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いざ初異世界へ!
狩り終了
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よしっ。ウルフも合計32匹狩り終わり、ギルドに帰ることにした。
「羅泉、ギルドに帰ろうか。もうそろそろ、お昼になるし。」
「おう。分かった。」
という訳で、ギルドまで何事もなく帰ってきた。
なので早速、ギルドの依頼達成の報告をしにカウンターへ向かった。ちなみに、羅泉が倒したやつも調べてみた所、私の功績になるらしい。
「すみません。依頼達成の報告に来ました。」
「はい。カードを出してください。」
「えっと、これです。」
「はい。受けた依頼は、ホーンラビット討伐と、ウルフ討伐ですね。ホーンラビットは討伐証拠品として、討伐したホーンラビットの角を出してください。ウルフは、右手が討伐証拠品ですので出してください。これらは証拠品のみの買取も本体ごとの買取も出来ますが、如何しますか?」
「全部買取でお願いします。」
「はい。分かりました。あちらのスペースに出してください。そして、あの、人に一言言ってください。」
カウンターのお姉さんが指さした先は、カウンターのすぐ隣の倉庫の入口付近の広いスペースだった。そしてそこには、スキンヘッドのごつい三十代位の男が立っていた。
「はい。分かりました。」
という訳で、私は彼に話しかけた。
「すみません。討伐したものをここに出すように言われたのですが、今から出しても大丈夫ですか?」
「おっ、嬢ちゃんが討伐依頼を受けたのか?あぁ、いいぞ。ここに全部出してくれ。ところで、何処にあるんだ討伐したものは?」
「あぁ、アイテムバックです。」
アイテムバックというのは、その名の通り、様々なアイテムを入れておける魔法のカバンの事で、かなりの値段がする。何故なら、魔法使いが少ない上に、アイテムバックを作れる、魔法を使える錬金術師は更に少ないからだ。
………片手で数えられるくらいだったっけ?
そして、このバックを使っていると偽っている理由は一つ、魔法が使える事を隠す為だ。隠していればもし、強盗とかに会ったとしても、不意打ちも出来るし、魔法使いの冒険者はかなり少ないので悪目立ちはしないからね。………まぁ、私は自重する気なんて全くないから(修行にもならないし)、最初の内はだけどね。
「ほぅ。その年齢でアイテムバックを持っているのか。凄いな。」
「ありがとうございます。」
という事でカウンターのお姉さんも確認にやって来たので、そこのスペースにどんどん出していった。
………あれ?スペースが足りない?けど、全部買取してもらわないと使い道無いしな。
それからもう少し出していたら、急に声をかけられた。
「……………おい、嬢ちゃん?まだ、あるのか?」
「うん。沢山いたからね。」
「嬢ちゃん、それくらいにしておいてやってくれ………。コイツがもう使いもんになん無くなる。」
そう言って、カウンターのお姉さんを彼は指さした。
カウンターのお姉さんは………なんか、放心状態だった。
「けど、全部買取って貰わなきゃ私じゃ、使い道無いので。」
「じゃあ………嬢ちゃん、聞くが、後、どれくらいあるんだ?」
「んー。後、ウルフが20かな。」
「……………それじゃあ、全部出してくれ。但し、ここはもう置くスペースがねぇから倉庫に直接持ってってくれ。こっちのドアから行くぞ。」
そう言って、近くにあった緑のドア近くから手招きした。
「分かりました。」
「羅泉、ギルドに帰ろうか。もうそろそろ、お昼になるし。」
「おう。分かった。」
という訳で、ギルドまで何事もなく帰ってきた。
なので早速、ギルドの依頼達成の報告をしにカウンターへ向かった。ちなみに、羅泉が倒したやつも調べてみた所、私の功績になるらしい。
「すみません。依頼達成の報告に来ました。」
「はい。カードを出してください。」
「えっと、これです。」
「はい。受けた依頼は、ホーンラビット討伐と、ウルフ討伐ですね。ホーンラビットは討伐証拠品として、討伐したホーンラビットの角を出してください。ウルフは、右手が討伐証拠品ですので出してください。これらは証拠品のみの買取も本体ごとの買取も出来ますが、如何しますか?」
「全部買取でお願いします。」
「はい。分かりました。あちらのスペースに出してください。そして、あの、人に一言言ってください。」
カウンターのお姉さんが指さした先は、カウンターのすぐ隣の倉庫の入口付近の広いスペースだった。そしてそこには、スキンヘッドのごつい三十代位の男が立っていた。
「はい。分かりました。」
という訳で、私は彼に話しかけた。
「すみません。討伐したものをここに出すように言われたのですが、今から出しても大丈夫ですか?」
「おっ、嬢ちゃんが討伐依頼を受けたのか?あぁ、いいぞ。ここに全部出してくれ。ところで、何処にあるんだ討伐したものは?」
「あぁ、アイテムバックです。」
アイテムバックというのは、その名の通り、様々なアイテムを入れておける魔法のカバンの事で、かなりの値段がする。何故なら、魔法使いが少ない上に、アイテムバックを作れる、魔法を使える錬金術師は更に少ないからだ。
………片手で数えられるくらいだったっけ?
そして、このバックを使っていると偽っている理由は一つ、魔法が使える事を隠す為だ。隠していればもし、強盗とかに会ったとしても、不意打ちも出来るし、魔法使いの冒険者はかなり少ないので悪目立ちはしないからね。………まぁ、私は自重する気なんて全くないから(修行にもならないし)、最初の内はだけどね。
「ほぅ。その年齢でアイテムバックを持っているのか。凄いな。」
「ありがとうございます。」
という事でカウンターのお姉さんも確認にやって来たので、そこのスペースにどんどん出していった。
………あれ?スペースが足りない?けど、全部買取してもらわないと使い道無いしな。
それからもう少し出していたら、急に声をかけられた。
「……………おい、嬢ちゃん?まだ、あるのか?」
「うん。沢山いたからね。」
「嬢ちゃん、それくらいにしておいてやってくれ………。コイツがもう使いもんになん無くなる。」
そう言って、カウンターのお姉さんを彼は指さした。
カウンターのお姉さんは………なんか、放心状態だった。
「けど、全部買取って貰わなきゃ私じゃ、使い道無いので。」
「じゃあ………嬢ちゃん、聞くが、後、どれくらいあるんだ?」
「んー。後、ウルフが20かな。」
「……………それじゃあ、全部出してくれ。但し、ここはもう置くスペースがねぇから倉庫に直接持ってってくれ。こっちのドアから行くぞ。」
そう言って、近くにあった緑のドア近くから手招きした。
「分かりました。」
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