247 / 329
197
しおりを挟む
………………………………………………………(冷や汗)。
フリフリ…………コルト付き…………………。
しかもピンク………。
そう、ピンクなのである!
………この場合のピンクは私の嫌いな派手派手ピンクだぜきっと……………。
「にゃ、にゃ、にゃ、………………に゛ゃぁぁぁぁぁァァァァァァァァァァァァッ!」
全身の毛が逆立った。……………なんて恐ろしいことをっ!
こうなったら絶対、ぜーーーーーーーったい怪我だけはしないぞ!
「……………よし、これなら大丈夫そうだね(笑)」
……………よくご存じで(泣)!
コルトの、コルトのあほおぉぉぉぉぉぉぉォォォォォォォ!
とりあえずコルトに八つ当たりしておく。
ん?メリアさんには文句言わないのかって?
絶対ムリ!あの人には逆らっては駄目なのである。王妃様や爆笑殿下ばりに逆らってはいけない気がするのである。
猫になった私の勘は当たっているはずである………。
慌てて脱兎のごとく扉に向かって走り始めた私は扉を開けると同時にポンッと音をたてて猫の姿になると、暗い森の方に駆け出していった。
「そんなに嫌だったのかね?フリフリ派手派手ピンクドレスが………。」
メリアさんは小さく笑った。……フリフリ着たにゃんこ姿婚約者様楽しみだね。
「………さて、あの部屋に近付いたら駄目だってことをクライド達に伝えにいくかね………。」
……………ってメリアさんなら考えているはずである。
早々に逃げるが勝ちってやつなのである。
実はこの予想少しだけ間違っていたらしい。後で聞いた話、実際にはフリフリ派手派手キラキラピンクだったらしい……………。
うげえぇぇぇぇーーーーー。
苦手を通り越して嫌いな私にとっては苦行そのものである。
……………ピンクって人を選ぶんだよな。
え?猫はどんな服、というか着ぐるみ着ても可愛いから大丈夫だって?
………それでも嫌なのである。
いりこの人喜んでくれるかも?
……………それはそうかもしれないが………。
頭でぐるぐる考えながら走っていたせいか、暗い森に着いていたことに気付かなかった私は思いっきり寝ていた暗い森の主のお腹にダイブした。
「!!」
ぶへえっ!
顔から思いっきり突っ込んだ私は前足で鼻を押さえた。
やべえ、とっても痛いぜ……………。
……………鼻、低くなっていないよな?
……………ってこれはセーフだよな?
フリフリ着なくていい程度だよな……………。
黙っていればバレないはずである。
よし、黙っていよ……………。
フリフリ…………コルト付き…………………。
しかもピンク………。
そう、ピンクなのである!
………この場合のピンクは私の嫌いな派手派手ピンクだぜきっと……………。
「にゃ、にゃ、にゃ、………………に゛ゃぁぁぁぁぁァァァァァァァァァァァァッ!」
全身の毛が逆立った。……………なんて恐ろしいことをっ!
こうなったら絶対、ぜーーーーーーーったい怪我だけはしないぞ!
「……………よし、これなら大丈夫そうだね(笑)」
……………よくご存じで(泣)!
コルトの、コルトのあほおぉぉぉぉぉぉぉォォォォォォォ!
とりあえずコルトに八つ当たりしておく。
ん?メリアさんには文句言わないのかって?
絶対ムリ!あの人には逆らっては駄目なのである。王妃様や爆笑殿下ばりに逆らってはいけない気がするのである。
猫になった私の勘は当たっているはずである………。
慌てて脱兎のごとく扉に向かって走り始めた私は扉を開けると同時にポンッと音をたてて猫の姿になると、暗い森の方に駆け出していった。
「そんなに嫌だったのかね?フリフリ派手派手ピンクドレスが………。」
メリアさんは小さく笑った。……フリフリ着たにゃんこ姿婚約者様楽しみだね。
「………さて、あの部屋に近付いたら駄目だってことをクライド達に伝えにいくかね………。」
……………ってメリアさんなら考えているはずである。
早々に逃げるが勝ちってやつなのである。
実はこの予想少しだけ間違っていたらしい。後で聞いた話、実際にはフリフリ派手派手キラキラピンクだったらしい……………。
うげえぇぇぇぇーーーーー。
苦手を通り越して嫌いな私にとっては苦行そのものである。
……………ピンクって人を選ぶんだよな。
え?猫はどんな服、というか着ぐるみ着ても可愛いから大丈夫だって?
………それでも嫌なのである。
いりこの人喜んでくれるかも?
……………それはそうかもしれないが………。
頭でぐるぐる考えながら走っていたせいか、暗い森に着いていたことに気付かなかった私は思いっきり寝ていた暗い森の主のお腹にダイブした。
「!!」
ぶへえっ!
顔から思いっきり突っ込んだ私は前足で鼻を押さえた。
やべえ、とっても痛いぜ……………。
……………鼻、低くなっていないよな?
……………ってこれはセーフだよな?
