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旦那様はご奉仕したい2※R18
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そっとベッドの上に下ろされ、仰向けに寝転んだ草太の腰を跨ぐようにして伊織もベッドに乗り上げる。
そのまま覆い被さるようにしてキスを落とされた。
「んぅ……ふ……」
舌を絡め合わせるような濃厚なものとは違い、啄むように優しく唇を食まれる。
角度を変えながら何度も繰り返されるそれに、次第に思考が蕩けていった。
「っ、ふ……ん……」
「ん、気持ちいい?」
「ん、きもちい、んぅ、ン……」
無意識のうちに自分からも求めていたようで、伊織が小さく笑って頭を撫でた。
「足開いて」
「ん……」
ふわふわした心地のまま、伊織に言われるがままに足を開いた。
くちゃ、と淫らな音が鳴って、股の間を卑猥な糸が伝う。
何かを欲するように収縮する後孔に伊織が二本の指を添えた。
「はは、早くって吸い付いてくる」
「ン、いわな、で……ああっ、や、きゅ、にぃ、ンァアっ」
蕩けた後孔にずちゅんと二本の指をまとめて挿入された。
奥まで突き入れてからゆっくりと引き抜かれる。その度に前立腺を引っ掻かれて、強すぎる快感に頭を振り乱しながら悶えた。
「あ、や、そこ、だめぇ、ああ、あ、ンンっっ」
前立腺を集中的にいじめられながら、同時に乳首にも手を伸ばされる。
胸全体を揉み込むように愛撫してから、時折思い出したかのように乳首を摘ままれる。
「あぁ、ンゥ、っちくび、いっしょにしちゃ、あぁン、やぁ、やだぁっ」
二ヶ所を同時に刺激されているうちに、再び射精欲が高まってきた。
「ん、またイッちゃいそう?」
「んっ、イク、イッちゃ、ああっ、あ、~~っっ」
二本の指で前立腺を揉まれながらきゅうっと乳首を捻り上げられた瞬間、目の前がスパークするような感覚に襲われて絶頂を迎えた。
色の薄くなった精液がパタパタと腹を汚す。
「っ、は、はー、はー」
「上手にイケたな」
ぴくぴくと痙攣する身体を持て余しながら呼吸を整えていると、いい子だと褒めるように頭を撫でられた。
「んっ、あ……っ」
ちゅっと頬に口付けられて、余韻に浸る暇もなくぐるりと体勢を入れ換えられた。
うつ伏せの状態にされて尻だけを高く上げさせられる。
「こら、ちゃんと足開かなきゃダメだろ」
「ひう! ン、ごめ、なさ……」
ぺちんと尻たぶを叩かれてしまい、言われた通りに足を開く。
羞恥心に震える草太を褒めるようにして、伊織が大きな手のひらでとんとんと腰を撫でた。
「ん、いい子だな」
「ンゥ、ん……」
そのまま双丘を割り開かれ、物欲しげにヒクつく後孔に熱い昂ぶりを押し付けられた。
「挿れてもいい?」
「あ……ん、きて……」
耳元で囁かれる低い声音にぞくぞくとした快感を覚えながら小さく頷く。その直後、一気に奥まで貫かれて目を見開いた。
「あぁああっ! おく、ふかいっ、ンッ、ああ、んぅ」
どちゅんっと結腸口に亀頭がめり込み、強い衝撃に背中をしならせながら達してしまった。
「っ、この前散々犯したから、柔らかくなったな」
眉を寄せながら笑みを浮かべた伊織が、ぐぽぐぽと最奥を犯し続ける。
「ひぁ、あぁん、んっ、あ、あぁ~~!」
「ここ好きだよな」
「ん、すき、ぁ、んン~~っ!」
執拗に責められて、何度も絶頂を繰り返す。
「っ、草太、腰落として」
「ンァ? あっ、あぅ、ン、こう?」
「ん、偉いな」
うつ伏せに寝転ぶようにして腰を落とせば、両手を絡め取られてシーツに押さえつけられた。
ぐぐっと伊織が体重をかけてくる。
