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プロローグ

冒険者

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 さて、これから俺はどうするべきであろうか。

 そんなもの決まっている。

 異世界に召喚されたというのなら、一度行ってみたい候補に必ず上位に入って来る所-----------------それはもちろん、冒険者ギルドだ。

 まあ、情けない事に町に着いたのは良いが…………。

 冒険者ギルドの場所が分からなかったから、町の住民に道を頭を下げながらようやく辿り着いたんだよね。

 しかも、何度も目の前を通り過ぎるという失態付きだ。

 あぁ、恥ずかしいぃ~!!!

 確かに、冒険者っぽい屈強な男連中が出入りしていたよな…………。

 気付けよ、俺!!

 それにしても、元の世界では空想でも、この世界には現実として、存在する冒険者ギルド。

 いやあ~、昔つるんでいた厨二病連中に言ってやりたいねぇ~!!

 俺、今冒険者ギルドに来てるんだぜ!?


 てなっ!!!


「邪魔だ。どけ…………」

「おお、悪い悪い…………」

 思わず考えに耽っていたら、どうやら通行人の邪魔になったらしい。

「ちっ…………」

 俺が道を譲ると、そいつは俺を睨み付けながら、舌打ちしてギルドへと入って行く。

 可愛い顔して、中々怖そうな女だな…………。

 とりあえず、冒険者登録しよ!!!
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