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第一章王国狂乱

1ー3修理と報告

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あの後結局連れて行かれたんだけど途中で俺が転生した場所にいた人がいたんだよね。
なんか怖い顔をして。
「お前のせいで陛下に怒られたんだからな!」
って言うからこいつウゼーって思ってたら。
「貴方達は自らの地位を上げようとして私を殺そうとしてきたではありませんか!」
「違う!あれはスズの為だ」
「エジル殿下貴方が幾ら地位を上げようとも民はついて来ませんよ。」
「な!?」
「覚えておけいつか俺にはむかったことを後悔させてやる」
と言ってどこかに行った。
だけど俺はイラついたので軽く頭を噛んでやったら。
「痛い痛いなんだこいつは」
「ひ!?」
「お前はあの時の?!」
べーだ!
「こんの!」
殿下の後ろから誰か出てきた。
「殿下こんなところにいたのですか?」
「うわっ!グラサン執事」
「グラサンじゃありませんただの執事です」
「は!もういい、帰るぞ!」
「はい」
「ティアお嬢様がた失礼しました。」
うわーこのグラサンの人カッコいい!
何でこの人執事なのにグラサン着けてんだろう。
「それじゃあブレイブ行こうか」
「ガウ」
【聖石にエネルギーが補給されます】
ああなんか力がみなぎってくる。
というか俺は鼻ないよな、というかお嬢柔らかいな。
あーやばいめっちゃいい。
ふわー
「ブレイブ?」
うわ、このままではキモがられる。
マズイ。
何か方法は、
あれ何か走ってくる。
あいつは!?
「いや来るの遅いから自分から来ちゃったよ」
まじかよ。
「お嬢さんDr.マルコだよろしく」
お嬢の顔が少し引いている。
「悪いけど早速僕の研究室に来て貰おうかな」


「まずはどの程度まで出きるかチェックしよう」
「これとあれとそれを挿して」
【生体認証確認エラー、魂確認YES】
【マスターお久しぶりです】
「ちゃんと動いたね」
「あの今何をしていらっしゃるんですか?」
「今はちゃんと動いてるのかチェック中」
「んーやっぱりこういうことか!」
「よしよし、これで話せるようになったと思うよ」
「あとよかったちゃんと動いてくれて、この時をどれほど待ち望んでいたか」
Dr.が号泣している。
「バカにされ続けてきたけどよかった」
「よかったな博士!」
!!一斉にこっちを向いた。
「え?何?」
「何かマズイことした?」
「いやひょっとすると神に喧嘩ふっかけたかもれない、まあ半分冗談だけどね、ハハハハ」
この世の中でこんなにも渋い顔をした人がいただろうか。
「生きてるの?」
「うんそうだよ」
「俺はマズイ物を研究していたのか」
Dr.が倒れこんで言っている。
「そういえば今他にできることあるか?」
「ブレスとか氷結地獄とかかな」
「何で伝説の魔法を使えるんだ?」
「嫌、使ったことは一度もないよ」
「本当に?」
「本当に」
「それはまあいいか」
「まあ今日の検査は終わりだ」
「また呼ぶからよろしく」
と言って部屋を出る。
「もしかしてブレイブって元人間さん?」
「わからないだけど多分そう」
「記憶がないの?」
「君に触れられるちょっと前からは意識だけはあったんだ、それで君が触れてくれた、それで
動くことがで来たんだ」
「だからありがとう」
「僕を見つけてくれてありがとう!」
「いや私も助けられたからありがとうドラゴンさん」
ウッ!笑顔が眩しい直視できない。
「そういえばね竜人族って知ってる?」
首を振る。
「竜人族はね竜と人の間に生まれた子のことを言うんだけどいつか会って見たくない?」
「そうだね見てみたいね」

「あのすみません、」
後ろを振り向く。
「グラサン執事!!」
「いや、だから違いますから」
「あの国王様からのお呼び出しです。」
!!
「あのひょっとして前のことででしょうか?」
「はい、おそらく」
「それとさっき他に話してる人居ませんでしたか?」
「いや、知らないです」
「分かりました、取り敢えずご案内いたします」


「国王様のお呼び出しにより参上してまいりました」
「伯爵のティア·ブレイブでございます」
「それで今日はどんな御用でしょう」
「先の探索で愚息たちが迷惑をかけたそうだな」
「はい」
「どんなことがあった申してみよ」
申してみよって言われてもブレイブのことはかくしておいたほうがいいわよね。
「私は先日遺跡の調査で殿下達とそこへ向かいました、そこで色んな魔道遺産を発見したのですがその時に殿下が『スズの地位を挙げるために来たんだからお前は何も持っていくな』と言われ学園での論文をそれで出そうとしていたのに殿下に持って行くなと言われ危うく殺されそうになりました」
「それはまことか!」
「はい」
「ティア大丈夫?」
「今凄い泣きそうな顔してるよ」
「うん、ありがとう」
「頑張って」
「第二王子を呼んでこい!今すぐにだ!」
「は!」
周りの執事や騎士が出ていく。
「それでどんな物を見つけたのだ?」
「古代の文献や古代の術式、変な魔物などです」
「それでそのその術式とは」
「帰ってきたばかりですので」
「それはすまぬ」
「まだか!」
扉が開く。
「何ですか父上!」
「何ですかではないだろ!」
「ティア嬢に謝罪しろ!」
「な!なぜです?!」
「お前がティア嬢を殺そうとしたからだ」
「それは」
「すまなかった、」
「いえ」
何だこいつなんかやけにすんなりと。
「お前はこれから自室に籠って頭を冷やせ」
「は!」
と言い出ていく。
「ティア嬢なにか欲しい物はないか?」
貴方のこと言ってもいい?
ティアの好きなようにして。
「では国王さまお願いしたいことがございます」
「なんだ申してみよ」
「この子をこの国に居させてもよろしいですか」
「な!それはなんだ!そのドラゴンのような物は!」
「機械生物です」
「あの、馬の変わりに最近使われているものか」
「そうです」
「じい鑑定を」
「御意」
「これは」
「何が見えた」
「ざ、材質がミスリルと謎の鉱物から出来ています」
「それは!」
「ーー考え直してくれんかとも言えんしの」
「魔道遺産研究科には見せに行ったのか?」
「はい」
「そうか王に二言はない、いいだろう」
「ありがたきしあわせ」

「なあじいよあれどうすればいい?」
「箝口令を敷け今すぐにだ!」
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