38 / 216
第一部五章 軍神
首級と夜空
しおりを挟む
広瀬の渡しにて、武田軍と上杉軍が激しく衝突した日の夜――。
海津城の南西に位置するもうひとつの渡し――雨宮の渡しで、武田信繁が率いる武田軍は、野営の陣を張っていた。
そこかしこに張られた陣幕の中で、ある者は、携帯食である糒を頬張り、ある者は、仲間と酒を酌み交わし――ある者は、木の根を枕にして高鼾をかいている。
――その中央に位置する、ひときわ大きな帷幕が、本陣。
パチパチと音を立てて爆ぜる篝火の放つ赤い光が、広い帷幕の中を仄かに照らし出していた。
「……これが」
目の前に据え置かれた一人の男の首級を前に、床几に腰かけた信繁は、思わず声を詰まらせる。
「はっ……、如何にも」
彼の前に跪き、首桶の蓋をそっと脇に置きながら、真田幸綱は静かに言った。
「本日、六郎次郎殿が討ち取りなさった――村上左近衛少将義清が首級に御座る」
彼には珍しく、その顔には微笑の欠片も浮かんでいない。
「……」
信繁は、息を呑んだまま、目の前の義清の首を凝視し続けていた。首級は、薄い死化粧を施され、口を一文字に結び、安らかに目を閉じている。
と、
「……こうして面と向かうのは、久方ぶりで御座るな、村上殿」
と、信繁は、目の前の物言わぬ首に、静かに語りかける。
「……三年前、一歩間違えれば、立場が逆だったやもしれぬ。これも、時の運というものか……」
そう言いながら、彼は義清の首に向かって、静かに手を合わせた。
「――ご立派な最期であったと聞いておる。……安らかに眠られよ」
そして、目を開け、幸綱に向かって頷きかけた。幸綱も頷き返し、そっと首桶の蓋を被せる。
「……太郎――若殿の首実検は、もう済んでおるのか?」
首桶が丁重に下げられるのを見届けると、信繁は幸綱に尋ねた。
幸綱は膝を崩して、地面の上で胡座をかくと、大きく頷いて答えた。
「はっ、夕刻の内に海津城にて――。その際に、若殿から、典厩殿にもお見せするよう、お言葉を頂戴いたしましてな。ここまで罷り越した次第に御座りまする」
「左様か。三年前の因縁がある故、若殿に要らぬお気を遣わせてしまったようだな」
幸綱の答えに、信繁は苦笑を浮かべる。
「――無用でしたかな?」
「いや……。有り難きお心遣い、感謝致すとお伝えしてくれ」
「畏まって御座る。首級を海津城に戻した際に、必ずやお伝え致しましょう」
そう言うと、幸綱は大儀そうに立ち上がり、尻を叩いた。
「では、ワシはそろそろお暇致しますぞ。村上の首を海津城に返してから、急ぎ広瀬の陣まで戻らねばなりませぬ故な。サッサと出立せねば、日を跨ぎかねぬ。――夜更かしは、この年齢になると、些か身に堪えます、カッカッカッ!」
そう言いながら大笑する幸綱に、信繁も微笑みを浮かべたが――つと、その表情が曇る。
「弾正……六郎次郎の事だが――」
「ああ、ご安心なされよ。六郎次郎殿は、村上との一騎討ちで、あちこちに擦り傷はこしらえましたが、命に関わるような怪我はしておりませぬ――」
「……いや、そうではなく」
信繁は、幸綱の言葉に頭を振った。
「彼奴は……一軍を率いる大将の身にもかかわらず――」
「ああ、その事ならばお気になさらず」
「む――?」
自身の言葉を、軽く手を振って遮った幸綱に、信繁は訝しげな目を向ける。
そんな彼に対し、ポンポンと自分の頭を軽く叩きながら、幸綱は笑いかけた。
「一騎討ちなぞ、大将が行うべき事ではない。どんなに優勢に戦を進めようと、大将が討たれてしまったら、その時点で味方の負けとなる。それまでの将兵の奮戦を、無に帰しかねぬ蛮行である――と、僭越ながら、ワシから六郎次郎殿に、懇々と説教させて頂きました」
「……説教って――親父殿……」
幸綱のしれっとした物言いに、冷や汗をかきながら口を挟んだのは、信繁の後ろに控えた、信繁の与力であり、幸綱の三男でもある武藤昌幸だった。
「広瀬の守備衆の大将で、典厩様の御嫡男で、お屋形様の甥御殿でもある六郎次郎様に説教とは……。もう少々、お立場を弁えられた方が――」
「立場ぁ? そんなモン、知るか」
昌幸の言葉をバッサリと斬り捨てる幸綱。
