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第四章 驚天動地のアレ事件
色々な生徒達の家に泊めてもらうクロ
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シロがどうにか授業に復帰してから少し後。
「あ、クロお疲れ。今日も俺達の部屋に来る?」
「…ううん、今日はお夏君の家に泊めてもらうから大丈夫。ありがとう」
「あー、そうなんだ。確かにあいつも結構近所住みだもんね」
「うん、彼も同じ1年生でクラスメイトだし良いんじゃないかな。楽しんで来てね」
「ああ、あいつも両手足首アレされて大変だったのに元気な良い奴だもんな」
「うん、じゃあ行ってくるね」
そうして僕は電車に少し揺られ、教えてもらったお夏君の家に向かった。
「…お邪魔します」
「あ、クロ君ようこそ。迷わず来れた?」
「うん、スマホで地図見たから大丈夫」
「そっか、良かった。じゃあ楽にしててね。うち貧乏では無いけど普通の家庭だから大したおもてなしは出来なくて悪いけどさ」
「…ううん、気にしないで。僕普通にしてもらった方が嬉しいし」
「あー、だよね。じゃあお茶とかお菓子用意して来るから待っててね。あ、佑真も遊びに来てるよ」
「うん、分かった」
僕はお夏君に通され、居間に向かった。
「あ、クロ来たんだ。俺も遊びに来た」
「うん、こんにちは」
「…クロ本当気の毒だったけど、最近前より明るくなって良かったよ。俺もユニット活動やアレ仕事の見学無い時は遊びに付き合うから、いつでも声かけてね」
「…うん、ありがとう」
「お茶とお菓子お待たせ―。ブ〇ボン系の安めのお菓子でごめんね」
「あー、俺バームロールやルマンド好きだから良いよ」
「うん、僕もお菓子なら何でも好きだし気にしないで」
「そっか、なら良かった。じゃあ何しよっか。とりあえずスプラとかする?」
「んー、俺ナワバリはそんなに得意じゃないけどいいよ」
「うん、僕もそんなにやる方じゃ無いけど、いいよ」
「だよね、クロ反射神経すごいしたぶん強いよね。じゃあやろやろ」
そうして皆でスプラを楽しくプレイし、たまにマリカーや桃鉄などもやり時間は過ぎて行った。
「あ、母さんそろそろパートから帰って来るかな。クロ君の素性はもちろん明かせないけど、かなり年上で昔すごく苦労してたって事だけ伝えてある」
「あー、だよね。一般人には当然明かせないもんね」
「…うん、分かった」
それから間もなく、40代初めくらいのお夏君に似た顔立ちの女性が居間に入って来た。
「ただいまお夏。ああ、君がクロ君ね。はじめまして」
「…はじめまして。お邪魔してます。今日はお世話になります」
「ええ、大したおもてなしは出来ずに悪いけれどゆっくりしていってね。夕飯何か食べたい物とか、アレルギーとかある?」
「…お構いなく。何でも大丈夫です」
「うん、彼特に食べられない物は無いよ。あー、カレーが特に好きかな」
「ああ、分かったわ。ちょうどカレー作ろうかと思ってたしそうするわね。佑真君も食べて行く?」
「あ、じゃあ頂いてきます。ありがとうございます」
「ええ、じゃあ1時間半くらいで出来ると思うから。悪いけど待っててね」
「はーい」
それからまた皆で楽しく遊び、疲れたら雑談したりして1時間半くらい後。
「皆お待たせ、夕飯出来たわよ。遠慮せずどうぞ」
「あ、ありがとうございます。いただきまーす」
「…ありがとうございます。いただきます」
旬の野菜がたくさん入った、美味しいチキンカレーとサラダを皆でつついた。
「クロ君、味はどうかしら」
「…はい、美味しいです。ありがとうございます」
「そう、それは良かった。…お夏もだけど、あなたも戦時中から生きていて昔とても大変だったと聞いたわ。それなのに元気にアイドル活動していて偉いわね」