狭い結腸口をぐりぐりと押し拡げられる感覚に、生理的な涙がぼろぼろと溢れ出した。
「あぁ、あ、んぅ、ん……くるし……」
「苦しいだけ?」
「ん、くるし、けど、きもちい……ンン……あっ、はぁ、ンゥ」
「ならよかった」
満足そうな伊織の声を聞きながら、必死に快楽を追う。
「あ、あ、イキそ……」
「いいよ、一緒にいこうな」
「あ、あ、ン、イク、イッちゃ、ア、──~~っっ!!」
一際強く突き上げられて、目の前が真っ白に染まった。
同時に体内に温かいものが広がっていくのを感じて、幸福感に包まれたまま意識を手放しそうになる。
それを咎めたのは、達したばかりだというのに硬度を保ったままの剛直だった。
ぼちゅっと結腸口に雁首をハメるようにして突き上げられて、飛びかけていた意識が強制的に戻された。
「ンァ!? なんれ、おっきくなって……あぁンっ」
「まだまだ足りないだろ?」
「やっ、まって……いま、いったばっかだからぁ……あァン!」
イヤイヤと身を捩っても、両手を掴まれて上からのし掛かられてしまえば大した抵抗にもならない。
伊織の下でジタバタと足を跳ねさせるのがやっとだった。そんな草太を見て、伊織が小さく笑う。
「嫌じゃないだろ?」
「やっ、ああぁっ、またイク、イクっ、あ、あああっっ」
「っ、すっごい締め付け」
「あ、ああ、あっ」
ビクビクと身体を痙攣させながら絶頂を迎える。
その間にも結腸を押しつぶすようにして亀頭を押し付けられ、壮絶な快感に瞼の裏がチカチカした。
ガチガチと歯を鳴らしながら許容量を超えた快感に耐えようとする。しかしそんな草太の努力を無視して、再び律動が開始された。
「ひっ、あ、だめぇ……! もうむりぃ……っ」
「まだ大丈夫だよな?」
「んぁあ! あぁ、あっ、ああぁっ」
敏感になりすぎた身体には過ぎた刺激に、ボロボロと涙を流しながら喘ぐことしか出来ない。
「ふぁ、ああぁっ! そこぉ、らめ、らめらって、んあぁああっ!」
「っ、呂律回ってないぞ」
「らめ、らめらめ、あうぅ、ううぅうっ」
ぷしゃ、と透明な液体を吹き出すと同時に、伊織が息を詰めた。どくんと陰茎が脈打って、熱い飛沫を胎内に感じて身震いする。
「ああ、ン……あつ、い……おなか、いっぱい……」
二度目とは思えないほど大量の精液を注がれ、薄い下腹を撫でて快感に酔いしれる。
今度こそ意識を手放そうとした草太だったが、繋がったままぐるりと体を反転されて悲鳴にも似た嬌声をあげた。
「ひっ、ああ、ッ! な、んで……あぅ、ん」
「もっとたくさん気持ちよくしてやるからな」
「んぅ、んっ、あ、あぁんっ」
ぐいっと膝裏を抱えて持ち上げられる。
伊織の腕に足をかけるようにして体面座位の体勢で抱き合うと、自重によって結合が深くなった。
「あ、深すぎっ、ああぁっ!」
あまりの深さにポロリと涙がこぼれ落ちる。
それを舐め取るように口づけられて、そのまま唇を貪られた。
「ンンッ……んーっ!」
激しい口付けの合間にも容赦なく突き上げられて、萎えた陰茎からプシャプシャと透明の液体が噴き出した。
草太の腹と伊織の腹筋に挟まれるようにして陰茎を揉みくちゃにされる。乳首も伊織の胸板に押し潰されてこりゅこりゅと捏ねられた。
「ふぅ、ンゥ、ンン、んん~~~っっっ、───ッッッッ!!」
深く口付け合ったまま、草太は呆気なく達してしまった。
「ひぁ、ああぁ~ッ!!」
ガクンガクンと痙攣しながらほとんど透明になった精液を吐き出す。勢いのない精液によって伊織のシャツが汚されていく。
はぁはぁと息を整えていると、伊織が濡れそぼったそこに手を伸ばした。親指で尿道口をぐりぐりとされれば、ピュルっと残滓が飛び出した。
「んっ、やっ、さわっちゃ、あ、あぁ」
「草太のちんこ、真っ赤になって震えてて可愛いな」
「あっ、ああっ、あン、んっ、ンン~~っ!」
優しく撫でるようにして亀頭を擦られ、腰が跳ね上がる。
「奥寂しいだろ? 自分で好きなように動いていいよ」
「ンァ? あっ、あぁっ、ンゥ、ん、おれ、できて、る? ひぁっ、ああっ」
「上手にできてるよ」
「あ、うれし、ンンっ、ンゥ、ああぁっ」
伊織に褒められて嬉しくなった草太は一生懸命に腰を振る。その度に結腸口にカリを引っ掛けてしまい、強い快感に意識を持って行かれそうになる。
「あ、あ、あ、あぁっ! イク、またイク、イッちゃ、ああっ!」
「俺も出そう」
「あ、あ、ああぁっ! 出してっ、中だし、んぁあっ、あぁあっ!」
どちゅっと結腸を突き破らんばかりに強く穿たれて、視界がスパークした。
「ああああっ! イック、イグ、あ、あ、あぁぁあアァァァァ―――ッ!!!」
「っ……」
ドクンドクンと脈打つ楔を感じながら、深く長い絶頂に身を震わせる。
「っ、はー……はー……」
「大丈夫か?」
「ん……だいじょぶ……ンゥ」
ずるりと引き抜かれる感覚にすら感じ入ってしまう。
中で泡だった精液がこぽこぽと溢れ出るのがわかった。
長い間伊織の陰茎を咥え込んでいた後孔がぽっかりと口を開けている。くぱくぱと収縮を繰り返すそこに、再び熱塊が触れたことでびくんと体が跳ねた。
「あ、やだぁ、も、ムリ、だから、ンゥ」
「まだ足りない。また中で出させて」
「あ、だめぇっ、なかだしちゃだめぇっ、ああ、ンっ」
「っ、悪い……」
「あああっ! ~~~~~~っっっ!!!」
どちゅんっと突き上げられて、グルンと黒目が反転した。
ごちゅごちゅと激しく抜き差しされ、開きっぱなしの後孔からは白濁が飛び散っている。
「あ、ああ、あぁん、あ、あぁ」
「草太っ」
「ああぁっ、おく、きてう……んぅうううっ」
「ん、一番奥に出すからな、っ」
「んあっ、ああ、いお、りぃ、伊織っ、ンンっ、いおりぃ、あぁぁあ、っっ!!」
最奥に暴力的なまでの快感を叩き込まれながら、譫言のように伊織の名前を呼んだ。
***
「……んぅ」
目を覚ますと目の前に厚い胸板があった。
どうやら気絶した後も散々犯されていたらしく、下半身には甘い倦怠感が残っている。
「起きた?」
「ん……」
頭上から声をかけられて視線を上げると、伊織の顔が目に入った。
「……いま何時?」
掠れた声で聞くと、「二時過ぎかな」という答えが返ってきた。
どうやら夕飯の時間はとっくに過ぎてしまったらしい。
せっかく作ったロールキャベツを食べてもらえなかったことが悲しくて、しゅんと肩を落とす。
目に見えて落ち込んだ様子の草太に罪悪感が刺激されたのか、伊織が困ったように眉を垂らした。
「せっかく夕飯作ってくれたのにごめん。朝飯の時に食べる」
「……うん。温め直して食べようね」
「ああ。……最近積極的になったのって、誰かとそういうことする時の練習?」
「え??」
「いや、なんでもない。忘れろ」
「うわっ」
ぐしゃぐしゃと髪をかき混ぜられて、そのまま広い腕の中に抱き込まれた。
やがて頭上から健やかな寝息が聞こえてくる。その音を聞きながら、草太も再び穏やかな微睡に意識を溶かした。
そのまま覆い被さるようにしてキスを落とされた。
「んぅ……ふ……」
舌を絡め合わせるような濃厚なものとは違い、啄むように優しく唇を食まれる。
角度を変えながら何度も繰り返されるそれに、次第に思考が蕩けていった。
「っ、ふ……ん……」
「ん、気持ちいい?」
「ん、きもちい、んぅ、ン……」
無意識のうちに自分からも求めていたようで、伊織が小さく笑って頭を撫でた。
