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定番になりつつある異世界転生【学校編】ー1年目ー
10話 お昼ご飯食べちゃいました。
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三限目を終えるとランチタイムです。
食堂で学食もありますし、お弁当持ち込んでもいい感じです。
食堂文化が無かったんですけど、これはもう慣れて頂くしかないです。
ご飯は美味しい事間違いなしです。
何種類か私が考案したメニューもあります。
オムライス的な物、シチュー的な物など。
新しい農作物を使ったメニューでみんなにアピールです。
食堂はテラスがあったりしてお洒落な感じです。
沢山の人がメニューを見て注文しています。
注文して受け取り、席に着く時にお目当ての人を探して声をかけます。
「こちらの席、ご一緒させて頂いても宜しいですか?」
笑顔を浮かべつつ遠慮がちに聞きます。
テラス席に座っていて、絵になる赤毛の美女、シエロ王国の王女と貴族の令嬢です。
大体王族の方は、従者の様に貴族の同性の人と通ってるのが多いです。
従者の方も通学可能ですが従者を連れて授業を受けてる人は少ないみたいです。
「まぁ!レイチェル様にお声かけ頂けるなんて恐縮ですわ。ぜひご一緒させて下さい!」
凄い喜んで席を譲ってくれました。
「ありがとうございます。キャロル様とアンナ様とお話したくて…お邪魔しますね。」
「お邪魔なんて事全然ないですよ!アンナもそーよね?」
「はい!ご一緒出来てとても光栄です。」
「そー言って頂けると嬉しいです。実は授業などどーだったかお聞きしたくて。どーでしたか?」
「とても楽しかったです!それに本当に色んな国の方がいらっしゃってるんですね。貴賓宮では棟が男女別になっていますし、あまり他の方と合わない様に配慮されてるので今日色々な方にお会いしてビックリしました。」
キャロル様の眩しい笑顔がとても綺麗です。
話しやすくて、色んな所にとても性格の良さが滲み出ています。
「私もとても楽しかったです。みんなで意見を言い合って、答えのない問題について話し合うって初めてで新鮮でした。選択した「法学」も色んな国で全然違う法律があるのが面白かったです。」
「多くの国を受け入れて、色んな国に精通してる教師の方を探すのは大変だったんではないですか?」
「意外にその分野の専門となると、大陸中の事に精通してる人が多かったんですよ。これから本も書いて頂こうと思ってるんです。学校に来なくても学べる手段があると良いと思いまして。」
「カイル王子が開発した〝印刷機〟で本が安価になりましたしね!それは素晴らしいですわ。」
「レイチェル様はカイル殿下とお昼などご一緒しなくて宜しいのですか?」
「お兄様とは学校では極力一緒にいない様にしよう、と話してるんです。折角の機会ですから、他の方とお話したいなって。」
「そーなんですね!素晴らしい考え方ですね。」
キャロル様は、オムライス的な物を口に運ぶ。
「まぁ!初めて食べましたが、とても美味しいですわ!」
「そちらのメニュー、私が考えたんですよ。キャロル様のお口に合ったのなら嬉しい限りです。」
褒められて嬉しい。
ご飯が美味しいのはとっても大事な事ですからね!
アンナ様はトルティーヤの様なパンのサンドイッチだ。
可愛らしい口で食べている。可愛い。
「本当美味しいです。これも初めて見ましたがとても美味しいです!」
2人とも絶賛してくれています。
やっぱりご飯美味しいと幸せになれるよね。
世界平和もご飯の美味しさで出来るのかも知れない。
周りを見渡すと大体同じ国、同じ年頃で固まっています。
「午後の授業も楽しみなんです。それぞれグループに分かれて色々な事をやるんですよね?」
「はい。ある程度の期間は今日のグループで動いて頂いて、色んな事をやりますよ。何をやるかはお楽しみにしておきますね。」
「まぁ!何をやるのか知らされてない事なんてまずないからどきどきしてしまいますわ。」
キャロル様とアンナ様は顔を見合わせてくすくす笑い合っている。可愛い。仲良しだし、この2人の組み合わせ癒されるなー。
シエロ王国は小国だが、畜産業が盛んなほのぼの王国だ。小国なので他のギラギラ系大国に何か言われたり、肩身が狭い思いをしていないか心配してたが、杞憂だった様です。
その後、久しぶりにガールズトークを楽しみました。
折角盛り上がっていたのに、午後のカリキュラムの予鈴がなりました。
それぞれ決められた教室に入ると担当教諭が居ます。
ちなみに能力別の授業は上中下の3クラス。午後のカリキュラムグループも3チームに別れています。
本鈴の鐘が鳴ると先生の話が始まりました。
「このクラスの人には今日は…王都の菓子コンテストの審査員をしてもらいたいと思います。」
みんなポカーンとしてます。
隣でアーサーが手を頭の上にあげて大きく伸びをしています。
「では、専用の馬車を用意してあるので行きますよ。道すがら説明します。」
「ちなみに、エリザベス王妃も参加します。」
その言葉に、みんなちょっと嬉しそうです。
さすが女神の様なお母様。