「ワシャ、何にも間違った事は言うておらぬぞ。第一、総大将の気紛れに、苦労して尻を拭くハメになるのは、ワシらじゃ。無駄な迷惑をかけられん様に釘を刺すのも、ワシらの大切な務めじゃろう。違うか、源五郎!」
「ま……まあ、確かに、それも一理はございますが――」
「幸綱の申す通りだ、昌幸」
幸綱の言い分の肩を持ったのは信繁だった。
「上の者の間違いを糺し正すのは、寧ろ、下につく者が避けてはならぬ事だ。無用な阿りで、言わねばならぬ事を言わぬ部下や、逆に、部下の諫言を容れぬようになった主が居るようでは、その組織の先は無い。――六郎次郎に対する弾正の説教は、欠かしてはならぬものだ」
そう言い切ると、信繁は、幸綱に頭を下げた。
「――不肖の倅が、迷惑をかけたな、弾正。儂に代わって、六郎次郎を確りと諭してくれた事、礼を言うぞ」
「いやいや! ワシは、配下として当然の事をしたまで。わざわざ頭を下げるには及びませぬぞ、典厩殿!」
幸綱は、信繁の真摯な態度に、寧ろ調子を崩されたようで、彼らしくも無い慌てた様子で言った。
「ま、ワシが言いたかった事は、説教はワシがキッチリさせて頂いた故、此度の戦が終わった後には、典厩殿は親として、六郎次郎殿の大手柄をただただ褒めてやって下され――という事でござる」
「……相分かった。彼奴に対する小言は、なるべく控えるとしよう。――何せ……他でもない、儂や幸実の仇を討ってくれたのだから――な」
信繁は苦笑混じりでそう答えると、空を仰ぎ見た。夏の夜空には、数多の星々が、キラリキラリと輝き瞬いている。
いつか、誰かが言っていた――『空に光る星のひとつひとつは、死んだ者たちの魂の残滓である』――という言葉が、突然信繁の脳裏に浮かんできた。
(……あの星の中に、村上義清や――幸実の魂があるのか……)
彼は、そう思いを馳せると、静かに目を瞑った。
◆ ◆ ◆ ◆
同刻――善光寺。
「――村上が討たれた、か」
宇佐美駿河守定満の報告に、上杉家当主・上杉弾正少弼輝虎は、抑揚の無い声で呟いた。
「……御意」
定満は、表情を曇らせたまま、小さく頷き、言葉を継いだ。
「――村上殿は、渡しの真ん中で立ち往生した自隊が脱出する時間を稼ぐ為、単騎で敵陣に討ち入り、正に阿修羅の如き奮闘ぶりで、暴れ回っておられたとの事です。……最期は、敵の隊将・武田信豊と組み討ちし、首を打たれたとの由」
「……そうか――」
輝虎は、定満の言に頷くと、手首にかけた数珠を指に掛けつつ、そっと手を合わせた。
そして、静かに目を閉じ、経を読む。
……彼の前で控えている定満には、輝虎の長い睫が、微かに震えている様に見えた。
が、それも一瞬の間だけ。
「……で、兵達の損害は如何程だ?」
そう言って、鋭い目を定満に向けた輝虎は、いつもの厳しい彼へと戻っていた。
輝虎の、鷹のような鋭い視線に射通された定満は、思わず背筋を伸ばして答える。
「はっ。本日の会戦で、信濃衆の内、三百ほどが死傷したとの事で……」
「多いな」
「……は」
輝虎の一言に、定満の背中は冷や汗で震えた。
そんな老将を前に、輝虎は大盃の酒を一気に飲み干すと、毅然とした声で言った。
「――よし。村上が率いていた信濃衆は、以後直江の指揮下に置く事とする。明日一日の猶予をやる故、編入した信濃衆を手足の如く操れるよう徹底的に仕込めと、直江に伝えよ」
「ハッ!」
「出陣は、明後日だ。直江以外の諸隊に、陣を引き払う準備をせよと触れを出せ」
「! ――では」
「うむ」
一変して、顔を輝かせる定満に、輝虎は大きく頷き、下腹の辺りに手を添えながら、ゾッとするほど美しく凄惨な薄笑みを浮かべた。
「ようやく、この忌々しい腹の痛みも治まってきた。――明後日は、余自らが海津城へと兵を押し出す事とする。良いな!」
海津城の南西に位置するもうひとつの渡し――雨宮の渡しで、武田信繁が率いる武田軍は、野営の陣を張っていた。
そこかしこに張られた陣幕の中で、ある者は、携帯食である糒を頬張り、ある者は、仲間と酒を酌み交わし――ある者は、木の根を枕にして高鼾をかいている。
――その中央に位置する、ひときわ大きな帷幕が、本陣。
