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第一章 誰が為の戦い

《リナの気持ち 二幕中》

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「黒の兵士も、白の兵士も沢山死んでしまったわ。」

「訃報は、入隊した時に書いた遺書と一緒に、血縁者などに知らなれる…今日流される涙に報いる行いを、私は少しでもできるかしら…?」

「私もお母様みたいに、後に残る良い行いをしていきたい…王女として生まれたなら、その王女として出来る精一杯の事をしていきたい。見ていきたい。」

「王女なんかに産まれたくなかったとも思った事あるけど、今の私があるのは、周りの人と出会えたのは王女に産まれたからだわ…」


「黒の王室にいるあの子に早く会いたいなぁ」

「人は剣でお互いを傷つけるのではなく、話し合う言葉をもっている」

「今日こそ、この王城にいる人達に、戦争は対岸の火事ではないっと意識を変えてみせる。」

「結局、みんなの気持ちや、向いてる方向が揃わなければ何も始まらないのよね」

「私一人が騒いでもそれは、広大な湖の水面の小石の波紋の一つ…でも波紋は広大な水面に伝わっていくと、信じてる…」

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