女子2人で鉄道旅をしています

第10章 スイッチバックスイッチバック＆スイッチバック at 箱根登山鉄道鉄道線

箱根登山鉄道編補足

・箱根登山鉄道鉄道線はこねとざんてつどうてつどうせん
　神奈川県小田原おだわら市の小田原駅から足柄下あしがらしも郡箱根町の強羅ごうら駅までを結ぶ鉄道路線。全長15.0km。
　運行系統は箱根湯本はこねゆもと駅で途切れている。小田原～箱根湯本間は小田急の車両により運行される。また、小田急小田原線新宿駅・東京メトロ千代田線北千住きたせんじゅ駅方面から特急ロマンスカーが乗り入れる。
　箱根湯本～強羅間は箱根登山鉄道の車両による運行。この区間は3度のスイッチバックを経る山岳鉄道としての側面が強い。80‰（1000m進むと80m上がる）という勾配は日本の普通鉄道路線では最も急な勾配。カーブの最小半径も日本一小さい30ｍである。
　終点の強羅駅で早雲山そううんざん方面へのケーブルカーに乗り換え可能。早雲山からロープウェイに乗り継ぎ桃源台とうげんだい駅まで向かうと芦ノ湖あしのこに至る。小田原から桃源台までの鉄道線、ケーブルカー、ロープウェイは全て箱根登山鉄道株式会社が運行している。

・塔ノ沢とうのさわ駅
　神奈川県足柄下郡箱根町にある箱根登山鉄道鉄道線の駅。相対式ホーム2面2線の地上駅。無人駅。
　トンネルとトンネルの間に挟まれた立地。当駅に至る道路は歩行者専用道路であり、車などの車両ではたどり着けない。山に囲まれた立地であるが、徒歩5分ほどで塔ノ沢温泉に到達する。
　2番線ホームの強羅方に深澤銭洗弁財天ふかざわぜにあらいべんざいてんがある。これは当時塔ノ沢温泉を社員の保養地として利用していた松井証券創業者の松井房吉まついふさきちが祠を寄贈したもの。パワースポットとしても知られており、境内の水で小銭を洗うと金運が向上するとか。

　ロケハン写真をnoteに上げております。作品と合わせて見ることでより深みを持って楽しめます。フリースペースのURLより是非ご覧ください！