20 / 31
蒼太編
蒼太の2
しおりを挟む
何故だ。
あの合コンメンバーからの連絡が全然無い。
薬剤師は既読スルー、受付嬢は既読すらつかない!あそこ警備が隣にいるから絡めないんだよな…。
パラリーガルは彼氏ができたとか早くね?!まあ奪えそうなら奪えばいいやくらいで。
一番外見が好みの大手企業①は偶然を装って駅で待ってみたり会社に行ってみたけど全然ダメだった。
何故だ…こんなにも高スペックな俺を放っておくなんて考えられない。
残るは大手企業②だけだが挨拶メッセージすら来なかったから会社に行くしかない。
あ~納得いかねぇ!
そうだ!他の奴ら。あいつらはどうだったんだ?!
もしかしてこの俺を差し置いてできてたりしないよな!!
作っていたグループにメッセージを送ってみる。
皆忙しい職業の奴らばかりだから直ぐには既読がつかない。仕方がないから放置しておこう。
よしっ!切り替えよう!!
ここで大手企業②まで逃したら何の為に高い金払ってあの店に行ったのか分からなくなる。
連絡が取れないのが苛立たしいが会社が分かってるのは幸運だ。
だがツテが無いな…大手企業①は営業で行ってるやついたから行きやすかったんだけどな…。
いや、待てよ…俺の飲み仲間にここに彼女がいる奴がいなかったか。そう!そうだよ!!
俺は直ぐにスマホを手に取って電話をした。
「あ、俺だけど今日飲みに行かないか?ん?金がないからやめとく?馬鹿だな!おごってやるよ。うんうん任せとけって。じゃあ一時間後な!」
よし、これで繋がる。
俺は簡単に身支度を済ませて行きつけの店に向かった。
「いらっしゃいませ~。」
「おう!しずか孝宏きてるか?」
「トミーったら私は放置~?」
「悪い悪い。しずかは何時でも可愛いよ。グラスワインをくれないか。」
「まったくぅ!たっくんなら奥にいるよ~。」
俺は上着をしずかに預けカウンターの奥に向かった。
すると呼び出した孝宏がウイスキーグラスを回しながら一人で飲んでいる。
「待たせたな。」
「来たばかりだよ。それで、急にどうしたんだ?」
「孝宏さ、前に彼女の自慢してきただろ?」
「彼女の自慢…?誰だそれ。あ~そいや前に…真奈なら別れたぞ。」
「マジか…ん?真奈?」
偶然か?
あの大手企業②は確か真奈って名前じゃなかったか?
苗字なんだっけ…思い出せ…思い出せ…。
「ふ…ふゆ…冬月…冬月 真奈?」
「?!なんでお前の口から真奈の名前が出るんだよ。」
マジか!
あの大手企業②って孝宏の元カノか!
「いや、ちょっと友達のツテで色々な。それより飲もうぜ!!辛気臭いのは無しだ!!!」
しずかがグラスワインを持って来たので俺は孝宏と乾杯をする。
さすがに知り合いの元カノに手を出すのは不味いか…いや、バレなきゃいいのか?
どうせ別れてるんだし…まあ明日から考えよ。
あの合コンメンバーからの連絡が全然無い。
薬剤師は既読スルー、受付嬢は既読すらつかない!あそこ警備が隣にいるから絡めないんだよな…。
パラリーガルは彼氏ができたとか早くね?!まあ奪えそうなら奪えばいいやくらいで。
一番外見が好みの大手企業①は偶然を装って駅で待ってみたり会社に行ってみたけど全然ダメだった。
何故だ…こんなにも高スペックな俺を放っておくなんて考えられない。
残るは大手企業②だけだが挨拶メッセージすら来なかったから会社に行くしかない。
あ~納得いかねぇ!
そうだ!他の奴ら。あいつらはどうだったんだ?!
もしかしてこの俺を差し置いてできてたりしないよな!!
作っていたグループにメッセージを送ってみる。
皆忙しい職業の奴らばかりだから直ぐには既読がつかない。仕方がないから放置しておこう。
よしっ!切り替えよう!!
ここで大手企業②まで逃したら何の為に高い金払ってあの店に行ったのか分からなくなる。
連絡が取れないのが苛立たしいが会社が分かってるのは幸運だ。
だがツテが無いな…大手企業①は営業で行ってるやついたから行きやすかったんだけどな…。
いや、待てよ…俺の飲み仲間にここに彼女がいる奴がいなかったか。そう!そうだよ!!
俺は直ぐにスマホを手に取って電話をした。
「あ、俺だけど今日飲みに行かないか?ん?金がないからやめとく?馬鹿だな!おごってやるよ。うんうん任せとけって。じゃあ一時間後な!」
よし、これで繋がる。
俺は簡単に身支度を済ませて行きつけの店に向かった。
「いらっしゃいませ~。」
「おう!しずか孝宏きてるか?」
「トミーったら私は放置~?」
「悪い悪い。しずかは何時でも可愛いよ。グラスワインをくれないか。」
「まったくぅ!たっくんなら奥にいるよ~。」
俺は上着をしずかに預けカウンターの奥に向かった。
すると呼び出した孝宏がウイスキーグラスを回しながら一人で飲んでいる。
「待たせたな。」
「来たばかりだよ。それで、急にどうしたんだ?」
「孝宏さ、前に彼女の自慢してきただろ?」
「彼女の自慢…?誰だそれ。あ~そいや前に…真奈なら別れたぞ。」
「マジか…ん?真奈?」
偶然か?
あの大手企業②は確か真奈って名前じゃなかったか?
苗字なんだっけ…思い出せ…思い出せ…。
「ふ…ふゆ…冬月…冬月 真奈?」
「?!なんでお前の口から真奈の名前が出るんだよ。」
マジか!
あの大手企業②って孝宏の元カノか!
「いや、ちょっと友達のツテで色々な。それより飲もうぜ!!辛気臭いのは無しだ!!!」
しずかがグラスワインを持って来たので俺は孝宏と乾杯をする。
さすがに知り合いの元カノに手を出すのは不味いか…いや、バレなきゃいいのか?
どうせ別れてるんだし…まあ明日から考えよ。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる