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……………………………いや、一度見せてもらった古代語の文字となんとなく違う気もする。

どこの、そしていつ頃使われていた文字なんだろう?

こういうのは爆笑殿下の領分なんだぞ。あの人、こういった言語関係のことがすごく得意だったはずである。さすが次期王様である。

何でこんなときに話しかけてこないんだよ、あの神出鬼没な黒ちゃんめ。

“呼んだか?”

え゛っ!

まさかなタイミングでの登場にびっくりした私であった。

“お前が呼んだのに何でそんなに驚いているんだ?失礼な奴だな。”

「にゃあ(出で来ないと思っていたからな)。」

“それが失礼なんだよ。お前が呼べば俺は呼び掛けには答えるぞ。”

「にゃあ(あ、そうなんだ)。」

“そうなんだぞ、覚えておけ。もう忘れんなよ。”

「???」

わかった、多分。

“わかってなさそうだがまあいい。どうしたんだ?”

あ、忘れるところだったぜ(汗)、

「にゃあ(この文字読めるか)?」

“この文字ってお前が今見ているやつか?”

「にゃ(そう)。」

“…………………これは…………………………………。”

「にゃあ?」

黒ちゃんは黙りこんでしまった。

………………これってそんなに黙りこむほどのものだったのか。

なんとなく話しかけずらかったので黒ちゃんが話し出すまで待つことにした。

…………………………………………………………。

………………………………(座ってひたすら待つの疲れたぜ)。

………………………………………………………ぐう。

ぐぅぐぅぐぅぐぅむにゃむにゃ。

「にゃにゃ(いりこうま~むにゃむにゃぐうぐう)。」

“ん?……………あ、忘れてた(汗)”

「にゃにゃ(ジャーキーも……ぐぅぐぅぐぅ)。」

“よだれ垂らして寝ちゃってるな。しかも寝言が食べ物とは……………。”

「にゃにゃ~♪………ぐぅぐぅぐぅぐぅ。」

“……………………………はぁ。起きろ!”

………ビクゥゥゥッ!

「にゃ、にゃにゃ(な、なんだ)!」

“お前のことすっかり忘れて考え事してた俺も悪いが寝るな!”

「にゃうぅぅぅ(だって待ちくたびれたんだぜ)。」

耳と尻尾がしゅーんとなった。

……………私だって最初は大人しく待ってたんだい(泣)。

“……………あ~、よしよし、ちゃんと頑張って待ってたんだよな。”

「にゃあ(どーせ待ってる途中で寝ちゃったよーだ)!」

完全に拗ねてしまった私に大苦戦している黒ちゃん。

“あ~機嫌直せって(汗)。……………あ、さっきの書いてある言葉はな…………。”

じとぉぉぉぉーーーーー。
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