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十二章 貴族学舎試験、終了
80 最終実技試験の行方
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「お役に立ちましたか?朝脱ぎ生下着」
「はい、無駄に触れられずにすみました。メイザースの冷たい手は苦手でして」
「次回もお役に立てます。ーー一旦お戻しください」
何故か堅苦しい不思議なやり取りが、ベッドの脇で取り行われている。
「それにしても、肌触りがいいですね」
「総シルクです。殿下もお履きになりますか?」
「この形はーー少し照れますね」
「では、こちらの形では?」
真面目に話しているのは、シャルスとレーンだな。
「こちらならいいでしょう。メーテル商会ですか?」
「はい」
「では、私費で購入しましょう。あとで書類を支度させます。ノリンのものも買うならこちらで、同時に書類を出しましょう」
「かしこまりました。新しいものをと思っておりましたーー選ばれますか?」
「いえ、そちらはお任せします」
何の話だ?そろそろ起きないと……唇に温かい……唇?
「目を開けてくれましたね。『王子様のキス』はいかがですか?ノリン」
「『王子様のキス』?」
僕はぼんやりシャルスの顔を見上げた。
「こちらから聞きました。『お姫様は王子様のキスを待っているのだ』と」
こちらとはレーンだ。捥いだ頃、師匠から聞いた童話を寝物語に話したのを覚えていたんだな。
「ーー目が覚めますよ。この国一番の『王子様』のキスですから」
僕は肩をすくめて笑いながら、シャルスの横に座った。シャルスは僕の部屋に来ていたんだな。
シャルスの部屋に行き昼ご飯を食べながら、シャルスの精に溜まるマナの量が増えたことを聞いた。
「やっと人並みですけれど、嬉しくなりました」
アズールが作った魔の森ドーピングシチューに舌鼓を打つシャルスは、今日もおかわりだ。レーンが薄く笑っているのが怖い。最近は食欲も増しているから、多めにしていると聞いているのにすごいな。
夜は魔の森一のジビエ、ビロウホーンゼブーの熟成肉のステーキが待っている。シャルスの今の状態なら少し大きめにしておく方がいいかな?
もちろんアズールにはツェッペリン家にゼブー肉を持っていってもらった。柔らかくて甘くて美味い究極の肉は、オーガスタ時代腐るか腐らないかの瀬戸際で見極めた。魔の森の食材は一手間かかるが、その分美味しいし、マナは格段に上がるし、オドも巡る。
「私はノリンに相応しい王太子でありたいと思うのです。婚約式までまだ時間がありますので、夜の方も頑張ります」
夜の方もって……いや、そんなには。
「シャルス様、学舎の本で王族系譜を学んでも正妃は女性です。僕はーー」
正論を説こうとする僕に、待ったをかけたのはシャルスだった。
「ノリン、ねえ、ノリン。王族の取り決めは、かつての王が決めたものです。ならば次王の私が変更しても構わないでしょう。ガルド神が許さないなら罪は私が被ります。だから、私の横にいてください」
「シャルス様」
お、力技かよ。大きくなって、少し悪い子になったなあ。でも、それも可愛いじゃないか。
オーガスタ時代、小さなシャルスにはいつも帰ると抱き上げて頬にキスをした。長期に渡る魔の森の地図の時はぐずって泣いていたから
「帰ったら唇にチューしちゃうぞ」
と抱き上げたら、アーネストが笑いながら、
「俺にもチューをしてくれ。シャルス、勝負だぞ、オーガスタは俺とシャルスとどちらに先にチューしてくれるか」
とシャルスを煽っていた。
「ちちうえ!おーがすたは、いちばんにぼくに、ちゅーします」
ああ、当たり前じゃないか、シャルスの小さな唇にチョンと天使のキスをしよう、オーガスタ時代に心の中で決めていた。
僕はそんな昔のことを思い出して、食後のお茶を楽しむシャルスの唇に下からちょんとキスをする。するとシャルスがみるみる真っ赤になり、
「初めてノリンからキスをされました。ーー嬉しいです、とても」
とキスを返してくる。
