拒絶者の行く世界

蒼華 スー

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魔妖学園

oh……。

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    うん。レストランに着いたはいいけど、周りの視線が………。朝だからまだ余り人はいないと思っていたんだけどなぁ………。
    けど、無反応の人達もいるからその人達は多分普通の教師だろうな。まぁ、一応ここに居る全員は鑑定しておくか。




    あれから羅泉をいつも通り頭に乗せ、私達はレストランに朝食を食べにきていた。だが案の定、見える人からの視線が物凄かった。




    うーん。まぁ、羅泉は妖力を隠したくないらいしので、余計にね。なんでも、『何故、俺が気を使わなくてはいかんのだ?』という事らしい。
    まぁそういう事なので、視線については、仕方が無いとして………朝食を頼むとするか。




    私達は、ここのレストランで働いているウェイターに案内された窓側の席へと案内された。




    さすがセレブ学園、教師陣の寮もレストランも凄いものだ。




    「んー。とりあえず、どうする?」




    私はメニューを開き、羅泉見せ、聞いた。すると羅泉はテーブルに降り、メニューとにらめっこを始めた。




    「ふむ。……………この和食セットだな。」
    「おっけー。んじゃ私は、このアスパラチーズと生ハムガレットで。それじゃ頼むか。」




    という事で、ウェイターを呼び頼んだ。何気にウェイターは見える人らしく、羅泉の方を見て顔色を悪くしていた。




    ……………そういや、羅泉ってかなり強い………というか、確実に強い妖怪だもんなぁ。漏れていた妖力で底知れない強さを見たんだろうね。まぁ、私は羅泉の妖力に慣れているから問題ないけどね。
    でも、顔色を悪くてしてても、きちんと対応していたのはプロだねぇ。
    まぁ、料理が来るまでしっかり鑑定しておくか。敵がいたら嫌だしな。




    ……………うん。鑑定して分かったけど、私達を見ていた人の中にも見えない人がかなりいた。
    でも何故こちらを見ていたのかと言うと、私がこの年齢で保健医助手になったので、学園内でも何気に話題になっていたらしい。
    一方、無反応だった人達だけど、その人達の大半が見える人だった。どうやら、羅泉の妖力で威圧されて動けなかっただけみたいだ。
    後、とりあえず敵になりそうなやつはいなかった。
    おっ、調べ終わった直後に料理が来た。ナイスタイミングだね。





    「よし。じゃあ、食べようか。」
    「だな。」
    「「いただきます。」」







    朝食を食べ終え、部屋に戻り、準備し終えたことを確認して学園の職場へと向かった。
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