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オリジナル襲来
こんにちは、オリジナル。
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ん~。気になる。なんか羅泉が言った通り、気配が近づいてくる。
私は、どんな奴が来たのかどうしても気になり、[千里眼]と[盗聴]の能力を使い、彼らを観察する事にした。
───あっ、こいつか。
一目見てわかった。彼だ。
近づいてくる彼の姿は、まさに王者の姿。並のモンスターでは無いと思っていたけど、[千里眼]で見たからこそよりその実力が分かる。
───なんて純度の高い魔力だろう。ここまでの魔力を持っているとは。
羅泉と、いい勝負なのではないか?まぁ、羅泉の場合は妖力だけれど。
うん。そしてこれで確信した。彼はオリジナルだ。なんのオリジナルかな?
私はそう思い、[鑑定]してみた。
……………うん。よかった。当然だと思うけど、バレていない。ちょっと安心。
そして、調べた結果彼はヴァンパイアのオリジナルである事が判明した。
……………見事にフラグ立ってたな………。まぁ、仕方ない。
きちんと対面する前に、相手の正体を知れて良かった。これで少しは、テンパったりすること無く、冷静に対処出来るだろうしな。
私は彼についてはほんの少しだけ分かったので、また様子を観察し始めた。
……………彼に向かって行った退魔師達は、彼に近づく前にことごとく吹っ飛ばされているな………。
しかし、大きな怪我などはしていないようだ。この様子から、あまり好戦的では無いのかも知れない。………いや、ただ相手をするのが面倒なだけかもしれない。
……………それにしても、優雅に歩くな~。
ほとんど足を止めること無く、彼は優雅に歩みを進めていた。
ちなみに彼の外見は、見惚れるほどの美しい銀の長髪を後ろで一つにくくっており、瞳は濃いグリーンだ。容姿もとても整っていて、とても人間とは思えない。
………いや、実際人間では無いか。
身長は結構高く、全体的に細いが、しっかりとしなやかな筋肉がついている。
……………ん?あの付けている金のブレスレットって魔道具?
ふとそんな気配がしたので、また[鑑定]してみた。
うん。やっぱり、魔道具だった。
彼のつけている金のブレスレットの魔道具は、[結界]の効果があるみたいだね。
あっ、さっき退魔師達が弾き飛ばされていたのは、この魔道具の効果か。
そんな事を思いながら見ていると、とうとう、理事長室近くにまで来たようだ。
その気配を感じ取ったのか、羅泉も紅茶を飲むのをやめ、じっと扉の方を見ていた。
少し経つと、不意に扉が開いた。
そして、そこには先程[千里眼]で見ていた彼が優雅に立っていた。
彼は、羅泉の方を見るとフッと笑い、口を開いた。
「久しいな、黒猫よ。」
「おう。相変わらず白い顔してるな。ビィファニール。」
羅泉は彼にそう返事をし、ニヤリと笑った。
私は、どんな奴が来たのかどうしても気になり、[千里眼]と[盗聴]の能力を使い、彼らを観察する事にした。
───あっ、こいつか。
一目見てわかった。彼だ。
近づいてくる彼の姿は、まさに王者の姿。並のモンスターでは無いと思っていたけど、[千里眼]で見たからこそよりその実力が分かる。
───なんて純度の高い魔力だろう。ここまでの魔力を持っているとは。
羅泉と、いい勝負なのではないか?まぁ、羅泉の場合は妖力だけれど。
うん。そしてこれで確信した。彼はオリジナルだ。なんのオリジナルかな?
私はそう思い、[鑑定]してみた。
……………うん。よかった。当然だと思うけど、バレていない。ちょっと安心。
そして、調べた結果彼はヴァンパイアのオリジナルである事が判明した。
……………見事にフラグ立ってたな………。まぁ、仕方ない。
きちんと対面する前に、相手の正体を知れて良かった。これで少しは、テンパったりすること無く、冷静に対処出来るだろうしな。
私は彼についてはほんの少しだけ分かったので、また様子を観察し始めた。
……………彼に向かって行った退魔師達は、彼に近づく前にことごとく吹っ飛ばされているな………。
しかし、大きな怪我などはしていないようだ。この様子から、あまり好戦的では無いのかも知れない。………いや、ただ相手をするのが面倒なだけかもしれない。
……………それにしても、優雅に歩くな~。
ほとんど足を止めること無く、彼は優雅に歩みを進めていた。
ちなみに彼の外見は、見惚れるほどの美しい銀の長髪を後ろで一つにくくっており、瞳は濃いグリーンだ。容姿もとても整っていて、とても人間とは思えない。
………いや、実際人間では無いか。
身長は結構高く、全体的に細いが、しっかりとしなやかな筋肉がついている。
……………ん?あの付けている金のブレスレットって魔道具?
ふとそんな気配がしたので、また[鑑定]してみた。
うん。やっぱり、魔道具だった。
彼のつけている金のブレスレットの魔道具は、[結界]の効果があるみたいだね。
あっ、さっき退魔師達が弾き飛ばされていたのは、この魔道具の効果か。
そんな事を思いながら見ていると、とうとう、理事長室近くにまで来たようだ。
その気配を感じ取ったのか、羅泉も紅茶を飲むのをやめ、じっと扉の方を見ていた。
少し経つと、不意に扉が開いた。
そして、そこには先程[千里眼]で見ていた彼が優雅に立っていた。
彼は、羅泉の方を見るとフッと笑い、口を開いた。
「久しいな、黒猫よ。」
「おう。相変わらず白い顔してるな。ビィファニール。」
羅泉は彼にそう返事をし、ニヤリと笑った。
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