んんーー、これは食後にやばい展開かも。シャルスってば、今日は政務休みだし。キスが繰り返されて、待ったを掛けようとしたところ扉がノックされ、やっとやめた。扉を少し開いたレーンに衛兵が何やら言付けている。レーンがこちらに近づいてくると頭を下げた。
「坊ちゃん、魔法実技と剣術の試験がございます。演習場に行きませんと」
と言われた。
「ーーあ、忘れていた」
僕はペーパー試験だけだと思っていて、すっかり忘れていたのだった。
すり鉢状の演習場にはすでに貴族の子弟子女が魔法実技の試験に挑んでいて、的に向かい得意の魔法を当てるって形をとっていた。
そこにシャルスが来たものだから、ざわりとする。僕が試験に出向こうとしたら、シャルスがついてくるって言うんだから。第一近衛隊は編成を組み直し、隊長、副隊長を前して、後ろに近衛がさらに二人つき、演習場の警備に一人追加された。僕とレーンはシャルスの背後にいて、顔を見合わせた。
シャルスを見た僕と同じ一年生の……確か最初に会った時お茶をくれた貴族子息が、こちらを見上げて明るい大声で呼びかけてきた。
「ようこそ、殿下!!是非我々の力をご覧ください!」
うるっさ……名前、なんだっけ、あの金髪。覚えていないや。
シャルスは演習場の上の芝生にパラソルと椅子テーブルを用意された場所に座って、軽く頷いた。それだけで歓喜の声が出る。さすが王太子殿下だなあ。
レーンにはシャルスについていてもらい、お茶を用意していた。
僕はシャルスに頭を下げてから、演習場に降りて行き、居心地悪く最後の列に着いた。僕の学舎生活は名ばかりで、ほぼ王宮だなんて思っていると、さっきの金髪貴族は的にマナを火の玉状に変化させ当てて、黄色い悲鳴と喝采を浴びている。
詠唱魔法より、魔法陣を使う方が僕はやりやすいんだけど、だめなのかな。多少は詠唱魔法もできるようになったんだけれど、長年染み付いた魔法陣は使いやすい。
「カモン様、さすがですわ!」
「ファイヤーボールの威力も素晴らしい」
「うん、ありがとう!」
「さすがはレーダー公爵家の後継者ですわ」
あ、カモン!あれが、カモン・レーダー。
「いえ、次期王の呼び声もありますわ」
シャルスの次に王位順位を得る者だったっけ。レーダー公爵家は序列が高いし、王太后の生家になる。
「王太子殿下はマナを具現化することも出来なかったそうですし」
「ええ、カモン様の方が相応しいですわね」
カモンをよく見てみれば、さらさらの金髪はアーネストに似ている。笑顔や言動も若い頃のアーネストに似ていて、いや、似せているのかもしれない。
カモンは
「殿下は虚弱な方だと祖父からも聞いている。そんな殿下を支え、王位を盤石にして差し上げるのが臣下の役目だろう?なあ、君もそう思うだろう?」
と張りのある声で周りに告げて、僕に振り返った。
何故こちらに視線を寄越す。こいつ、企んでいるのか、考えなしか……瞳がキラキラしている、あ、後者か。
「あ。はあ、まあ、そうですね」
うやむやにしていると僕の試験の番になり、的に向かい質力を下げた魔法を繰り出そうとする。
「ーー待て待て、魔法実技と剣術をまとめた試験にしようぜ、ノリン」
「え?ーーひょっ!」
演習場の木の扉が開いて、歯を潰した剣が投げつけられた。もちろん僕が空中でキャッチして軽くブンと下に振った。
「へ、へ、へ、陛下っ!」
ルバンド先生は相変わらずパニックになっている。魔法実技の魔法師も慌てていた。なんせ珍しくアーネストは髭を剃り、ビシッとした軍服を着ていたからだ。
「魔法あり、剣技あり、魔法剣術ありだ。実践で行こうぜ。ーー戦後のガキどもに本気を見せつけてやれ」
いや、あの、僕も戦後生まれなんですけど。
シャルスが心配で視線を上げると、シャルスが立ち上がって不安そうな顔をしている。これはアーネストをぶっ飛ばして、シャルスに安心してもらうしかない。
「ーー畜生、いいですよ、アーネスト様。僕も本気で打ち込みます」
「ルバンド、生徒を観覧席に誘導しろ。魔法師、未来ある子供たちを守れよ」
アーネストの言葉はもっともだが、僕も未来ある子供なんだけど?
