 「…あっ、もしかして!」
 優は、考えに考え、1つの結論に、たどり着いた。
しおりを挟む

処理中です...