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幸か不幸か爆走チキン令嬢のあだ名のお陰で慌ただしい理由を知ることができた私は思わず額にてを当てた。

…あ~とうとうやらかしたかあの人。というかあの林の中にいた人達って公爵令嬢様の差し金だったってことはもしかして私を狙ってたとか?まさかね?
たかだかあんなことで自分を危険にさらすほどアホではないはずだよね。

そう考えながらも、ふとあのいりこの人のことを思い出す。
もし自分を狙っていたのだとしてもあのいりこの人には無事でいてほしい。
だっての人
あーそんなこと考えてると鰹出汁もいいけどの入った味噌汁がなぜか飲みたくなってきた。
というか味噌って確か隣国で作られてるはず。どこかで売ってないか?売ってたら即買うのだが。
私は人一倍食い意地の張っているなんちゃって令嬢だからな。食べ物のためならどこへでも…だ。
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