フリフリ着なくていい程度だよな……………。
黙っていればバレないはずである。
よし、黙っていよ……………。
0
お気に入りに追加
1,755
あなたにおすすめの小説
6年後に戦地から帰ってきた夫が連れてきたのは妻という女だった
白雲八鈴
恋愛
私はウォルス侯爵家に15歳の時に嫁ぎ婚姻後、直ぐに夫は魔王討伐隊に出兵しました。6年後、戦地から夫が帰って来ました、妻という女を連れて。
もういいですか。私はただ好きな物を作って生きていいですか。この国になんて出ていってやる。
ただ、皆に喜ばれる物を作って生きたいと願う女性がその才能に目を付けられ周りに翻弄されていく。彼女は自由に物を作れる道を歩むことが出来るのでしょうか。
番外編
謎の少女強襲編
彼女が作り出した物は意外な形で人々を苦しめていた事を知り、彼女は再び帝国の地を踏むこととなる。
私が成した事への清算に行きましょう。
炎国への旅路編
望んでいた炎国への旅行に行く事が出来ない日々を送っていたが、色々な人々の手を借りながら炎国のにたどり着くも、そこにも帝国の影が・・・。
え?なんで私に誰も教えてくれなかったの?そこ大事ー!
*本編は完結済みです。
*誤字脱字は程々にあります。
*なろう様にも投稿させていただいております。
運命の歯車が壊れるとき
和泉鷹央
恋愛
戦争に行くから、君とは結婚できない。
恋人にそう告げられた時、子爵令嬢ジゼルは運命の歯車が傾いで壊れていく音を、耳にした。
他の投稿サイトでも掲載しております。
記憶がないので離縁します。今更謝られても困りますからね。
せいめ
恋愛
メイドにいじめられ、頭をぶつけた私は、前世の記憶を思い出す。前世では兄2人と取っ組み合いの喧嘩をするくらい気の強かった私が、メイドにいじめられているなんて…。どれ、やり返してやるか!まずは邸の使用人を教育しよう。その後は、顔も知らない旦那様と離婚して、平民として自由に生きていこう。
頭をぶつけて現世記憶を失ったけど、前世の記憶で逞しく生きて行く、侯爵夫人のお話。
ご都合主義です。誤字脱字お許しください。
あなたが「消えてくれたらいいのに」と言ったから
ちくわぶ(まるどらむぎ)
恋愛
「消えてくれたらいいのに」
結婚式を終えたばかりの新郎の呟きに妻となった王女は……
短いお話です。
新郎→のち王女に視点を変えての数話予定。
4/16 一話目訂正しました。『一人娘』→『第一王女』
兄を溺愛する母に捨てられたので私は家族を捨てる事にします!
ユウ
恋愛
幼い頃から兄を溺愛する母。
自由奔放で独身貴族を貫いていた兄がようやく結婚を決めた。
しかし、兄の結婚で全てが崩壊する事になった。
「今すぐこの邸から出て行ってくれる?遺産相続も放棄して」
「は?」
母の我儘に振り回され同居し世話をして来たのに理不尽な理由で邸から追い出されることになったマリーは自分勝手な母に愛想が尽きた。
「もう縁を切ろう」
「マリー」
家族は夫だけだと思い領地を離れることにしたそんな中。
義母から同居を願い出られることになり、マリー達は義母の元に身を寄せることになった。
対するマリーの母は念願の新生活と思いきや、思ったように進まず新たな嫁はびっくり箱のような人物で生活にも支障が起きた事でマリーを呼び戻そうとするも。
「無理ですわ。王都から領地まで遠すぎます」
都合の良い時だけ利用する母に愛情はない。
「お兄様にお任せします」
実母よりも大事にしてくれる義母と夫を優先しすることにしたのだった。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
姉に代わって立派に息子を育てます! 前日譚
mio
恋愛
ウェルカ・ティー・バーセリクは侯爵家の二女であるが、母亡き後に侯爵家に嫁いできた義母、転がり込んできた義妹に姉と共に邪魔者扱いされていた。
王家へと嫁ぐ姉について王都に移住したウェルカは侯爵家から離れて、実母の実家へと身を寄せることになった。姉が嫁ぐ中、学園に通いながらウェルカは自分の才能を伸ばしていく。
数年後、多少の問題を抱えつつ姉は懐妊。しかし、出産と同時にその命は尽きてしまう。そして残された息子をウェルカは姉に代わって育てる決意をした。そのためにはなんとしても王宮での地位を確立しなければ!
自分でも考えていたよりだいぶ話数が伸びてしまったため、こちらを姉が子を産むまでの前日譚として本編は別に作っていきたいと思います。申し訳ございません。
婚約者に消えろと言われたので湖に飛び込んだら、気づけば三年が経っていました。
束原ミヤコ
恋愛
公爵令嬢シャロンは、王太子オリバーの婚約者に選ばれてから、厳しい王妃教育に耐えていた。
だが、十六歳になり貴族学園に入学すると、オリバーはすでに子爵令嬢エミリアと浮気をしていた。
そしてある冬のこと。オリバーに「私の為に消えろ」というような意味のことを告げられる。
全てを諦めたシャロンは、精霊の湖と呼ばれている学園の裏庭にある湖に飛び込んだ。
気づくと、見知らぬ場所に寝かされていた。
そこにはかつて、病弱で体の小さかった辺境伯家の息子アダムがいた。
すっかり立派になったアダムは「あれから三年、君は目覚めなかった」と言った――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる