女子2人で鉄道旅をしています

第21章 津軽・ザ・ウェイ at 津軽鉄道津軽鉄道線

津軽鉄道編補足

・津軽鉄道つがるてつどう津軽鉄道線
　青森県五所川原ごしょがわら市の津軽五所川原駅から北津軽郡きたつがるぐん中泊町なかどまりまちの津軽中里つがるなかさと駅までを結ぶ鉄道路線。全長20.7㎞。愛称・津鉄つてつ。
　JR、公営鉄道、第3セクターを除いた狭義の私鉄では日本最北端の鉄道。地元の足として運行されている他、太宰治の記念館・斜陽館しゃようかんへのアクセス路線でもある。
　冬季限定運行のストーブ列車が有名。他に、夏は風鈴列車、秋は鈴虫列車を運行させるなど、季節ごとに様々な趣向を凝らしている。
　基本的に津軽五所川原～津軽中里間の運行で、金木かなぎ～津軽中里間の列車も設定されている。列車には津軽半島観光アテンダントが乗務することもある。
　日本で唯一現役で稼働する腕木式うでぎしき信号機が残されている旅客路線である他、切符が硬券である、閉塞方式がタブレット閉塞及びスタフ閉塞であるなど、鉄道ファンなら思わず唸ってしまうような古き良き鉄道の姿が残されている。

・金木駅
　青森県五所川原市（旧・金木町）にある津軽鉄道津軽鉄道線の駅。相対式ホーム2面2線の地上駅。有人駅。
　2022年現在、津軽鉄道で唯一交換設備のある途中駅である。当駅でタブレット交換が行われる他、現役の腕木式信号機も設置されている。
　旧・金木町の中心部にほど近く、太宰治の生家を資料館として開放している斜陽館は駅から約500メートルほどのところにある。

・芦野公園あしのこうえん駅
　青森県五所川原市にある津軽鉄道津軽鉄道線の駅。単式ホーム1面1線の地上駅。無人駅。東北の駅百選認定駅。
　その名の通り、芦野公園に隣接する形で設置されている。現駅舎の隣にある旧駅舎は喫茶店としてリノベーションされており、国の登録有形文化財にも指定されている。この喫茶店では、津軽鉄道の切符も委託販売されている。

・津軽中里駅
　青森県北津軽郡中泊町にある津軽鉄道津軽鉄道線の終着駅。単式ホーム1面1線の地上駅。有人駅。
　狭義の私鉄の駅としては日本最北端。構内にはクラウドファンディングで復活した転車台てんしゃだいが設置されている。
　駅舎内はかつてスーパーマーケットが入っていたが、2022年現在は交流施設「駅ナカにぎわい空間」が設けられており、食堂や展示スペースなどが設置されている。
　なお、当駅から北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅まで予約制の乗り合いタクシーが運行されている。

　noteにロケハン写真を沢山載せています。フリースペースのURLからご覧になれますので、作品と合わせて是非お楽しみください！