パチパチと音を立てて爆ぜる篝火の放つ赤い光が、広い帷幕の中を仄かに照らし出していた。
「……これが」
目の前に据え置かれた一人の男の首級を前に、床几に腰かけた信繁は、思わず声を詰まらせる。
「はっ……、如何にも」
彼の前に跪き、首桶の蓋をそっと脇に置きながら、真田幸綱は静かに言った。
「本日、六郎次郎殿が討ち取りなさった――村上左近衛少将義清が首級に御座る」
彼には珍しく、その顔には微笑の欠片も浮かんでいない。
「……」
信繁は、息を呑んだまま、目の前の義清の首を凝視し続けていた。首級は、薄い死化粧を施され、口を一文字に結び、安らかに目を閉じている。
と、
「……こうして面と向かうのは、久方ぶりで御座るな、村上殿」
と、信繁は、目の前の物言わぬ首に、静かに語りかける。
「……三年前、一歩間違えれば、立場が逆だったやもしれぬ。これも、時の運というものか……」
そう言いながら、彼は義清の首に向かって、静かに手を合わせた。
「――ご立派な最期であったと聞いておる。……安らかに眠られよ」
そして、目を開け、幸綱に向かって頷きかけた。幸綱も頷き返し、そっと首桶の蓋を被せる。
「……太郎――若殿の首実検は、もう済んでおるのか?」
首桶が丁重に下げられるのを見届けると、信繁は幸綱に尋ねた。
幸綱は膝を崩して、地面の上で胡座をかくと、大きく頷いて答えた。
「はっ、夕刻の内に海津城にて――。その際に、若殿から、典厩殿にもお見せするよう、お言葉を頂戴いたしましてな。ここまで罷り越した次第に御座りまする」
「左様か。三年前の因縁がある故、若殿に要らぬお気を遣わせてしまったようだな」
幸綱の答えに、信繁は苦笑を浮かべる。
「――無用でしたかな?」
「いや……。有り難きお心遣い、感謝致すとお伝えしてくれ」
「畏まって御座る。首級を海津城に戻した際に、必ずやお伝え致しましょう」
そう言うと、幸綱は大儀そうに立ち上がり、尻を叩いた。
「では、ワシはそろそろお暇致しますぞ。村上の首を海津城に返してから、急ぎ広瀬の陣まで戻らねばなりませぬ故な。サッサと出立せねば、日を跨ぎかねぬ。――夜更かしは、この年齢になると、些か身に堪えます、カッカッカッ!」
そう言いながら大笑する幸綱に、信繁も微笑みを浮かべたが――つと、その表情が曇る。
「弾正……六郎次郎の事だが――」
「ああ、ご安心なされよ。六郎次郎殿は、村上との一騎討ちで、あちこちに擦り傷はこしらえましたが、命に関わるような怪我はしておりませぬ――」
「……いや、そうではなく」
信繁は、幸綱の言葉に頭を振った。
「彼奴は……一軍を率いる大将の身にもかかわらず――」
「ああ、その事ならばお気になさらず」
「む――?」
自身の言葉を、軽く手を振って遮った幸綱に、信繁は訝しげな目を向ける。
そんな彼に対し、ポンポンと自分の頭を軽く叩きながら、幸綱は笑いかけた。
「一騎討ちなぞ、大将が行うべき事ではない。どんなに優勢に戦を進めようと、大将が討たれてしまったら、その時点で味方の負けとなる。それまでの将兵の奮戦を、無に帰しかねぬ蛮行である――と、僭越ながら、ワシから六郎次郎殿に、懇々と説教させて頂きました」
「……説教って――親父殿……」
幸綱のしれっとした物言いに、冷や汗をかきながら口を挟んだのは、信繁の後ろに控えた、信繁の与力であり、幸綱の三男でもある武藤昌幸だった。
「広瀬の守備衆の大将で、典厩様の御嫡男で、お屋形様の甥御殿でもある六郎次郎様に説教とは……。もう少々、お立場を弁えられた方が――」
「立場ぁ? そんなモン、知るか」
昌幸の言葉をバッサリと斬り捨てる幸綱。
「ワシャ、何にも間違った事は言うておらぬぞ。第一、総大将の気紛れに、苦労して尻を拭くハメになるのは、ワシらじゃ。無駄な迷惑をかけられん様に釘を刺すのも、ワシらの大切な務めじゃろう。違うか、源五郎!」
「ま……まあ、確かに、それも一理はございますが――」
「幸綱の申す通りだ、昌幸」
幸綱の言い分の肩を持ったのは信繁だった。
「上の者の間違いを糺し正すのは、寧ろ、下につく者が避けてはならぬ事だ。無用な阿りで、言わねばならぬ事を言わぬ部下や、逆に、部下の諫言を容れぬようになった主が居るようでは、その組織の先は無い。――六郎次郎に対する弾正の説教は、欠かしてはならぬものだ」
そう言い切ると、信繁は、幸綱に頭を下げた。
「――不肖の倅が、迷惑をかけたな、弾正。儂に代わって、六郎次郎を確りと諭してくれた事、礼を言うぞ」
「いやいや! ワシは、配下として当然の事をしたまで。わざわざ頭を下げるには及びませぬぞ、典厩殿!」
幸綱は、信繁の真摯な態度に、寧ろ調子を崩されたようで、彼らしくも無い慌てた様子で言った。
「ま、ワシが言いたかった事は、説教はワシがキッチリさせて頂いた故、此度の戦が終わった後には、典厩殿は親として、六郎次郎殿の大手柄をただただ褒めてやって下され――という事でござる」
「……相分かった。彼奴に対する小言は、なるべく控えるとしよう。――何せ……他でもない、儂や幸実の仇を討ってくれたのだから――な」
信繁は苦笑混じりでそう答えると、空を仰ぎ見た。夏の夜空には、数多の星々が、キラリキラリと輝き瞬いている。
いつか、誰かが言っていた――『空に光る星のひとつひとつは、死んだ者たちの魂の残滓である』――という言葉が、突然信繁の脳裏に浮かんできた。
(……あの星の中に、村上義清や――幸実の魂があるのか……)
彼は、そう思いを馳せると、静かに目を瞑った。
◆ ◆ ◆ ◆
同刻――善光寺。
「――村上が討たれた、か」
宇佐美駿河守定満の報告に、上杉家当主・上杉弾正少弼輝虎は、抑揚の無い声で呟いた。
「……御意」
定満は、表情を曇らせたまま、小さく頷き、言葉を継いだ。
「――村上殿は、渡しの真ん中で立ち往生した自隊が脱出する時間を稼ぐ為、単騎で敵陣に討ち入り、正に阿修羅の如き奮闘ぶりで、暴れ回っておられたとの事です。……最期は、敵の隊将・武田信豊と組み討ちし、首を打たれたとの由」
「……そうか――」
輝虎は、定満の言に頷くと、手首にかけた数珠を指に掛けつつ、そっと手を合わせた。
そして、静かに目を閉じ、経を読む。
……彼の前で控えている定満には、輝虎の長い睫が、微かに震えている様に見えた。
が、それも一瞬の間だけ。
「……で、兵達の損害は如何程だ?」
そう言って、鋭い目を定満に向けた輝虎は、いつもの厳しい彼へと戻っていた。
輝虎の、鷹のような鋭い視線に射通された定満は、思わず背筋を伸ばして答える。
「はっ。本日の会戦で、信濃衆の内、三百ほどが死傷したとの事で……」
「多いな」
「……は」
輝虎の一言に、定満の背中は冷や汗で震えた。
そんな老将を前に、輝虎は大盃の酒を一気に飲み干すと、毅然とした声で言った。
「――よし。村上が率いていた信濃衆は、以後直江の指揮下に置く事とする。明日一日の猶予をやる故、編入した信濃衆を手足の如く操れるよう徹底的に仕込めと、直江に伝えよ」
「ハッ!」
「出陣は、明後日だ。直江以外の諸隊に、陣を引き払う準備をせよと触れを出せ」
「! ――では」
「うむ」
一変して、顔を輝かせる定満に、輝虎は大きく頷き、下腹の辺りに手を添えながら、ゾッとするほど美しく凄惨な薄笑みを浮かべた。
「ようやく、この忌々しい腹の痛みも治まってきた。――明後日は、余自らが海津城へと兵を押し出す事とする。良いな!」
2
お気に入りに追加
197
あなたにおすすめの小説
戦国三法師伝
kya
歴史・時代
歴史物だけれども、誰にでも見てもらえるような作品にしていこうと思っています。
異世界転生物を見る気分で読んでみてください。
本能寺の変は戦国の覇王織田信長ばかりではなく織田家当主織田信忠をも戦国の世から葬り去り、織田家没落の危機を迎えるはずだったが。
信忠が子、三法師は平成日本の人間が転生した者だった…
蒼雷の艦隊
和蘭芹わこ
歴史・時代
第五回歴史時代小説大賞に応募しています。
よろしければ、お気に入り登録と投票是非宜しくお願いします。
一九四二年、三月二日。
スラバヤ沖海戦中に、英国の軍兵四二二人が、駆逐艦『雷』によって救助され、その命を助けられた。
雷艦長、その名は「工藤俊作」。