「…はい、昔は辛かったけど、今は楽しいので大丈夫です」
「それは良かったわ。…あまり詳しくは聞けないけれど、そういう時代で他の国の子だし辛かったでしょうね。偉いわね」
「…ええ、ありがとうございます。…お夏君も、ひどい目に遭ったのに前向きで立派ですよね」
「…そうね。まあアレ過ぎるこの国とこの地域だし覚悟はしていたけれど、やっぱりあんな目に遭ったのを知った時はとても辛かったわ。保険がかなり下りたし、すぐに元気になって良かったけれどね」
「うん、やっぱ僕もアレされた時は痛くて死にかけたけど、猫ちゃん義肢付いたおかげでかなり強くなれたし、ある意味そのおかげでアイドルになれた訳だし。もう別に良いよ」
「…そうですか。それなら良かったです」
「うん、前向き過ぎてちょっと引くけど良かった」
「ああ、そういえばお夏にアレした凶悪犯に仕返ししに行った時、あなたも一緒に行ってくれたんですってね。この子の仇を取ってくれてありがとうね」
「…はい、戦うのは好きでは無いですが、友達にひどい事をするような悪い人は嫌いなので。お構いなく」
「ありがとう。あなた達の学園、アレだけどそういう勇気のある良い子が多いと聞いたわ。アレだけど素敵だと思うわ」
「…はい、そうですね」
そうしてご飯を美味しく完食し、佑真君は皆に挨拶し帰って行った。
「んじゃ、お風呂入ろうか。普通の浴室だから2人だとちょっと狭くて悪いけどさ」
「…うん、大丈夫。気にしないで。…お夏君の義肢、水は大丈夫なの?」
「あーうん、完全防水で塩水も長時間じゃなけれは平気だから全然気にしないで」
「…そっか、良かった」
それからお夏君とシャワーを浴び、交互に湯船に入った。
「…昔はずっとシロと入ってたんだけど、最近はずっと一人でお風呂入ってたから。二人で入るの久しぶり」
「…あー、だよね。いきなり一人だとちょっと寂しいよね」
「…うん。…でも、シロとはもう一緒にいたくないし仕方ないよ」
「だよねー。うん、僕もあいつとは絶対離れて正解だと思うよ。学園に泊まってる時もエターナルの人やはこべさんとかに声かければ、一緒に入ってくれると思うし寂しいならそうしなよ」
「…うん、皆には悪いけどそうする」
そしてお風呂から上がり、布団を敷いてもらったお夏君の部屋に行った。
「じゃ、少し早いけどそろそろ寝ようか?」
「うん。…お夏君の家、お父さんはいないの?」
「あー、父さんは単身赴任で長期別の県に行ってる。僕がアレされてからやっぱりこの地域危険過ぎるって居たくないみたいで、頑張って別の家探したり引っ越しの費用貯めてるんだよね。僕もう結構強いし気にしないでって言ってるんだけどね」
「…そうなんだ。でもお父さんの気持ち、僕も分かるよ」
「まあ、ゆういちクンの親みたいにクソな家族もこの国だから結構いるけど、普通の親ならそうなるよね。気持ちは嬉しいけどあんまり無理しないで欲しいんだけどね。何だかんだでこのアレな町も僕楽しいしさ」
「…そっか、それなら良かった」
「うん、んじゃ電気消すね。おやすみー」
「うん、おやすみ」
そうして安らかに眠り、翌朝朝食を出してもらいお夏君とお母さんにお礼を言って別れた。
また別の日の事。
「あ、今日はクロどこに泊まるの?俺達の部屋来る?」
「…うん、今日は幸野君の家に泊まろうと思ってる」
「あー、あいつも割と近所だもんね。うん、行ってきなよ」
「彼も前世が散々だったけど良い子だもんね。よろしく言っておいて」
「うん、分かった」
そしてまた少しの間電車に揺られ、駅から少し歩くのでと駅前で幸野君と合流し道案内してもらい、幸野君の叔父さんの家に着いた。
「…お邪魔します」
「うん、お構いなく。叔父さんと叔母さんは仕事で夜まで不在だからのんびりしててね」
「…そうなんだ、分かった」
そうしてまた居間に通され、美味しいお茶とお菓子を出してもらった。
「…ありがとう。このお茶とお菓子美味しいね」
「うん、料理の上手な叔父さんお手製のケーキだからね。昔はその腕を活かして別の県で、かなり山奥だけどペンションを経営してたんだ」
「…ふうん、そうなんだ」
「うん、でもやっぱりこの国だからある時超アレな殺人鬼が泊まって、えげつないバラバラ殺人事件起こしちゃったんだよね。危うく全滅の危機だったけど妙に推理力のある大学生の男の子や、偶然泊まってた仕事人の人が頑張ってくれてどうにか解決したんだけどさ」
「…そうなんだ。大変だったね」
「で、やっぱアレな国とはいえそれだけえげつない事件起きたせいで客足も遠のいちゃって数年後廃業したんだけど、気の毒だからって国から見舞金出たり各所から支援受けられて、今はこの町で叔母さんとレストランやってるの。やっぱり美味しいからかなり繁盛してるよ。叔母さんはとてつもない暗黒物質作るんだけどさ」
「…そっか、今は上手くやれているなら良かった」
「うん、この国アレな事件起きまくるからその手の支援や補助制度充実してるしね。性癖がアレな以外はすごく優しい良い人だし、もう大丈夫だよ」
「…そうだね。優しい人は幸せになって欲しいよね」
「…うん。クロもさ、もう何十年も散々だったから。これからはいっぱい幸せになりなよ」
「…うん、ありがとう」
そして夜に叔父さん夫妻が帰宅し挨拶をし、レストランから一部持ち帰った物もあるが美味しい夕食をごちそうになり、またお風呂に入って幸野君の部屋で就寝した。深夜に階下からアレなプレイをする音が聞こえたが気付かなかった事にした。
そして翌日、また美味しい朝食(叔母さんが不意打ちで名状し難い物質を出して来たが気付いた叔父さんが即座に下げた)をごちそうになり、皆にお礼を言って学園へ戻った。
「おー、クロお疲れ。今日はどうするの?」
「うん、じゃあ面影達の部屋に泊めてもらうね」
「うんうん、好きなだけ泊まっていきな。またスマブラやろうよ」
「あ、クロお疲れ。今日も俺達の部屋に来る?」
「…ううん、今日はお夏君の家に泊めてもらうから大丈夫。ありがとう」
「あー、そうなんだ。確かにあいつも結構近所住みだもんね」
「うん、彼も同じ1年生でクラスメイトだし良いんじゃないかな。楽しんで来てね」
「ああ、あいつも両手足首アレされて大変だったのに元気な良い奴だもんな」
「うん、じゃあ行ってくるね」
そうして僕は電車に少し揺られ、教えてもらったお夏君の家に向かった。
「…お邪魔します」
「あ、クロ君ようこそ。迷わず来れた?」
「うん、スマホで地図見たから大丈夫」
「そっか、良かった。じゃあ楽にしててね。うち貧乏では無いけど普通の家庭だから大したおもてなしは出来なくて悪いけどさ」
「…ううん、気にしないで。僕普通にしてもらった方が嬉しいし」
「あー、だよね。じゃあお茶とかお菓子用意して来るから待っててね。あ、佑真も遊びに来てるよ」
「うん、分かった」
僕はお夏君に通され、居間に向かった。
「あ、クロ来たんだ。俺も遊びに来た」
「うん、こんにちは」
「…クロ本当気の毒だったけど、最近前より明るくなって良かったよ。俺もユニット活動やアレ仕事の見学無い時は遊びに付き合うから、いつでも声かけてね」
「…うん、ありがとう」
「お茶とお菓子お待たせ―。ブ〇ボン系の安めのお菓子でごめんね」
「あー、俺バームロールやルマンド好きだから良いよ」
「うん、僕もお菓子なら何でも好きだし気にしないで」
「そっか、なら良かった。じゃあ何しよっか。とりあえずスプラとかする?」
「んー、俺ナワバリはそんなに得意じゃないけどいいよ」
「うん、僕もそんなにやる方じゃ無いけど、いいよ」
「だよね、クロ反射神経すごいしたぶん強いよね。じゃあやろやろ」
そうして皆でスプラを楽しくプレイし、たまにマリカーや桃鉄などもやり時間は過ぎて行った。
「あ、母さんそろそろパートから帰って来るかな。クロ君の素性はもちろん明かせないけど、かなり年上で昔すごく苦労してたって事だけ伝えてある」
「あー、だよね。一般人には当然明かせないもんね」
「…うん、分かった」
それから間もなく、40代初めくらいのお夏君に似た顔立ちの女性が居間に入って来た。
「ただいまお夏。ああ、君がクロ君ね。はじめまして」
「…はじめまして。お邪魔してます。今日はお世話になります」
「ええ、大したおもてなしは出来ずに悪いけれどゆっくりしていってね。夕飯何か食べたい物とか、アレルギーとかある?」
「…お構いなく。何でも大丈夫です」
「うん、彼特に食べられない物は無いよ。あー、カレーが特に好きかな」
「ああ、分かったわ。ちょうどカレー作ろうかと思ってたしそうするわね。佑真君も食べて行く?」
「あ、じゃあ頂いてきます。ありがとうございます」
「ええ、じゃあ1時間半くらいで出来ると思うから。悪いけど待っててね」
「はーい」
それからまた皆で楽しく遊び、疲れたら雑談したりして1時間半くらい後。
「皆お待たせ、夕飯出来たわよ。遠慮せずどうぞ」
「あ、ありがとうございます。いただきまーす」
「…ありがとうございます。いただきます」
旬の野菜がたくさん入った、美味しいチキンカレーとサラダを皆でつついた。
「クロ君、味はどうかしら」
「…はい、美味しいです。ありがとうございます」
「そう、それは良かった。…お夏もだけど、あなたも戦時中から生きていて昔とても大変だったと聞いたわ。それなのに元気にアイドル活動していて偉いわね」
「…はい、昔は辛かったけど、今は楽しいので大丈夫です」
「それは良かったわ。…あまり詳しくは聞けないけれど、そういう時代で他の国の子だし辛かったでしょうね。偉いわね」
「…ええ、ありがとうございます。…お夏君も、ひどい目に遭ったのに前向きで立派ですよね」
「…そうね。まあアレ過ぎるこの国とこの地域だし覚悟はしていたけれど、やっぱりあんな目に遭ったのを知った時はとても辛かったわ。保険がかなり下りたし、すぐに元気になって良かったけれどね」
「うん、やっぱ僕もアレされた時は痛くて死にかけたけど、猫ちゃん義肢付いたおかげでかなり強くなれたし、ある意味そのおかげでアイドルになれた訳だし。もう別に良いよ」
「…そうですか。それなら良かったです」
「うん、前向き過ぎてちょっと引くけど良かった」
「ああ、そういえばお夏にアレした凶悪犯に仕返ししに行った時、あなたも一緒に行ってくれたんですってね。この子の仇を取ってくれてありがとうね」
「…はい、戦うのは好きでは無いですが、友達にひどい事をするような悪い人は嫌いなので。お構いなく」
「ありがとう。あなた達の学園、アレだけどそういう勇気のある良い子が多いと聞いたわ。アレだけど素敵だと思うわ」
「…はい、そうですね」
そうしてご飯を美味しく完食し、佑真君は皆に挨拶し帰って行った。
「んじゃ、お風呂入ろうか。普通の浴室だから2人だとちょっと狭くて悪いけどさ」
「…うん、大丈夫。気にしないで。…お夏君の義肢、水は大丈夫なの?」
「あーうん、完全防水で塩水も長時間じゃなけれは平気だから全然気にしないで」
「…そっか、良かった」
それからお夏君とシャワーを浴び、交互に湯船に入った。
「…昔はずっとシロと入ってたんだけど、最近はずっと一人でお風呂入ってたから。二人で入るの久しぶり」
「…あー、だよね。いきなり一人だとちょっと寂しいよね」
「…うん。…でも、シロとはもう一緒にいたくないし仕方ないよ」
「だよねー。うん、僕もあいつとは絶対離れて正解だと思うよ。学園に泊まってる時もエターナルの人やはこべさんとかに声かければ、一緒に入ってくれると思うし寂しいならそうしなよ」
「…うん、皆には悪いけどそうする」
そしてお風呂から上がり、布団を敷いてもらったお夏君の部屋に行った。
「じゃ、少し早いけどそろそろ寝ようか?」
「うん。…お夏君の家、お父さんはいないの?」
「あー、父さんは単身赴任で長期別の県に行ってる。僕がアレされてからやっぱりこの地域危険過ぎるって居たくないみたいで、頑張って別の家探したり引っ越しの費用貯めてるんだよね。僕もう結構強いし気にしないでって言ってるんだけどね」
「…そうなんだ。でもお父さんの気持ち、僕も分かるよ」
「まあ、ゆういちクンの親みたいにクソな家族もこの国だから結構いるけど、普通の親ならそうなるよね。気持ちは嬉しいけどあんまり無理しないで欲しいんだけどね。何だかんだでこのアレな町も僕楽しいしさ」
「…そっか、それなら良かった」
「うん、んじゃ電気消すね。おやすみー」
「うん、おやすみ」
そうして安らかに眠り、翌朝朝食を出してもらいお夏君とお母さんにお礼を言って別れた。
また別の日の事。
「あ、今日はクロどこに泊まるの?俺達の部屋来る?」
「…うん、今日は幸野君の家に泊まろうと思ってる」
「あー、あいつも割と近所だもんね。うん、行ってきなよ」
「彼も前世が散々だったけど良い子だもんね。よろしく言っておいて」
「うん、分かった」
そしてまた少しの間電車に揺られ、駅から少し歩くのでと駅前で幸野君と合流し道案内してもらい、幸野君の叔父さんの家に着いた。
「…お邪魔します」
「うん、お構いなく。叔父さんと叔母さんは仕事で夜まで不在だからのんびりしててね」
「…そうなんだ、分かった」
そうしてまた居間に通され、美味しいお茶とお菓子を出してもらった。
「…ありがとう。このお茶とお菓子美味しいね」
「うん、料理の上手な叔父さんお手製のケーキだからね。昔はその腕を活かして別の県で、かなり山奥だけどペンションを経営してたんだ」
「…ふうん、そうなんだ」
「うん、でもやっぱりこの国だからある時超アレな殺人鬼が泊まって、えげつないバラバラ殺人事件起こしちゃったんだよね。危うく全滅の危機だったけど妙に推理力のある大学生の男の子や、偶然泊まってた仕事人の人が頑張ってくれてどうにか解決したんだけどさ」
「…そうなんだ。大変だったね」
「で、やっぱアレな国とはいえそれだけえげつない事件起きたせいで客足も遠のいちゃって数年後廃業したんだけど、気の毒だからって国から見舞金出たり各所から支援受けられて、今はこの町で叔母さんとレストランやってるの。やっぱり美味しいからかなり繁盛してるよ。叔母さんはとてつもない暗黒物質作るんだけどさ」
「…そっか、今は上手くやれているなら良かった」
「うん、この国アレな事件起きまくるからその手の支援や補助制度充実してるしね。性癖がアレな以外はすごく優しい良い人だし、もう大丈夫だよ」
「…そうだね。優しい人は幸せになって欲しいよね」
「…うん。クロもさ、もう何十年も散々だったから。これからはいっぱい幸せになりなよ」
「…うん、ありがとう」
そして夜に叔父さん夫妻が帰宅し挨拶をし、レストランから一部持ち帰った物もあるが美味しい夕食をごちそうになり、またお風呂に入って幸野君の部屋で就寝した。深夜に階下からアレなプレイをする音が聞こえたが気付かなかった事にした。
そして翌日、また美味しい朝食(叔母さんが不意打ちで名状し難い物質を出して来たが気付いた叔父さんが即座に下げた)をごちそうになり、皆にお礼を言って学園へ戻った。
「おー、クロお疲れ。今日はどうするの?」
「うん、じゃあ面影達の部屋に泊めてもらうね」
「うんうん、好きなだけ泊まっていきな。またスマブラやろうよ」
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