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10.保健委員長の成瀬
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「な、なるせくん?」
「騙されちゃって可愛い」
「あ、ああの……?体調が悪いんじゃ……っ」
さっきまで弱々しかった生徒はどこへやら、病人とは思えない力であっという間に身動きがとれなくなった英は、未だに状況が飲み込めずにいた。
「やっぱり抱き心地いい……」
下半身に脚を巻き付けられますます動けなくなる。ようやくこれはまずいと感じた英が「あ、あああ、」と声をあげた。
「どうしたの?壊れちゃった?」
「ちがっちがくて、僕水やり途中だから体調が悪くないなら戻らないとっ」
「そんなの後でいいよ」
「だっだめだよ、仕事……しごとがっ」
首筋に顔を埋めてきた成瀬の肩を必死に押し返す。
「ん、だ、だめ、待って」
首筋にキスをされて身を捩るも、尚も止めてくれない成瀬に「待って!」と、少し強めに言うと彼の動きは止まり顔をあげた。ヘーゼルの瞳と目が合い、緊張してその先が言えずにいると、成瀬の方から口を開く。
「前から気になってた」
「……な、何が」
「あんたのこと、いいなって」
「そ、そうなの!?」
驚きすぎて声が裏返る。
「だから一緒にいて」
「わっ!」
再び首筋に顔が埋まる。すんすんと匂いを嗅がれて「あ、ああ汗かいてるからだめ!」と抵抗する。すると成瀬は「高山さん」と少し甘えた声を出した。
「……おれ本当は頭痛い」
「ほ……本当に?」
「うん、だから一緒に寝てほしい……」
言いながら成瀬は自らの腰を英に押し付ける。
「ちょ、ちょっと成瀬くん!?」
「何もしないから」
「い、今してるよね?」
「……なんのこと?」
「あっう、だめ、だめだって、成瀬くんっ」
逃げ出そうともがいても揺れる腰は止まらない。
「……やべ、フル勃起しちゃった」
彫刻のような美しい見た目からは想像もつかないような言葉に、英は何とも恥ずかしい気持ちになり顔に一気に熱が集まった。
「こんな状態で寝れるかな」
「……っ」
「高山さんのせいだよ」
成瀬は硬くなった股間が分かるようにゆっくりと腰を動かす。
「っぼ……僕のせい、なの?」
「他に誰がいるの」
耳元で囁くように言われて、英は「んっ」と鼻にかかった声を出した。
成瀬の手が英の下腹部を擦る。その手が股間を下から上へ撫でた。
「高山さんも勃ってる」
「ちっちが、これはっ」
「違う?ここちんこじゃないの?じゃあこの硬いのは何だろう」
わざとらしく言いながら成瀬は股間をまさぐるのを止めない。
「ぁっな、なるせくん……っ」
「なに?」
「だめだって……!あっ!」
下着の中に手が入ってきて直接性器を握られる。服の上から擦られただけで勃起していた英は、羞恥で成瀬と目が合わせられずにいた。先っぽからは先走りがとぷりと溢れる。成瀬はそれをちんこに塗りつけると、上下に扱き始めた。
「あっ、あぅ、だめだよっぁく……誰か来たらっ」
快楽から逃れるように英の腰が突き上がる。
「まだイかないでね」
そう言うと成瀬は一度英の股間から手を離して、自分の性器を取り出した。血管が浮き出た赤黒く逞しい肉棒は、決して小さくはない英の股間よりも太くて長い。
英は後ろに手をついて少しずつ後退った。何を考えているのか分からない成瀬の顔と股間を見比べながら「な、なにするの」と声を震わせる。
「抜き合いっこしよう?」
成瀬は英に跨がるとあっという間にズボンを脱がせ、自らの性器を英の股間とくっ付けて二本まとめて握った。
「こうやって一緒に握って……」
「あ、あぁ……っだ、だめっ」
「気持ちいいでしょ」
「ぁ、あっいい、けどっほけんし……つ、保健室でこんなっこんなぁっ」
成瀬の手に包まれてちゅこちゅこと扱かれると、快感を伴いながら腰が揺れる。
「ぁ、あぁ!」
「あっイく……っ」
「あっ!あっ!」
「くっ、」
勢いよく二人の精液が飛び出た。
熱い息を吐きながら互いに見つめ合う。
「……キスしてもいい?」
「駄目に決まってるじゃん」
その声の主は英ではなかった。