「足開いて」
「ん……」
ふわふわした心地のまま、伊織に言われるがままに足を開いた。
くちゃ、と淫らな音が鳴って、股の間を卑猥な糸が伝う。
何かを欲するように収縮する後孔に伊織が二本の指を添えた。
「はは、早くって吸い付いてくる」
「ン、いわな、で……ああっ、や、きゅ、にぃ、ンァアっ」
蕩けた後孔にずちゅんと二本の指をまとめて挿入された。
奥まで突き入れてからゆっくりと引き抜かれる。その度に前立腺を引っ掻かれて、強すぎる快感に頭を振り乱しながら悶えた。
「あ、や、そこ、だめぇ、ああ、あ、ンンっっ」
前立腺を集中的にいじめられながら、同時に乳首にも手を伸ばされる。
胸全体を揉み込むように愛撫してから、時折思い出したかのように乳首を摘ままれる。
「あぁ、ンゥ、っちくび、いっしょにしちゃ、あぁン、やぁ、やだぁっ」
二ヶ所を同時に刺激されているうちに、再び射精欲が高まってきた。
「ん、またイッちゃいそう?」
「んっ、イク、イッちゃ、ああっ、あ、~~っっ」
二本の指で前立腺を揉まれながらきゅうっと乳首を捻り上げられた瞬間、目の前がスパークするような感覚に襲われて絶頂を迎えた。
色の薄くなった精液がパタパタと腹を汚す。
「っ、は、はー、はー」
「上手にイケたな」
ぴくぴくと痙攣する身体を持て余しながら呼吸を整えていると、いい子だと褒めるように頭を撫でられた。
「んっ、あ……っ」
ちゅっと頬に口付けられて、余韻に浸る暇もなくぐるりと体勢を入れ換えられた。
うつ伏せの状態にされて尻だけを高く上げさせられる。
「こら、ちゃんと足開かなきゃダメだろ」
「ひう! ン、ごめ、なさ……」
ぺちんと尻たぶを叩かれてしまい、言われた通りに足を開く。
羞恥心に震える草太を褒めるようにして、伊織が大きな手のひらでとんとんと腰を撫でた。
「ん、いい子だな」
「ンゥ、ん……」
そのまま双丘を割り開かれ、物欲しげにヒクつく後孔に熱い昂ぶりを押し付けられた。
「挿れてもいい?」
「あ……ん、きて……」
耳元で囁かれる低い声音にぞくぞくとした快感を覚えながら小さく頷く。その直後、一気に奥まで貫かれて目を見開いた。
「あぁああっ! おく、ふかいっ、ンッ、ああ、んぅ」
どちゅんっと結腸口に亀頭がめり込み、強い衝撃に背中をしならせながら達してしまった。
「っ、この前散々犯したから、柔らかくなったな」
眉を寄せながら笑みを浮かべた伊織が、ぐぽぐぽと最奥を犯し続ける。
「ひぁ、あぁん、んっ、あ、あぁ~~!」
「ここ好きだよな」
「ん、すき、ぁ、んン~~っ!」
執拗に責められて、何度も絶頂を繰り返す。
「っ、草太、腰落として」
「ンァ? あっ、あぅ、ン、こう?」
「ん、偉いな」
うつ伏せに寝転ぶようにして腰を落とせば、両手を絡め取られてシーツに押さえつけられた。
ぐぐっと伊織が体重をかけてくる。
狭い結腸口をぐりぐりと押し拡げられる感覚に、生理的な涙がぼろぼろと溢れ出した。
「あぁ、あ、んぅ、ん……くるし……」
「苦しいだけ?」
「ん、くるし、けど、きもちい……ンン……あっ、はぁ、ンゥ」
「ならよかった」
満足そうな伊織の声を聞きながら、必死に快楽を追う。
「あ、あ、イキそ……」
「いいよ、一緒にいこうな」
「あ、あ、ン、イク、イッちゃ、ア、──~~っっ!!」
一際強く突き上げられて、目の前が真っ白に染まった。
同時に体内に温かいものが広がっていくのを感じて、幸福感に包まれたまま意識を手放しそうになる。
それを咎めたのは、達したばかりだというのに硬度を保ったままの剛直だった。
ぼちゅっと結腸口に雁首をハメるようにして突き上げられて、飛びかけていた意識が強制的に戻された。
