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第二部七章 帰陣
停戦と撤兵
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烏峰城が武田軍の手に落ちてから数日後――。
木曽川東岸に滞陣する信繁の元に、今川軍の援軍として三河に居た信玄から『松平家と今川家との和与が成った』という報せが届いた。
それによると、三河の戦況は、終始武田の援軍を得た今川軍の優勢で推移したらしく、今川家は桶狭間の戦い以降に松平元康に掠め取られた旧領の多くを取り戻す事に成功し、一時は松平家の本拠である岡崎城に迫る勢いだったという。
だが、追い込まれた松平方の抵抗も激しく、数週間にも渡って攻防した末、弾薬と腰兵糧の蓄えが心許なくなったのを潮時として、双方から停戦の話が上がり、信玄が仲立ちをする形で此度の和与が結ばれたとの事だった。
これを以て、三河の戦乱は終わりを迎え、今川と松平、そしてそれぞれの援軍として出兵していた武田と織田の軍は撤兵した。
その報せを受けた信繁は、直ちに本隊に加勢しに来ていた馬場信春と真田幸綱の隊を久々利城に戻し、美濃と尾張の国境に睨みを利かせる。
三河への出兵を終えた織田軍が、武田が得た東美濃の地を狙って国境を越えて来ぬよう牽制したのだ。
幸い、織田信長は、武田が手に入れた東美濃の地ではなく、西美濃の方を狙う動きを見せる。
その織田軍の動きに慌てたのは、西美濃の地を治めている斎藤家であった。
国境の城から「織田軍の動きが活発になりつつある」という報せを受けた斎藤龍興は、慌てて曾根城 (現在の岐阜県大垣市)の稲葉良通らに濃尾国境への出陣を命じた。
しかし、それだけでは織田の侵攻を防ぎ切れぬと考えた龍興は、東の武田軍を抑える為に木曽川西岸に展開している安藤守就隊を濃尾国境に回そうと考えたのである。
武田軍は、烏峰城と久々利城を落として木曽川東岸をほぼ掌握しつつあり、士気も横溢。先日の烏峰城下での戦いによる安藤軍の損耗に加え、南の織田家への対応に兵力を割いてしまっている状況では、木曽川の急流を越えての反攻も難しかった。
ただ、二ヶ月をかけて信濃から西進してきた武田側も攻勢の限界を迎えており、木曽川を越えてくるとは考えづらい。
恐らく、武田軍はこれ以上戦を続ける気は無いだろう――そう考えた龍興は、速やかな東美濃の失地挽回を諦め、近々の脅威である織田軍に対して戦力を集中させる事にし、武田側に停戦の使者を送ったのだった。
武田軍の総大将である武田信繁は、斎藤側からの停戦の申し出を了承した。
武田側としては、木曽川東岸の掌握までが此度の戦の所期目的であり、これ以上斎藤領の奥深くに攻め入るつもりは元々無い。
また、自領とした東美濃の経営を安定させる為、また、自分たちが行った攻城戦で損壊した烏峰城や久々利城を斎藤・織田家に対する自分たちの守りの拠点として修復改修する為の時間が欲しかったから、この段階での停戦の申し出は、武田方にとっても大いに利のある提案だった。
かくして、互いの利害が一致した武田家と斎藤家は互いに誓詞を交わし、停戦を結んだ。
それを受けて、それまで大井戸の渡しの西岸に展開していた安藤軍は陣を畳み、その日の夜半過ぎに稲葉山城下に帰還したのである――。
◆ ◆ ◆ ◆
翌朝――。
稲葉山城の本丸御殿の大広間では、日が昇ってから間もない時間から重臣たちが詰め、険しい顔を突き合わせて濃尾国境の情勢と対応について議論を戦わせていた。
濃尾国境からここ稲葉山城の間は、直線距離で僅か一里半 (約六キロ)しか無いが、それまでの道沿いには大小様々の城砦を配置してある上、国境には幅の広い木曽川が流れているから、そうやすやすと織田軍に攻め寄せられる恐れは無い。
とはいえ、相手は五年前に、当時『東海一の弓取り』の威名を誇っていた今川義元を桶狭間の戦いで討ち取った織田信長である。どんな奇策を繰り出してくるか分からない。
そんな脅威をひしひしと感じている斎藤家の重臣たちの表情は、一様に暗かった。
「米野 (現在の岐阜県羽島郡笠松町米野)の守りはどうなっておる? 織田が川を渡ってくるとしたら、あそこが一番危うい」
「はっ! 不破太郎左衛門尉 (光治)様が、三千の兵を率いて陣を布いております! 今朝がたの報せでは、川向こうの織田軍には特段動きはないとの事に御座ります!」
「宮後城 (現在の愛知県江南市)の安井弥兵衛 (重継)の動きはどうじゃ?」
「そちらも大きな動きは……。蜂須賀小六めがちょろちょろと動き回っておるようですが、所詮は小勢。無視しても大きな影響は無いであろう……と、曾根城の稲葉様はご判断なされているようです」
「いや……そう見せかける織田方の策略やもしれぬ! 努々御油断召されぬようにと、稲葉殿に伝えよ!」
「はっ!」
大広間の中央に広げた地図の上で頭を突き合わせ、忙しげに戦況と対応を話し合う重臣たち。
「……」
そんな家臣たちの姿を、上座から冷ややかに見下ろしている斎藤家の当主・龍興の機嫌は、頗る悪かった。
まあ、それも無理はない。
わずか二ヶ月足らずで、木曽川烏峰城以東の領地を武田軍に奪い取られ、更に南の織田家から圧力をかけられている状況に置かれているのだ。心安かろうはずがない。
だが、一礼して入ってきた小姓が、そんな彼の心を更に乱れさせる報せを齎した。
「と、殿……昨夜帰着なされた安藤伊賀守様が、御目見を願っております」
「……なに?」
小姓の言葉に、龍興は細い眉をピクリと上げる。
「伊賀が……?」
「はっ……」
龍興の声の響きに剣呑なものを感じ取った小姓は、まるで自分が叱責されているかのように身を縮こまらせながら、おずおずと頷いた。
「先日の武田軍との戦に関する報告をしたいとの事に御座りますが……」
「ふん……」
緊張で僅かに震える小姓の声を聞いて、龍興は皮肉げに口の端を歪める。
「出陣前にあれだけ偉そうな啖呵を切っておきながら無様に負けを晒した分際で、良うも登城できたものだな」
「……」
抑えきれない憎しみが混じった龍興の嘲笑に、居合わせた家臣たちは顔を引き攣らせた。
その中のひとり、日根野備前守弘就が、抑えた声で彼に釘を刺す。
「……殿! 確かに、伊賀守殿は此度の戦で武田軍に負け申したが、戦は時の運に御座る。あまりきつくお責めになりませぬな」
そう言うと、彼は膝立ちして、上座に座る龍興の傍ににじり寄ると、その耳元に顔を寄せた。
「――下手に機嫌を損ねられたら厄介です。これから織田方に対する上で、伊賀守殿を欠く事は何としても避けなければなりませぬ。ですから……」
「分かっておるわ!」
耳元で囁かれた龍興は、横目で弘就の顔を睨みながら声を荒げる。
そのような事は、弘就に言われるまでもなく、龍興も承知していた。
彼は、波立つ気持ちを懸命に抑えながら、小姓に向けて告げる。
「……良かろう。伊賀を通せ」
「はっ……」
龍興の命に一度は頷いた小姓だったが、なぜか戸惑いの表情を浮かべた。
それが気にかかった龍興は、怪訝な顔をして尋ねる。
「……どうした? なにかあるのか?」
「そ、それが……」
龍興の問いかけに、小姓はなおも躊躇するように視線を泳がせた。
そんな小姓の曖昧な態度に、龍興は更に苛立ちを募らせる。
「ええい! いいから、さっさと通せ!」
「は、はっ!」
龍興に怒鳴られた小姓は、首を竦めながら平伏し、それから慌てて大広間の入り口ににじり寄って襖を開けた。
襖の向こうに立って待っていた男の姿を見た瞬間、その場に居合わせた家臣たちの口から、様々な驚きの声が漏れる。
「な……っ?」
「え……?」
「い、伊賀守様……?」
「そ……その出で立ちは……」
どよめきが上がる大広間にゆっくりと入って来たのは――髭と髪をきれいに剃り上げ、真っ白な死装束に身を包んだ安藤守就だった――。
木曽川東岸に滞陣する信繁の元に、今川軍の援軍として三河に居た信玄から『松平家と今川家との和与が成った』という報せが届いた。
それによると、三河の戦況は、終始武田の援軍を得た今川軍の優勢で推移したらしく、今川家は桶狭間の戦い以降に松平元康に掠め取られた旧領の多くを取り戻す事に成功し、一時は松平家の本拠である岡崎城に迫る勢いだったという。
だが、追い込まれた松平方の抵抗も激しく、数週間にも渡って攻防した末、弾薬と腰兵糧の蓄えが心許なくなったのを潮時として、双方から停戦の話が上がり、信玄が仲立ちをする形で此度の和与が結ばれたとの事だった。
これを以て、三河の戦乱は終わりを迎え、今川と松平、そしてそれぞれの援軍として出兵していた武田と織田の軍は撤兵した。
その報せを受けた信繁は、直ちに本隊に加勢しに来ていた馬場信春と真田幸綱の隊を久々利城に戻し、美濃と尾張の国境に睨みを利かせる。
三河への出兵を終えた織田軍が、武田が得た東美濃の地を狙って国境を越えて来ぬよう牽制したのだ。
幸い、織田信長は、武田が手に入れた東美濃の地ではなく、西美濃の方を狙う動きを見せる。
その織田軍の動きに慌てたのは、西美濃の地を治めている斎藤家であった。
国境の城から「織田軍の動きが活発になりつつある」という報せを受けた斎藤龍興は、慌てて曾根城 (現在の岐阜県大垣市)の稲葉良通らに濃尾国境への出陣を命じた。
しかし、それだけでは織田の侵攻を防ぎ切れぬと考えた龍興は、東の武田軍を抑える為に木曽川西岸に展開している安藤守就隊を濃尾国境に回そうと考えたのである。
武田軍は、烏峰城と久々利城を落として木曽川東岸をほぼ掌握しつつあり、士気も横溢。先日の烏峰城下での戦いによる安藤軍の損耗に加え、南の織田家への対応に兵力を割いてしまっている状況では、木曽川の急流を越えての反攻も難しかった。
ただ、二ヶ月をかけて信濃から西進してきた武田側も攻勢の限界を迎えており、木曽川を越えてくるとは考えづらい。
恐らく、武田軍はこれ以上戦を続ける気は無いだろう――そう考えた龍興は、速やかな東美濃の失地挽回を諦め、近々の脅威である織田軍に対して戦力を集中させる事にし、武田側に停戦の使者を送ったのだった。
武田軍の総大将である武田信繁は、斎藤側からの停戦の申し出を了承した。
武田側としては、木曽川東岸の掌握までが此度の戦の所期目的であり、これ以上斎藤領の奥深くに攻め入るつもりは元々無い。
また、自領とした東美濃の経営を安定させる為、また、自分たちが行った攻城戦で損壊した烏峰城や久々利城を斎藤・織田家に対する自分たちの守りの拠点として修復改修する為の時間が欲しかったから、この段階での停戦の申し出は、武田方にとっても大いに利のある提案だった。
かくして、互いの利害が一致した武田家と斎藤家は互いに誓詞を交わし、停戦を結んだ。
それを受けて、それまで大井戸の渡しの西岸に展開していた安藤軍は陣を畳み、その日の夜半過ぎに稲葉山城下に帰還したのである――。
◆ ◆ ◆ ◆
翌朝――。
稲葉山城の本丸御殿の大広間では、日が昇ってから間もない時間から重臣たちが詰め、険しい顔を突き合わせて濃尾国境の情勢と対応について議論を戦わせていた。
濃尾国境からここ稲葉山城の間は、直線距離で僅か一里半 (約六キロ)しか無いが、それまでの道沿いには大小様々の城砦を配置してある上、国境には幅の広い木曽川が流れているから、そうやすやすと織田軍に攻め寄せられる恐れは無い。
とはいえ、相手は五年前に、当時『東海一の弓取り』の威名を誇っていた今川義元を桶狭間の戦いで討ち取った織田信長である。どんな奇策を繰り出してくるか分からない。
そんな脅威をひしひしと感じている斎藤家の重臣たちの表情は、一様に暗かった。