「はい、無駄に触れられずにすみました。メイザースの冷たい手は苦手でして」
「次回もお役に立てます。ーー一旦お戻しください」
何故か堅苦しい不思議なやり取りが、ベッドの脇で取り行われている。
「それにしても、肌触りがいいですね」
「総シルクです。殿下もお履きになりますか?」
「この形はーー少し照れますね」
「では、こちらの形では?」
真面目に話しているのは、シャルスとレーンだな。
「こちらならいいでしょう。メーテル商会ですか?」
「はい」
「では、私費で購入しましょう。あとで書類を支度させます。ノリンのものも買うならこちらで、同時に書類を出しましょう」
「かしこまりました。新しいものをと思っておりましたーー選ばれますか?」
「いえ、そちらはお任せします」
何の話だ?そろそろ起きないと……唇に温かい……唇?
「目を開けてくれましたね。『王子様のキス』はいかがですか?ノリン」
「『王子様のキス』?」
僕はぼんやりシャルスの顔を見上げた。
「こちらから聞きました。『お姫様は王子様のキスを待っているのだ』と」
こちらとはレーンだ。捥いだ頃、師匠から聞いた童話を寝物語に話したのを覚えていたんだな。
「ーー目が覚めますよ。この国一番の『王子様』のキスですから」
僕は肩をすくめて笑いながら、シャルスの横に座った。シャルスは僕の部屋に来ていたんだな。
シャルスの部屋に行き昼ご飯を食べながら、シャルスの精に溜まるマナの量が増えたことを聞いた。
「やっと人並みですけれど、嬉しくなりました」
アズールが作った魔の森ドーピングシチューに舌鼓を打つシャルスは、今日もおかわりだ。レーンが薄く笑っているのが怖い。最近は食欲も増しているから、多めにしていると聞いているのにすごいな。
夜は魔の森一のジビエ、ビロウホーンゼブーの熟成肉のステーキが待っている。シャルスの今の状態なら少し大きめにしておく方がいいかな?
もちろんアズールにはツェッペリン家にゼブー肉を持っていってもらった。柔らかくて甘くて美味い究極の肉は、オーガスタ時代腐るか腐らないかの瀬戸際で見極めた。魔の森の食材は一手間かかるが、その分美味しいし、マナは格段に上がるし、オドも巡る。
「私はノリンに相応しい王太子でありたいと思うのです。婚約式までまだ時間がありますので、夜の方も頑張ります」
夜の方もって……いや、そんなには。
「シャルス様、学舎の本で王族系譜を学んでも正妃は女性です。僕はーー」
正論を説こうとする僕に、待ったをかけたのはシャルスだった。
「ノリン、ねえ、ノリン。王族の取り決めは、かつての王が決めたものです。ならば次王の私が変更しても構わないでしょう。ガルド神が許さないなら罪は私が被ります。だから、私の横にいてください」
「シャルス様」
お、力技かよ。大きくなって、少し悪い子になったなあ。でも、それも可愛いじゃないか。
オーガスタ時代、小さなシャルスにはいつも帰ると抱き上げて頬にキスをした。長期に渡る魔の森の地図の時はぐずって泣いていたから
「帰ったら唇にチューしちゃうぞ」
と抱き上げたら、アーネストが笑いながら、
「俺にもチューをしてくれ。シャルス、勝負だぞ、オーガスタは俺とシャルスとどちらに先にチューしてくれるか」
とシャルスを煽っていた。
「ちちうえ!おーがすたは、いちばんにぼくに、ちゅーします」
ああ、当たり前じゃないか、シャルスの小さな唇にチョンと天使のキスをしよう、オーガスタ時代に心の中で決めていた。
僕はそんな昔のことを思い出して、食後のお茶を楽しむシャルスの唇に下からちょんとキスをする。するとシャルスがみるみる真っ赤になり、
「初めてノリンからキスをされました。ーー嬉しいです、とても」
とキスを返してくる。
んんーー、これは食後にやばい展開かも。シャルスってば、今日は政務休みだし。キスが繰り返されて、待ったを掛けようとしたところ扉がノックされ、やっとやめた。扉を少し開いたレーンに衛兵が何やら言付けている。レーンがこちらに近づいてくると頭を下げた。
「坊ちゃん、魔法実技と剣術の試験がございます。演習場に行きませんと」
と言われた。
「ーーあ、忘れていた」
僕はペーパー試験だけだと思っていて、すっかり忘れていたのだった。
すり鉢状の演習場にはすでに貴族の子弟子女が魔法実技の試験に挑んでいて、的に向かい得意の魔法を当てるって形をとっていた。
そこにシャルスが来たものだから、ざわりとする。僕が試験に出向こうとしたら、シャルスがついてくるって言うんだから。第一近衛隊は編成を組み直し、隊長、副隊長を前して、後ろに近衛がさらに二人つき、演習場の警備に一人追加された。僕とレーンはシャルスの背後にいて、顔を見合わせた。
シャルスを見た僕と同じ一年生の……確か最初に会った時お茶をくれた貴族子息が、こちらを見上げて明るい大声で呼びかけてきた。
「ようこそ、殿下!!是非我々の力をご覧ください!」
うるっさ……名前、なんだっけ、あの金髪。覚えていないや。
シャルスは演習場の上の芝生にパラソルと椅子テーブルを用意された場所に座って、軽く頷いた。それだけで歓喜の声が出る。さすが王太子殿下だなあ。
レーンにはシャルスについていてもらい、お茶を用意していた。
僕はシャルスに頭を下げてから、演習場に降りて行き、居心地悪く最後の列に着いた。僕の学舎生活は名ばかりで、ほぼ王宮だなんて思っていると、さっきの金髪貴族は的にマナを火の玉状に変化させ当てて、黄色い悲鳴と喝采を浴びている。
詠唱魔法より、魔法陣を使う方が僕はやりやすいんだけど、だめなのかな。多少は詠唱魔法もできるようになったんだけれど、長年染み付いた魔法陣は使いやすい。
「カモン様、さすがですわ!」
「ファイヤーボールの威力も素晴らしい」
「うん、ありがとう!」
「さすがはレーダー公爵家の後継者ですわ」
あ、カモン!あれが、カモン・レーダー。
「いえ、次期王の呼び声もありますわ」
シャルスの次に王位順位を得る者だったっけ。レーダー公爵家は序列が高いし、王太后の生家になる。
「王太子殿下はマナを具現化することも出来なかったそうですし」
「ええ、カモン様の方が相応しいですわね」
カモンをよく見てみれば、さらさらの金髪はアーネストに似ている。笑顔や言動も若い頃のアーネストに似ていて、いや、似せているのかもしれない。
カモンは
「殿下は虚弱な方だと祖父からも聞いている。そんな殿下を支え、王位を盤石にして差し上げるのが臣下の役目だろう?なあ、君もそう思うだろう?」
と張りのある声で周りに告げて、僕に振り返った。
何故こちらに視線を寄越す。こいつ、企んでいるのか、考えなしか……瞳がキラキラしている、あ、後者か。
「あ。はあ、まあ、そうですね」
うやむやにしていると僕の試験の番になり、的に向かい質力を下げた魔法を繰り出そうとする。
「ーー待て待て、魔法実技と剣術をまとめた試験にしようぜ、ノリン」
「え?ーーひょっ!」
演習場の木の扉が開いて、歯を潰した剣が投げつけられた。もちろん僕が空中でキャッチして軽くブンと下に振った。
「へ、へ、へ、陛下っ!」
ルバンド先生は相変わらずパニックになっている。魔法実技の魔法師も慌てていた。なんせ珍しくアーネストは髭を剃り、ビシッとした軍服を着ていたからだ。
「魔法あり、剣技あり、魔法剣術ありだ。実践で行こうぜ。ーー戦後のガキどもに本気を見せつけてやれ」
いや、あの、僕も戦後生まれなんですけど。
シャルスが心配で視線を上げると、シャルスが立ち上がって不安そうな顔をしている。これはアーネストをぶっ飛ばして、シャルスに安心してもらうしかない。
「ーー畜生、いいですよ、アーネスト様。僕も本気で打ち込みます」
「ルバンド、生徒を観覧席に誘導しろ。魔法師、未来ある子供たちを守れよ」
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