二度目の人生ゆったりと⁇

minmi

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*俺のものだ

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 その小さな身体でジークを受け止めるのはエニシにはかなりの負担だろう。
 それでも離してやることはできず、落ち着くのを待ってやる。

 「……私の名前」

 「ん?」

 「縁って書くんです。人と人を繋ぐ縁。こうしてジークと繋がることができてよかった」

 3人は予想外だったがと笑う縁に、こうして今まで生かしてくれたエリーに感謝した。
 今ならなぜあの時エリーがジークに約束させたのか分かる気がする。
 愛する人を失うのは辛いが、愛する人をおいていくのもきっとエリーは辛かっただろう。
 愛故に後追いをすることもあるだろうが、エリーはジークを愛故に生かそうとしてくれたのではないか。
 こうして今幸せを感じられるのはエリーとの約束があったからだ。
 そんなエリーの優しさも分かってくれる縁に出会うことができた。
 自分と縁を、エリーとジークをもう一度繋げてくれた縁。
 彼に相応しい名前に思えた。

 「俺もよかった。縁と繋がれることができて」

 ありがとうという気持ちを込めて顔中にキスしていく。
 そのせいか少しずつ強張った身体から力が抜けていくのを確認すると、ゆっくりと腰を動かす。

 「苦しかったら言えよ。と、確か…この辺り…」

 「あん!あぁ、ジーク、ジーク、そこはダーーあぁ!」

 指でも感じていたそこをペニスで突いてやれば、気持ちいいと伝えるように中がキュッと絞まる。

 「くっ、こりゃ…やべぇな」

 ペニスを包み込むように伸縮するアナルに、気持ち良すぎてジークも腰が止まらない。
 徐々に早くなる腰使いに縁も嬌声を上げ、その声が腰にくるほどの甘さを含んでおり興奮が止まらない。
 
 「ジーク、ジーク。ジーク、気持ち、いい…気持ちいい」

 「ああ俺もやべぇよ。もっと甘く啼いてくれ」

 「ああ、あん、あ、あ、あ、あ」

  縁な喘ぎ声と腰を打ちつける音だけが辺りに響き、2人ものぼりつめていく。

 「ジーク、ジーク、イク、もう、イッちゃう」

 「俺も」

もうイッちゃうと言う縁にさらに腰を激しく動かせば、絞まる中にジークも限界だった。

 「ああっ、もう、イッ、く、イッちゃう、あああぁぁぁ」

 「くっ、出るっ、ぐぅっ」

 出る瞬間縁の腰をぐっと掴むとその中に思いきり白濁を吐き出した。
 最後の一滴まで全て注ぎ込むと一度抜き、目の前の力が抜けた身体を再び膝に乗せる。

 「大丈夫か?」

 「……だいじょう、ぶで、ん、ふ、ん」

 イッたことで息を切らし、はぁはぁと呼吸するたびに見える舌がいやらしく見えて仕方ない。
 その舌を味わいたくなり顔を上げさせるとその口に舌を突っ込む。
 美味い、気持ちいい、美味い、気持ちいい。
 この身体を味わえた幸福に絡める舌を止めることができない。
 
 「ん、うん、ん、ジーク、くるし、んーーんんんっ」

 背を支えていた手をスッと下にずらしていくと、まだ開ききっているそこにジークは再び自身のペニスを挿れていく。
 縁は驚き戸惑っていたが、ジークもこの興奮を止めることができない。
 この甘い身体を味わってしまえば、一度出したくらいでは治らなかったのだ。
 縁の口を塞ぎながら後ろにはジークのものを咥えさせ、片手で再び勃ち上がってきた縁のペニスを扱いてやる。
 残念ながら甘い声は聞こえなかったが、熱く蕩けるような口腔に夢中になる。
 先程より深く繋がるそこは、突き上げる度に中でキュッキュッとジークを締めつけてくる。
 男を抱くのは初めてだったが、こんなにも夢中になるとは思わなかった。

 「このままお前の中にずっといてぇな」

 「そん、なの、こわれちゃい、ます、よ」

 快感に声を震わせながらも注意してくる縁に笑みがこぼれる。
 確かに。縁がそれで壊れてしまっては意味がない。
 すでに力が入らなくなっている腕をジークの首に回させると、腰を掴み最後の追い上げにかかる。
 パチュパチュと中の白濁を掻き混ぜるように打ちつければ、快感に跳ねる身体を抱きしめてやる。

 「ジー、ク、お、ねが、い、もう、もう」

 「あぁ分かってる」

 もう身体が限界だと言う縁に頷いてやれば、激しく下から腰を突き上げる。
 
 「おね、がい、キス、して、くだーーん、はぁ、ん」

 強請る縁に噛み付くように口を塞げば、嬉しそうに舌を絡めてきた。
 
 「ん、う、ん、はぁ、ん、んんんっ、んっ、んんっ!」

 「ん、くっ!」

 ジークの腹を汚し、縁の中に再び白濁を注ぎ込んでやれば収まりきらなかったものが溢れてくる。
 それが縁を手に入れられたという所有印のようで興奮したが、流石にこれ以上は無理させられないと我慢し中からペニスを抜く。

 「……もう、無理ですからね」

 「分かってる」

 妖しい視線に気付いたのか釘を刺された。
 
 「痛いところはねぇか?」

 「痛くはない、ですけど、動くのは無理そうなので頼まれた木苺はジークが集めて下さいね」

 そう言われてしまえば逆らうこともできず、大人しく木苺を摘み籠に詰めていくと縁の元に戻る。

 「おい、終わったぞ…って寝ちまったのか?」

 体力の限界だったのだろう。
 スヤスヤと気持ち良さそうに眠る縁にジークは微笑むと、木苺が詰まった籠を腕にぶら下げ縁を横抱きにする。
 子どものようなその寝顔に軽いキスをすると、そのまま隠れ家へと帰って行くのだった。

 「ありがとな、愛してる」

 眠る相手にその言葉は届くことはなかったが、それで満足したジークはゆっくりと家路につくのだった。

 
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