老若男女関係なく人気者です。
この催しはここ近年は毎年開催されて大好評です。
やってまいりました。コンテスト会場。
審査員席が用意させていて予選を勝ち抜いた、5つのお店のシェフが2口位で食べられる位のスイーツを作っています。
会場で作ってもらいつつ、レポーターが話しをそれぞれ聞きつつ会場の周りには凄い人が押しかけています。
魔法のマイクで会場のみんなにレポーターの実況が聞こえます。
審査席は、観光大臣とお母様と私、キャロル様、ラインハルト様、サルーン様です。
アーサーは審査員席の後ろで警備中です。
他のアンナ様やサル君はレポーターのお手伝いしています。
獣人の方は嗅覚、聴覚、視力などとても優秀で、怪しい人物という名の殺し屋の忍び足取り、血の匂い、薬品の匂いなど嗅ぎ分けれます。
3グループ全てに獣人の方がついていってくれてます。
お兄様の視察グループにはテトがついて行ってくれています。
良い匂いが審査員席まで香ってきます。
あわぁ~良い匂い過ぎる。
ご飯食べたのにスイーツは別腹だな~。
視察や行事なども大事な王族の公務でお仕事です。
馬車の中で先生はこのコンテストの大切さを説明してくれました。
優勝者には1年間〝王室御用達の称号とエリザベス王妃お気に入りと商品に記入できます。
この称号が使用できるのは、このコンテストに優勝したお店と商品だけです。
そして、1年間の限定です。
それだけで購買意欲はうなぎ上りです。王都のお土産にも最適。毎日凄い売り上げになります。
そして、コンテストでお店の創作意欲向上なども見込めますし、コンテスト会場の実況で優勝出来なくても有名になります。
そうです、この世界CMなどの宣伝がないので噂などで話が広まります。
このコンテストがその役割を担っています。
このコンテストによる経済効果や宣伝効果などを先生は説明してくれます。
この催しは我が国独自なので、ぜひ他国にも取り入れて欲しい物の一つですね。
そして、我が国としても今回、他国の王族が参加してくれる事によってよりコンテストが盛り上がります。
好評なら来年もぜひお願いしたいですね。
ウィン、ウィンで良い効果ですね。
さぁ次回は、リアクションアニメの定番、試食ですよー。
食堂で学食もありますし、お弁当持ち込んでもいい感じです。
食堂文化が無かったんですけど、これはもう慣れて頂くしかないです。
ご飯は美味しい事間違いなしです。
何種類か私が考案したメニューもあります。
オムライス的な物、シチュー的な物など。
新しい農作物を使ったメニューでみんなにアピールです。
食堂はテラスがあったりしてお洒落な感じです。
沢山の人がメニューを見て注文しています。
注文して受け取り、席に着く時にお目当ての人を探して声をかけます。
「こちらの席、ご一緒させて頂いても宜しいですか?」
笑顔を浮かべつつ遠慮がちに聞きます。
テラス席に座っていて、絵になる赤毛の美女、シエロ王国の王女と貴族の令嬢です。
大体王族の方は、従者の様に貴族の同性の人と通ってるのが多いです。
従者の方も通学可能ですが従者を連れて授業を受けてる人は少ないみたいです。
「まぁ!レイチェル様にお声かけ頂けるなんて恐縮ですわ。ぜひご一緒させて下さい!」
凄い喜んで席を譲ってくれました。
「ありがとうございます。キャロル様とアンナ様とお話したくて…お邪魔しますね。」
「お邪魔なんて事全然ないですよ!アンナもそーよね?」
「はい!ご一緒出来てとても光栄です。」
「そー言って頂けると嬉しいです。実は授業などどーだったかお聞きしたくて。どーでしたか?」
「とても楽しかったです!それに本当に色んな国の方がいらっしゃってるんですね。貴賓宮では棟が男女別になっていますし、あまり他の方と合わない様に配慮されてるので今日色々な方にお会いしてビックリしました。」
キャロル様の眩しい笑顔がとても綺麗です。
話しやすくて、色んな所にとても性格の良さが滲み出ています。
「私もとても楽しかったです。みんなで意見を言い合って、答えのない問題について話し合うって初めてで新鮮でした。選択した「法学」も色んな国で全然違う法律があるのが面白かったです。」
「多くの国を受け入れて、色んな国に精通してる教師の方を探すのは大変だったんではないですか?」
「意外にその分野の専門となると、大陸中の事に精通してる人が多かったんですよ。これから本も書いて頂こうと思ってるんです。学校に来なくても学べる手段があると良いと思いまして。」
「カイル王子が開発した〝印刷機〟で本が安価になりましたしね!それは素晴らしいですわ。」
「レイチェル様はカイル殿下とお昼などご一緒しなくて宜しいのですか?」
「お兄様とは学校では極力一緒にいない様にしよう、と話してるんです。折角の機会ですから、他の方とお話したいなって。」
「そーなんですね!素晴らしい考え方ですね。」
キャロル様は、オムライス的な物を口に運ぶ。
「まぁ!初めて食べましたが、とても美味しいですわ!」
「そちらのメニュー、私が考えたんですよ。キャロル様のお口に合ったのなら嬉しい限りです。」
褒められて嬉しい。
ご飯が美味しいのはとっても大事な事ですからね!
