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ネコ科男子は彼に孕まされたい!②
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「……っ、…おい、も、やめろって…一旦休み…っ」
「ごめ、ぁ♡、あぁっ、でもらめ…むりぃ♡……きもちぃよぉ…っ♡」
艶めかしく鼻にかかった声でネコが啼く。こいつは頭についた猫耳と尻尾以外は顔も手足も人間らしい体をしているが、発情しセックスに呑まれている様はまさしく発情期の猫だ。快楽に悶えた尻尾はピンと立ち興奮を顕にし、ぱさぱさと薄桃色の少し長めの髪は淫猥に揺れ動き、女の子にも引けを取らない可愛らしい相貌はだらしなく蕩け涎を垂らしている。本人曰く猫種としての遺伝らしい、男にしては大きめの瞳からはぽろぽろと涙が止まらない。
俺のモノが最奥を突くたびにこいつは背を反らし喘いだ。それでも、こいつの動く腰は止まらない。俺の腹に手を置いて、俺のムスコをずぶずぶ呑み込んで、こいつはずっとカクカク腰を振っている。自分で動いて、自分で気持ち良くなって、罪悪感でいっぱいなのに快楽に逆らえない。ごめんと思いながらも離してあげられない……そんな顔をしている。
「あぁぁぁっ、ひなぁ…っ、姫奈の、姫奈のちんぽきもちぃよぉ…! きもちぃ、もっといっぱいぃ、ゴンゴンしてぇ…!」
「……しめ、んな…!! 勝手に発情しといて煽るなよ!」
「ごめ、あ゛あぁぁぁっっ」
普段のこいつなら絶対に口にしないだろう卑猥な文言が鼓膜を揺さぶる。くそ、こっちまで脳が溶けてバカになりそう……こいつのナカ、きもちよすぎる……。なんも考えずにガンガン腰振って粘膜抉りてぇ……。
性欲に踊らされ始めた脳が「触ってやれ」なんて囁くから、俺の上で上下する胸元のピンと尖った小さな粒を文句のついでにギュッと摘まみ上げた。詫びようとした口からは濁った嬌声が上がり、派手に身体は震えて精を吐き出す。内壁は俺のモノをきつく締め付けて痙攣し、頭に付いた猫耳も同じようにぴくぴくと勝手に動いている。
「あ、ぁぁ……も、むりぃ、むりなのにぃ……」
「ゆら、まだムラムラすんの?」
「ん……いっぱいだしてほしくてぇ、…あたま、…おかしくなるぅ……」
それでも流石に疲れたのか、こいつ ―結良(ゆら)― は息を乱しながらぽすんと俺に被さった。「うぁ…っ」。その拍子、刺さったままの剛直がナカを擦って、結良が小さく喘ぎ俺も突然の快感に身体が震える。やめろ、無遠慮に下から突き上げたくなるだろうが! こちとらまだおっ勃ってたまま!! イってねぇんだぞ!!
喉元を通り過ぎ口から出掛かった煩悩の言葉を無理やり呑み込んだ。
こいつが何度射精したかはもう分からない。顔を合わせるなり部屋の中に引きずり込まれて、ズボンをひん剥かれてあの少しザラザラした舌でフェラをされた。あげく早々に馬乗りになられたのもあって俺の腹は真っ白な液体でびしゃびしゃだ。本来なら誰かの腹の中に出されて使命を全うしていたろうに。……いやでも、発情してコッチを求めるってことは……そんな機能は、この白濁には元々無いんだろうか……。
「結良、その……変なこと聞くけど…」
「んんっ、な、ぁに……」
休憩していた筈の結良が、発情の熱に耐えきれなくなったようにまたもぞもぞと身体を揺らし始める。今度は上体が密着したままだから浅い快感しか流れてこないんだろう。じれったそうに、けれど気持ちよさそうな顔をしてふーふー興奮した息を零している。緩い快楽は当然俺の脳も焼いてきて、無意識に手は結良の腰を掴み、あやすようにトントンと浅く律動を繰り返した。
トン、トン。ひだを叩くたびに男に媚びる音色が結良から響いてくる。
「んっ、あの、さ、……お前って、その、……デキるの?」
今更過ぎる問いだとは自分でも思った。
なんせ俺も既に射精自体は何度もしてる。
確実に2回は出してる……こいつのナカに。生で。
「………っ、………」
俺が問いを口にした途端、結良の顔色が明らかに変わった。サァッと勢いよく水が流れるような、急速に血の気が引いていくような、そんな音を聞いた気がする。
