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あなたは私にドキドキしない②~カリンとダルのハッピークリスマス~
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クリスマスの朝、 カリンは張り切ってケーキを焼いていた。
部屋の飾り付けは前日に終わっておりツリーも出して雰囲気は完璧。後は下準備した料理を完成させケーキを焼けば完了だ。
鼻歌を歌いながらケーキ作りをしているとダルが起きてきてカリンの頬にキスをする。
「メリークリスマス、カリン。」
ダルはカリンの後ろから首に手を回し、その首にハートをモチーフにしたネックレスをつけた。
「ダル!ありがとう!!すごく可愛い!!!」
「喜んでくれて良かった。似合ってるよ。」
カリンは手を止め愛おしそうにネックレスに触れると振り返りダルに思いっきり抱き頬にキスをし、ダルはカリンを抱き返し喜んでくれた事にホッとしていた。
その後ケーキの土台を焼いている間に朝食をとっていると、玄関ドアをノックする音が聞こえる。
カリンがそっとドアを開けると、そこには肉屋の娘のアンズがいた。
「カリンおはよう。あ、これクリプレね!ステーキ肉だから今日のご飯にどーぞ。」
「ありがとう!ごめんねアンズ。私貴女にプレゼントを用意してないわ。」
「ああ、気にしないで私のクリプレは自分でよういさしるから!」
アンズは失礼するよと言いながら戸惑うカリンを押しのけ家の中に入った。
座って朝食をとっていたダルも立ち上がり無理やり上がり込んだアンズに帰ってもらおうと目の前に立ちはだかる。
「おはようダル、無理やり入った事は謝るよ。別に危害は加えないから安心して。ただ少し君に協力して欲しかっただけ。」
アンズはダルの首に真っ白なマフラーを巻くと直ぐにそれを回収した。
「ん?なんだ?」
「コレは私のクリプレ。ダルの使用したマフラー!」
「ちょっ!私の旦那様なんだからさっさと諦めてよ!!」
アンズは笑いながら足早に退散して行った。
家の中には微妙な空気が流れるがとりあえず朝食の途中だった為二人とも席に着いた。
そしてそこからも招かざる客は続き、焼き菓子とストールを持ったイチゴ、ミニブーケと毛糸の帽子を持ったスモモ、どちらもアンズと同じ行動をとって去って行った。
「も~!いい加減諦めてよ!!ダルも大人しく被せられないで!!」
「ご、ごめん。」
せっかくのクリスマスなのにプリプリ怒り出すカリンをダルは抱き寄せる。それだけで少し機嫌を直したカリンだったが「カリン以外どうでも良すぎて反応が遅れたのは反省だな…」と呟いたダルを即効許しダルの暖かさを暫く堪能した。
その後、冷めきった朝食を食べ終わるとカリンがケーキを完成させてから二人で買い物に行き少し豪華な昼食を楽しみ帰宅した。夕食はカリンとダル二人で作りクリスマスという特別な日を楽しんだ。
更に寝る前にダルはサンタコスをしたカリンからとても甘いプレゼントを貰う。それに夢中になっている間に二人のクリスマスは終わるのであった。
部屋の飾り付けは前日に終わっておりツリーも出して雰囲気は完璧。後は下準備した料理を完成させケーキを焼けば完了だ。
鼻歌を歌いながらケーキ作りをしているとダルが起きてきてカリンの頬にキスをする。
「メリークリスマス、カリン。」
ダルはカリンの後ろから首に手を回し、その首にハートをモチーフにしたネックレスをつけた。
「ダル!ありがとう!!すごく可愛い!!!」
「喜んでくれて良かった。似合ってるよ。」
カリンは手を止め愛おしそうにネックレスに触れると振り返りダルに思いっきり抱き頬にキスをし、ダルはカリンを抱き返し喜んでくれた事にホッとしていた。
その後ケーキの土台を焼いている間に朝食をとっていると、玄関ドアをノックする音が聞こえる。
カリンがそっとドアを開けると、そこには肉屋の娘のアンズがいた。
「カリンおはよう。あ、これクリプレね!ステーキ肉だから今日のご飯にどーぞ。」
「ありがとう!ごめんねアンズ。私貴女にプレゼントを用意してないわ。」
「ああ、気にしないで私のクリプレは自分でよういさしるから!」
アンズは失礼するよと言いながら戸惑うカリンを押しのけ家の中に入った。
座って朝食をとっていたダルも立ち上がり無理やり上がり込んだアンズに帰ってもらおうと目の前に立ちはだかる。
「おはようダル、無理やり入った事は謝るよ。別に危害は加えないから安心して。ただ少し君に協力して欲しかっただけ。」
アンズはダルの首に真っ白なマフラーを巻くと直ぐにそれを回収した。
「ん?なんだ?」
「コレは私のクリプレ。ダルの使用したマフラー!」
「ちょっ!私の旦那様なんだからさっさと諦めてよ!!」
アンズは笑いながら足早に退散して行った。
家の中には微妙な空気が流れるがとりあえず朝食の途中だった為二人とも席に着いた。
そしてそこからも招かざる客は続き、焼き菓子とストールを持ったイチゴ、ミニブーケと毛糸の帽子を持ったスモモ、どちらもアンズと同じ行動をとって去って行った。
「も~!いい加減諦めてよ!!ダルも大人しく被せられないで!!」
「ご、ごめん。」
せっかくのクリスマスなのにプリプリ怒り出すカリンをダルは抱き寄せる。それだけで少し機嫌を直したカリンだったが「カリン以外どうでも良すぎて反応が遅れたのは反省だな…」と呟いたダルを即効許しダルの暖かさを暫く堪能した。
その後、冷めきった朝食を食べ終わるとカリンがケーキを完成させてから二人で買い物に行き少し豪華な昼食を楽しみ帰宅した。夕食はカリンとダル二人で作りクリスマスという特別な日を楽しんだ。
更に寝る前にダルはサンタコスをしたカリンからとても甘いプレゼントを貰う。それに夢中になっている間に二人のクリスマスは終わるのであった。
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