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あ、そういえばオリガのこと忘れてたぜ(汗)

慌てた私はとっさにいりこの人の前へ移動すると膝の上に登った。

「…!…………………っ。」

いりこの人早く行かないと!

ん?……………ってぁあ!やべぇいりこの人の足、しびれてたんだっけ?ごめんな(汗)

「…………………………ジャーキー無しな?」

ガガ~~~~~~~ン(硬直)!

じゃ、じゃ、じゃ、ジャ~~キ~があぁぁぁぁぁぁァァァァ
ァァァァァ!

膝の上で猫の耳を伏せてしゅ~~んとした私に苦笑いしたいりこの人は頭を撫でた。………わかってるんだぞ、私だって…。いりこの人が足しびれていたのに忘れて膝の上に登っちゃったからジャーキーはダメなんだってこと。

ん?ここは反省の言葉じゃないかって?わかってるんだがな………つい。

あの香り、あのスパイシーな味わい………。思い出しただけでよだれが出るほど美味しかったんだぜ。

あぁ、クライドさんとセオの顔が“そんなにジャーキー食べたかったのか”って顔してるぜ。

ふきふき。

ん?どうしたんだ?私の顔に何か………あ、ホントによだれ出てたぜ。膝の上によだれこぼしてごめんなさい。

一旦、膝の上から下りると反省のポーズをとった。

あと、顔のよだれ綺麗にしてくれてありがとな。

「にゃあ!」

いりこの人は優しくしょうがない子だと言わんばかりの優しい顔で笑って撫でてくれた。
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