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コンちゃん
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「神様が拗ねた?」
「うん、お稲荷様のコンちゃん、家出しちゃったって。」
「じゃあ今日は、お稲荷様を探すんですか?」
「そう。」
白瀬はポカーンとしてしまった、神様って家出するのか?
「とりあえず、神社行こう!」
「こんにちは~」
梨流華が声をかけると、社の前で掃き掃除をしていた老人が振り返った。
「こんにちは、わざわざありがとうございます。」
「コンちゃんどうしちゃったんですか?」
「それが、参拝客が来ないことに怒ってしまわれて、妾はいらない子なのじゃと。」
「いなり寿司で機嫌を直していただけませんかと申し上げたら、いなり寿司を食わせて居ればいいと思っておるのじゃな!と」
「ありゃりゃ。」
「コン様に戻って頂かないと、この社は…」
宮司は頭を抱えている。
「大丈夫です!みんなで探しましょう。」
「それではいなり寿司を…」
宮司がタッパーに入れたいなり寿司を渡してくる。
「コンちゃーん、いなり寿司美味しいよー、戻って来てよー。
「コン様ー、どうかお戻りに…」
「貴様らー!妾をバカにしおってー!」
巫女服を来た狐耳の女の子だ。
「コン様!」
「宮司!妾は絶対に戻らんぞ!」
「そのようなことを仰らないでください、コン様にいて頂かないと…」
「うるさい、妾は神じゃ!人間の事情など知るかー!」
「巨大ないなり寿司が降って来た。
「白瀬君、異能はダメ!」
「ええ!?」
「神様だから!」
「このいなり寿司、幻?」
「幻術でございます。」
「あー、化けぎつね的な…」
「なんじゃ、と?」
「へ?」
「あーあ。」
「もう知らん、みんな大嫌いじゃー!」
「ええ~!」
「白瀬君、化け狐は、引くわー。」
「これは白瀬君が悪いよ。」
先輩たちの視線が冷たい。
「わ~ん!」
「あー、逃げてしまわれる!」
「私、捕まえます!」
センパイが炎の勢いで飛ぶ、コンをを捕まえた。
「つーかまえーた!」
「離せー、リル、人間!」
「今リルって言った!」
「言っておらん!離せ!」
「だーめ、ぎゅー!」
「ひぐ、ふええ!」
「もっ燃えてる!」
「白瀬君、平気だから、私炎耐性あるから!」
「うええん、ええん!」
「よしよし、よしよし。」
「…たい。」
「ん?」
「リルのいなり寿司が食べたい。」
「うん、お稲荷様のコンちゃん、家出しちゃったって。」
「じゃあ今日は、お稲荷様を探すんですか?」
「そう。」
白瀬はポカーンとしてしまった、神様って家出するのか?
「とりあえず、神社行こう!」
「こんにちは~」
梨流華が声をかけると、社の前で掃き掃除をしていた老人が振り返った。
「こんにちは、わざわざありがとうございます。」
「コンちゃんどうしちゃったんですか?」
「それが、参拝客が来ないことに怒ってしまわれて、妾はいらない子なのじゃと。」
「いなり寿司で機嫌を直していただけませんかと申し上げたら、いなり寿司を食わせて居ればいいと思っておるのじゃな!と」
「ありゃりゃ。」
「コン様に戻って頂かないと、この社は…」
宮司は頭を抱えている。
「大丈夫です!みんなで探しましょう。」
「それではいなり寿司を…」
宮司がタッパーに入れたいなり寿司を渡してくる。
「コンちゃーん、いなり寿司美味しいよー、戻って来てよー。
「コン様ー、どうかお戻りに…」
「貴様らー!妾をバカにしおってー!」
巫女服を来た狐耳の女の子だ。
「コン様!」
「宮司!妾は絶対に戻らんぞ!」
「そのようなことを仰らないでください、コン様にいて頂かないと…」
「うるさい、妾は神じゃ!人間の事情など知るかー!」
「巨大ないなり寿司が降って来た。
「白瀬君、異能はダメ!」
「ええ!?」
「神様だから!」
「このいなり寿司、幻?」
「幻術でございます。」
「あー、化けぎつね的な…」
「なんじゃ、と?」
「へ?」
「あーあ。」
「もう知らん、みんな大嫌いじゃー!」
「ええ~!」
「白瀬君、化け狐は、引くわー。」
「これは白瀬君が悪いよ。」
先輩たちの視線が冷たい。
「わ~ん!」
「あー、逃げてしまわれる!」
「私、捕まえます!」
センパイが炎の勢いで飛ぶ、コンをを捕まえた。
「つーかまえーた!」
「離せー、リル、人間!」
「今リルって言った!」
「言っておらん!離せ!」
「だーめ、ぎゅー!」
「ひぐ、ふええ!」
「もっ燃えてる!」
「白瀬君、平気だから、私炎耐性あるから!」
「うええん、ええん!」
「よしよし、よしよし。」
「…たい。」
「ん?」
「リルのいなり寿司が食べたい。」
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