そのくらい分かりやすく顔が青くなった。
「ごめ、ぁ♡、あぁっ、でもらめ…むりぃ♡……きもちぃよぉ…っ♡」
艶めかしく鼻にかかった声でネコが啼く。こいつは頭についた猫耳と尻尾以外は顔も手足も人間らしい体をしているが、発情しセックスに呑まれている様はまさしく発情期の猫だ。快楽に悶えた尻尾はピンと立ち興奮を顕にし、ぱさぱさと薄桃色の少し長めの髪は淫猥に揺れ動き、女の子にも引けを取らない可愛らしい相貌はだらしなく蕩け涎を垂らしている。本人曰く猫種としての遺伝らしい、男にしては大きめの瞳からはぽろぽろと涙が止まらない。
俺のモノが最奥を突くたびにこいつは背を反らし喘いだ。それでも、こいつの動く腰は止まらない。俺の腹に手を置いて、俺のムスコをずぶずぶ呑み込んで、こいつはずっとカクカク腰を振っている。自分で動いて、自分で気持ち良くなって、罪悪感でいっぱいなのに快楽に逆らえない。ごめんと思いながらも離してあげられない……そんな顔をしている。
「あぁぁぁっ、ひなぁ…っ、姫奈の、姫奈のちんぽきもちぃよぉ…! きもちぃ、もっといっぱいぃ、ゴンゴンしてぇ…!」
「……しめ、んな…!! 勝手に発情しといて煽るなよ!」
「ごめ、あ゛あぁぁぁっっ」
普段のこいつなら絶対に口にしないだろう卑猥な文言が鼓膜を揺さぶる。くそ、こっちまで脳が溶けてバカになりそう……こいつのナカ、きもちよすぎる……。なんも考えずにガンガン腰振って粘膜抉りてぇ……。
性欲に踊らされ始めた脳が「触ってやれ」なんて囁くから、俺の上で上下する胸元のピンと尖った小さな粒を文句のついでにギュッと摘まみ上げた。詫びようとした口からは濁った嬌声が上がり、派手に身体は震えて精を吐き出す。内壁は俺のモノをきつく締め付けて痙攣し、頭に付いた猫耳も同じようにぴくぴくと勝手に動いている。
「あ、ぁぁ……も、むりぃ、むりなのにぃ……」
「ゆら、まだムラムラすんの?」
「ん……いっぱいだしてほしくてぇ、…あたま、…おかしくなるぅ……」
それでも流石に疲れたのか、こいつ ―結良(ゆら)― は息を乱しながらぽすんと俺に被さった。「うぁ…っ」。その拍子、刺さったままの剛直がナカを擦って、結良が小さく喘ぎ俺も突然の快感に身体が震える。やめろ、無遠慮に下から突き上げたくなるだろうが! こちとらまだおっ勃ってたまま!! イってねぇんだぞ!!
喉元を通り過ぎ口から出掛かった煩悩の言葉を無理やり呑み込んだ。
こいつが何度射精したかはもう分からない。顔を合わせるなり部屋の中に引きずり込まれて、ズボンをひん剥かれてあの少しザラザラした舌でフェラをされた。あげく早々に馬乗りになられたのもあって俺の腹は真っ白な液体でびしゃびしゃだ。本来なら誰かの腹の中に出されて使命を全うしていたろうに。……いやでも、発情してコッチを求めるってことは……そんな機能は、この白濁には元々無いんだろうか……。
「結良、その……変なこと聞くけど…」
「んんっ、な、ぁに……」
休憩していた筈の結良が、発情の熱に耐えきれなくなったようにまたもぞもぞと身体を揺らし始める。今度は上体が密着したままだから浅い快感しか流れてこないんだろう。じれったそうに、けれど気持ちよさそうな顔をしてふーふー興奮した息を零している。緩い快楽は当然俺の脳も焼いてきて、無意識に手は結良の腰を掴み、あやすようにトントンと浅く律動を繰り返した。
トン、トン。ひだを叩くたびに男に媚びる音色が結良から響いてくる。
「んっ、あの、さ、……お前って、その、……デキるの?」
今更過ぎる問いだとは自分でも思った。
なんせ俺も既に射精自体は何度もしてる。
確実に2回は出してる……こいつのナカに。生で。
「………っ、………」
俺が問いを口にした途端、結良の顔色が明らかに変わった。サァッと勢いよく水が流れるような、急速に血の気が引いていくような、そんな音を聞いた気がする。
そのくらい分かりやすく顔が青くなった。
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