「米野 (現在の岐阜県羽島郡笠松町米野)の守りはどうなっておる? 織田が川を渡ってくるとしたら、あそこが一番危うい」
「はっ! 不破太郎左衛門尉 (光治)様が、三千の兵を率いて陣を布いております! 今朝がたの報せでは、川向こうの織田軍には特段動きはないとの事に御座ります!」
「宮後城 (現在の愛知県江南市)の安井弥兵衛 (重継)の動きはどうじゃ?」
「そちらも大きな動きは……。蜂須賀小六めがちょろちょろと動き回っておるようですが、所詮は小勢。無視しても大きな影響は無いであろう……と、曾根城の稲葉様はご判断なされているようです」
「いや……そう見せかける織田方の策略やもしれぬ! 努々御油断召されぬようにと、稲葉殿に伝えよ!」
「はっ!」
大広間の中央に広げた地図の上で頭を突き合わせ、忙しげに戦況と対応を話し合う重臣たち。
「……」
そんな家臣たちの姿を、上座から冷ややかに見下ろしている斎藤家の当主・龍興の機嫌は、頗る悪かった。
まあ、それも無理はない。
わずか二ヶ月足らずで、木曽川烏峰城以東の領地を武田軍に奪い取られ、更に南の織田家から圧力をかけられている状況に置かれているのだ。心安かろうはずがない。
だが、一礼して入ってきた小姓が、そんな彼の心を更に乱れさせる報せを齎した。
「と、殿……昨夜帰着なされた安藤伊賀守様が、御目見を願っております」
「……なに?」
小姓の言葉に、龍興は細い眉をピクリと上げる。
「伊賀が……?」
「はっ……」
龍興の声の響きに剣呑なものを感じ取った小姓は、まるで自分が叱責されているかのように身を縮こまらせながら、おずおずと頷いた。
「先日の武田軍との戦に関する報告をしたいとの事に御座りますが……」
「ふん……」
緊張で僅かに震える小姓の声を聞いて、龍興は皮肉げに口の端を歪める。
「出陣前にあれだけ偉そうな啖呵を切っておきながら無様に負けを晒した分際で、良うも登城できたものだな」
「……」
抑えきれない憎しみが混じった龍興の嘲笑に、居合わせた家臣たちは顔を引き攣らせた。
その中のひとり、日根野備前守弘就が、抑えた声で彼に釘を刺す。
「……殿! 確かに、伊賀守殿は此度の戦で武田軍に負け申したが、戦は時の運に御座る。あまりきつくお責めになりませぬな」
そう言うと、彼は膝立ちして、上座に座る龍興の傍ににじり寄ると、その耳元に顔を寄せた。
「――下手に機嫌を損ねられたら厄介です。これから織田方に対する上で、伊賀守殿を欠く事は何としても避けなければなりませぬ。ですから……」
「分かっておるわ!」
耳元で囁かれた龍興は、横目で弘就の顔を睨みながら声を荒げる。
そのような事は、弘就に言われるまでもなく、龍興も承知していた。
彼は、波立つ気持ちを懸命に抑えながら、小姓に向けて告げる。
「……良かろう。伊賀を通せ」
「はっ……」
龍興の命に一度は頷いた小姓だったが、なぜか戸惑いの表情を浮かべた。
それが気にかかった龍興は、怪訝な顔をして尋ねる。
「……どうした? なにかあるのか?」
「そ、それが……」
龍興の問いかけに、小姓はなおも躊躇するように視線を泳がせた。
そんな小姓の曖昧な態度に、龍興は更に苛立ちを募らせる。
「ええい! いいから、さっさと通せ!」
「は、はっ!」
龍興に怒鳴られた小姓は、首を竦めながら平伏し、それから慌てて大広間の入り口ににじり寄って襖を開けた。
襖の向こうに立って待っていた男の姿を見た瞬間、その場に居合わせた家臣たちの口から、様々な驚きの声が漏れる。
「な……っ?」
「え……?」
「い、伊賀守様……?」
「そ……その出で立ちは……」
どよめきが上がる大広間にゆっくりと入って来たのは――髭と髪をきれいに剃り上げ、真っ白な死装束に身を包んだ安藤守就だった――。
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