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第二章 みんなとのアレな日々
番外編 ある時の神在月の一幕
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「ああ、兄様方、お久しゅう」
「やあ、一年ぶり」
「おう、まあ俺達からしたらあっという間だが、久しぶり」
「父上ももうすぐお越しになりますよ」
「ええ、相変わらず母君には謝り倒していますが、まあお察しですね」
「まあ、あんだけアレな対応しちまったらな」
「…母上も、たまには黄泉から顔を出してくださればいいのに」
「…まあ、今はほぼ普通とは言え、アレな姿になったのを私達に見られたくないのでしょう」
「ま、母ちゃんの気持ちも良く分かるわな」
「他の子達も、いつも通り元気ですよ」
「ええ、何よりです。蛭子はまあ、車椅子で気の毒ですが」
「まあ、あいつはこの国初のアレな子だもんな。仕方ねえだろ」
「…初めての経験とはいえ、産まれた瞬間に放流されて、あの子も本当に可哀想に」
「…そうですね。その怒りでこの国、アレな子が産まれるようになってしまいましたから」
「まああいつはその後父ちゃん母ちゃんから本気で謝られて、だいぶ許したがな」
「…そうね。そのおかげで一時はだいぶアレな子も少なくなったんだけれど、その後少ししたら母上がああなってしまったから」
「…ええ、それからというものこの国は完全に呪われきってしまいましたからね」
「…母ちゃんは強すぎて、俺達全員束になってかかっても敵わねえからな」
「…私達この時はいつも、母上の怒りをどうにか鎮められないか話し合っているけれど」
「…永い時が経っても、未だにその答えは見つかりませんね」
「まー、夫婦喧嘩は犬も食わねえって言うしな」
「…少し前に産まれたあの子達や、例のアレされてしまった子も本当に可哀想に」
「…あの子は本当に、巡り合わせが悪すぎましたね」
「…例のあのクソ野郎には、俺も制裁加えたいんだがな」
「まあ私も焼き焦がしてやりたいのだけど、父上がお許しにならないのですよね」
「ええ、彼もまた間違いなく、この呪いの被害者でもありますからね」
「…正直父ちゃんも甘すぎるとは思うがな」
「そうですね、間違いなく父上以外の神は全員そう思っています。母上も黄泉にいなければ祟り殺してやりたいとおっしゃってましたし」
「黄泉ではほとんどの事が許されませんからね」
「まあヒノカグヅチ産んで死んじまってるとは言え、母ちゃんも難儀だよな」
「ヒノカグヅチも本人に罪は無かったのに、父上に殺されてしまい可哀想に」
「黄泉に堕ちた後は焔も静まって、母ちゃんと仲直りできたみてえで良かったけどな」
「まあ、あの子も燃えているだけで悪い子ではありませんからね」
「まあ、例の現人神のあの子やごく一部のアレな子を除けば、基本この国の神は良い子達ですからね」
「そうですね、例の三柱とか若干アレなところがあるニニギとか以外は、基本善良ですからね」
「だな、まあ基本良い奴らだからな。まあ俺も昔結構やらかしたけど」
「ああ、父上がおいでなさった」
「父君、壮健なようで何よりです。…ああ、また謝罪の帰りなのですね」
「あー、頬に立派なビンタ跡あるな」
「さて、そろそろ宴が始まりますよ」
「ええ、アメノウズメの舞も始まりますし、豊穣神や保食神の晩餐も取り揃えております」
「ゲロから出来てるのはちょっと複雑だがな、まああの姉ちゃんの裸踊りは眼福だ」
「さあ、神在月の宴を始めましょう」
「やあ、一年ぶり」
「おう、まあ俺達からしたらあっという間だが、久しぶり」
「父上ももうすぐお越しになりますよ」
「ええ、相変わらず母君には謝り倒していますが、まあお察しですね」
「まあ、あんだけアレな対応しちまったらな」
「…母上も、たまには黄泉から顔を出してくださればいいのに」
「…まあ、今はほぼ普通とは言え、アレな姿になったのを私達に見られたくないのでしょう」
「ま、母ちゃんの気持ちも良く分かるわな」
「他の子達も、いつも通り元気ですよ」
「ええ、何よりです。蛭子はまあ、車椅子で気の毒ですが」
「まあ、あいつはこの国初のアレな子だもんな。仕方ねえだろ」
「…初めての経験とはいえ、産まれた瞬間に放流されて、あの子も本当に可哀想に」
「…そうですね。その怒りでこの国、アレな子が産まれるようになってしまいましたから」
「まああいつはその後父ちゃん母ちゃんから本気で謝られて、だいぶ許したがな」
「…そうね。そのおかげで一時はだいぶアレな子も少なくなったんだけれど、その後少ししたら母上がああなってしまったから」
「…ええ、それからというものこの国は完全に呪われきってしまいましたからね」
「…母ちゃんは強すぎて、俺達全員束になってかかっても敵わねえからな」
「…私達この時はいつも、母上の怒りをどうにか鎮められないか話し合っているけれど」
「…永い時が経っても、未だにその答えは見つかりませんね」
「まー、夫婦喧嘩は犬も食わねえって言うしな」
「…少し前に産まれたあの子達や、例のアレされてしまった子も本当に可哀想に」
「…あの子は本当に、巡り合わせが悪すぎましたね」
「…例のあのクソ野郎には、俺も制裁加えたいんだがな」
「まあ私も焼き焦がしてやりたいのだけど、父上がお許しにならないのですよね」
「ええ、彼もまた間違いなく、この呪いの被害者でもありますからね」
「…正直父ちゃんも甘すぎるとは思うがな」
「そうですね、間違いなく父上以外の神は全員そう思っています。母上も黄泉にいなければ祟り殺してやりたいとおっしゃってましたし」
「黄泉ではほとんどの事が許されませんからね」
「まあヒノカグヅチ産んで死んじまってるとは言え、母ちゃんも難儀だよな」
「ヒノカグヅチも本人に罪は無かったのに、父上に殺されてしまい可哀想に」
「黄泉に堕ちた後は焔も静まって、母ちゃんと仲直りできたみてえで良かったけどな」
「まあ、あの子も燃えているだけで悪い子ではありませんからね」
「まあ、例の現人神のあの子やごく一部のアレな子を除けば、基本この国の神は良い子達ですからね」
「そうですね、例の三柱とか若干アレなところがあるニニギとか以外は、基本善良ですからね」
「だな、まあ基本良い奴らだからな。まあ俺も昔結構やらかしたけど」
「ああ、父上がおいでなさった」
「父君、壮健なようで何よりです。…ああ、また謝罪の帰りなのですね」
「あー、頬に立派なビンタ跡あるな」
「さて、そろそろ宴が始まりますよ」
「ええ、アメノウズメの舞も始まりますし、豊穣神や保食神の晩餐も取り揃えております」
「ゲロから出来てるのはちょっと複雑だがな、まああの姉ちゃんの裸踊りは眼福だ」
「さあ、神在月の宴を始めましょう」
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