保健室の入り口で二人を睨むその人物は生徒会会計の犬飼だった。
「何してんの成瀬先輩」
「騙されちゃって可愛い」
「あ、ああの……?体調が悪いんじゃ……っ」
さっきまで弱々しかった生徒はどこへやら、病人とは思えない力であっという間に身動きがとれなくなった英は、未だに状況が飲み込めずにいた。
「やっぱり抱き心地いい……」
下半身に脚を巻き付けられますます動けなくなる。ようやくこれはまずいと感じた英が「あ、あああ、」と声をあげた。
「どうしたの?壊れちゃった?」
「ちがっちがくて、僕水やり途中だから体調が悪くないなら戻らないとっ」
「そんなの後でいいよ」
「だっだめだよ、仕事……しごとがっ」
首筋に顔を埋めてきた成瀬の肩を必死に押し返す。
「ん、だ、だめ、待って」
首筋にキスをされて身を捩るも、尚も止めてくれない成瀬に「待って!」と、少し強めに言うと彼の動きは止まり顔をあげた。ヘーゼルの瞳と目が合い、緊張してその先が言えずにいると、成瀬の方から口を開く。
「前から気になってた」
「……な、何が」
「あんたのこと、いいなって」
「そ、そうなの!?」
驚きすぎて声が裏返る。
「だから一緒にいて」
「わっ!」
再び首筋に顔が埋まる。すんすんと匂いを嗅がれて「あ、ああ汗かいてるからだめ!」と抵抗する。すると成瀬は「高山さん」と少し甘えた声を出した。
「……おれ本当は頭痛い」
「ほ……本当に?」
「うん、だから一緒に寝てほしい……」
言いながら成瀬は自らの腰を英に押し付ける。
「ちょ、ちょっと成瀬くん!?」
「何もしないから」
「い、今してるよね?」
「……なんのこと?」
「あっう、だめ、だめだって、成瀬くんっ」
逃げ出そうともがいても揺れる腰は止まらない。
「……やべ、フル勃起しちゃった」
彫刻のような美しい見た目からは想像もつかないような言葉に、英は何とも恥ずかしい気持ちになり顔に一気に熱が集まった。
「こんな状態で寝れるかな」
「……っ」
「高山さんのせいだよ」
成瀬は硬くなった股間が分かるようにゆっくりと腰を動かす。
「っぼ……僕のせい、なの?」
「他に誰がいるの」
耳元で囁くように言われて、英は「んっ」と鼻にかかった声を出した。
成瀬の手が英の下腹部を擦る。その手が股間を下から上へ撫でた。
「高山さんも勃ってる」
「ちっちが、これはっ」
「違う?ここちんこじゃないの?じゃあこの硬いのは何だろう」
わざとらしく言いながら成瀬は股間をまさぐるのを止めない。
「ぁっな、なるせくん……っ」
「なに?」
「だめだって……!あっ!」
下着の中に手が入ってきて直接性器を握られる。服の上から擦られただけで勃起していた英は、羞恥で成瀬と目が合わせられずにいた。先っぽからは先走りがとぷりと溢れる。成瀬はそれをちんこに塗りつけると、上下に扱き始めた。
「あっ、あぅ、だめだよっぁく……誰か来たらっ」
快楽から逃れるように英の腰が突き上がる。
「まだイかないでね」
そう言うと成瀬は一度英の股間から手を離して、自分の性器を取り出した。血管が浮き出た赤黒く逞しい肉棒は、決して小さくはない英の股間よりも太くて長い。
英は後ろに手をついて少しずつ後退った。何を考えているのか分からない成瀬の顔と股間を見比べながら「な、なにするの」と声を震わせる。
「抜き合いっこしよう?」
成瀬は英に跨がるとあっという間にズボンを脱がせ、自らの性器を英の股間とくっ付けて二本まとめて握った。
「こうやって一緒に握って……」
「あ、あぁ……っだ、だめっ」
「気持ちいいでしょ」
「ぁ、あっいい、けどっほけんし……つ、保健室でこんなっこんなぁっ」
成瀬の手に包まれてちゅこちゅこと扱かれると、快感を伴いながら腰が揺れる。
「ぁ、あぁ!」
「あっイく……っ」
「あっ!あっ!」
「くっ、」
勢いよく二人の精液が飛び出た。
熱い息を吐きながら互いに見つめ合う。
「……キスしてもいい?」
「駄目に決まってるじゃん」
その声の主は英ではなかった。
保健室の入り口で二人を睨むその人物は生徒会会計の犬飼だった。
「何してんの成瀬先輩」
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