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番外編 サイバーパンク義賊集団の日常風景
式神使いの女の子と半獣の男の子
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「ふう、今日も頑張りましたね」
「うん、お疲れ様。君も半分獣人で差別されてたけど明るくて偉いよね」
「ありがとうございます。でもかなり幼少期にここに引き取られましたし、それからはずっと団の人達から大切にされていますし大丈夫ですよ。…祖国を失ってしまった貴女程ではありません」
「あーまあそうだね。でも祖国ぶっ飛んだの私が生まれるより結構前だし平気だよ。何でも私の国の地下深くにとんでもなく凶悪な妖怪が太古の昔から封印されてたらしいけど、ある時馬鹿な陰陽師が私欲に走ってその封印解いちゃったんだよね」
「ええ、そう伝えられていますね。ですがやはりそんな大妖怪を容易く制御できるわけも無く、即座にその男は喰われたそうですがね」
「まあ因果応報だよね。んでアホだけどそいつそれなりに強い呪力持ってたから、そのアホの血肉喰らって完全覚醒しちゃって、私の島国ほぼ全部ぶっ壊して逃げてったんだよね。やれやれ」
「本当に災難でしたね。しかしその影響か、その災禍を生き残った貴女の国民は皆強い妖力や霊力が宿ったそうですね」
「うん、その大災厄の後に生まれた私みたいな子もそうなったし。そういう訳で私みたいに色んな集団に所属して、傭兵とか用心棒みたいな事して大概の人は世界に散って暮らすようになったんだよね」
「ええ、貴女の国の人達みんな優秀な術者ですものね。…貴女のように、身寄りの無い子や行く宛ての無い人はひどい組織や悪人に利用される事もあり気の毒ですが」
「んー、まあ残念だけどそうなっちゃうよね。まあ何だかんだでこの世界アレだし容赦は無いけど救いはあると思うから、そういう子も最終的には幸せになれるんじゃないかな。利用されてるとはいえ大概は良識あるし、ある程度強くなったら何とか脱出できるでしょ」
「そうだと良いですよね。僕も幼い頃天涯孤独になりずっと差別され、ただ半獣故力は強いのでそういう子達と似たような暮らしをしていましたので他人事では無いんですよね。団長や団員さん達から鍛えられ今はかなり強くなりましたし、そういう気の毒な境遇の子をなるべく多く救ってあげたいと思っています」
「だねー。私も罪も無い子達を利用したり食い物にする奴ら大嫌いだし。ちょっと前にサイボーグの子たちがカチコミしたクソ屋敷の奴等私も式神使ってぶっ殺してやりたかったなー。まあ魔法使いの子が呪いまくって使用人達全員もう原型留めて無いらしいしいっか」
「ええ、そういう輩は一思いに殺すよりその方がお似合いでは無いでしょうかね」
「かもねー。もう一生人間扱いされないだろうし生き地獄だよね。保護された子本当気の毒だったけど、今は某国でパイロットやってすっかり元気みたいで良かったね」
「そうらしいですね。救出部隊の彼等にこの前お礼の手紙届いたそうで、体は不自由ながら幸せそうで良かったです」
「うん、相当後だけど最終的にはアンドロイド化してもらえるらしいし良かったね。私も妖力で相当長生きだし君も半分幻獣の血引いてるし、その子がアンドロイドになれるの見れるんじゃないかな」
「はい、それまで楽しみに頑張りましょう」
「うん、お疲れ様。君も半分獣人で差別されてたけど明るくて偉いよね」
「ありがとうございます。でもかなり幼少期にここに引き取られましたし、それからはずっと団の人達から大切にされていますし大丈夫ですよ。…祖国を失ってしまった貴女程ではありません」
「あーまあそうだね。でも祖国ぶっ飛んだの私が生まれるより結構前だし平気だよ。何でも私の国の地下深くにとんでもなく凶悪な妖怪が太古の昔から封印されてたらしいけど、ある時馬鹿な陰陽師が私欲に走ってその封印解いちゃったんだよね」
「ええ、そう伝えられていますね。ですがやはりそんな大妖怪を容易く制御できるわけも無く、即座にその男は喰われたそうですがね」
「まあ因果応報だよね。んでアホだけどそいつそれなりに強い呪力持ってたから、そのアホの血肉喰らって完全覚醒しちゃって、私の島国ほぼ全部ぶっ壊して逃げてったんだよね。やれやれ」
「本当に災難でしたね。しかしその影響か、その災禍を生き残った貴女の国民は皆強い妖力や霊力が宿ったそうですね」
「うん、その大災厄の後に生まれた私みたいな子もそうなったし。そういう訳で私みたいに色んな集団に所属して、傭兵とか用心棒みたいな事して大概の人は世界に散って暮らすようになったんだよね」
「ええ、貴女の国の人達みんな優秀な術者ですものね。…貴女のように、身寄りの無い子や行く宛ての無い人はひどい組織や悪人に利用される事もあり気の毒ですが」
「んー、まあ残念だけどそうなっちゃうよね。まあ何だかんだでこの世界アレだし容赦は無いけど救いはあると思うから、そういう子も最終的には幸せになれるんじゃないかな。利用されてるとはいえ大概は良識あるし、ある程度強くなったら何とか脱出できるでしょ」
「そうだと良いですよね。僕も幼い頃天涯孤独になりずっと差別され、ただ半獣故力は強いのでそういう子達と似たような暮らしをしていましたので他人事では無いんですよね。団長や団員さん達から鍛えられ今はかなり強くなりましたし、そういう気の毒な境遇の子をなるべく多く救ってあげたいと思っています」
「だねー。私も罪も無い子達を利用したり食い物にする奴ら大嫌いだし。ちょっと前にサイボーグの子たちがカチコミしたクソ屋敷の奴等私も式神使ってぶっ殺してやりたかったなー。まあ魔法使いの子が呪いまくって使用人達全員もう原型留めて無いらしいしいっか」
「ええ、そういう輩は一思いに殺すよりその方がお似合いでは無いでしょうかね」
「かもねー。もう一生人間扱いされないだろうし生き地獄だよね。保護された子本当気の毒だったけど、今は某国でパイロットやってすっかり元気みたいで良かったね」
「そうらしいですね。救出部隊の彼等にこの前お礼の手紙届いたそうで、体は不自由ながら幸せそうで良かったです」
「うん、相当後だけど最終的にはアンドロイド化してもらえるらしいし良かったね。私も妖力で相当長生きだし君も半分幻獣の血引いてるし、その子がアンドロイドになれるの見れるんじゃないかな」
「はい、それまで楽しみに頑張りましょう」
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