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最終話 『俺氏、悪役令嬢『に』Inしたお!(‘◇’)ゞ』
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幾度かの小休止をはさみまして、ええ、お花摘みと水分補給ですわ。空耳が馬用の水桶と水入り水瓶や、飼料をちゃっかり調達してアイテムボックスに入れていたと知った時は、なんというかたくましい性格だだなぁと天を仰ぎましたの。お水と飼料で元気回復して速度を落とさず運んでくれた馬には感謝しかありませんわ。馬は港街(街と言うより漁村に毛が生えた程度の規模ですが)の前で放しました。よく訓練された賢い仔なので、公爵家に自分で帰ってくれると思います。舟での逃避行に連れて行くのは無理といくものですの。
「大きなのは無理ね」
わたくしが、南諸島国で定期的に学ぶ為に一応船は公爵家は所有しております。舟を操作してくれた人魚族の方々は結界が崩壊した後去ってしまわれたのでここには船員はおりません。父――、いえ公爵家当主様が口車にのせられて造ってしまった小型の帆船が目的です。机上では操作方法や構造は学んでおりますが……。
『動かせんの?舟』
「知識なら……実践ははじめてですわ」
『うーん、カラダの主導権貸してくんない?( ゚Д゚)』
「……え?」
『俺氏憑依状態なのよ、お嬢さんに多分許可があれば短時間ならアバター操作できるっぽい』
「空耳は舟を動かせるのですか?」
『このサイズなら多分イケる』
「……」
どういたしましょう。何だか複雑で困ります感情ですわ。
『変なとこ触ったりしないって(-“-)逃げるのが先!!』
「いえ、そうではありませんが」
『まぁ、信用してくれとは言わんが一蓮托生なワケよ 剣にかけて誓う』
小声の会話の中わたくしはハッとなります。剣にかけて誓うの声に込められた真摯さ、悲痛な感情がわたくしの胸を刺します。
「どうぞよろしくお願いいたしますわ。見学いたしますわ」
わたくしは、頭の中で席をゆずり、馬のたずなを放す様子を念じながら体の力を抜きました。
『サンキュ』
「さん……きゅ?」
『ありがとうってこと』
わたくしはまるで、劇をみているようにわたくしの体がもやい綱をほどき、テキパキと舟のチェックをし、出航の準備をするわたくしを見ます。傷にひびかぬよう丁寧に動いてくれるのが解ります。碇を上げます。舟は白く塗られた小さな帆船です、人ひとりで操作する荷物がほとんど詰めないタイプの物ですわ。櫂もそなえられており、風が凪いでいても少しなら進めるようです。夜明け前の漁村、本来なら漁にでるべく漁師がぐごきまわっているはずですが、願いでなんでもかなう悪癖のあるこの国です。静まり返って動くのはわたくしたちだけでございます。
ぎぃ、ぎぃ、ぎぃ、かすかに櫂を漕ぐ音を軋ませ、わたくしたちの舟は波を静かに割りながら出航いたしました。ある程度舟が湾内を進み推力が舟をおしすすめましたところに、空耳は帆を広げます。あちこちロープを引いたり止めたりして風を捕まえたのでしょう。舟がグイグイと進みましたの。潮の独特の匂いに頬を撫でる風、東のはてからのぼる新たな太陽はじんわりと空の端を朱に染め星をちらつかせながらひたむきに天を駆け上る。
「夜明けだわ」
少しずつあかるくなる空が、風の助けを受けて進む舟が、帆のはためく音が、地獄のようなこの国からの脱出を祝福しているかのよう。
『あー、感動しているトコ申し訳ないんだが、来たヨ……追手』
岸辺をみれば地響きとともに武装した騎馬の大軍と、魔道兵器の武装兵に舟を王命にて徴発して、のり込む兵、兵、兵――。
「速いですわね。捨てたゴミ(わたし)を拾うのに大仰ですこと」
『騎馬で村んなか乗り入れて、漁網の上に武器とか漁穫はなくなったな。横暴ー』
わたくしに、体の支配権がふぃっと戻りました。わたくしはわらわらと漕ぎだした漁船に乗った兵たちの上に、アイテムボックスを開き、公爵家でたまたま拾ったシャンデリアや裸婦像とかをたまたま落としてみました大放出ですわ。主に船首や船尾を狙いましてございます。動いておりましても、水の上ですのかすめて一瞬重量が乗りましただけで、舟はバランスを崩しくるりとひっくり返り、重装備の追手騎士は投げ出されあぶあぶしております。
『えっぐ、頭いいなー俺氏も頑張っちゃお( ゚Д゚)/』
頭の中で、空耳がわたくしの理解と可聴領域を超えたなにがしかの祝詞のような宣誓のような文言で、某かを唱え始めます。わたくしたちの小舟をかすめてとぶ魔道兵器の光弾が、帆を焼きまるく穴をあけ、推進力ががくっと落ちました。わたくしは目視で壺や置物を追手の頭上に落としながら、必死に櫂を漕ぎます。
「正念場ですわっ」
「戻れ!王命である、公爵令嬢 オディール・z・ロットバルト!お前を正妃に許可する!功績に免じて罪を減ずるっ!戻れ!働けっ」
座っていてもパンが口に飛び込んで来る生活の為に、わたくしが犠牲になるのは
「やなこったぁ!!」
で、ございます。岸辺で緑を絡みつかせて蠢く金髪は、元婚約者の王太子様でしょうか?面影が金髪しかありませんわ。ぐいぐいと喉元が締め上げられ、絡みついているネックレスの緑の紐は、膨れあがり棘をだしいばらののようにわたくしの喉を締めあげます。
「もどれ!オディール・z・ロットバルトぉぉ戻れば命はとらぬ!呼吸はさせてやる!!」
「け……ひぃ、たすけ――て」
舌を突き出し喘ぎ締め上げられながらも、わたくしは櫂をうごかす手を止めません。何で呼吸するのに王族の許可がいるんですのぉぉぉ。やるならやってみやがれ、どうせヤられるならば、使い倒されての過労死より美しいけど大嫌いなこの国から一歩でも、ひと漕ぎでも離れて死にたくあります。酸欠で明滅する視界の中あおじろい光の柱が屹立しました。
『……我、助けを求める声に召喚ばれ今、誓願において此処に顕現せん Emergence of lies』
光はこごり、あおじろい光を曳いた青年戦士がすらりと剣を抜き放ち姿を透けさせながら小舟の舳先に降り立ちました。青年が爪先を舳先に置いた衝撃でブツりといばらの首輪は千切れてモロモロと散ります。わたくしは櫂を漕ぎながらも空気を貪り進むのをあきらめません。あえぎながら、漕ぐわたくしの横を青年の幽体はこつこつと足音さえさせて通り過ぎ船尾で剣を構えます。
『一身招来、結印招来、あばよよぉぉぉぉ縁切りエンガチョ~~!!!』
溜めた剣氣が、銀光を絡みつかせ螺旋を描いて岸辺へと叩きつけられます。力の奔流がわたくし達の小舟を推し進め湾を脱出し、水切り石のごとく船体を跳ねさせながら跳んで進んであかあかと、赫奕たる朝日を浴びながら自由な海へと飛び出しました。小さくなる岸波は粉砕された追手たちの姿、見苦しくも蔦薔薇を伸ばす王太子達ですが、舟に触れる前に塩水の浸透圧で蔦を萎ませへにゃりへなへなと海底へ沈んで逝きました。波に引っ張られ落ちて沈んで枯れて逝きます。
「げほっ、青菜に塩ですわ」
『俺氏、悪役令嬢『に』Inしたお!(‘◇’)ゞ』
『俺氏、悪役令嬢『に』Inしたお!(‘◇’)ゞ』
『ををう、時間切れ~~バグったぁ二重投稿っ』
『俺氏、悪役令嬢『に』Inしたお!(‘◇’)ゞ』
なにか、空耳がわめいて、しゅぽんとあおじろい光がわたくしの中にひっこみますが、彼がおかしいのはいつものことなのでそっとして置きます。舟はあおじろい燐光に包まれながら夜明の海をつきすすみます。多分目的地にはすぐ着くでしょう。
『俺氏、悪役令嬢『に』Inしたお!(‘◇’)ゞ』
「うるさいですわ」
おしまい
――――――――――――――――――――――――――――――
『俺氏、悪役令嬢『に』Inしたお!(‘◇’)ゞ』はこれで一旦終了でございます。ふたり?旅は続きますので筆が進みましたらご披露させていただくかもしれません。なにぶん素人の趣味でございますので、誤字脱字は見つけ次第退治、至らぬ点もございますが面白がって頂けましたら幸いです。次に執筆を予定しておりますのは、同じ国を舞台にして時間を前後しての(いずれもプロット上仮タイトル)
「そして誰もいなくなった」
「雀令嬢は猛禽を従え天山を駆け昇る」
「ぴんくヒロインは今日も修道院で吠え叫ぶ」
「婚約廃棄された勇者令嬢は大海原を越え遥かに旅立つ」
「丸刈りハゲ隠し令嬢は今日も王家の尻をぬぐい呪う」
別次元舞台の
「戦乙女は鋼鉄をいだく」
「赫漂の刃」
「西と東が出会う時」
のどれかと思います。ありがとうございました。
「大きなのは無理ね」
わたくしが、南諸島国で定期的に学ぶ為に一応船は公爵家は所有しております。舟を操作してくれた人魚族の方々は結界が崩壊した後去ってしまわれたのでここには船員はおりません。父――、いえ公爵家当主様が口車にのせられて造ってしまった小型の帆船が目的です。机上では操作方法や構造は学んでおりますが……。
『動かせんの?舟』
「知識なら……実践ははじめてですわ」
『うーん、カラダの主導権貸してくんない?( ゚Д゚)』
「……え?」
『俺氏憑依状態なのよ、お嬢さんに多分許可があれば短時間ならアバター操作できるっぽい』
「空耳は舟を動かせるのですか?」
『このサイズなら多分イケる』
「……」
どういたしましょう。何だか複雑で困ります感情ですわ。
『変なとこ触ったりしないって(-“-)逃げるのが先!!』
「いえ、そうではありませんが」
『まぁ、信用してくれとは言わんが一蓮托生なワケよ 剣にかけて誓う』
小声の会話の中わたくしはハッとなります。剣にかけて誓うの声に込められた真摯さ、悲痛な感情がわたくしの胸を刺します。
「どうぞよろしくお願いいたしますわ。見学いたしますわ」
わたくしは、頭の中で席をゆずり、馬のたずなを放す様子を念じながら体の力を抜きました。
『サンキュ』
「さん……きゅ?」
『ありがとうってこと』
わたくしはまるで、劇をみているようにわたくしの体がもやい綱をほどき、テキパキと舟のチェックをし、出航の準備をするわたくしを見ます。傷にひびかぬよう丁寧に動いてくれるのが解ります。碇を上げます。舟は白く塗られた小さな帆船です、人ひとりで操作する荷物がほとんど詰めないタイプの物ですわ。櫂もそなえられており、風が凪いでいても少しなら進めるようです。夜明け前の漁村、本来なら漁にでるべく漁師がぐごきまわっているはずですが、願いでなんでもかなう悪癖のあるこの国です。静まり返って動くのはわたくしたちだけでございます。
ぎぃ、ぎぃ、ぎぃ、かすかに櫂を漕ぐ音を軋ませ、わたくしたちの舟は波を静かに割りながら出航いたしました。ある程度舟が湾内を進み推力が舟をおしすすめましたところに、空耳は帆を広げます。あちこちロープを引いたり止めたりして風を捕まえたのでしょう。舟がグイグイと進みましたの。潮の独特の匂いに頬を撫でる風、東のはてからのぼる新たな太陽はじんわりと空の端を朱に染め星をちらつかせながらひたむきに天を駆け上る。
「夜明けだわ」
少しずつあかるくなる空が、風の助けを受けて進む舟が、帆のはためく音が、地獄のようなこの国からの脱出を祝福しているかのよう。
『あー、感動しているトコ申し訳ないんだが、来たヨ……追手』
岸辺をみれば地響きとともに武装した騎馬の大軍と、魔道兵器の武装兵に舟を王命にて徴発して、のり込む兵、兵、兵――。
「速いですわね。捨てたゴミ(わたし)を拾うのに大仰ですこと」
『騎馬で村んなか乗り入れて、漁網の上に武器とか漁穫はなくなったな。横暴ー』
わたくしに、体の支配権がふぃっと戻りました。わたくしはわらわらと漕ぎだした漁船に乗った兵たちの上に、アイテムボックスを開き、公爵家でたまたま拾ったシャンデリアや裸婦像とかをたまたま落としてみました大放出ですわ。主に船首や船尾を狙いましてございます。動いておりましても、水の上ですのかすめて一瞬重量が乗りましただけで、舟はバランスを崩しくるりとひっくり返り、重装備の追手騎士は投げ出されあぶあぶしております。
『えっぐ、頭いいなー俺氏も頑張っちゃお( ゚Д゚)/』
頭の中で、空耳がわたくしの理解と可聴領域を超えたなにがしかの祝詞のような宣誓のような文言で、某かを唱え始めます。わたくしたちの小舟をかすめてとぶ魔道兵器の光弾が、帆を焼きまるく穴をあけ、推進力ががくっと落ちました。わたくしは目視で壺や置物を追手の頭上に落としながら、必死に櫂を漕ぎます。
「正念場ですわっ」
「戻れ!王命である、公爵令嬢 オディール・z・ロットバルト!お前を正妃に許可する!功績に免じて罪を減ずるっ!戻れ!働けっ」
座っていてもパンが口に飛び込んで来る生活の為に、わたくしが犠牲になるのは
「やなこったぁ!!」
で、ございます。岸辺で緑を絡みつかせて蠢く金髪は、元婚約者の王太子様でしょうか?面影が金髪しかありませんわ。ぐいぐいと喉元が締め上げられ、絡みついているネックレスの緑の紐は、膨れあがり棘をだしいばらののようにわたくしの喉を締めあげます。
「もどれ!オディール・z・ロットバルトぉぉ戻れば命はとらぬ!呼吸はさせてやる!!」
「け……ひぃ、たすけ――て」
舌を突き出し喘ぎ締め上げられながらも、わたくしは櫂をうごかす手を止めません。何で呼吸するのに王族の許可がいるんですのぉぉぉ。やるならやってみやがれ、どうせヤられるならば、使い倒されての過労死より美しいけど大嫌いなこの国から一歩でも、ひと漕ぎでも離れて死にたくあります。酸欠で明滅する視界の中あおじろい光の柱が屹立しました。
『……我、助けを求める声に召喚ばれ今、誓願において此処に顕現せん Emergence of lies』
光はこごり、あおじろい光を曳いた青年戦士がすらりと剣を抜き放ち姿を透けさせながら小舟の舳先に降り立ちました。青年が爪先を舳先に置いた衝撃でブツりといばらの首輪は千切れてモロモロと散ります。わたくしは櫂を漕ぎながらも空気を貪り進むのをあきらめません。あえぎながら、漕ぐわたくしの横を青年の幽体はこつこつと足音さえさせて通り過ぎ船尾で剣を構えます。
『一身招来、結印招来、あばよよぉぉぉぉ縁切りエンガチョ~~!!!』
溜めた剣氣が、銀光を絡みつかせ螺旋を描いて岸辺へと叩きつけられます。力の奔流がわたくし達の小舟を推し進め湾を脱出し、水切り石のごとく船体を跳ねさせながら跳んで進んであかあかと、赫奕たる朝日を浴びながら自由な海へと飛び出しました。小さくなる岸波は粉砕された追手たちの姿、見苦しくも蔦薔薇を伸ばす王太子達ですが、舟に触れる前に塩水の浸透圧で蔦を萎ませへにゃりへなへなと海底へ沈んで逝きました。波に引っ張られ落ちて沈んで枯れて逝きます。
「げほっ、青菜に塩ですわ」
『俺氏、悪役令嬢『に』Inしたお!(‘◇’)ゞ』
『俺氏、悪役令嬢『に』Inしたお!(‘◇’)ゞ』
『ををう、時間切れ~~バグったぁ二重投稿っ』
『俺氏、悪役令嬢『に』Inしたお!(‘◇’)ゞ』
なにか、空耳がわめいて、しゅぽんとあおじろい光がわたくしの中にひっこみますが、彼がおかしいのはいつものことなのでそっとして置きます。舟はあおじろい燐光に包まれながら夜明の海をつきすすみます。多分目的地にはすぐ着くでしょう。
『俺氏、悪役令嬢『に』Inしたお!(‘◇’)ゞ』
「うるさいですわ」
おしまい
――――――――――――――――――――――――――――――
『俺氏、悪役令嬢『に』Inしたお!(‘◇’)ゞ』はこれで一旦終了でございます。ふたり?旅は続きますので筆が進みましたらご披露させていただくかもしれません。なにぶん素人の趣味でございますので、誤字脱字は見つけ次第退治、至らぬ点もございますが面白がって頂けましたら幸いです。次に執筆を予定しておりますのは、同じ国を舞台にして時間を前後しての(いずれもプロット上仮タイトル)
「そして誰もいなくなった」
「雀令嬢は猛禽を従え天山を駆け昇る」
「ぴんくヒロインは今日も修道院で吠え叫ぶ」
「婚約廃棄された勇者令嬢は大海原を越え遥かに旅立つ」
「丸刈りハゲ隠し令嬢は今日も王家の尻をぬぐい呪う」
別次元舞台の
「戦乙女は鋼鉄をいだく」
「赫漂の刃」
「西と東が出会う時」
のどれかと思います。ありがとうございました。
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