「ンァ!? なんれ、おっきくなって……あぁンっ」
「まだまだ足りないだろ?」
「やっ、まって……いま、いったばっかだからぁ……あァン!」
イヤイヤと身を捩っても、両手を掴まれて上からのし掛かられてしまえば大した抵抗にもならない。
伊織の下でジタバタと足を跳ねさせるのがやっとだった。そんな草太を見て、伊織が小さく笑う。
「嫌じゃないだろ?」
「やっ、ああぁっ、またイク、イクっ、あ、あああっっ」
「っ、すっごい締め付け」
「あ、ああ、あっ」
ビクビクと身体を痙攣させながら絶頂を迎える。
その間にも結腸を押しつぶすようにして亀頭を押し付けられ、壮絶な快感に瞼の裏がチカチカした。
ガチガチと歯を鳴らしながら許容量を超えた快感に耐えようとする。しかしそんな草太の努力を無視して、再び律動が開始された。
「ひっ、あ、だめぇ……! もうむりぃ……っ」
「まだ大丈夫だよな?」
「んぁあ! あぁ、あっ、ああぁっ」
敏感になりすぎた身体には過ぎた刺激に、ボロボロと涙を流しながら喘ぐことしか出来ない。
「ふぁ、ああぁっ! そこぉ、らめ、らめらって、んあぁああっ!」
「っ、呂律回ってないぞ」
「らめ、らめらめ、あうぅ、ううぅうっ」
ぷしゃ、と透明な液体を吹き出すと同時に、伊織が息を詰めた。どくんと陰茎が脈打って、熱い飛沫を胎内に感じて身震いする。
「ああ、ン……あつ、い……おなか、いっぱい……」
二度目とは思えないほど大量の精液を注がれ、薄い下腹を撫でて快感に酔いしれる。
今度こそ意識を手放そうとした草太だったが、繋がったままぐるりと体を反転されて悲鳴にも似た嬌声をあげた。
「ひっ、ああ、ッ! な、んで……あぅ、ん」
「もっとたくさん気持ちよくしてやるからな」
「んぅ、んっ、あ、あぁんっ」
ぐいっと膝裏を抱えて持ち上げられる。
伊織の腕に足をかけるようにして体面座位の体勢で抱き合うと、自重によって結合が深くなった。
「あ、深すぎっ、ああぁっ!」
あまりの深さにポロリと涙がこぼれ落ちる。
それを舐め取るように口づけられて、そのまま唇を貪られた。
「ンンッ……んーっ!」
激しい口付けの合間にも容赦なく突き上げられて、萎えた陰茎からプシャプシャと透明の液体が噴き出した。
草太の腹と伊織の腹筋に挟まれるようにして陰茎を揉みくちゃにされる。乳首も伊織の胸板に押し潰されてこりゅこりゅと捏ねられた。
「ふぅ、ンゥ、ンン、んん~~~っっっ、───ッッッッ!!」
深く口付け合ったまま、草太は呆気なく達してしまった。
「ひぁ、ああぁ~ッ!!」
ガクンガクンと痙攣しながらほとんど透明になった精液を吐き出す。勢いのない精液によって伊織のシャツが汚されていく。
はぁはぁと息を整えていると、伊織が濡れそぼったそこに手を伸ばした。親指で尿道口をぐりぐりとされれば、ピュルっと残滓が飛び出した。
「んっ、やっ、さわっちゃ、あ、あぁ」
「草太のちんこ、真っ赤になって震えてて可愛いな」
「あっ、ああっ、あン、んっ、ンン~~っ!」
優しく撫でるようにして亀頭を擦られ、腰が跳ね上がる。
「奥寂しいだろ? 自分で好きなように動いていいよ」
「ンァ? あっ、あぁっ、ンゥ、ん、おれ、できて、る? ひぁっ、ああっ」
「上手にできてるよ」
「あ、うれし、ンンっ、ンゥ、ああぁっ」
伊織に褒められて嬉しくなった草太は一生懸命に腰を振る。その度に結腸口にカリを引っ掛けてしまい、強い快感に意識を持って行かれそうになる。
「あ、あ、あ、あぁっ! イク、またイク、イッちゃ、ああっ!」
「俺も出そう」
「あ、あ、ああぁっ! 出してっ、中だし、んぁあっ、あぁあっ!」
どちゅっと結腸を突き破らんばかりに強く穿たれて、視界がスパークした。