アンナ様はトルティーヤの様なパンのサンドイッチだ。
可愛らしい口で食べている。可愛い。
「本当美味しいです。これも初めて見ましたがとても美味しいです!」
2人とも絶賛してくれています。
やっぱりご飯美味しいと幸せになれるよね。
世界平和もご飯の美味しさで出来るのかも知れない。
周りを見渡すと大体同じ国、同じ年頃で固まっています。
「午後の授業も楽しみなんです。それぞれグループに分かれて色々な事をやるんですよね?」
「はい。ある程度の期間は今日のグループで動いて頂いて、色んな事をやりますよ。何をやるかはお楽しみにしておきますね。」
「まぁ!何をやるのか知らされてない事なんてまずないからどきどきしてしまいますわ。」
キャロル様とアンナ様は顔を見合わせてくすくす笑い合っている。可愛い。仲良しだし、この2人の組み合わせ癒されるなー。
シエロ王国は小国だが、畜産業が盛んなほのぼの王国だ。小国なので他のギラギラ系大国に何か言われたり、肩身が狭い思いをしていないか心配してたが、杞憂だった様です。
その後、久しぶりにガールズトークを楽しみました。
折角盛り上がっていたのに、午後のカリキュラムの予鈴がなりました。
それぞれ決められた教室に入ると担当教諭が居ます。
ちなみに能力別の授業は上中下の3クラス。午後のカリキュラムグループも3チームに別れています。
本鈴の鐘が鳴ると先生の話が始まりました。
「このクラスの人には今日は…王都の菓子コンテストの審査員をしてもらいたいと思います。」
みんなポカーンとしてます。
隣でアーサーが手を頭の上にあげて大きく伸びをしています。
「では、専用の馬車を用意してあるので行きますよ。道すがら説明します。」
「ちなみに、エリザベス王妃も参加します。」
その言葉に、みんなちょっと嬉しそうです。
さすが女神の様なお母様。
老若男女関係なく人気者です。
この催しはここ近年は毎年開催されて大好評です。
やってまいりました。コンテスト会場。
審査員席が用意させていて予選を勝ち抜いた、5つのお店のシェフが2口位で食べられる位のスイーツを作っています。
会場で作ってもらいつつ、レポーターが話しをそれぞれ聞きつつ会場の周りには凄い人が押しかけています。
魔法のマイクで会場のみんなにレポーターの実況が聞こえます。
審査席は、観光大臣とお母様と私、キャロル様、ラインハルト様、サルーン様です。
アーサーは審査員席の後ろで警備中です。
他のアンナ様やサル君はレポーターのお手伝いしています。
獣人の方は嗅覚、聴覚、視力などとても優秀で、怪しい人物という名の殺し屋の忍び足取り、血の匂い、薬品の匂いなど嗅ぎ分けれます。
3グループ全てに獣人の方がついていってくれてます。
お兄様の視察グループにはテトがついて行ってくれています。
良い匂いが審査員席まで香ってきます。
あわぁ~良い匂い過ぎる。
ご飯食べたのにスイーツは別腹だな~。
視察や行事なども大事な王族の公務でお仕事です。
馬車の中で先生はこのコンテストの大切さを説明してくれました。
優勝者には1年間〝王室御用達の称号とエリザベス王妃お気に入りと商品に記入できます。
この称号が使用できるのは、このコンテストに優勝したお店と商品だけです。
そして、1年間の限定です。
それだけで購買意欲はうなぎ上りです。王都のお土産にも最適。毎日凄い売り上げになります。
そして、コンテストでお店の創作意欲向上なども見込めますし、コンテスト会場の実況で優勝出来なくても有名になります。
そうです、この世界CMなどの宣伝がないので噂などで話が広まります。
このコンテストがその役割を担っています。
このコンテストによる経済効果や宣伝効果などを先生は説明してくれます。
この催しは我が国独自なので、ぜひ他国にも取り入れて欲しい物の一つですね。
そして、我が国としても今回、他国の王族が参加してくれる事によってよりコンテストが盛り上がります。
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