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魔女の息抜き
魔女は恋する乙女の味方
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「何故ソレがココにあるのかご説明いただけるのでしょうか。」
「ごめんね~。そんな怒らないでよ~」
『とりあえず、先に進まないから話は後よ。』
「そうだね~。セバスはお風呂に入ってくるように。」
『ジル、あなたもね。綺麗にしていらっしゃい。』
ふたりは仕方なく風呂へと向かい、風呂からでるとジルは黒、セバスは白いスーツに着せ替えられた。
そして案内された場所は洞窟内の一室。
そこは儀式の間でした。
扉をあけると白いドレスを着た蜂が佇んでいます。
「ハナ様……?」
「これから分巣の儀をはじめま~す。」
「分巣の儀……」
「ハナは新しくココの主になるからセバスはそれを支えるよ~に!愛し合っているんだら大丈夫!頑張ってね~」
『これはどういう事でしょうか?』
『実は出かける前に蜂がビーからの手紙を持ってきたのよ。
娘の分巣の儀をするから手伝ってほしいと書いてあったけど、従者にも内緒って書かれていたわ。
煮え切らない娘の番に痺れを切らしたビーと娘がお仕置きも兼ねて企てたみたいね。』
『数日追い出されたのはそういう事でしたか…』
『中々大掛かりなものだったわ。』
分巣の儀が終わるとビーは半分程の蜂を引き連れ洞窟を出る準備をした。
「巣が決まったら連絡するわ~。ふたりとも頑張るのよ。」
セバスはまだ混乱しているようで生返事だった。
『ビー、また巣が決まったら連絡しなさい。』
「ぷりちゃんも協力してくれてありがと~。」
『ロイヤルゼリーをたくさん貰ったから問題ないわ。』
「じゃあこの石もあげるよ!今回の思い出に~。」
『あら、ありがとう。』
「じゃ~またね~」
ビーは飛び去って行った。
『プリマ様、私たちはどのように致しますか。』
『そうね…次は花の鱗粉を取りに砂漠に行きましょう。』
『砂漠に、ですか?』
『西の砂漠に咲く月下美人は特別なのよ。』
『かしこまりました。』
ジルはまた大型の鳥の姿になりプリマを乗せて飛びだった。
『あっ。そうだわジル、ビーから貴方に迷惑料を預かっているから後で渡すわ。』
『ありがとうございます。死にかけさえしなければ良い体験でしたが…ビー様に御礼を言いそびれてしまいました。』
『ワザとだから良いのよ。ビー貴方の事結構気に入っていたから誘惑にくるかもしれないわね。』
ジルは少し動揺して飛行が乱れた。
そんなジルの様子にプリマは楽しげだった。
「ごめんね~。そんな怒らないでよ~」
『とりあえず、先に進まないから話は後よ。』
「そうだね~。セバスはお風呂に入ってくるように。」
『ジル、あなたもね。綺麗にしていらっしゃい。』
ふたりは仕方なく風呂へと向かい、風呂からでるとジルは黒、セバスは白いスーツに着せ替えられた。
そして案内された場所は洞窟内の一室。
そこは儀式の間でした。
扉をあけると白いドレスを着た蜂が佇んでいます。
「ハナ様……?」
「これから分巣の儀をはじめま~す。」
「分巣の儀……」
「ハナは新しくココの主になるからセバスはそれを支えるよ~に!愛し合っているんだら大丈夫!頑張ってね~」
『これはどういう事でしょうか?』
『実は出かける前に蜂がビーからの手紙を持ってきたのよ。
娘の分巣の儀をするから手伝ってほしいと書いてあったけど、従者にも内緒って書かれていたわ。
煮え切らない娘の番に痺れを切らしたビーと娘がお仕置きも兼ねて企てたみたいね。』
『数日追い出されたのはそういう事でしたか…』
『中々大掛かりなものだったわ。』
分巣の儀が終わるとビーは半分程の蜂を引き連れ洞窟を出る準備をした。
「巣が決まったら連絡するわ~。ふたりとも頑張るのよ。」
セバスはまだ混乱しているようで生返事だった。
『ビー、また巣が決まったら連絡しなさい。』
「ぷりちゃんも協力してくれてありがと~。」
『ロイヤルゼリーをたくさん貰ったから問題ないわ。』
「じゃあこの石もあげるよ!今回の思い出に~。」
『あら、ありがとう。』
「じゃ~またね~」
ビーは飛び去って行った。
『プリマ様、私たちはどのように致しますか。』
『そうね…次は花の鱗粉を取りに砂漠に行きましょう。』
『砂漠に、ですか?』
『西の砂漠に咲く月下美人は特別なのよ。』
『かしこまりました。』
ジルはまた大型の鳥の姿になりプリマを乗せて飛びだった。
『あっ。そうだわジル、ビーから貴方に迷惑料を預かっているから後で渡すわ。』
『ありがとうございます。死にかけさえしなければ良い体験でしたが…ビー様に御礼を言いそびれてしまいました。』
『ワザとだから良いのよ。ビー貴方の事結構気に入っていたから誘惑にくるかもしれないわね。』
ジルは少し動揺して飛行が乱れた。
そんなジルの様子にプリマは楽しげだった。
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