「ああああっ! イック、イグ、あ、あ、あぁぁあアァァァァ―――ッ!!!」
「っ……」
ドクンドクンと脈打つ楔を感じながら、深く長い絶頂に身を震わせる。
「っ、はー……はー……」
「大丈夫か?」
「ん……だいじょぶ……ンゥ」
ずるりと引き抜かれる感覚にすら感じ入ってしまう。
中で泡だった精液がこぽこぽと溢れ出るのがわかった。
長い間伊織の陰茎を咥え込んでいた後孔がぽっかりと口を開けている。くぱくぱと収縮を繰り返すそこに、再び熱塊が触れたことでびくんと体が跳ねた。
「あ、やだぁ、も、ムリ、だから、ンゥ」
「まだ足りない。また中で出させて」
「あ、だめぇっ、なかだしちゃだめぇっ、ああ、ンっ」
「っ、悪い……」
「あああっ! ~~~~~~っっっ!!!」
どちゅんっと突き上げられて、グルンと黒目が反転した。
ごちゅごちゅと激しく抜き差しされ、開きっぱなしの後孔からは白濁が飛び散っている。
「あ、ああ、あぁん、あ、あぁ」
「草太っ」
「ああぁっ、おく、きてう……んぅうううっ」
「ん、一番奥に出すからな、っ」
「んあっ、ああ、いお、りぃ、伊織っ、ンンっ、いおりぃ、あぁぁあ、っっ!!」
最奥に暴力的なまでの快感を叩き込まれながら、譫言のように伊織の名前を呼んだ。
***
「……んぅ」
目を覚ますと目の前に厚い胸板があった。
どうやら気絶した後も散々犯されていたらしく、下半身には甘い倦怠感が残っている。
「起きた?」
「ん……」
頭上から声をかけられて視線を上げると、伊織の顔が目に入った。
「……いま何時?」
掠れた声で聞くと、「二時過ぎかな」という答えが返ってきた。
どうやら夕飯の時間はとっくに過ぎてしまったらしい。
せっかく作ったロールキャベツを食べてもらえなかったことが悲しくて、しゅんと肩を落とす。
目に見えて落ち込んだ様子の草太に罪悪感が刺激されたのか、伊織が困ったように眉を垂らした。
「せっかく夕飯作ってくれたのにごめん。朝飯の時に食べる」
「……うん。温め直して食べようね」
「ああ。……最近積極的になったのって、誰かとそういうことする時の練習?」
「え??」
「いや、なんでもない。忘れろ」
「うわっ」
ぐしゃぐしゃと髪をかき混ぜられて、そのまま広い腕の中に抱き込まれた。
やがて頭上から健やかな寝息が聞こえてくる。その音を聞きながら、草太も再び穏やかな微睡に意識を溶かした。
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伊織はこんぺいとうさんのために草太が頑張ってるとジェラってるのかなぁ。
こんぺいとうさん…伊織だから伊織自身複雑ですよね。ウンウン
草太は伊織が好きなんですよ~
と、伊織に教えてあげたいよ。
今夜は、二人にとっても特別な思い出がたっぷり詰まったロールキャベツ。だけど、何か勘違いしてるいっちゃんの嫉妬が、滲み出てはいるものの甘々な一夜を過ごせ二人でしたね︎💕︎︎( *^艸^)))︎💕︎︎
あらあら、いつの間にか草ちゃんは意地悪ないっちゃんを好きになってる〜🎵«٩(*´ ꒳ `*)۶»💕照れ隠しの意地悪な態度に、見え隠れしてる昔からの優しさを無意識に感じ取っていたのでしょうね💕この感じなら何かの拍子で近いうちに、幼い頃に約束してた大事な事思い出しそうですね💕だけと、肝心のいっちゃんがまだいっくんLoveと勘違いしているから拗れはもう少し続くよね〜🎵(*´艸`)))
なかなかすれ違いが解消されない2人ですが、周りの協力もあってじわじわ距離を縮めていく予定です(*^^*)
幼い頃の約束を攻めだけが覚えていて一途に思い続ける展開はベタですけどいいですよね(〃ω〃)💓