身長一八八センチの大柄な身体……ではなく、その姿は一三○センチにも満たない身体であった。
これ程までに小さな身体で、一体どういう風に指示を送ったのか。
これは、史実とは少し違う、そんな小さな艦長の物語。
土方歳三ら、西南戦争に参戦す
山家
歴史・時代
榎本艦隊北上せず。
それによって、戊辰戦争の流れが変わり、五稜郭の戦いは起こらず、土方歳三は戊辰戦争の戦野を生き延びることになった。
生き延びた土方歳三は、北の大地に屯田兵として赴き、明治初期を生き抜く。
また、五稜郭の戦い等で散った他の多くの男達も、史実と違えた人生を送ることになった。
そして、台湾出兵に土方歳三は赴いた後、西南戦争が勃発する。
土方歳三は屯田兵として、そして幕府歩兵隊の末裔といえる海兵隊の一員として、西南戦争に赴く。
そして、北の大地で再生された誠の旗を掲げる土方歳三の周囲には、かつての新選組の仲間、永倉新八、斎藤一、島田魁らが集い、共に戦おうとしており、他にも男達が集っていた。
(「小説家になろう」に投稿している「新選組、西南戦争へ」の加筆修正版です)
織田信長IF… 天下統一再び!!
華瑠羅
歴史・時代
日本の歴史上最も有名な『本能寺の変』の当日から物語は足早に流れて行く展開です。
この作品は「もし」という概念で物語が進行していきます。
主人公【織田信長】が死んで、若返って蘇り再び活躍するという作品です。
※この物語はフィクションです。
旧式戦艦はつせ
古井論理
歴史・時代
真珠湾攻撃を行う前に機動艦隊が発見されてしまい、結果的に太平洋戦争を回避した日本であったが軍備は軍縮条約によって制限され、日本国に国名を変更し民主政治を取り入れたあとも締め付けが厳しい日々が続いている世界。東南アジアの元列強植民地が独立した大国・マカスネシア連邦と同盟を結んだ日本だが、果たして復権の日は来るのであろうか。ロマンと知略のIF戦記。
日は沈まず
ミリタリー好きの人
歴史・時代
1929年世界恐慌により大日本帝國も含め世界は大恐慌に陥る。これに対し大日本帝國は満州事変で満州を勢力圏に置き、積極的に工場や造船所などを建造し、経済再建と大幅な軍備拡張に成功する。そして1937年大日本帝國は志那事変をきっかけに戦争の道に走っていくことになる。当初、帝國軍は順調に進撃していたが、英米の援蔣ルートによる援助と和平の断念により戦争は泥沼化していくことになった。さらに1941年には英米とも戦争は避けられなくなっていた・・・あくまでも趣味の範囲での制作です。なので文章がおかしい場合もあります。
また参考資料も乏しいので設定がおかしい場合がありますがご了承ください。また、おかしな部分を次々に直していくので最初見た時から内容がかなり変わっている場合がありますので何か前の話と一致していないところがあった場合前の話を見直して見てください。おかしなところがあったら感想でお伝えしてもらえると幸いです。表紙は自作です。
大日本帝国領ハワイから始まる太平洋戦争〜真珠湾攻撃?そんなの知りません!〜
雨宮 徹
歴史・時代
1898年アメリカはスペインと戦争に敗れる。本来、アメリカが支配下に置くはずだったハワイを、大日本帝国は手中に収めることに成功する。
そして、時は1941年。太平洋戦争が始まると、大日本帝国はハワイを起点に太平洋全域への攻撃を開始する。
これは、史実とは異なる太平洋戦争の物語。
主要登場人物……山本五十六、南雲忠一、井上成美
※歴史考証は皆無です。中には現実性のない作戦もあります。ぶっ飛んだ物語をお楽しみください。
※根本から史実と異なるため、艦隊の動き、編成などは史実と大きく異なります。
※歴史初心者にも分かりやすいように、言葉などを現代風にしています。
鬼嫁物語
楠乃小玉
歴史・時代
織田信長家臣筆頭である佐久間信盛の弟、佐久間左京亮(さきょうのすけ)。
自由奔放な兄に加え、きっつい嫁に振り回され、
フラフラになりながらも必死に生き延びようとする彼にはたして
未来はあるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる