魔法少女のなんでも屋

お化け屋敷

「く！」
瑞稀が巨大な手を氷で防ぐ。
「悪霊って異能使えるんですか！？」
「無理だよ、それにただ悪霊が入ってる感じじゃない、すぐに襲って来なかったし。」
「とりあえず、動き止めるよ！」
実弥が雷を放った。
「くそ！使い物にならん！」
黒焦げになった人体模型から悪霊が出てきて、逃げた。
「あー！待てー！」
「待てと言われて待つバカはおらん！」
「上に逃げた！」
皆で階段に走る。
「カッパ！？」
「クエ、キューリ、キューリ！」
水をかけられる。
「うわあ！」
「
白瀬君！」
白瀬は投げられてしまった。
「アンタら、くらえー！
梨流華が周囲の温度を上げる。
「あ、皿…」
「アンタら、もう終わりね。」
「待って！俺たちキューリもらえる言われただけで…」
「うるさい！」
梨流華はカッパたちを放り投げた。
「ねえ、誰に言われたの？」
「わ。」
「消えた！？」
「とりあえず上！」
「きゃあ！」
「みーちゃん！」
実弥が足を引っ張られたようだ、上半身だけの少女。
「てけてけ！？なんでこんなとこにいるの！？」
「綺麗な足、綺麗な顔！」
「あいつ、みーちゃんに入る気！？」
「先輩、口開けて！」
白瀬の声だ、氷を口に放り込まれ頭がキーンとする。
「ありがとう、目、覚めたよ！」
「はああ、出てけえ！」
てけてけが出てくる、逃げた。
「やっぱり変だよ！悪霊がこんなに逃げるなんて！」
「爺さん、どないや？」
「けてけてが追い出された、もう契約も切れる。」
「チッお前ら、出ろ。」